ロキソニンSテープ発売

 仕事の話。

 医療用で、(おそらく)2番目のシェアを誇る痛み止めの貼付剤。
ロキソニンテープが、市販薬として発売されている。

 ロキソニンSテープ。

 他、大判のロキソニンSテープL、湿布薬のロキソニンSパップ、
塗り薬のロキソニンSゲルも同時に発売されている。

ロキソニンS外用薬ついに登場」(リンク先は第一三共ヘルスケア)

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 すべて、要指導医薬品として発売されているので、
薬剤師の対面販売が義務付けられている。(通販不可)
また、使用する人本人にしか売ることはできないし、
まとめ買いも不可。一人一箱まで、と決められている。

 もっとも、この辺の規制は時間はかかるが、少しずつ緩和されていく。
そのうちに、第1類医薬品になり、薬剤師による対面販売すら不要の
第2類医薬品にまでなるだろう。
 (そのうち、といっても年単位の時間はかかるが)

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 お値段は、希望小売価格(税抜)で、

ロキソニンSテープ  7枚 980円 / 14枚 1580円
ロキソニンSテープL 7枚 1580円

 パッとみ、高いなぁ、と思う。

医療用の薬価は、先発のロキソニンテープで 1枚24.7円
大判のロキソニンテープ100mgで、1枚37.9円

 計算してみると、だいたい薬価の5倍~6倍

しかも、医療用のジェネリック医薬品なら、先発の半額くらいだから、
さらに値段差が開くことになる。10倍くらい?(苦笑)

 さらに、医療用は保険が利くから、そこから0~3割負担。
病院で処方箋かいてもらう医療費と、薬局の薬学管理料等を考えても、
処方箋書いてもらう方が圧倒的に安上がりだ。

 もっとも、今年の4月から1処方につき「70枚まで」の縛りが入ったから
無尽蔵に出してもらう訳にはいかない。
とはいえ、市販薬にしても、今はまだ要指導医薬品だから、
1回1箱というもっときつい縛りがある。(苦笑)

 医療用で売れているから、患者さんの認知度が高いのが救いかな。
同じのをちょうだい、と言われることも多いし。

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 さて、医療用と比べるとお話にならないので、
今度は、他の成分のものと比べてみる。
ロキソニンSテープは、ロキソニンブランドの第一三共ヘルスケアの商品。
なので、比較品は久光さんのフェイタス(フェルビナク)と
GSK(ただし、製造はノバルティス)さんの、ボルタレンとしてみる。

 すでに発売から時間がたち、どちらも第2類医薬品に落ちているが、
医療用から市販薬になった、スイッチOTCとしては、
フェルビナク配合の「フェイタス5.0」
ジクロフェナク配合の「ボルタレンEXテープ」と比較してみる。

ロキソニンSテープ  14枚 1580円(112.86円/枚)

フェイタス5.0     14枚 1580円(112.86円/枚)
              35枚 3045円(87円/枚)

ボルタレンEXテープ 14枚 1600円(114.29円/枚)
              21枚 2362円(112.48円/枚)

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 という訳で、ほぼほぼ、似たり寄ったりの値段になっている。
つまり、痛み止めの成分が入っているテープ剤の相場が、
そもそもこれくらい高いってこった。

 ロキソニンSテープだけが高い訳ではない。

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 では、効果のほどは、というと……、
正直、ロキソプロフェンでもジクロフェナクでもフェルビナクでも、
大差ないと思うんだけどなぁ。(苦笑)
あえて言うなら、フェルビナクがやや落ちるかも、という程度。

 コスパ考えるならフェイタス5.0の35枚入りかなぁ。
テープ剤は、張り心地もかなり重要になってくるから、
その辺は久光さんだと安心感があるし。

 医療用ではエスフロロビプロフェン配合のテープ(ロコアテープ)が
発売されていて、これは明らかに効き目が強いみたいだけど。
その他は別に大差ない、といった感じ。

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 ロキソニンテープにしても、ボルタレンテープにしても、
内服薬の知名度を活かして売り込んでいるだけじゃないかと。
特に、効果が優れているとは思わないな。

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 こないだ久光さんに聞いてみたら、医療用の外用薬は
今年の4月から明らかに売上が落ちているそうだ。
これは、湿布薬70枚縛りがかなり効いているようだ。

 当然、同じ条件のロキソニンテープも売上は落ちているだろうから、
市販薬の方で少しでも補てんしたい、のかな?
規制の強い内はなかなか売れないだろうけど、
そのうち緩和されるのはわかってるしね。

 それに、やっぱり「ロキソニン」というブランドは強いだろう。
宣伝も入れるだろうから、失敗することはないんじゃないかと。

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