ロキソニンSプレミアムの効果

 
  市販薬の話。
 
 最近、OTCにかかわる事も多くなったので気になったこと。
そう、ロキソニンSプレミアムだ。
 
 ロキソニンSプレミアム自体は、昨年から発売されている。
記事を書いた気になっていたけど、どうやら書いてないみたい。
 
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 ものすごく大雑把に説明すると、
ロキソニンSプレミアムは、ロキソニンSをさらに頭痛に特化してる感じ。
ただし、眠くなりやすい成分が入っている。
 
 ロキソニンSは眠くなりにくいことがメリットだったのにね。
まぁ、それはまだいいだろう。メリットとデメリットのバランスが取れてる。
 
 問題は値段。プレミアムだけあってお高い。
 
ロキソニンSは12錠で648円(税別)
ロキソニンSプラスは、12錠で698円(税別)
Sプレミアムは12錠で698円(税別)
 
 あれ、Sプラスと同じ値段なの?
ところが、プレミアムは1回2錠服用する。
つまり、12回分と考えると24錠入りの値段と比べるのが正しい
(この辺も、ちょっとセコイ)
 
Sプレミアム24錠で、1180円(税別)
 さすが「プレミアム」を名乗るだけのことはある値段設定だ。(苦笑)
 
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 まぁ、この程度なら書くほどのことはないかな、と。
値段高い方が効く気がするって人はいる。
プラセボ効果は、値段に比例するのだ。w
(後発品の効果が悪い理由でもあるかも)
 
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 ところが、だ。このロキソニンSプレミアム。
ロキソニンSシリーズ全体としてみると、さらに強い「効果」がある。
普通に売り場に並べるとこうなる。
 
 (医療用と同成分!)ロキソニンS12錠       648円
 (胃にやさしい!)ロキソニンSプラス12錠     698円
(最強のロキソニン)ロキソニンSプレミアム12錠 698円
                ロキソニンSプレミアム24錠 1180円
 
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 コスパ考えると、ロキソニンS一択である。
というか、他メーカーのプライベートブランドが最強になる。
 
一番のクソが、ロキソニンSプラスである。
これは、多くの薬剤師が叩きまくった実績がある。
 
「ロキソニンSプラスは胃にやさしい?」(2015.7.30)
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-5c80.html
プレミアムは、まぁ、希望するならどうぞ、という感じなのだが……。
 
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 こうやって並べると、一番のクソのロキソニンSプラスが売れる。
「松竹梅の法則」ってやつだな。
 
 とりあえず、ググって一番上にくるサイトにリンクしておく。
 
【松竹梅の法則】買い物で真ん中を選ぶ心理「極端の回避性」の利用法
https://swingroot.com/extreme-avoidance
 
 ようは、3つ並べると、真ん中選んじゃうことが多くなるという話。
ロキソニンSとロキソニンSプラスだけなら、Sプラスはほとんど売れないが、
もう一つ高いプレミアムが発売されると……
一番安いロキソニンSじゃなくて、真ん中のSプラスがよく売れるようになるのだ。
 
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 個人的には、一番売りたくない商品である「ロキソニンSプラス」
でも、指名買いで来られるとなぁ……。
いや、その商品クソっすよ」って言いたくてしょうがない。w
  言っちゃってもいいような気もするけれども。
でも、プラセボ効果もバカにならないからなぁ。
 
 とりあえず、「胃にやさしい」って言っておけば、
胃薬成分が例え酸化マグネシウム33mgだろうが、
勝手に「胃にやさしく」感じてくれる。プラセボ効果なめんな。
 
 でも、メーカー的には一番お得だよねぇ。
Sプレミアムも、ある程度のメリットはあるから全く売れない訳ではないし。
(もっとも、鎮痛補助成分なんかより、「プレミアム」の名前による
 プラセボ効果の方がよっぽど高い気がするが。)
 
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 メーカーは利益を出すためなら何でもする。
もう、マーケティングの上手さの唸るしかないね。
 
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「この人の売る薬はなんでも効く」という薬剤師がいる。
どんな薬だろうが、その薬剤師が売れば魔法の薬になるのだ。
もはや、薬剤師というより呪術師に近いような気もするが、
それで、みんながハッピーならそれでいいんだろうか??
 
 私には絶対使いこなせないけど。<呪術
 

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