藤井四段、29連勝の新記録達成

 将棋界の話。

 史上最年少デビューの中学生棋士、藤井聡太四段が、
昨日、竜王戦本戦1回戦で増田四段に勝ち、
昨年12月のデビュー以来、負けなしの29連勝を達成した。

 それまでの将棋界の最多連勝記録は
30年前に神谷八段(確か、当時五段)の記録した28連勝だった。

(ちなみに、神谷八段のその後は、目立った活躍をしていない。(苦笑))

 この記録もとんでもなくて、もう誰も破れないんじゃないかという記録だったけど、
それを中学生棋士があっさり塗り替えてしまった。
しかもデビュー以来公式戦負けなしというおまけ付きで。

 これこそ、本当に伝説に残る、空前絶後の記録だと思う。
デビューからの連勝記録となると、
たぶん、私が生きている間に藤井四段の記録が更新されることはないだろう。w

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 プロの将棋ってそんなに連勝が続く世界ではない。
ある意味、「最後にミスをした方が敗ける」ゲームなので。
どれだけ優位に戦っていても、最後にポカをやると敗ける。

 その辺、詰め将棋が得意な藤井四段はミスが少ないので
勝ち続けているんだろうけど……。

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 過去10年ほど、記録を探ってみた。
年間勝率が最も高かった棋士は、
2012年の中村太地六段(当時)で年間40勝7敗、.851
実はこれは突出していて、歴代2位の記録。
他の年ではだいたい7割後半くらいが普通だ。

 最多連勝記録はというとここ10年では
2012年永瀬拓矢五段(当時)で、18連勝。
これは、歴代8位タイの記録。

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 連勝と、最高勝率は、どちらも若手の方が記録がでやすい。
トップ棋士だと、どうしてもトップ棋士と当たりやすい。
特にタイトル戦だと5戦、7戦と戦うことになるので、
連勝記録も勝率も伸びなくなる。(当たり前)

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 勝率8割5分で、10連勝する確率って2割に満たない。
20連勝で4%未満、30連勝で0.8%くらいかな。w

 本当に、奇跡みたいな確率だ……。

 対戦相手がトップ棋士ではないとはいえ、ここまで負けないのはねぇ。
予選にトップ棋士は出てこないけれども、
藤井四段と同じような立場の若手実力者に当たることもある訳で。
(昨日の対局がまさにそう)

 で、トップ棋士の出ない予選じゃなく、本戦での戦いがこれから始まる。
竜王戦、挑戦者決定トーナメントは、まさにその初めの戦いだ。

 次は竜王戦挑戦者決定トーナメントの2回戦、佐々木勇気五段。
ここで勝てば連勝記録は30になる。言うまでもなく、強い相手。

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 本番は、その次。竜王戦1組の猛者どもが待ち構えている。
竜王戦1組はプロの中でも16人しかいない。いわば、トップ16.
(渡辺竜王も入れると17人か。)

 さすがに、これを勝ち抜けるともう、奇跡の使いすぎだろう。
漫画だって、デビュー1年目でそんな展開ありえない。
次のみどころは、「誰が藤井四段を止めるのか」

 佐々木五段が止めてしまう確率も結構ありそうだなぁ。
キリのいいところで30くらいまでは頑張ってほしいけど。

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 あとは、最年少タイトル記録かな。
このまま勝ち進めば今年中に竜王になれるんだけど、
……いくらなんでもねぇ……。

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