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ジェネリック医薬品とは?その3

 今日は、ジェネリック医薬品の品質について。

 宣伝では、「同じ成分、同じ効き目」とうたっているが、はたして本当にそうなのか?
結論としては、「そういうことになってます。」ってとこだと思う。
国として、「先発品と同じ」というお墨付きが与えられている。
もしこれで効き目が違ったら、厚生労働省に文句言うしかない。
(いや、もちろん先にメーカーに文句言うが。w)

 同じ成分を同じ量含んでいるとはいっても、添加物は異なっている。
錠剤の場合、錠剤の作り方が先発と後発では異なっているのだ
そうすると、溶け方が違ってくる可能性がある。
溶け方が違うってことは、吸収速度やら何やらまで変わってくる。
ようするに、効き方が違ってくることはあるわけだ。

 極端な例として、腸で溶けて効くはずの薬が、胃で溶けてしまったりしたら、
まず、効かなくなってしまう。主成分以外も重要なわけだ。

 私が実際に経験した話としては、
今までカプセルだった薬Aが、錠剤Bに変わったとたんに効かなくなった。
仕方なく後発品Cを使ったら、そこそこ効くようになった。

Aはよかったけど、Bはあかん。CはまだましやけどAには及ばん
なんてことを患者さんから聞いた事がある。
当然、A,B,Cはすべて主成分の量は同じである。
それでも、効き方は変わってくることはあるわけだ。

 じゃぁ、後発品にすれば必ず効き目が落ちるかって言うとそういう訳でもない。
逆に、効きすぎる(副作用が出る)こともありえる。
先発品から後発品に変える際には、ある程度のリスクがあるのは知って欲しい。
最初っから後発品を使えばそんなことはないんだが。

 後発品メーカーは、かなりたくさんある。
たとえば、去年の秋でファモチジンガスターのこと)の特許が切れて、
各メーカーが後発品を売り出したが、その数、全部で20.

 この20種類が、すべて先発品と同じ効き目をうたっているが、
中には出来の悪いメーカーもあるだろうし、先発とかわらないメーカーもあるだろう。
後発品メーカーにもピンからキリまであるのだ。

 ところが、どのメーカーがよいかなんて、しろーとさんには絶対わからん
そもそも先発品メーカーに比べて後発品メーカーは会社が小さすぎるので、
いまいち信用がおけない印象がある。

 安かろう、悪かろう、の可能性もあると思っといた方がよい。
なんにせよ、選択権は患者の側にある。
私なら、この薬は後発品でもいいけど、こっちは先発品使いたいなぁ、と選ぶ。
ただ、選択権を与えられても情報がなければ厳しいわな。

 次回は、まとめ。

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