隣はタバコで死ぬ人ぞ
と、やや強烈なタイトルをつけてみた。w
どれだけ批判があったとしても、禁煙治療はやった方がよいという話。
日本人の死因トップ3はガン、心臓病、脳卒中、といわれて久しい。
実はこれ、3つともタバコがからむ病気である。
ガンも、肺がんに限った話ではない。すべてのガンにタバコは関係しうる。
立派な発がん性物質だから、しょうがないね。
タバコは血管にも悪影響を与えるので、心筋梗塞や、脳梗塞の引き金になりうる。
今、話題のメタボリックシンドロームに、喫煙を加えると非常に危険だ。
肥満、高血圧、高脂血、糖尿、に喫煙を加えると死の五重奏完成。
さらに、今現在増えつつある病気として、慢性閉塞性肺疾患、なるものがあり、
これがおそらく数年後には死亡原因の上位に入ってくると予想されている。
他の病気とは違い、もうこれはタバコを吸わない人はほとんどかからない病気である。
タバコ吸う人が、タバコと関係しない病気で死ぬことは、かなり稀じゃなかろうか。
もちろん、タバコ吸わない人も同じような病気で死ぬからなんともいえないんだが、
より、危険性が高いことははっきりしている。
日本人の平均余命は、男性の方が女性よりも低い。
これは、性格の問題もあるし、身体のつくりの問題もあるんだけど、、
私は、「喫煙率の差」もあるんじゃないかと疑っている。
で、だな、こういう病気って、すごい金がかかる。
ガンを例にとっても、抗がん剤治療とか、手術とか、どれくらい金がかかるものやら。
薬局では、病院ほど身近に感じることはできないが、それでも少しはわかる。
ちょちょいとがん保険を調べてみたところ、
大体、ガンで入院したら、100万~300万はかかるらしい。
ただ、これが全額自己負担というわけではない。
健康保険の範囲内なら、すくなくとも3割負担だろうし、
あまりにも自己負担が高すぎる場合、申請したらお金が返ってくる。
・・・返ってくるっていうと、かなりありがたく聞こえるが、
それは誰の金を使ってるかわかってんだろーなーーー!!
もちろん、みんなが納めている健康保険料なわけですよ。
場合によったら、税金だったりするわけですよ、ええ。
タバコを吸ってない人も払っているわけですよ。
それを、タバコ吸ってる人のクソ高い治療費をまかなってるわけですよ。
タバコを吸う人を放置しておくと、とかく金がかかってしょうがないってことだ。
禁煙しよう、という意思があって、それでもやめられない人ならば、
保険の方である程度面倒見てあげてもいいんじゃなかろうか。
長い目で見れば、そのほうがいいはずだ。
そして明日もタバコの悪口(ぉぃ)は続く・・・。
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投稿: | 2010-08-08 10:45