健康情報の基本
巷にあふれている健康食品や情報の数々。
まともなものもあれば、怪しいものも多い。
ちなみに、最近のTB,「アンチ・エイジング・・・」は、タイトルこそ胡散臭いが、
中身はまだまともな方だと判断したので、珍しく削除せずに残してある。w
突っ込みは入れさせてもらったけど。
よく調べれば当たり前のことだし、知ってる人は知ってると思うけど・・・
健康情報の基本を書いておくことにする。
まともな情報って、ネット上では絶対数少ない。
なぜなら、まともな情報では売れるものがないから。商売にならない。
てことは、私みたいな専門家くずれ(いや、専門家の方々でもいいんだけれども)が、
少しでも積極的に情報を発信しないと、ネット上は怪しい情報満載になってしまう。
というわけで、健康情報の基本中の基本。
健康のためには、色々な食材をバランスよく取ることが大事であり、
決して一つの食材に偏ってはならない。
理由も書いておこう。科学は万能ではないからだ。たとえば、
「最近になって●●という食材の××という成分が▲▲によいとわかった。」
それまではわかっていなかったことでも、後でわかることはいくらでもある。
これ、当然、逆パターンも考えられるよね・・・。
「身体にいいといわれていた××は、実は効かない」ってパターン。
最近では、食物繊維を食べると大腸ガンが減るってのは、どうも怪しいとかあるし。
効かない程度ならまだしも、実は身体に悪影響があるってこともあったりして。
問題は、そういうのが前もってわからないことだ。
大量に摂取してしまってから、「実は発ガン性が・・・」とか言われたら最悪だ。
科学は前もって全てわかっているわけじゃないんだから、それもありえる話。
そういう「後だし情報」の弊害を回避するためには、
「ひとつの食材にこだわらない」ってのが基本になってくる。
そうすることで、リスクを分散することができるわけだ。
たまーにしか食べないものが「実は身体によくない」ってわかっても
さほどダメージはない。でも、「身体にいい」といわれて食べ続けたものが実は、
ってことになったら、取り返しがつかない。
一つの食材にこだわるのは、実はハイリスクな行為である。
科学的な新発見とかじゃなくても、生産者の不正行為でも困るし。
例えば、●●というメーカーの××というサプリメントしか使わない!
とかしたら、●●というメーカーが不正やってたら、何にもならないわな。
そう考えると、あちこちの情報に踊らされまくって、
いろんな方法を試してはすぐ止めるってのは、そんなに悪くないのかも。w
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