「超能力番組を10倍楽しむ本」
珍しく、本の紹介。
山本弘の「超能力番組を10倍楽しむ本」
kikulogで紹介されてるのを見て、思わず楽天で購入。
こういうとき、通販って便利だなぁ。実際に本屋で探すとなると面倒だし、
取り寄せるのも面倒だし。
と学会会長でもある著者が、小学校高学年から読めるような内容で、
主に超能力番組を中心とした、テレビの裏側の話を書いている。
感想。これ、やばいよ。テレビ局から圧力かかってつぶされないか?w
まぁ、山本氏はもともと作家だし、テレビに出ることもほとんどないからこそ、
容赦なく書けるんだろう。
「テレビの裏側」と書いたけど、実際に裏から見た話じゃない。
一般の視聴者としてテレビを見て(ビデオにとって何回も見直すらしい)、
わかってしまうテレビ局の「やらせ」、「トリック」を痛快に暴いている。
資料の豊富さや、一次資料への当たり方は、「さすが」の一言。マニアだ。w
でも、その内容を子供にもわかるレベルまで落とし込むのは、プロだなぁ。
「あるある」に限った話じゃなく、テレビ(特にバラエティ)はよくウソをつく。
「もう、テレビって信じられない」という言葉が印象的。
一つだけ、エピソードを紹介。
某局の「FBI超能力捜査官」の検証が行われているんだけど、
実は、FBIなんて何の関係もないらしい。w
番組では、こう紹介されている。(以下引用)
「彼らこそ現代の救世主か。犯罪大国アメリカにおいて、迷宮入り事件の捜査を
請け負う切り札。そんな彼らはこう呼ばれる。『サイキック・インヴェスティゲーター
FBI超能力捜査官』!」
これに対する、「パパ」(作中の登場人物)の言葉
「FBIに所属しているなんて、テレビでは言ってないだろう?『FBI超能力捜査官』と
呼ばれていると言っているだけだ。あだ名みたいなもんだな」
「いったい誰がそう呼んでるんですか?」
「・・・テレビ局のスタッフが、そう呼んでるってことだろうな。(笑)」
(以上、引用。一部改変あり)
ひでー話だ。(笑)
ちなみに、作中ではほとんどが上記のような掛け合いになっている。
おかげで、非常に読みやすい。
テレビの内容が必ずしも真実ばかりではないってことを知るには、
格好の教材だろうなぁ。ぜひ、日本中の小学校の図書館において欲しい。w
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コメント
コドモ・オトコノコ・・17と21です
コレが・・この手のものがスキで・・
お母さんヮ・騙されてるんだよ・・
なんて云って来ます
・・オリコンの順位・ならナンでも信用
するのー??って返しますけど
必要悪・・??・・それとも・・
ホントに・あく・・??・・
ロス事件・・アレヮ・なんだったのでしょうか・・??・・
投稿: 台所のキフジン | 2007-04-12 10:31
「プロレス」と同じと思って楽しむのがよいようです。
あれも、明らかにヤラセですけど、
「プロレスはヤラセだ!」って言う人いないでしょ。当たり前すぎて。
ただ、たまに真剣に信じてしまう人もいるので注意は必要なんでしょうね。
投稿: kitten | 2007-04-12 22:57