海洋深層水の使い方
旅先で、室戸の海洋深層水をよく目にした。まぁ、地元だし。w
海洋深層水自体は、まっとうな科学なんだが・・・飲むとなるとどうだろう。
海洋深層水とは、光が届かないくらい深いところの海水で、
冷たい、きれい、ミネラル豊富という特徴がある。
一番使いやすいのは、「魚の餌」かなぁ。
深層水を表層にあげることで、プランクトンが大量に発生し、
それを餌とする魚が増えて・・・漁獲高があがるかも。
もっとも、それをやって環境に悪影響があるかも知れないので、
その辺も研究対象だろう。
他にも、海洋深層水でなら簡単に培養できる藻類とかもあるそうな。
主に、研究や漁業で使われるのかな。
医学での応用ができないかも現在研究されている。
・・・が、こちらはまだまだ研究中。目に見えた効果はあまりない。
とりあえず、適切に処理された海洋深層水を飲んでも、
健康に害はないことはわかっている。当たり前っちゃ当たり前だが。w
でも、表に出てきている海洋深層水って、飲料水が目立ってしまっている。
実際は、海洋深層水を飲むのは、あまり意味がないと思うんだが・・・。
当たり前のことだが、海洋深層水は「海水」だ。
そのままじゃ塩辛くて飲めたもんじゃない。脱塩処理が必要になる。
ところが現在の技術では、塩分だけを除去することはできない。
海洋深層水に含まれている、豊富なミネラルも全て除去することになる。
結果としてできた「純水」に、必要なミネラルを足して、
「海洋深層水」として売っているわけだけれども。
それって、原料が海洋深層水である必要ないよねぇ・・・。
どんな水からでも純水は作れるわけだし。ミネラルも添加できるし。
それとも、何か「海洋深層水」にしかない利点があるんだろうか。
もちろん、あってもおかしくないんだけど、今のところ確認はされていない。
脱塩処理を施して作った「純水」に、普通の「純水」と違う効果があるとは、
考えにくいなぁ。もしあったら、大発見になりそうだ。
もちろん、身体にいいイメージによるプラセボ効果は働くだろうけど。
そういえば、かつて海洋深層水を使ったビールとかあったなぁ。
あまり意味があるとは思えないけど、売れたのかな、あれ?。w
.
2011.02.28 追記
どうも、このエントリがYahoo!知恵袋で紹介されている。
そこで、批評を受けている(?)ので、反論(?)を書いておく。
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/yahoo-e0ab.html
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