亀田騒動に思うこと
昨日、亀田大毅選手の謝罪会見があった。
(といっても、本人は丸坊主にしただけで、何も話していないが。)
事の起こりは世界戦、亀田大毅が世界チャンピオンの内藤に挑戦した試合。
試合前から亀田は内藤をコケにした発言を連発。
負けるわけない、負けたら切腹、根性なし・・・などなど。
ところが、終わってみれば結果は、亀田の惨敗に終わった。
しかも、最終ラウンド近くは明らかに故意の反則を行っていた。
ボクシングの世界戦で1ラウンドに減点3って、聞いたことないなぁ。
内藤はJBCに反則を報告。亀田一家は、大毅が1年間の出場停止。
他、反則を指示したとされる兄やトレーナーの父親、
所属するボクシングジムまで処分の対象になった。
マスコミは、いっせいに亀田たたきに走った。
何か、そうしなければ許されないような叩きっぷりだ。
あんなのは謝罪じゃない、とか。
当の内藤本人は、大人なコメントを出しているっていうのにね。
何でマスコミが勝手に熱くなってるんだかわからない。
そりゃ、謝り方はヘタくそだったよ。
でも、今まであんな態度取ってきた亀田が謝ったんだ。
私はその事実だけでもう十分じゃないか、と思う。
その人が、おそらく最も似合わないであろうことをやったんだから。
そして、その意図は内藤には通じた。なら、それでもういいじゃないか。
ただ、亀田父は、スタイルは変えるつもりはない、と言っていた。
それは違うだろう、、と思うけどなぁ。
何が反則の原因か、わかっているだろうに。
亀田は、絶対に負ける事が許されない状況でリングに上がっている。
それがプラスに働いて勝ってきた部分もあるだろうけれども。
それにしても、万一負けたらどうなるか。わかっているはずだ。
だからこそ、熱くなりすぎて反則に走ったんじゃないのか?
その辺、あまり追い込みすぎない方がいいんじゃないだろうか。
大毅はまだ18歳だ。世界挑戦にしたって若すぎる年齢だ。
まだまだ、これで終わりっていう年齢じゃないんだから。
周りの環境をしっかり整備して、精神的にも成長すれば、
再び世界戦を戦うことは十分考えられる。
処分が妥当かどうかは知らない。
でも、マスコミが叩きすぎて若い芽を摘み取ってしまってはいけない。
未来の世界チャンピオンかも知れないんだから。
ところで、亀田三兄弟は、三男が一番強いといううわさがあるんだけれども・・・
そもそも、デビューできるのか?この状況で。なんかかわいそう。w
亀田のスタイルは、勝ち続けることが絶対条件だ。
勝ち続ける限り、ヒールではあっても話題は呼べるし。
でも、いつかは負けるんだから。
最後にこうなるのは、最初からわかってることだ。
この逆境を乗り越えて、しっかりと実力を身につけて帰ってきて欲しい。
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