ガソリン値下げ
ニュースから。
民主党は、今度の通常国会でガソリンにかかっている「暫定税率」を
撤廃し、ガソリンの値段を1リットルあたり25円値下げする、と主張している。
「暫定税率」は、名前に反して、かなり前(30年くらい前か?)から、
ずっと取られている税金で、これは道路特定財源になっている。
つまり、道路を作ることにしか使われないお金だな。
・・・この、道路特定財源の一般財源化って話があったと思うんだけど、
それはどこにいったんだろうね?小泉さんや安倍さんが主張していたはずだけど。
確か、「余った分は一般財源に回す」とかいう決着だった気がする。
それはさておき。
私は、個人的には暫定税率撤廃に反対だ。
「暫定」という名前がまずいのなら、いっそのこと恒久的なものでいいと思う。
ただし、道路特定財源を、一般財源に回すのなら、という条件付で。
どうせ道路にしか使われないのであれば、暫定税率撤廃してもいいけれども。
なんか、ただのバラマキにしか見えない。
主な理由は、こないだも書いた気がするけれども、
この原油高に対処するに、一時的に値下げしても意味がないから。
どうせ、いずれは原油がなくなるのはわかっていることだし、
昔のような値段になるわけはないんだから、もっと抜本的な対策を
考えたほうがいいと思う。
もう一つ。京都議定書の問題がある。今年の4月から、
「マイナス6%」の戦いが始まるわけだ。
二酸化炭素削減に、原油高は追い風だと思っている。
だって、みんな省エネに気を使うだろうしね。
ガソリンが安くなったからといって、気を使わなくなることはないと思うけれど、
やっぱり、お金がかかった方が環境にはいいと思うし。
さて、与党はどうするだろう。再議決で乗り切るんだろうか?
民意はどう動くだろう?マスコミは?確かにリッター25円は大きいけれども。
地球環境、というか京都議定書を考えると、国民は痛みに耐える必要があるだろう。
・・・まだ、そういう議論ってマスコミからは聞こえてこないんだけどね。
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