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医療費高騰?

 とあるTV番組で、医療費高騰とか言われたらしい。
2年に1回の診療報酬改定。今回は、久々の(?)本体プラス改定となった。

 とはいえ、薬剤・材料費はマイナスなわけだから、全体としてはマイナス。
っていって、わかりにくいかな?

 診療報酬は、薬剤・材料費と、技術料その他に分かれていると思ってよい。
本体と呼ばれるのは、技術料などの部分。
ぶっちゃけ、「元手のかからない技術料」が本体部分。

 薬局の場合、本体部分が0.15%のアップ。
薬剤費は平均5%ぐらいのダウン。全体では・・・ダウンに決まってるわな。
薬局の場合、薬剤費が全体の7割はあるだろうから。

 簡単にまとめると、
「大抵の人は、薬局で払うお薬代は安くなります。」
といって、全く問題ないだろう。ジェネリックを推進すればなおさらのこと。

 医療費が高騰しているっていう表現もどうだろう?
ここ数年の伸び率は、以前よりも下がっていると思うし。
厚生労働省の締め付けの効果が思ったよりも上がってるってことか。

 国民トータルで見れば、医療費は増加傾向にあるのは間違いない。
でも、個人でみれば同じ治療を受け続ける限り、医療費は下がるよ。

 じゃぁ、個人的に医療費が増加するのはどういうとき?
答えは簡単。病気になった時、あるいは、病気が発見された時、だな。
そりゃ、人間、年をとれば病気になるもんだって。
根本的な問題として、高齢化社会があるわけね。
そこを無視して医療費高騰とか言われると、辛い。


 それに関連して今年の4月から、「特定健康診査」が始まる。
ある意味、「病気を発見する制度」だわな。
これも、賛否両論あるんだけれどもね。また、そのうちに書こうと思ってる。

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