特定保健指導を避ける方法
今年度から、メタボ健診(特定健康診査)が始まっている。
ようするに、メタボリックシンドロームの予防、撲滅のために、
予備軍をあらかじめ潰そうという戦略だ。
メタボ予備軍となってしまうと、特定健康指導を受けないといけない。
まだ始まってもいないから、よくわからないことが多いんだが・・・
定期的に電話、メール、FAXなどで指導が入り、健康への意識付けを行うらしい。
ま、受けたい人はいないだろう。
チェック項目は、腹囲またはBMI、血圧、血糖、脂質、喫煙。
腹囲は男性85cm以上、女性90cm以上。
BMI(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m))が25以上でアウト。
逆に言うと、腹囲とBMIの基準をクリアすれば、特定保健指導はない。
BMI=体重/(身長の2乗)<25となるためには、
体重<25×身長(m)×身長(m)、となる。
身長が170cmなら、体重は72kgまで。
身長が160cmなら、体重は64kgまで、となる。
これをクリアできれば一発OKだ。私は、現状で問題ない・・・と思う。
腹囲は測ったことないから知らないけど。(そもそも、40歳未満だから対象外だが。w)
腹囲、またはBMIで引っかかった人は、次のチェックに進む。
血糖、血圧、脂質、喫煙のうち、いくつ引っかかるかだ。
ちなみに、このチェックはかなり厳しいらしい。
具体的に言うと、普通「病気」と診断される数値よりも厳しい。
血圧は上が130以上で引っかかる。普通、130~140は正常高値と呼ばれる。
140を超えたら、「高血圧」だ。つまり、病気の一歩手前でも「アウト」だ。
血圧に限らず、脂質や血糖に関しても、相当厳しい基準になっている。
つーか、私でも1つくらい引っかかりそうだ。w
腹囲で引っかかった場合、他に、2つチェックが入れば特定保健指導に回る。
BMIの場合は、3つチェックでアウトだ。
とはいえ、食生活で血圧、脂質、血糖を下げるのはそう簡単にはいかない。
まぁ、前もって準備しておいたほうがいいだろうな。
それも、1週間じゃ効かないだろう。少なくとも1ヶ月は健康に気を使うべし。
そう考えると、一番手っ取り早いのは「禁煙」だ。
腹囲でひっかかって、喫煙があれば、あと1つで指導確定。
これは、多分、引っかからないほうが少数派になると思う。
ところが、喫煙さえなければ、まだ希望が見えてくる。
血圧、脂質、血糖のうち、1つなら落としても大丈夫ってことだ。
煙草吸ってない人は、格段に特定保健指導を受ける確率は減るはずだ。
これを機会に、禁煙を勧めてみるのもいいかも知れない。
知らない方がいいかも知れないけど・・・一つ情報を。
血圧、血糖などについて、すでに医療機関で薬剤治療を受けている人は、
特定保健指導の対象にはならない。
本当の病人は、医療機関が責任持って保険指導しろってことだな。
・・・安心する人が多いと困るので、言わない方がいいかな?w
でも、医療機関でも特定保健指導並みの指導をしろってことでもあるよな、これ。
ウチの薬局でも、色々考えてみようかな。
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