禁煙治療の変化
特定健康診査が始まる。
腹囲やBMIで引っかかりそうな人が、特定保健指導を避けるには。
タバコを吸う人なら、禁煙が一番手っ取り早いと以前書いた。
http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_dfba.html
その禁煙治療に、色々と変化が生じている。
ファイザー社が新たに、ニコチン依存症に対する内服薬を発売する。
(ってか、もうしてる。)
チャンピックス錠。作用機序はややこしいので割愛。
いままであったニコチンパッチよりも、禁煙成功率が高いらしい。
もちろん、医師の処方箋がないと買えない。
条件にうまく合えば、保険が利く。
それに対し、ニコチンパッチだが・・・
なんと、スイッチOTCになるらしい。
つまり、医師の処方箋なしで、薬局で買える薬になる。
もちろん、今までどおり処方箋でもらうことも可能。
本家本元のノバルティスを始め、3社が参入予定。
こちらは、近日発売となっている。
ノバルティスの製品案内を見たが、医療用と同じもの。
値段もさほど高くない。もちろん、保険が利かない分は高いんだけれども。
医師の禁煙指導を受けている時間が無い、って人には、
有効な手段じゃないだろうか。
もちろん、禁煙指導って薬だけで行われるわけじゃないんだろうから、
しっかりと医師の指導を受けたほうが、禁煙の成功率は高いだろうけど。
それでも、病院に行くヒマが無い人にも選択肢が増えたのは、嬉しい。
こちらとしても、勧めやすいし。
売る側の薬局としても、医師並・・・とまではいかなくても、
禁煙指導をした方がいいだろうな。こんなもの陳列はしないだろうけど。
お客さん一人一人にしっかりと指導できるといいな。
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