感謝の気持ち
薬局での一コマ。
70代の患者さん(後期高齢者ではないが、1割負担)がお薬代を聞いて。
「いやぁ、こんな金額で治療受けさせてもらうなんて、
国に対して申し訳ないわ」と言われた。
お金払う人にこんなこと言われたのはさすがに初めて。
ほぼ総スカン状態の医療費に対して、そう言ってくれるとは。
私とは関係のないはずだけど、うれしくなる。
保険で安くなって当たり前、ではないんだ。
自分が出せない分を、他の人に出してもらってるという気持ちが見える。
もう、頑張って早く治って欲しいと思う。
今度は別の患者さん。(60代だけど、謎の公費により無料)
「薬?全然のんでないよ。でも、タダやから一応もらっとくな。」
・・・おぃ。
でも、患者さん全体を通してみると、後者の方が圧倒的に多い。
誰だって、自分のこと、自分のことで精一杯なのはわかるんだけどね。
無料の患者さんほど、コスト感覚が鈍いってのは確かにある。
薬局側にも問題はあるんだろうけれども・・・。
生活保護の患者さんは、特にジェネリック医薬品を使えという
通達がでていた。すぐに撤回されているが。w
もちろん、強制することはできないんだけれども・・・
生活保護という制度に感謝して、安いジェネリック医薬品を使うという
殊勝な患者さんがいてもいいよね。
・・・ウチの薬局では、一人だけ、そういう人がいたけど。
極めてレアなケースだと思う。
いや、感謝の気持ちなんて強制するもんじゃないって分かってるけどさ。
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