硫化水素でなくても自殺するな
少し前から、硫黄含有の温泉の素は、対面販売に限定になっていたが、
昨日からついに「販売自粛」となった。
少なくとも、ウチの店では売ることはない。・・・そもそもなかったと思うが。
真面目に製品を作ってたメーカーからすれば、迷惑極まりない話だと思う。
製品やメーカーには何の罪もないと思うんだが、ダメージは大きいだろうな。
それはさておき、
硫化水素の発生方法をネット上から削除すべき、という声がある。
実際、削除の方向に動いているらしい。
硫化水素の発生方法って・・・中学校の理科で習わんか?w
鉄と硫黄を混ぜて、加熱すると硫化鉄ができる。
それに、塩酸を加えれば「卵の腐ったようなにおい」の気体が発生する。
じゃ、理科の教科書も削除すべきか?って思うんだけど。
情報の質が違うからといえばそれまでだけど、
話の本質としてはそれほど違わないと思うぞ。
私は、ネット上から削除すべきというなら、
まず自殺サイトを削除すべきだろう、と思う。なぜそれができないの?
表現の自由など、色んな問題があるからだろう。
また、なぜそれができないのに、「硫化水素情報」を削除できると思うの?
もう、わけわからん・・・。
ネット上から情報を削除するって簡単に言うけどね、
それがどれだけ難しいことか。全く分かっていないだろう、おぃ。
そんなことに力を入れるよりも、もっとするべきことがあるだろうに、ねぇ。
硫化水素の情報がネット上から消えたところで、
死にたい人間は他の方法で自殺するさ。
より問題なのは、「硫化水素」じゃなくて「自殺」でしょ?
新聞やテレビなど、既存のマスコミの報道姿勢も問題、って声がある。
「硫化水素で自殺するための情報をネット上から削除するべきか否か?」
GIGAZINEの記事だけど、よくまとまっていると思う。
ネットに責任がないとは言えないけど、
そんなとこを取り締まるのに莫大な労力を費やすなら、
他の対策を考える方がよっぽど有益だろうな。
楽に死ねる方法なんて、ないよ。
人間に限らず、生物ってのは生きようという本能があるから。
その本能に逆らってまで死のうってんだから、楽にできるはずがない、よね。
もちろん、硫化水素という方法自体が回りに被害を及ぼす、とか、
自殺ならともかく、殺人やテロに使われちゃやっかい、とか、
硫化水素独特の事情はあるんだけれどもね。
それでも、「硫化水素によらない自殺ならOK」な訳はないだろって。
GIGAZINEの記事にもリンクはってあったけど、
ここからも直リンクで一つはっておく。
「硫化水素自殺を考えているあなたへ」
ネット上ではこんなこともできる。願わくば、新聞やテレビでも、
こういう情報を流して欲しい。煽っている場合じゃないだろう?
| 固定リンク
« ヤブ医者でも戦力 | トップページ | 添い寝 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- カテゴリ変更のお知らせ(2010.01.07)
- 充電予定(2009.12.31)
- 2009年を振り返る(その3)(2009.12.30)
- 2009年を振り返る(その2)(2009.12.29)
- 2009年を振り返る(その1)(2009.12.28)
コメント