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2008年6月

水素水って何者?

 酸素水を紹介したなら、水素水も紹介しないとね。w
と思って、水素水について調べてみたら・・・以前に調べたものと
変わっている気がする。

 水素水。酸素水と同じ要領で「水素を水に溶かした水」でいい。
サイトによっては、HOなんてふざけた書き方していたな。
もちろん、水素も酸素と同じ程度しか水に溶けない物質だから、
そんなに量は入らないんだけれども・・・。

 効果の説明はわかりやすくて「活性酸素を消去する
酸素と水素が反応してただの水になれば、そりゃ活性酸素は消える。
そう、うまくいけばね。w

 とはいえ、「水素水」を名乗るモノにはかなり幅がある。
以前は「アルカリイオン水」と名乗っていた水も「水素水」と
名前を変えているようだ。この場合は、水素は少ないよなぁ・・・。

 つまり、水素水にも大まかに2種類ある。
ひとつは、HOのような、単純に「水素を水に溶かした水」
私の感覚では、こっちが元祖だと思う。以降「水素水」と呼ぶ。

「アルカリイオン水」は、水を電気分解した際に発生する水のこと。
水を電気分解したら、水素が発生する。ごくわずかは、水にも溶けるだろ。
これをもって、「水素水」と名乗るパターンだ。
このエントリでは「アルカリイオン水」としておく。

 この二つって・・・水素含有量は全く違うと思うけど。一緒でいいのかな?

 なんでこんなことになったのか、というと、キーワードがある。
活性水素」だ。
九州大学のとある教授が提唱している「仮説」で、
微量の金属により、原子状態の水素(非常に反応性が高い)が発生し、
その水素が活性酸素に対し働きかける・・・だったかな。
この水素を「活性水素」と(勝手に)名づけた。

 話全体としては、ありえない話ではない。
金属触媒による水素添加、ってのは高校化学でも時々でてくる。
水素だけでは反応しなくても、触媒としての金属の働きで水素が反応する。
色々と問題はありそうだけど、それはこれからの課題だろう。

 ところが、この「活性水素」という言葉が一人歩きを始める。
いまだ「仮説」の域を出ていないにもかかわらず、商品の説明に使われだした。
「活性水素水は体に良い」と言われはじめる。

 さらに、一人歩きは拡大する。
本来「活性水素」ではないはずの「水素水」まで、
「活性水素だから体によい」と言いはじめる。

 そうすると、「アルカリイオン水」も、
「アルカリイオン水の効果は、活性水素の効果だ」とか言い出してくる。
もう、わけわからん。

 本来の意味で、「活性水素」を発生するのは、微量金属を含む水だったはず。
ところが、そのイメージの良さを借りるべく、水素水が現れる。
水素水は、活性水素とは別のモノなんだが。
さらに、「アルカリイオン水」まで寄ってきた、という構図か。

 元々、本来の「活性水素」すら、まだ「仮説」の段階なのにねぇ。
もっとも、「仮説」の段階で早々にテレビCMを打ったのは大いに問題だけど。

 というわけで、水素水といっても色々ある
効果のほどは・・・あまり期待しない方がいいと思う。w
酸素水ほど、明らかに否定できるわけではないんだけどね。

 単に「水素」が溶けている水としての水素水なら、
効果はないと断言できそうだけど。普通の状態じゃ、反応しそうにないからね。

 この手の水は、効果を期待するものではなく、味を楽しむもんだ、ってことだ。

 酸素水と水素水を混ぜたらどうなるんだろう?
両者の言ってることが正しければ・・・
「活性酸素水」ができたりしないかな?w

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酸素水は味を楽しもう

 健康情報・・・になるのかな?ネタに近い気もする。w
しかも、ブームはすでに下火だし。
以前から、時間があったら書こうと思っていたネタなんだけれど。

 未だに、ドラッグストアでは見かけることもある「酸素水」
ミネラルウォーターに、高濃度の酸素を溶かしているもの。

 ・・・さすがに、こんなので健康に良いという人はいないだろうけど、
念のため、解説してみる。w

 基本、酸素は水に少ししか溶けない。
理科の問題で、「酸素は水に溶けるか?」と聞かれれば、×が正解。
でも、全く溶けないかというと、ごくわずか溶ける。
この、わずかに溶けた酸素を使って、お魚は呼吸をしているわけだから。

 で、酸素水は、酸素を極限まで水に溶かして作ってある。
これで酸素を補給して、ストレスと戦ったり、運動能力をあげよう、と。

一番のネタ元として、ここを。
http://www.oxygeno2.jp/about/oxygen.php

 なんか、酸素が足りない気になってくる。w
このページ、明らかなウソはない。
「数百年前の酸素濃度は30%以上」ってのは明らかに大ウソだけど、
「・・・という説もある」とつないであるし。
そりゃ、そういう大ホラ吹きがいるってことは事実だろうな。

 仮に、30%以上の酸素濃度があったとしたら、減った分はどこにいったの?
という疑問が残る。激しく謎だ。w

 酸素水を飲んで、腸から酸素が吸収されるなんてことがあるのか?
というと、実は動物実験では確認されているらしい
腸管から酸素を吸収した例があるんだそうな。
もちろん、人間では未確認だけど。

 例によって、「健康食品」の安全性・有効性情報から、みてみる。
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail822.html

 いくつかの実験が紹介されているけれども、
運動能力を向上させた、というデータはひとつもない。ま、当然。

 酸素水による酸素補給で、致命的な弱点は、
酸素の量が少なすぎる」ことだ。
 ほとんど水に溶けない酸素を無理やり溶かしたところで、たかが知れてる。
酸素水500mlに含まれる酸素量って、2,3回深呼吸したのと同程度だし。
ぜーんぜん足りないよ。

 当たり前の結論。「酸素が足りないときは深呼吸しましょう。」

 じゃぁ、まるで使い道がないのか、というとそんなことはない。
酸素水だって、血流をよくする効果はある。(だって水だもん。)

 また、発泡性のミネラルウォーター。普通の水よりは・・・おいしくない?
これも基本。ミネラルウォーターは健康とかなんとかでなくて、
「味を楽しもう」

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新幹線

 今日、嫁と娘は、新幹線に乗って愛知の実家に旅立った。
実は、昨日の夜にいきなり決まった。w

 私は明日も仕事なので、もちろんいけないんだけれども。
たまには(?)むこうの両親にも会いに行っていいかな、と。

 電車で愛知まで行くのは、今回はじめて。
ちゃんといけるかな?わからんけど。
娘は「しんかんせんのるー」と、ゴキゲンだったけど・・・。

 帰還は月曜日の予定。ホントに顔を見せにいくだけだな。

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タバコ1箱千円?

 少し前から話題になっている、タバコ増税議論。

 タバコ税を増やして、1箱千円にする、という議論が出ている。
しかも、超党派の国会議員から。
個人的な意見としては、

 やれるもんならやってみな。

 いや、実現すれば素晴らしいとは思うけれども、
それはなかなか厳しいんじゃないかな、と。
色々と大人の事情が絡んできそうだし。

 ただ、実現可能性は低くてもそういうことを言える世の中になった、
ということは素晴らしいことだと思うな。
もう少し喫煙率の高い時代に、こんな提言をしたら
世論の反対はすさまじかっただろうに。w
見た感じ、賛成派も結構いるんだよね、これ。
メタボ対策を考えると、大賛成だ。

 税収として見てる人もいるらしいけど、それはどうかと思う。
経済アナリストの森永氏によれば、税収はほとんどかわらないそうだ。
そりゃ、その値段になればやめる人も多くなるだろうし。

 ただ、森永氏の話も、かなり変なところが多い。
極めつけにやばいのが、これ。

「タバコを吸う人は寿命が短いから、その分、使う医療費も少なくてすむ。」

 ・・・なんか、脊髄反射でしゃべってるんじゃないかとも思う。w
普通に考えると、タバコ吸わない人は、「健康で長生き」
タバコ吸う人は、「不健康ゆえに早く死ぬ」んだから、
どっちがより医療費を使うかは・・・明らかじゃないか?
治療せずにあっさりと死ぬのなら、医療費かけずに済むんだけど、
実際は、多額の医療費を長々と使った後に死ぬんじゃないのかな。

 どうも、森永氏は医療に関しては、ド素人のように思える。
それか、自分が愛煙家だから、どうしても色眼鏡がかかってしまうか。

 個人的には、面白いことを言うおっちゃんだから、好きなんだけどね。

 問題の記事は見つからないんだけど・・・
要約したモノ(批判つき。w)を見つけたので張っておく。

http://waikikipa-ku03.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/62613_3173.html



 6/28 追記

 森永氏の元記事を見つけた。

http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/138/index.html

 朝日新聞に掲載されたものよりも、やや長い。
「袋叩きにあうのを覚悟の上で」書いたらしい。w

 禁煙しても医療費は変らない(むしろ増える)という主張は、
森永氏オリジナルではなく、とある医師の主張らしいが・・・、
正気か?おぃ・・・。

 増税が財政をどうこう、する話に関しては、森永氏の指摘も一理あると思うが。
医療費に関してはダメダメすぎる・・・。

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BMI=22

ダイエット(?)をはじめて3ヶ月くらいになるが・・・
一応、目標であったBMI=22を達成した。

 私の身長は、(たぶん)172cm。
BMI=22とするための体重は、
1.72×1.72×22=65.0848(kg)

 身長には誤差がありそうだが、
65kgを切ればBMI=22でいいだろう。
なんとか、目標達成、と。3ヶ月で4kgダウンか。
まずまずのペースだと思う。

 やったことは、というと、ほぼ食事の見直しのみ。
昼食のカロリーが明らかに高かったので、そこを削ってみた。
体調は変わらず。そんなに食べなくても、問題なく動く。

 目標達成したから、ダイエットは終わり・・・
というつもりは全くない。大して苦にしてないし。
健康に対する意識づけは、これからもこのままで。

 とはいえ、たまにはカロリーの高いもの食べてもいいかな?
元に戻っては何にもならないんだけど。
後は、運動か・・・。時々階段を上ることもあるけれども。
もう少し、生活に運動を取り入れたほうがいいかもしれない。

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コンドロイチンの是非

 健康食品。今回は、「コンドロイチン」。一部、医薬品だけどね。

 コンドロイチンは、グルコサミンやヒアルロン酸と共に、
軟骨成分として知られている。
特に、膝関節の変形性関節症に効果があると宣伝されている。

 曰く、加齢と共に、膝の軟骨成分であるコンドロイチンが減少して、
軟骨が磨り減ってしまい、その結果変形性関節症となる。
なので、コンドロイチンを補給して、内側から治しましょう。

 グルコサミンやヒアルロン酸も同じような宣伝がされる・・・かな。

 さて、結論から言うと、コンドロイチンが変形性関節症に効くかどうかは
よくわかっていない。
賛否両論あるところで、効くとも、効かないとも言えないのが正しい。

 最近の研究では、「効かない」派が多いっぽいけど、なんとも・・・。

 コンドロイチンは、高分子なので、そのままの形では消化管から吸収できない。
ってことは、ある程度消化されて分解されないと吸収されないと思われる。

 で、分解されたコンドロイチンが、うまく関節で再合成されるかっていうと、
そうそう都合よくいくかなぁ?ってのが否定派の理論。

 いや、割と大きな分子でもそのまま吸収されたりするよ、とか、
分解されたコンドロイチンでも粉々にはならないから、ちゃんと再合成される、
というのが肯定派の理論。

 どんな理論だろうが、結局問題になるのは、「効くのか効かないのか。」
結構、これで効く人もいるように思うんだけれども、
実は、プラセボより効くというデータは意外に少ない。
(ないわけではない)

 にしては、医薬品でもあるんだよね、コンドロイチン。
ただし、ここには表に出てこないカラクリが少しある。
コンドロイチンを含む医薬品はいくつかあるけど、
「コンドロイチンだけ」という医薬品は、少ない。

 一番メジャーであろうタケダの「アクテージAN」では・・・
http://www.takeda-kenko.jp/products/vitamin/act_anct.html
コンドロイチンのほかに、ビタミンB1,B6,B12を配合している。

 さて、アクテージANでは効能として「関節痛、筋肉痛・・・」と
あるんだけれども、実はこれ、普通のアリナミンEXとほとんど同じ
逆にいうと、アクテージANは、ビタミン類を抜くと薬として成立しない
可能性があるってことだ。
 実際に、コンドロイチンよりもビタミン類が効いてる可能性もある。w

 他の医薬品も似たり寄ったり。ビタミン剤を配合していたり、
少し痛み止めが入っていたり。まぁ、効能を書くのに必要という
裏事情があるのかも知れないが。

 そんな中、ゼリア新薬の「コンドロイチンZS」は、
唯一、コンドロイチンしか入っていない医薬品だ。

http://zs1560.jp/index.html

 ある意味、オトコマエとも言える。コンドロイチンだけで勝負。
ビタミンで保険かけるなんて邪道だ!って感じ。w
でも、どうやってコンドロイチンだけで製造承認とったんだろう・・・。
謎だ。

 一つ考えられるのは・・・この薬、古いんだよね・・・。
ゼリア新薬は、「コンドロイチンと共に50年」とか言ってる会社だし。
実際、コンドロイチンZSの発売は1964年
・・・この当時は、コンドロイチンだけで承認が取れたけれども、
現在は不可能になっている、というオチだったりして。w

 否定的な意見を書き綴ったけれども・・・
あくまで結論は「効くかどうかはまだ不明」ってことで。(苦笑)

 情報源(参考)
「健康食品の安全性、有効性情報」コンドロイチン硫酸
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail580.html

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「週刊・秘密保全」

 ニュース・・・というか、ネタ。
情報源はapjさんのブログArchives。(諸事情により移転したらしい)

だけど、元ネタはmsn産経ニュース。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080620/plc0806201415010-n1.htm

 リンク先を読んでもらった方が早いが・・・。要点だけ引用。

航空自衛隊が隊員向けに、秘密保全をテーマとした啓発ポスターを作った。
その内容が、週刊誌の車内つり広告をまねて、かつ「自虐的」見出しで、
大いにウケている、という話。

 「見出し」に見立てた標語には・・・

「家族にも内緒で毎晩ファイル共有ソフト」
「WINNYにハマった懲戒免職までの日々」

どんだけ~!公私の区別がつかない隊員達
 平気で秘密文書をコピー、仕事を家に持ち帰る上官」

・・・などなど。

 どんな組織なんだよ、おぃ。w
自衛官にも、ネタを愛する人たちがいるんだなぁ。
しかし、この作品ネタが「厳正な審査で最高の評価だった。」って・・・。
どんな審査なんだよ。w
 まぁ、インパクトは強烈だし、実際に情報漏洩が少なくなればいいんだけど。

 このネタに対して、

「われわれの組織では考えられない」(by 陸上自衛隊など)

 このコメントもいいよなぁ。笑える。
しっかし、どんだけリベラルなんだ、航空自衛隊。
まぁ、なんだ。日本は平和ってことなんだろう。w

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くいだおれ太郎をみてきた。

 土曜日の午後、久々に電車にのって、なんばに。
もうすぐ閉店する予定の、くいだおれに行ってきた。
大阪に育って30年以上だけど、一度も中に入ったことなし・・・。

 せっかくなので、行ってみた。
結局いっぱいで中には入れなかったけど。
記念写真が取れたからまぁいいか。

 娘は・・・激しくこわがって泣いていた。
まぁ、そうだろうな。w

 泣き叫び、助けを求める娘と、くいだおれ太郎との写真。
大きくなった時に、記念になるかなー。
その頃にくいだおれ太郎がどうなっているかはわからんけど。
昔、大阪の名所としてあったんだよーっと教えるために。

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うどん定期券、その後

 うどん定期券を購入して、1ヶ月がすぎた。
結果、30日間で12回うどんを食べた。
2000円くらい得した計算だ。

 普段は、週1回くらいしか行ってなかったんだけど、
うどん定期券を使うと、昼食が圧倒的に安くて済む。
ひたすらかけうどん、なんてことはしてないから、ただじゃないんだけど。
おろしぶっかけ+一品で200円もしない。安いよねぇ・・・。
ファストフードだと500円超えるし、定食でもランチでも500円ライン。
それを、200円かからずに結構食べられるんだから・・・。

 なので、ついつい足が向いてしまう。
野菜をどう確保するかが最大の課題だった。一品で野菜系を選んだり、
あるいは、食後に野菜ジュースで補給するか。
カロリーは低めなんだけど、どうしてもバランスが悪くなるんだよね。

 ちなみに、5回いったら温泉卵、のような「おまけ」は問答無用でついてきた。
カロリー計算(!)が狂うから、事前にチェックしておかないと。
うっかりと、1日に卵を2個食べる羽目になってしまった。w
いや、残してもいいんだけど・・・さすがに、ねぇ。うーん。

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そりゃ、ダメだろう

 ニュースより。
環境保護団体(というか、反捕鯨団体)のグリーンピースが、
窃盗罪で逮捕された。

 大元になったのは、グリーンピースの「告発」。
調査捕鯨船の船員が、鯨肉を横領しているとして、
証拠の鯨肉を宅配会社から無断で持ち去って、
記者会見を開き、告発した。

 ・・・当然、その証拠はどこから出てきたの?って話になる。
グリーンピースは、公に「勝手に持ち去った」ことを認めている。

 どう考えても「ドロボウ」だよねぇ、それ。
調査捕鯨の妨害活動を見ててもわかるけど、
この団体は、目的のためなら手段を選ばない団体だ。

 しかも、告発そのものは「不起訴」とされた。
会社側も知っていたから、横領ではない、という説明だった。
この結果、グリーンピースが窃盗を行った事実だけが残った。

 調査捕鯨がどうこう、ということはひとまず置いておく。

 犯罪を告発するために、犯罪を行うのはありか?という話だわな。
どんな場合でもありえない、とは言わないが・・・状況次第か。
告発すべき犯罪が、とんでもない重大な事例だとするならば、
少々の犯罪は許されるかも知れない・・・とも思う。

 でも、ドロボウの証拠を押さえるのに、盗品を盗むってのはなぁ・・・
しかも、盗んだのは第三者からでしょう?
仮に横領の事実があったとしても、違法性は残ると思うよ。

 今回の事件で明らかになったのは、
「グリーンピースは、目的のためなら手段を選ばない犯罪集団」
ってことだろうか。
 少なくとも、そう思われても仕方のないことをやっていると思うぞ。

 

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パンデミックはいつ来るか?

 新型インフルエンザによる、パンデミックはいつ来るのか。
これは、本当にわからない。(苦笑)
 外岡先生のサイト(海外の最新情報がのっている)を見る限りでは、
しばらく(少なくとも年内)はおきそうにないんだけど、
今年おこる確率が0というわけではない。

 ここからは、何の根拠もない数字を並べるので信用しないように。w

 たとえば、1年に10%の確率で、パンデミックが起こる、と仮定しよう。
そうすると、今年おこる確率は10%。これは、それほど高くないだろう。
パンデミックがおきなければ、次の年にも確率が残る・・・。
今年おきなくて、来年におきる確率は9%。(0.9×0.1)
以下計算していくと・・・

                  累積
今年おこる確率   10%  -
来年おこる確率   9%  19%
2年後におこる確率 8%  27%
3年後におこる確率 7%  34%
4年後におこる確率 7%  41%

 すごくいい加減な計算だが、(今年含めて)5年以内に起こる確率、
とすると41%になる。これは・・・低くはないよねぇ。

 実際は、「H5N1」のウイルスは遺伝情報を見る限り、
どんどん人型に近づいている。つまり、年を追うごとに、
発生する確率は上がっているわけで。うーん。

 この考え方は、地震に似ていると思う。
大地震だって、「今年おこる確率」は無視できるほどに低いんだけど、
「30年後までに」となると、無視できないほど高くなってしまう。
そういう事例に対して、どう対応するかが問題ってことだろうな。

 過去90年で新型インフルエンザは3回。30年に1回ペースだけど、
最後におこってからは、30年以上経過している・・・。
でも、こればっかりはなんとも。
いつおこってもいいように、準備しておくしかないだろう。

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やっぱり、知っていた

 三重県の院内感染の続報。

 看護師8人全員が、作り置きに関与していていたそうだ。
そんな状態で、院長が知らんわけないよねぇ、と思っていたら、
やっぱり知っていたようで。(時事通信より。)

 念のため、少し引用しておく。

院長が県警の調べに対し、「今考えると(作り置きを)していたようだ」と
話していることが18日、わかった。看護師への指示は否定しているが、
県警は院長が看護師らによる作り置きを黙認していた可能性があるとみて、
調べている。

 引用ここまで。

 ま、そりゃそうだよね。前回の私のエントリにコメントを書いてくれた人
(名無しさんだけど)の指摘どおりだと思う。
院長が知っている(黙認している)ことは、もちろん看護師だって知っている
わけで。注意されなきゃ、「やっていいよ」ってことだと思うだろ、普通。

 普通じゃない忙しさを考えると、むしろ、「作り置きしていなきゃ怒られる」
ような状態も想像できる。そう考えると、「黙認」=「指示」だわな。
責任者でもあるんだから、「知らない」で済む話ではない。

 押収された作り置きの点滴からは、原因菌は検出されなかったそうだ。
とはいえ、たまたまなかっただけだと思う。

 誰が作ったかの記録はない(さすがに、あったらヤバイだろう。)ので
ハッキリしたことはわからないが、おそらく、調製が下手くそな看護師が
作り置きしたもの(しかも、時間の経過したもの)だけが、
感染源になっているんじゃないかな?


 点滴の作り置き自体は、直接罪になることはないんだけど・・・
一つ間違ったら、こうなる、という意識が欠如していたんじゃないだろうか。

 院長はもちろんだけど、作り置きしていた看護師にも問題はあると思う。
それがリスクを伴う行為だと認識していたのかな?

・・・認識していた人はサッサと辞めていて、
認識できなかった人だけが残っていたという可能性は十分ありそうだ。(苦笑)

6/24 追記

 消毒薬を薄めて使っていたらしい・・・。これが一番詳しいかな。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080619-00000098-jij-soci

グルコン酸クロルヘキシジンを0.005%で使ったらしい。
あり得ない濃度だ。
しかも、この濃度で作った「消毒液」にひたした綿を、素手で取り扱い。
はっきり書くと、この「消毒綿」が感染源になった可能性が高いんじゃないかな。
この「汚染された消毒綿」で注射針を消毒(=汚染)して、
点滴を作って、しかも最大1日以上、不衛生な常温で放置。
 まだ、消毒しない方がはるかにマシだ・・・。

 ここまで来ると、やっぱり看護師にも問題あるように思うなぁ。
この状態なら院内感染が起こることは、予見できるんじゃないか?
 「低い確率で院内感染がおこる」、のならともかく、
「院内感染が起こるのは時間の問題」の状況で、改善しようと思わないのは、
医療従事者としての資質を問われても仕方がないだろう。
こうなるのがわかってて止めなかった(止められなかった)にしても、
わからなかったにしても、どっちも大問題だ。

 結局、この医師に、この看護師たち、点滴の作り置きに、
ずさんな衛生管理、消毒綿の作り置き、薄めすぎの消毒液。
どれか一つ欠けても今回の事件は起きなかったと思う。
これだけそろってしまっては、どうしようもないな・・・。

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羽生が19世名人に

 ネタがないので、将棋の話。

 森内名人に、羽生二冠が挑んでいた今期の名人戦。
今日、6戦目(の2日目)が行われ、羽生二冠が森内名人に勝ち、
名人復位。通算5期で「永世名人」の資格を得た。

 永世名人資格保有者は今生きている人では、
16世、中原誠
17世、谷川浩司
18世、森内俊之

 羽生さんは19世名人になる。
めっちゃ強いのに、なぜか名人戦(と竜王戦)だけは勝てなくて、
ライバルの谷川九段、森内(前)名人に先を越されていた。

 一般には、「羽生名人」と思われているんだけれども、
羽生さんが名人を取っていたのは、「七冠王」の頃の3年と、
5年前に森内(前)名人に勝った年だけだったりする。
七冠王の頃の勢いなら、谷川九段より前に永世名人になってる
はずだったんだけど・・・そこからが遠かった。

 実は、羽生さんが永世名人になれないのは、
「将棋界七不思議のひとつ」とか言われていたりして。
誰よりも強い(これは、誰もが認める)人が、
なかなか名人になれないのは、本当に不思議だったけど。

 これで、羽生さんは、名人、王将、王座の三冠かな。
現在、棋聖戦でも佐藤棋聖に挑戦している。
王位戦でも、挑戦者決定戦まで進んでいるし、
竜王戦でも久々に本戦出場。絶好調?
 この勢いでいけば、2度目の七冠王もあるのかも知れない。

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気持ちのゆらぎ

 ここ最近、致命的なミスこそないものの、
大きなミスが続いたので、落ち込んでいる。
調剤過誤一歩手前、といったところか。
 やった直後に自分でミスに気づき、患者さんには被害はない。
・・・自分で気づくなら、患者さんに渡す前に気づけよ。はぁ。

 育てなければいけない後輩が二人。
私がこんなことではいけない、と思うんだけれども。

 自分に対する自信には、波がある。
すごく自分に自信がある時もあるけど、自信喪失することも。
自信がなくたって、成長への糧となるならそれほど問題ないんだけど。
果たして、自分が成長しているのやら・・・。うーん。

 以前に比べて、仕事に対するプライドは高くなっている。
それが、浮き沈みに影響しているんだろうなぁ。
私は、「仕事はお金もらってなんぼ」と公言している人間なんだから、
そんなに落ち込むこともないんだけれども。w

 致命的なミスをする前に自分で立て直すしかないな。

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ホタルこい

 昨日、かぐら氏一家と一緒にホタルを見に行ってきた。

 地元に戻ってきてから、毎年のようにホタルを探してさまよっていた。
去年は、岸和田の相川町で初めて、たくさんホタルを見ることができた。

 それまでに探した場所は、せいぜい1、2匹で、目を凝らした末に、
「いまおった!」「え、みえへん」「絶対ホタルやって」
・・・というやり取りが常。w
 まるで、幽霊と同じような扱いだった。

 去年は、はじめて「ホタルが飛び交う」ところを見られた。
今年も同じところにいく・・・予定だったのだが、ちょうど一番の見ごろ。
しかも、土曜日ということで、岸和田市主催(?)のホタル鑑賞会もあり、
「車はご遠慮ください」という状況だった。
 駅まで車で行って、バスという手もあったんだけれども、面倒なので却下。

 貝塚市の「ほの字の里」で見れそうということで、そっちに行ってみた。
http://www11.ocn.ne.jp/~honoji/
温泉もあるし、最悪見れなくても温泉に入れればよし、という。w

 現場近くはすごい人だった。かなり有名なスポットらしい。
近くにある少年自然の家主催でホタル鑑賞会のようなイベントがあったらしい。
ぜんぜん関係ないのに、ついていってみた。w
 ついていけば、確実にホタル見れるなぁ、と思って。

 橋の上からも見れたけど、川沿い、田んぼのそばでホタルをたくさんみられた。
距離も相当近い。っつーか、捕まえられるくらいの距離を飛んでいる。
数も、岸和田の相川と変わらないレベルだし。
 かえるの鳴き声も同じくらいのレベルだ。w

 どうやら、お世話になったのは、この団体さんのよう。
http://www.pref-shizennoie.kaizuka.osaka.jp/event/h20c.pdf

 勝手に飛び入りで混じってスマソ・・・。w
多分、参加者と思われていたんだろうなぁ。

 時間の都合で、温泉は入れない・・・つもりだった。
が、念のため聞いてきたら「今日は宿泊客もいるからOK」との返事。
ラッキー。娘と一緒に初温泉&露天風呂。人も少なかったし、好都合。
娘のイヤイヤ攻撃で服を着せるのに少々手間取ったけど、まぁよかった。

 前もってわかっていれば、泊まるのもありだったかも知れない。
もっとも、ホタルが見られるかどうかは、天気にも影響されるから
難しいんだけれども。
 ・・・なにより、次の日(今日)は仕事だったから無理なんだけどね。

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メディアの責任は?

 昨日、紹介した「水から電流を取り出す」という、
トンデモなく画期的な新技術・・・。

 問題は、この限りなく怪しい技術(天然ボケか意図的な詐欺かは不明)が、
テレビで報道されてしまったことだ
それも、会社側の言い分だけを鵜呑みにする形で。
いや、効率やコストの問題がある、という突っ込みも入っていたが。

 根本的な問題として、世間一般が期待する夢のエネルギー源としての
実現可能性は0に等しいってことを伝えた報道(テレビ、新聞)は、
今のところない。

 これって、相当まずい事態なんだが。
まず第一に、詐欺にかかる可能性がある。出資詐欺とかね。
「この技術は新聞でも紹介された新技術で、出資していただければ・・・」
とかいう詐欺も考えられるぞ。

 また、明らかに誤った知識を伝えた、という罪も残る。
この報道を見た人は、将来有望な技術があると思い込んでしまうかも知れない。

 メディアに責任はないのか?
メディア側の言い分としては・・・
「あくまで会社が言っていたことであり、ウチが正しいと認定した覚えはない。」
と逃げ道がある。そりゃ、ウソ、大げさ、紛らわしいことを発表した会社が
悪いことは確かだけど、それを報道した方にも責任はあると思うんだが。

 私は、このニュースをネットで知った。限りなく胡散臭いと思ったが。w
最初にニュースで流したgigazineは、その後の追記も出しており、
この技術が限りなく怪しいことをきちんと伝えている。
 ほかにも、私の信頼しているサイト(kikulog、水商売ウォッチング)でも
怪しい、どころか明らかに間違っていると指摘されている。
私の意見と同じだったからこそ、大いに安心して批判できるわけだ。w
だから、その後ニュースで見たときも笑い飛ばすことができた。

 ところが、これを最初にニュースで見たとしたらどうだろう。
私は、テレビが信用できないということをよく知っている。
胡散臭いとは思っただろうが、それでもネットの情報なしでは、
ここまで確定的な批判はできないと思う。

 では、「テレビがウソをつくことはない」と思っている人(まだ多数派だろう)が
このニュースを見たらどうなる?
仮に理系の大学を出た人間であってでも
胡散臭いと思いながら信じてしまう人が出てくるかも知れない。
(実際に、うちの職場にいた。)

 学校で習った理科のことをきれいさっぱり忘れてしまった人は?
疑いもなく信じてしまうしかないじゃないか
それは非常にまずいんだけど・・・。

 理科教育のまずさが、露呈していると思う。
もちろん、この情報を「怪しい」と思えない程度の教育しかしていないのも問題。
でも、もっと問題なのはメディアの人間すらこの情報を怪しいと見抜けないことだ。

 「あるある」騒ぎの時も思ったけど・・・
誰か一人くらい、科学の素養のある人間をメディアにおいておけないのか?
大学レベルとは言わない。高校生レベルでも十分だ。
むしろ、現役の学生のバイトでもいいんじゃないか?
頼むから、こんな情報を流す前にちゃんとチェックして欲しい。

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水から電気を取り出せる!?

 画期的なニュースが飛び込んできた。
なんと、ただの水からエネルギー(電気)が取り出せるという。
これが本当なら、エネルギー問題に光明が見える。

 なんと、大阪府庁内の議員会館でデモンストレーションをやったらしい。
ネットでもニュースで出ているし、夜のニュースでもやっていた。
http://gigazine.net/index.php?/news/20080612_wes/

 開発したのは、ジェネパックスなる会社。
http://www.genepax.co.jp/index.html

 水から電流を取り出すことを可能にした、新しい発電システムだそうな。

 問題は、ただ1点。
・・・本当にそんなことができるのか?w
何せ、会社はメカニズムの肝心な部分を「企業秘密」と言っているし。

 会社の説明によると、
水を化学反応によって、水素と酸素に分解して、水素がイオンになって移動。
その後、再び水が合成される。超クリーンエネルギー。

 どうみても永久機関です。本当にありがとうございました。w

 これが実現できるなら、画期的・・・なんてレベルじゃない。
人類はじまって以来の大発見なんだが。
・・・ただの「電池」じゃないかという説が濃厚・・・。
はっきり書くなら、100%ありえない。
こんなヨタ話をテレビの電波にのせちゃってどうするんだよ、おぃ。

 kikulogや、水商売ウォッチング(掲示板)でも早速情報がでている。
kikulogはニセ科学批判で有名?な菊池誠氏のブログ。
水商売ウォッチングは、水関係では有名なとこ。中の人はapjさん。

 こんなのが、なんで大阪府の議員会館なんかで発表できるわけ?
こんなのに騙された議員さんがいるわけだな・・・。はぁ。
ちゃんと、理科の授業を受けていたのかなー?
 (騙されている)本人はともかく、周りの人間も誰か一人くらい気づけよ・・・。

(6/14 追記)

 どうやら、水と反応する金属を使っているっぽい。(未確認情報)
Na(ナトリウム)とか、Kとか・・・。仮にNaとしてみよう。

2Na + 2H2O → 2NaOH + H2↑

 中学生には厳しいかな。高校レベルの化学反応式だ
単体の(化合物でない)ナトリウムは、水に溶けて水素を発生する。
この水素を、燃料電池の原料にしているようだ。

 そりゃ、水が原料ともいえるけど、単体のNaの方がよっぽど貴重品。w
間違いなく、水がなくなる前にNaがなくなって終わると思う。

 ちなみに、単体のナトリウムを作る方法は、というと、
食塩の融解電解くらいしか方法がないと思う。
塩化ナトリウムを、800℃以上に加熱して融解させた上で、
電気分解してナトリウムを取り出すことになる。

 ・・・つまり、
ナトリウムの製造に大量のエネルギーを使う
というオチだったわけだ。w

 仮にナトリウムとして解説したが、水と反応する金属なら大差ない。
金属の精製の時点で大量にエネルギーを消費することになる。
そりゃ、「発電時」に限れば水からエネルギーがわいてくるように見えるさ。

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きれいな手

 80歳のおばあちゃん(患者さん)から、言われた。

「前から思っていたけど、あなたの手ってきれいね。女の人みたい。」

 いや、ほめてもらっているのはうれしいんだけど、
どう返していいかわかんない。
「そうですか?」とかいいようがなかった。どう答えればいいんだろう。

 そういえば、もっと困ったことがあった。

私「最近、調子はどうですか?」
患者さん「今日は、天気悪いな。雨ふるで。」

・・・どう返せば正解なんだろうか。w
このときは、そのまま少し天気の話をして終わったんだけれども。
ひょっとして、聞いてないフリのボケだったのかも・・・。とか。
それなら、突っ込んであげなきゃいけなかったのかな?

 私の会話ベタは相変わらず。
それでも、新人の頃に比べると少しはマシになってると思うんだけどなぁ。
もともとの才能のなさはなんとも。
 何よりも、どう努力すればよいのかよくわかんないし・・・。

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そんな意見は出てこない。

  ニュースより。

 三重県伊賀市の整形外科で、点滴を受けた患者が多数入院。
死亡者まで出る騒ぎになっている。
医療事故の可能性が高く、警察が捜査に乗り出している。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080611-OYT1T00803.htm?from=main3

 報道によると、患者の血液からグラム陰性桿菌が検出されており、
敗血症の可能性があるそうだ。院内感染だろうなぁ。
30代の看護師が、10人分作りおきしていた、と言っている。

 点滴を作り置きとは・・・。怖いことをするなぁ。
注射剤(もちろん、点滴も含まれる)は、無菌であることが絶対条だ。
おそらく、作った時になんらかの汚染があり、時間が経つことで
細菌が点滴の中で繁殖したと考えられる。
・・・細菌を注射したようなもんだな。

 朝に10人分を作り置きしたと言っているけど・・・本当かな?
もっと時間の経ったものを使ったりしてないかな?
記事によると、「遮光の措置は取っていた」そうだけど、
この場合、問題なのは遮光じゃなくて、汚染。注射剤を混合する際の
調製方法にも問題があったんじゃないだろうか。

 
 ちなみに、点滴の中身は「生理食塩水+メチコバール+ノイロトロピン」
・・・。点滴しなきゃいけないような注射なのか、これ。
私は、注射薬には詳しくないんだけれども、生食点滴する必要あるのか?
ノイロトロピンを単独で静脈注射するって方法もありそうだけれども。
 メチコバールは単なるビタミン剤。内服薬でも十分だと思うし。

 勝手な推測(間違っていたら、削除します。)だけど、
「痛み止めの注射」を「点滴」することによる心理的効果を、狙ってるのでは?
大したものが入っていなくても(失礼)、「点滴」しただけで
効いた気になる人も多いと思う。プラセボ効果が高そうだ。

 読売の記事によると、この注射を1ヶ月に延べ667人。
日曜日は休診だから・・・1日30人くらい注射かぁ。
患者数も多かったみたいだけど、一人の医師が見るには多すぎないだろうか。

 さて、おそらくどこのメディアでも一言もでてこないであろう意見を書く。
看護師の認識が甘すぎるのはある。医師が看護師をコントロールできていない、
という意見もあるだろう。でもね、注射の混合って・・・

 薬剤師の仕事なんだよ。

 もちろん、医師や看護師がやることに法的な問題はないんだけれども。
大きな病院では、病棟の注射剤の混合は薬剤師の仕事になっているところも多い。
薬のことは、専門家にまかせた方が安全じゃないかな?

 ・・・多分、当の薬剤師からも出てこなさそうな意見だ。w
社会的認知度の低さがなんとも。さらに、やれと言われても困る薬剤師もいるし。
こつこつ努力していくしかないのかな。

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簡単にできるダイエット

 ダイエットが簡単にできるわけはない。w
(結果はともかく)確実に効果があると思われる方法で、
何の準備もなく簡単にできるものを。

 ちなみに、ここでいうダイエットは、あくまで健康が目的であり、
美容が目的ではない。

 一口で20~30回噛む。

 食べるのに時間がかかるし、満腹中枢も刺激される。
消化もよい。いいことずくし。何にせよ、早食いはよくないしね。
・・・とはいえ、私はこれをやっていないんだけれども。w

 寝る前3時間は食べない。

 これはよく知られているよね。食事のエネルギーが全く使われないから、
食事が全て、脂肪を蓄積するほうに回る。
 もう一歩前に進めると、夕食の量はそんなに多くなくていい。
・・・ただ、食生活を大幅に変えないといけないのでこれは難しいかな。

 間食は・・・カロリーを考えて。

 間食の全てが悪いわけではない。
エネルギーが足りなければ、間食することは必要だろう。
でも、そのエネルギー量が多すぎると、やっぱり問題になる。
チョコレート数個とか、飴玉とか、牛乳程度なら問題ないと思う。
 スナック菓子は、カロリーも多いのであまりよくない。
「やめられない、止まらない」にはまってしまうと大変だ。w

 食事療法(ダイエット)で大事なのは、継続できる方法であること
厳しい制限をかけると長続きしないし、リバウンドしたら大変。
 糖尿病なんかの食事療法は、一生続くし。
自分ができることを、続けていく方向で考えたほうがよい。

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インドネシアの危険な賭け

 新型インフルエンザの話。

 H5N1鳥インフルエンザは、ヒトへの感染が発生したらその都度、
WHO(世界保健機構)に報告が入る。
発生国は、ウイルスをWHOに提供する。
WHOはウイルスの遺伝情報を解析して、
ウイルスがどれほど「ヒト」型に近づいているかを検証したりする。

 また、このウイルスの遺伝情報は、備蓄ワクチン(プレパンデミックワクチン)
の作成にも使われる。現在、流行している「H5N1」鳥インフルエンザから、
将来発生するであろう新型インフルエンザに(少しでも)効果のあるワクチンを
作ろうとしているわけだ。

 ところが、鳥インフルエンザの発症が最も多い国である、インドネシアが、
この国際的な枠組みに難色を示している。

 インドネシアの言い分は、要約するとこんな感じだろう。

 わが国は、国際社会に鳥インフルエンザの情報やウイルスの提供を行ってきたが、
そのことがわが国に何の利益ももたらしていない
 鳥インフルエンザの発症者や死者が出るたびに、わが国の評判が悪くなる。
ウイルスの情報を提供して、備蓄ワクチンが作られるといっても、そのワクチンが
わが国で用いられることは無く、先進国の企業の金儲けのタネになっているだけ
ではないか。

 というわけ。国際社会とは話し合いを続けているが、
ウイルスの提供が滞りがちになっている・・・のかも。
まだ、提供自体は続けられているという話も聞くが。

 つい先日、インドネシアは鳥インフルエンザの発症状況を、
逐一報告しない方針を発表した。
死者数の発表も、半年に一度くらいにする、と。
この発表に、国際社会はとまどっている。

 確かに、インドネシアの言い分もわからないではない。
WHOの言うとおりに素直に従っていても、自分の国は助からないかも。
現在でも、ある程度インドネシアに対する配慮はなされているが、
その配慮はインドネシアを救うためのものではなく、先進国を救うのが目的だ。
 例えば、新型発生と同時に、発生国にWHO保有の備蓄タミフルを供給し、
新型インフルエンザを封じ込める。また、その感染のスピードを遅らせる計画は
すでにあるけど、それって、先進国が対策を整える時間を稼ぐためだ。

 インドネシアが、鳥インフルエンザの発症や、死者数を報告しないと、
新型インフルエンザがインドネシアで発生したときに、
対策が遅れる可能性が高い。
・・・死なばもろとも?

 これは、非常に危険な賭けである。
インドネシアは、このカードで先進国からの援助が欲しいのだろう。
備蓄ワクチンの無料援助とか、パンデミックワクチンの援助とか。
でも、失敗すると、全人類に被害が及ぶ危険な賭けなんだが・・・。

 新型インフルエンザの対策は、先進国よりも途上国の方が大変だ。
世界で流行した場合、死者の大多数は途上国から出るとの予想もある。
自分の国の分すら確保できていないのに、途上国に回す余裕はないしなぁ。

 とにかく、早急に話し合いで解決することが望まれる。
どこの国も平等に抱えてる問題だから、なかなか援助する余裕がないんだよな。
まず、自分の国が生き残ることが大前提だろうし。
 各国が対策を整えて途上国の援助にまで回るのが先か、
新型インフルエンザが発生するのが先か。難しい問題だ。

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初の敗北

 色々と覚えている最中の娘。
じゃんけんで「チョキ」の手を出せるようになった。
薬指も微妙に動いている気がするが、まぁ、許容範囲内だろう。

 グー、チョキ、パー全て出せるようになったところで、
ためしにジャンケンしてみた。

 ジャンケンぽん

 私がグー。
娘は・・・「チョキ」と言っていたが、手はパーの形だった。

・・・負けた

 いや、ルールも何もわかってやいないだろうけど。
それでも、手加減抜き(つーか、ジャンケンで手加減はできない)の
真剣勝負で、娘に負けたのは初めてだ。早くも父を超えたか。(違)

 今までだって、娘に馬乗りになられたり、
ぽかぽか殴られたり、けられたりはしてたけど・・・
こっちが手加減(?)しての話だ。
 手加減なしでゲーム(大げさ)に負けるとは。うーん。

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16年ぶり

 バレーボール男子、全日本がアルゼンチンをフルセットで下し、
16年ぶりのオリンピックの切符を手に入れた。

 今日か明日、どちらかで勝てばOKだったけど、
ばしっと今日勝って決めてくれた。
もう、最後の方は精神力の勝負だったように思う。

 16年前ってーと、私は15歳?高校生の頃か。
だいぶ長いこと、日本のバレーは沈んでいたんだな。
何はともあれ、出場できたことはよかった。

 植田監督は、「メダル」と言っていた。
そりゃ、言うだけなら勝手だけどね。リップサービスでもあるだろう。
日本は、まだメダルに絡めるほどの力はない。
 めちゃくちゃ運がよければ、メダルにかするかも知れない、くらいか。
それでも、オリンピックに出場できるだけ素晴らしいと思う。
16年ぶりなんだから、ね。

こうなってみると、初戦でイタリアに勝ってれば全体1位取れたな。w
韓国やオーストラリアにもチャンスはあったかも知れないのにね。
イタリアにそれだけ力があったってことか。

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北京が見えた

 バレーボールの世界最終予選。

 天王山のオーストラリア戦を3-0のストレート勝ち。
第1セットの出だしでいきなり1-7の6点ビハインド。
越川があっさり下げられたが、その分大ベテランの荻野が頑張った。
昔から、レシーブに定評があったけど、攻撃も十分。

 解説が中垣内、監督が植田、コートに荻野。w
バルセロナ五輪に出ていた選手達も、色々あるなぁ・・・と。

 天王山を制した日本は、4勝目。他のアジア勢は韓国、オーストラリアとも、
残り2戦を2勝しても4勝止まり。つまり、日本はあと1つ勝てば確定だ。
明日、アルゼンチンに勝って決めたいけれども、
負けても、最後のアルジェリアに勝てれば大丈夫。
たとえ二つ負けたとしても、まだ得点率勝負・・・三段構え。
99%問題ないだろう。

 アルゼンチンは世界ランクでは日本より上だけれども、
日本にとっては、何となく相性がいいイメージがある。
勝てない相手ではない。
 アルゼンチンはここまで1敗だけれども・・・北京の可能性はほぼない。
イタリアに追いつけそうにないんだよね。得点率で差がつきすぎている。
イタリアがタイに負けるとも思えないし。

 日本がイタリアに勝っていれば・・・全体1位も狙えた。
そうなると、韓国やオーストラリアにもチャンスがあったんだけどなぁ。
日本が残り2つ勝って、イタリアがアルゼンチンに負けて1敗で並んでも、
得点率で全然届かない。イタリアの1位はほぼ確定だな。

 さて、明日決めてくれるとかっこいいんだが。
かっこ悪くてもいいから、明日負けても明後日決めて欲しい。
北京はもう、目の前だ。

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バレー男子はどうなる?

 4試合目を終えたバレーボール男子北京五輪最終予選。
ここまで3勝1敗は、まぁ、予想通り・・・だろう。
問題は、次のオーストラリア戦になる。

 初戦のイタリア戦では、信じられない大逆転負けを喫した。
セットカウント2-1の第4セット、24-17のマッチポイントから
まさかの大逆転負け。
 バレーボールをよく知らない人はわかんないかもしれないけど、
これって、十年に一度あるかないかくらいの逆転負けだ。(苦笑)

 野球なら、9回ウラ、4点差のツーアウトランナーなしから、
7連打で同点に追いつかれて延長で負けるくらいの話。
普通、ありえない。女子ならともかく、男子だろ・・・。
(男子の方が、女子よりも連続ポイントが出にくい)

 イタリアといっても、かつての強かった頃のイタリアじゃないし。
世界ランクは10位だし。日本が勝っても、「金星」というほどではない。
でも、勝っておけば後の展開は楽だったろうに。

 まぁいい。ここまで3勝1敗。最大のライバル、オーストラリアが
韓国に負けて2勝2敗。アジア1位をかけて、5戦目で直接対決だ。
日本はオーストラリアに勝てれば4勝目。
 格下のアルジェリア戦も残っているし、得点率でも今のところ上位だから、
オーストラリアに勝てれば、99%北京行きは確定するだろう。
もっとも、99%勝ってる状態からイタリアに負けた前科があるから
なんともいえないが。(苦笑)

 負けた場合でも、即終わりというわけではない。残り2戦のサバイバルだ。
直接対決が終わっているが、日本、オーストラリアに韓国も可能性が出てくる。
韓国は3連敗したとは言え、イタリア、アルゼンチンという上位チームと
対戦が終わっているからなぁ。
 あとは精神力の勝負になってきそうだ。そうなると、
「あの時イタリアに勝ってれば・・・」って絶対思う。日本不利だな。w

 オーストラリアに勝てれば99%OK。負けた場合は・・・30%くらいかな。
オーストラリアとの勝負は・・・五分五分とみている。オーストラリアは、
アルゼンチン(世界6位)に完勝して、韓国(世界16位)に競り負けるチーム。
勝負が読めるわけがない。w

 ゴッツ石島、越川と若い力が育ってきているし、
ホスト国中国がアジア予選に出てこないのも大きい。
バルセロナ以来のオリンピック出場は、十分に可能性はあるだろう。
さぁ、正念場だ。

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オバマの勝ち?

 アメリカ大統領選挙。

 民主党の予備選も最終盤。といっても、オバマ氏優位はもう動かない。
最大の焦点、フロリダとミシガンの票をどうするかの裁定も出て、
もう、クリントン氏に逆転の手立てはないだろう。

 それこそ、「暗殺する」しかないな。(苦笑)

 オバマ氏は、ついに「勝利宣言」を発表。
クリントン氏は、まだ受け入れていないんだけど・・・まぁ、もう無理だ。
あとは、クリントンが副大統領候補になるかどうかの話。
あれだけいがみ合っていた両者の融和ができるかどうかだな。

 これだけもめたあげくに、共和党のマケインに負けるようなことがあれば、
民主党としては・・・ねぇ。最大の戦犯はクリントンってことになりかねないな。
本番は、11月だ。

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子供の前ではキンエンジャー

 大阪、門真市の薬剤師会の喫煙防止活動素晴らしい。

 ケーブルテレビの取材を受けたらしい。
ここで、しばらくの間見られる。

 キンエンジャースワナイザー。ご当地戦隊ものの一種だろうか。
オリジナルソングや、ステッカーもあるらしい。見てみたい。
キンエンジャー作詞、スワナイザー作曲だそうな。
ニュースでは、ちらっとだけ聞けるんだけれども・・・。全部聞きたいぞ。

 いや、名前を聞いたときには大笑いしたんだけども。w
ニュースを見て、考えが変った。この人たち、本当にすごいわ。
何がすごいって、中の人は現役の薬剤師だっていう・・・。

 キンエンジャーからのメッセージ。「子供の前ではキンエンジャー
禁煙の第一歩は、やっぱり子供だと思う。孫でもいいけどね。
子供や孫から、吸わないでと言われると、やっぱり心動く人もいるのでは。
そうでなくても、子供の前だけでも禁煙して欲しいな。

 負けるな、キンエンジャー。戦え、スワナイザー!

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テレビの情報。

 新型インフルエンザについて。
ABCテレビが午後の情報番組でやっていた。
竹内薫さんが説明していたが・・・。微妙な人選。別にいいけどさ。

 とりあえず、番組の内容は「新型インフルエンザは怖いよ」ということだけ
時間の制約もあるから、しょうがないかな。
死亡者推定は「64万人~210万人」と大きく出ていた。w

 64万人は、以前も考察したとおり、「厚生労働省発表の最大値」
210万人は、海外のシンクタンクが発表した数字。
(実は、これでも弱毒性で計算しているんだけどね。)
 いや、最大値は210万でもいいんだけど、もっと少なくて済む可能性も
あるんだけどなー。まぁ、テレビだしね。

 トリインフルエンザがヒトに感染した場合の致死率が(現在)60%。
日本国民の1/4にあたる3200万が感染すると言われていて、
死亡者が210万で済むわけなかろう。単純に計算しておかしい。
その部分の説明は・・・テレビではカット

 ここでは前にも説明したけど、最終的に「ヒトーヒト」の感染が認められた
時点での致死率がどうなってるかわかんないからね。
最後のカードがどう出るかによって、被害は劇的に変化する。

 タミフルに効果があると確定した例はないと言っていた。
うーん、微妙な表現だ。効果がないと言い切れるものでもないんだけど。
 「発症48時間以内」でないと、タミフルの効果は期待できない。
でも、トリインフルエンザのヒトへの感染例で
「48時間以内」にタミフルを投与した例がほとんどない
 逆に、48時間以内にタミフルを投与できたってことは、
他の治療(対症療法だけど)も早い段階からできたわけで。
なので、効果は「未確定」ってこと。


 で、竹内氏が個人で出来る対策としてあげたのが、「鼻うがい」。
そんなの、初めて聞いたぞおい。どっかに根拠あるのかな?
口うがいの効果が(それほど)ないのは確かだけど、鼻なら効くのか?
個人的には、「かなり疑わしい」と思っている。w

 マスクの紹介もしていたな。N95マスクなら95%防ぐことができる。
・・・残りの5%はどうしたらいいんだ?(苦笑)
マスクの効果は、日本では過大に評価されているっぽい。
全く効果ないわけじゃないんだけどね。

 備蓄に関しては、特になにも言われなかった。難しいところだろう。
パニックになる可能性もあるし。

 感染しないための一番の対策は、流行期間中に人に会わないことに尽きる。
ウイルスと接触しなければ、絶対に感染しないんだからね。
外出を減らすためには・・・備蓄は有効な手段なんだけどな。
 とはいえ、どれだけ対策を取っても感染する危険性は0にはできない。
かかった場合のことも考えておかなきゃいけないかも。

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「食後」は食後30分?

 薬の服用時間の話。
「食間」は食事と食事の間を意味する。大体、食後2時間から3時間くらい。
これを「食事している間」と思っていた人が結構いた・・・
ってのは、昔からあるネタだから、もう知っている人の方が多いだろう。

 他に、ごく一般的な用法として、「食後」
たいていの人は、「食後すぐ」に服用しているんじゃないだろうか。
実は、本来の意味は「食後30分」だ。食後すぐの場合は、
「食直後」と表現する。

 なので、「1日1回朝食後」という用法なら、
朝食を食べてから30分後に服用するのが正しい。

・・・っていうような情報が、時々出回るらしい。w

 いや、間違ってはいないんだけどね。
結論から先に言うと、「そんなに気にしなくてもいい」よ。これ。
理由は2つ。

 1つ目は、「食後」というのは単なる目安であって、
絶対に「食後に服用しなければならない」薬ってそんなに多くない。
例えば、高血圧の薬。軽い人なら、1日1回朝食後、という用法が多い。

 でも、別に朝食前に服用しても問題ないよ。
1日くらいなら、昼食後に服用しても何もおきないだろう。
ようは、「1日1回」で大体同じくらいの時間に服用して欲しいのであって、
食事の影響は考えなくていい薬も多い。
 そういう薬なら食後すぐだろうが、食後30分だろうが変らんよ。
朝食を食べなくたって、問題ないくらい。

 もう1つの理由。それは、「食後30分は難しい」ってことだ。
実際に几帳面な患者さんは、食事終了時の時間をみていて、
ちゃんと時計で30分測って服用している。
でも、そんな人めったにいないって。w

 他の人から(あるいはテレビなど)の情報で、「食後30分」といわれて、
実際に試した人の多くが、失敗して服用を忘れる。
忙しい社会人なんかなら、絶対無理でしょ、これ。

 服用を忘れるくらいなら、食後すぐに服用して欲しい。
だから私は、「気にせずに食後すぐに服用して」と伝える。
実際は、食後30分に服用したほうが食後すぐに服用するよりもいいんだけど、
忘れるくらいなら、そんなチャレンジはやめた方がいいだろう。

 ただし、どうしても用法どおりに服用して欲しい薬もある。
起床時でなきゃだめな薬とか、糖尿病の薬なら食前服用でなきゃならない、とかね。

 ただ、私の知る限り「絶対に食後30分でなきゃダメ」という薬は存在しない。
少し効果は落ちるかも知れないが、食後すぐでもそれほど問題はないし。

 「食後30分」でやってみたい人はもちろんやってみてもいいけど。
そのかわり、服用を忘れたらダメだからね。
1回でも忘れるようなら、あきらめて食後すぐに服用して欲しい。w

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