東京でも悲惨
ニュースより。
妊娠9ヶ月の女性が脳内出血を起こし、搬送先を探したものの7箇所に
断られ、帝王切開での出産後に妊婦が死亡する事件がおこった。
asahi.comより
http://www.asahi.com/national/update/1022/TKY200810220044.html
なくなられた患者様は大変気の毒に思う。
以前に、奈良でも同様な事件があったが、今回は首都、東京だ。
東京といえども、産科の救急は万全ではないと言うことだ。
まぁ、現場の人間なら東京でも危ないことはみんな知っているだろうけど。
東京なら、産科医は多いだろうけど、その分、人口も多いわけで。
断ったといわれる病院の状況も、満床だったり人手が足りていなかったり。
ほとんどの病院が満床ってことは、単純に受け入れ能力が足りていないとしか。
ただ、今回のケースは1時間15分で手術を受けた病院に搬送されている。
これが、長いとみるか短いとみるか・・・。
東京では、時間がかかったほうなのかも知れないけれども。
結果として、患者様は救われなかったけれども。
私は、短いほうだろうと思う。それでもどうにもできなかったんだろう。
ただ、最初に断った(そして、最終的に受け入れた)
墨東病院は、総合周産期医療センターである。
そこが、こんな事例を最初に断るとは・・・。という批判はありそうだ。
まぁ、機能していなかったってことだからね。
こういう事例を受け入れるべき病院なんだから。
1時間15分でどうにもならないのであれば、
もうちょっと早ければ、、という状況ではないんだろう。
このニュースがショッキングなのは、東京の産科事情が明るみに出たことだろう。
東京でもダメなんだから、他の地域でできている訳ないじゃん、、って。
どうすればいいんだろうね・・・。
私は、このニュースからはある種の悲壮感というか、
どうしようもなさ、以外の感想はない。
こうなる前にどうにかしなければならなかったんだろうとは思うが、
現状でどうやっても、いきなりよくなるようなことはありえないし・・・。
まぁ、いまだに現場の医師を叩くような報道があるのであれば、
とりあえずやめてくれとしか言いようがないな。
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