« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »

2009年1月

大阪人のサガ・・・

 娘は2歳。イヤイヤ攻撃はまっさかり。いたずら大好き、言うこと聞かない。
まさに「テリブル2」の言葉通り。(注:terrible two。英語。2歳は恐ろしいってこと)

 ですが、私は基本、体罰は使っていない。
叩いて教えることはしていない。

 一時期、「お尻ぺんぺん」をしたこともあったけど、
性に合わないから、すぐにやめてしまった。

 どうしても言うことを聞かせたいときは、「暗いところに閉じ込める」と脅す。
最近は実際に閉じ込めるまでもなくなっている。
脅すだけで聞いてくれるし。

 諸説あるみたいだけれども、叩いて育てるというのは、今は主流ではないと思う。
叩かないで育てるのがよい、と。

 しかし、私はどうしても娘に手を上げてしまうことがある。

娘が許せないほど悪いことをした時・・・ではなくて・・・

 娘が、ボケた時。

 正しくは、娘がボケていると私が判断した時。w
いや、娘本人としては真剣に言ってることもあるかもしれないけど、
絶対にわざとボケていることもあるって。

 つい、後頭部をはたいてしまうんだよなぁ・・・。
もちろん、痛くない程度に手加減はするんだけど。

 逆に、他人を叩いてはいけない、とも教えられない。
大阪人として、ツッコミの手段を奪うわけにもいかぬ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

リレンザでも異常行動はおきるか?

 インフルエンザが猛威を振るう中、やっぱり出てしまった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090129-00000068-yom-soci

 リレンザ処方後の17歳の高校生が、団地から転落する事故があった。
厚生労働省は注意喚起を行っている。
この注意喚起の内容をざっくりとわかりやすく言うと、

インフルエンザに感染した未成年者は、薬の服用の如何を問わず、
少なくとも2日間は一人にしないように。

 ってこと。このブログでも何度も言及しているけどね。

 以前にも何度かリレンザについて取り上げているけれども。
タミフルとリレンザ(2007.03.10)
リレンザと異常行動のフォロー(2007.04.08)
リレンザに異常行動(2007.05.15)
リレンザは難しい(2008.02.19)

 もう一回言及しておこう。

 リレンザ。一般名はザナミビル。
この薬は、非常に親水性が高く、経口ではおそらく吸収されないので、
吸入薬として使われている。
 吸入薬というのは局所的に効く薬であり、あまり血中には入らない。
つまり、全身性の副作用がおこることは(内服薬に比べて)少ない。

 さらに、血中に入ったとしても、これだけ親水性の高い薬は、
脳内に移行するということは考えられない。
(タミフルでも考えにくいんだけど、タミフル以上にありえない)

 もちろん、絶対にありえないという断言はできないんだが。
タミフル以上に安全である、というのは言える。
(タミフルが危険だと言っているわけではないことに注意。)

 Aソ連型でタミフル耐性インフルエンザが流行っているらしいが、
この株にリレンザが効果のあることは確認されている。
なので、A型ならリレンザを使う医師もいると思う。

 それと、(一応)タミフルは10代の患者には原則使わない。
10代の場合は、やっぱりリレンザを使うことになる。

  
そういった状況があり、今まで以上にリレンザが処方された結果、
このような(リレンザ処方後の転落事故)が起こってしまったんだと。

 リレンザと異常行動の因果関係は、まず考えられないと思う。
それよりも、インフルエンザによる異常行動の結果、と考えるほうがよい。
インフルエンザだけでも異常行動がおこることは、
すでに実証されている。

 何度でも書いておこう。

インフルエンザに感染した未成年者は、
薬の服用の有無にかかわらず、
少なくとも2日間は一人にしないように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

妊婦とレバー

 妊婦は葉酸が必要で、葉酸が大量に含まれている食品として、
レバーがある。また、レバーは鉄分も豊富だから、妊婦にうってつけ・・・
かというと、実はそうではなかったりする。

 それは、レバーにはビタミンAが多すぎるという欠点があるから。
ビタミンAは脂溶性のビタミンであり、体に蓄積する。
さらに、どうも催奇形性があるんじゃないか?といわれている。
そのため、ビタミンAの摂取上限量は、妊婦の場合、成人の半分になっている。

 レバーはビタミンAが豊富なので、あっさりとこの上限を超えてしまう。
せっかく葉酸も鉄分も豊富なんだけど、お勧めはできない。

 もっとも、絶対禁止かというとそういうわけではない。
たまに少量食べる分には、気にするほどのことはないと思う。
ただ、「体にいい」とばかりに毎日食べたりすると、
逆にリスクが高まることになる。

 絶対安全なものなんてないんだけれども・・・
ビタミンAは比較的危険と言われているだけに注意が必要。
特に、安定期に入るまでは、ね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

妊婦と葉酸の関係

 サプリメントとして注目されている葉酸。
特に、妊娠を希望する女性、妊娠3ヶ月までの妊婦さんには必要だ。

 1日400μgの葉酸を摂取することで、胎児の神経管閉鎖障害
(奇形の一種)の発症リスクを減らすことができると言われている。

 カナダでは小麦粉やパスタなどの穀物製品に葉酸を添加することが
義務付けられており、その結果、神経管閉鎖障害の発生率は5割近く
減少したらしい。

 サプリメントの中で唯一、国が摂取を勧めているものである。
通常の食生活では、なかなか400μgを摂ることは難しいから。

そういえば
SOYJOYにも葉酸がプラスされていたな。

 妊婦以外の人はどうか、というと・・・
不足している人は摂った方がいいだろうなぁ。やっぱり。

 ちなみに、推奨量(妊婦以外)は、1日240μg。
2003年の国民健康・栄養調査によると、成人の平均は・・・
約300μg。

 ・・・平均的な食生活を送っている人なら足りていると思われる。
主に、レバーに多く、ほうれん草やアスパラガス、野菜にも含まれる。

http://www.chocola.com/vitamin/type/type13.html

 葉酸の不足が動脈硬化の原因になるという説もある。
確かに、ホモシステイン血症の人(時々いる)はそうなんだけれども、
葉酸を摂取したからといって、全てのタイプの動脈硬化を予防できるわけじゃない。

 私は、妊婦以外で葉酸が必要になるとはあまり思わない。
食生活で改善すべきだと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ワークシェアリング

 最近、ニュースでよく聞く言葉。ワークシェア。

 ようするに、労働者を増やして、その分労働時間を短くして、
一人当たりの賃金を減らす、ということだろう。
雇用を守るためには仕方がないという面もある。

 果たして、労働組合側がどう動くか?
正社員側としては、賃金カットということになるな、これ。
反発する組合も出てくるかもしれない。

 企業が用意する賃金の総額が変わらないとするならば、単純に人を多く残せば、
一人当たりは取り分は減る。ただし、一人当たりの労働時間も減るはずだ。

 うまいこと悪用して、賃金の総額を減らそうとする経営者がいないかな?
雇用を守るためといいながら、一人当たりの賃金だけ削って、
労働時間を減らさないとか。

 個人的には、ワークシェアには賛成。
だけど、その前に・・・

まず、サービス残業を全廃してからね

 と、激しく思う。

 役所では比較的ワークシェアを進めやすいらしいんだけど、
それって、まずサービス残業が発生しないからなんじゃないのかな?

割り増しの残業代を払うくらいなら、新規にアルバイトを雇用するほうが安いから、
ワークシェアリングが進む・・・と。

 もともとサービス残業をさせているような会社だと、
そもそも残業代をまともに払っていないわけだから、ワークシェア、という
流れにならない。残業の業務を新規雇用者にやらせるよりも、
今いる社員にサービス残業させるほうが会社にとって得だからね。

 政府の雇用対策として、サービス残業を徹底的に取り締まってくれないかな?

 そうすれば、会社としては割り増し賃金の必要な残業を減らそうとするだろう。
といっても、仕事量が変わらないなら、新しく人を雇用せざるをえないわな。

 もちろん、企業にとっても苦しくなるだろうけれども・・・
そこは、みんなで痛みを分かち合う。つまり、ある程度の賃金カットに応じる。
みんな痛み分けで、雇用を守る、という流れにならないかな?

 あ、もう一つ。賃金カットも致し方ないにしても・・・

株主への配当金もちゃんとカットしろよ
株主まで含めて、痛みを分かち合って欲しいんだが・・・さすがに無理か。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スルーラック デトファイバー

エスエス製薬の商品。スルーラックデトファイバー

http://www.ssp.co.jp/su/

最近、時々宣伝で見るので気になっていた。
薬品としては、もともとのスルーラックに、
ドクダミ、アロエなどの生薬成分をプラスしている。
 全く問題はない。よい商品といってもよい。

 気になっているのは、CMの「滞留便をスムーズに排泄」というところ。
これは・・・従来であれば「宿便」と言いたいところだよなぁ、と。w
「デト」という言葉には、「デトックス」の意味がこめられているし。

 さすがにエスエス製薬。「宿便」という言葉は誤解を招くと読んだか?
うちのブログにも、「宿便 ウソ」で検索してくる人が結構いるし。

 単純に、目新しい言葉を使いたかっただけかも知れないけどね。
概念としては宿便の考え方を引継いでいるとは思うが、
それほど目くじらたてて怒ることでもないし。

 同じような説明をして売るとなると、やっぱり問題かも知れないけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

復活

 スポーツより

 休場明けの朝青龍が、いきなり優勝した。
最後に白鵬に負けて、全勝優勝こそならなかったものの、
優勝決定戦では白鵬に勝ち、優勝。

 事前のマスコミ報道では、引退濃厚という感じだったけど・・・
下馬評を見事くつがえしたわけだ。
なんやかやいっても、相撲は朝青龍でもっているんだなぁ、と。
朝青龍は、いい話題も悪い話題も多く・・・ネタが多い。
マスコミもいじりやすいんだろう。
(逆にいうと、白鵬はいじりにくい。w)

 これで、またしばらくは朝青龍と白鵬の時代が続くのかな。


 もう一人。
大阪国際女子マラソンで、渋井陽子が優勝した。
国内では実に8年ぶりの優勝なんだそうな。

 初マラソンの時の印象が強すぎるんだけど、
ここまで意外なほど結果が残せていない。
日本記録まで作ったのに、オリンピックにすら出ていない。

 実力はあるはずなのに、選考レースで勝てたのは初マラソンのみ。
ってことは、世界陸上も一度しか出てないんだな・・・。
久々に、見ることができるのか。
 でも、昔ほど期待しちゃだめなんだろうな、たぶん。w

| | コメント (0) | トラックバック (0)

かくれんぼ??

 今日、娘とかくれんぼ??っぽいことをして遊んだ。
試行錯誤の結果、私が隠れるというルールになったようだ。

最初は、娘が隠れようとしたようだったけれども・・・

娘「お布団のなかに隠れるから、毛布掛けて!」

・・・それを私に頼んでおいて、私が探すってのは無理があるぞ
他にも、定番の「もういいかい?」ではなくて、なぜか

娘「だるまさんが転んだ!

とか言ってみたりしてたけど。(どこで覚えたんだろ)

 結局、遊んでいるうちに、私が隠れることになった模様。
(正確に意思疎通できたわけではない。w)

娘「もういいかい?」
私「まーだだよー」

 最初は、トイレに隠れた。
わかりやすく、電気をつけておいたところ・・・あっさり見つかった。

 そこで、次はトイレの電気だけをつけて別の場所に隠れてみる。
娘はやっぱり、トイレの中を探しに行った。
2回も同じ手を使うわけないだろうが。w

 向こうの動きに合わせて、完璧に後ろをとって
「わっ」とやると、すごくびっくりしていた。

 その後もいろいろ隠れ場所を変えてみたけれども、
あまり高度なことをやってもしょうがないので、
頑張って探せば見つけられるレベルの場所で。

 ただ、倉庫だけはおそらく入って来れないと思うので避けたけど。
暗いところは苦手だし。

 いやー、かくれんぼなんて久しぶりにやったけど・・・
普通に面白いわ

 いつの日か、私と真剣勝負できる日が来るのだろうか?
・・・意外に早かったりして。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

前期高齢者の負担割合

 2008年4月から、後期高齢者医療制度がスタートした。
「後期」があるからには、当然「前期」もある。
70歳から74歳の人が「前期高齢者」にあたる。

 もともとの制度では、この前期高齢者の医療費負担割合は、
2008年4月より、2割負担になる(高額所得者は3割)はずだった。
それまでは1割負担だったので、窓口負担は「倍増」だ。
実際、これらの人たちの高齢受給者証には、「2割」と印字されている。

 ところが、前回の参議院選挙(2007年の夏)で与党が惨敗した。
いろいろあって安部さんが首相をやめて、福田さんが首相になった。
当時は、福田さんの元で総選挙が行われるであろうと思われていた。
そして、それは(おそらく)2008年になるだろう、と。

 この状況で、前期高齢者の負担割合を上げてしまうと、
かならず野党に食いつかれるだろう、と思ったのだろう。
政府は、この負担割合の変更を1年猶予することにした。

 実際の高齢受給者証にも「2割」の下に
「ただし、平成21年3月31日までは1割」とただし書きがある。

 ところが・・・ふたを開けてみると、
前期高齢者の部分では確かに野党からの追及を逃れることはできたが、
後期高齢者医療制度が、予想をはるかに上回る不評ぶりで、
結局政権の首を絞める結果となった。

 この経緯を見る限り、当時の政府は
「後期高齢者制度は、負担割合の変更があるわけでもなく、保険料が増える人も
 少ないから、それほど問題にはならないだろう。
 それよりも、前期高齢者の負担増の方が問題だ。」
 と考えていたことは間違いないな。
まったくの読み違いだったのかも。

 さて、そういう経緯で1割から2割への負担増が1年先延ばしにされている。
当然、この負担増が生じる2009年4月の段階で、総選挙は終わっているはず・・・
と読んでいたんだよなぁ当時は・・・たぶん。

 現状、とてもそうはなりそうにない。w
むしろ、解散総選挙は2009年4月以降になる可能性が高いんじゃないだろうか。
そうなると、「2009年4月から、前期高齢者の負担割合増」というのは、
与党にとっては非常に厳しい逆風になりかねない。
野党に反対されるのは目に見えてるな。
 ここで、「いや、以前からの方針だから」と負担増を強行したら、
私は政府を賞賛する。健康保険もお金に余裕はないんだから、
そうそう何年も負担増を凍結するわけにはいかないはずだ。

 ま、絶対に無理だろうな。w

どうせ、弱腰になって「もう一年(負担増は)凍結」とするに決まってる。

 政治、というか選挙の日程によって、この手の政策の実行時期は決まるんだろう。
負担が増えるような政策は、しばらく選挙がない時期にやるに限る、と。

 政府も弱腰だとは思うが、国民も負担に耐える覚悟は必要だと思うぞ。
こんなことを続けていては、財政再建なんて、夢の又夢、だな。

 H21.3.6追記
予想通り、1年間延長されるらしい。

http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-f7cc.html

 政治的に見ると、当然なんだろうけど。

.

H22.3.16、さらに追記。この凍結は、平成22年度(2010年)も続く。
もう1年、平成23年(2011年)3月末まで延長される。

平成22年度の前期高齢者の負担割合」(10/03/12)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2冊目の母子手帳

 今日は、平日休み。

 ここんとこ忙しかったので、ゆっくり休養。
・・・でも、一つ用事があった。

 2冊目の母子手帳をもらいにいってきた。
(ちなみに、父子手帳ももらった。)

 妊娠が発覚したのは去年の年末。
今のところ順調に経過しているよう。
予定日は、8月17日。

 とはいえ、まだまだ安定期には入っていないので
油断はできないんだけれども。


 前回もそうだったが、今回もつわりはそれほどない模様。

 2回目だから前よりは経験をつんでいる・・・ってことはない。
はっきりいって、もう、前のことは忘れている。
3年前だもんなぁ。
 自分のブログを見直して、何があったか復習するか。

 前回との明らかな違いは、一人、手のかかる娘がいるってことだな。

 なお、今のところ娘はお姉ちゃんになることを嫌がっているようだ。
どこまでわかっているのかは不明だが・・・。
自分ひとりの天下が終わることに気づいているのかも知れない。w

| | コメント (0) | トラックバック (0)

インフルエンザ警報

 今週に入ってから、インフルエンザの患者さんが激増している。
本格的な流行期に入ったようだ。

 一応、予防接種は受けているものの、絶対にかからないとは言い切れない。
正直、ドキドキしながら仕事している。
今までのところ、なんとか無事に仕事できているが・・・。

 同僚が一人、インフルエンザにかかってしまった。
もちろん、予防接種は受けている。
予防接種を受けていても、かかるときはかかる。
体の抵抗力が落ちていたりしたら、やられることもあるんだろう。

 インフルエンザにかからないためには・・・
まずは、体調管理、といいたい。十分な栄養と睡眠。
予防接種を打っているのは当然、とした上の話だが。
体調管理さえしっかりしていれば、予防接種なしでも自前の免疫だけで
インフルエンザを撃退することは不可能ではない。

 よく言われる予防法としては、「うがい、手洗い、マスク」だけれども。

この中でも最重要と(私が)思うのは「手洗い」だ。
手についたウイルスを確実に消毒する。
外出後、あるいは食事前は、確実に手洗いを。

 マスクは、材質によってかなり効果は異なるけれども・・・。
基本は、マスクは「他人に移さないため」に着けるもの。
マスクしているからといって、ウイルスを完全に防ぐことはできないだろう。

 うがいは・・・実際のところどうなんだろうね。w
最後の防衛手段という気もするけど。
しないよりはした方がいいかな。

 あとは、湿度。50%以上が望ましい。
特に、エアコンでの暖房の場合は、加湿器は必須だと思う。
加湿機能のついたエアコンなんて・・・ないだろうな、やっぱり。

 電気ストーブなら、スチーム機能を使うべき。
灯油や、ガスの場合は、燃焼の際に水が発生するからまだマシかも。

 さて、絶対に守って欲しい注意事項。

 インフルエンザにかかったら、仕事(あるいは学校)は必ず休むこと。
できれば、熱が下がってからさらに2日間休む
他の人に移さないため、だ。インフルエンザで仕事にでるなんざ、
犯罪行為である。この意識は、社会で徹底されるべき。

 東京でのインフルエンザの院内感染の事例も、
職員が原因の可能性が高いと思われる。
大体、インフルエンザにかかっている院長がマスクして記者会見って・・・、
その時点で、どうかしてると思うぞ。

 勝手な予想ではあるが、人手不足なんだろうな。
自分が休めば、仕事が回らないことが予想されるから。
だから、無理してでも出勤しなければ・・・となったんだろう。
その結果が、集団感染、と。


 もう少し、余裕をもった人員配置を考えるべきだろう。
一人が倒れたらいきなり困るような環境だから、無理してでも出ようと思うんだ。
何かあれば、ゆっくり休める環境にすることが大事。

 その意味でも、ワークシェアリングを進めるのはよいと思うけどなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

医師も患者もお互いさま?

 少し前、Yahooトップページに、医療崩壊がらみの提言の記事がのった。
正確には、その提言にネット医師が激しく反発している、との記事だ。

http://s03.megalodon.jp/2009-0117-0032-50/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090116-00000003-cbn-soci

(↑は魚拓)

 提言は、単なる年寄りの説教に聞こえる。w
「今の医師は被害者意識ばっかりで、我慢が足りない」ってことか?
まぁ、年寄りの繰言だけどね。

 私は、全ての医師がそうだとは思わないが、
一部にそういう医師がいてもおかしくないと思っている。

 でも、それは医師だけに限った話じゃないだろう?

「今の患者は、被害者意識ばっかりで我慢が足りない」ってことはないのか?

 もちろん、全ての患者がそうだとは思わないけれども・・・
一部、そういう患者がいることも事実じゃないかな??

 問題は、これが時代によって変化しているのかどうか、か。
今のお年寄りが若かった頃も、当時のお年寄りからそう言われている
ような気がしないでもないんだが。
(つまり、昔から事情は変わってないってこと。w)

 ただ、本当に時代により変化しているのかも知れない。
一昔前に比べて、被害者意識ばかり強くて、相手を認めない人間が
増えてきているのかも知れない。

 でも、百歩譲ってそうだとしても、それは医師、患者、
どちらもお互い様だと思うんだけどな。。
自分の意識は変化していて、相手にだけ理想を追求するのは、
どちらにとっても虫が良すぎるように思うんだが。。

 患者の質が変わっている、という説もあれば、
医師の質が変わっているという説もある。お互い様じゃないのかなぁ?
どちらにしても、まともな方が大多数だと思うが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ドライアイ婦人

 久々に、ブログパーツを変更してみた。

もう、そろそろナベアツには飽きてきてたし。w
今度のは、別の意味でインパクトがある。

 いや、ドライアイに関する啓発用のブログパーツなんだけど、
絵が池田理代子ですよ。
なんというか・・・。面白い。ww

 提供は、参天製薬。ドライアイ日記から。

http://www.help-dryeye.com/diary/index.html

 こっちはBGMに、音声までついてる。
声優もすごい。池田昌子(銀河鉄道999のメーテル)に、
池田秀一(機動戦士ガンダムのシャア・アズナブル)って・・・。


参天製薬は、主に医療用の目薬を扱っている。
目薬のメーカー、といえばまず「参天」ってくらい。
(他にも、リウマチの薬とかもあるけどね)
 ドライアイは自己判断でOTCで治療するよりも、
しっかりと眼科医にかかったほうがいい、って話だ。

 しっかし、よくもまぁそんな大物を使おうと思ったな・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

タミフル耐性インフルエンザ

 今年のインフルエンザ。
特に、Aソ連型と呼ばれるタイプ(全体の1/3くらい)に、
タミフル耐性株が広まっている、という報道があった。

 実に、97%が耐性って、それほとんど効かないやんか・・・。
他のタイプ(A香港、B)にはタミフルが効くからまだいいものの。
一応、ワクチンは効いているという情報があったものの・・・

 もう一つニュースが。

 東京の病院で、インフルエンザの集団発生があったようだ。
かなりの割合で予防注射をしてた、という報道なんだけど、
これが本当なら予防注射がろくに効いてないインフルエンザってことか。

・・・まさか、新型じゃないだろうな?
いや、そんな訳ないとは思うんだけど、そこのところをはっきりさせている
報道がまだない。「タミフル効かず死亡」とか書いた記事があったけど、
この集団発生のウイルスはAソ連なのか?その情報が書いてない。

 さて普通の感覚だと、「タミフルを使いすぎたから耐性が生じた」
と思うんだけれども、報道を見る限りどうも違うらしい
というのは、このタミフル耐性インフルエンザは、ヨーロッパ由来のものが、
日本に入ってきた、という見方が強い。
元々、タミフルの使用量では日本がダントツだったんだけれども、
タミフル耐性ウイルスの問題は、なぜか日本を避けて起きていた。

 ヨーロッパでは、元々そんなにタミフル使われていないし。
どうも、「自然に」タミフル耐性株ができあがってしまったようだ。

 この「タミフル耐性」は、そのまま新型に受け継がれる・・・わけはない。
全く新しい型のウイルスであるからして。
ただ、新型が、「たまたま」タミフル耐性になってしまう可能性もあるわけで。

 いまのところ、タミフル耐性ウイルスにリレンザが効かないという情報はない。
ってことは、A型インフルエンザにはリレンザを出すという選択肢もありそうだな。


 いずれにしても、集団感染の事例も気になるところではある。
これがAソ連型だったとすると、このインフルエンザウイルスは、
ワクチンの効果が弱く、かつタミフル耐性という危険なウイルスってことになる。

 うーん・・・今のところ、ウイルスに関する情報はないんだよなぁ。
集団感染で亡くなった人は、肺炎を併発したってことらしい。
・・・そっちの方が、多剤耐性の肺炎だったんじゃないのか?
どっちにしても院内感染か。

| | コメント (1) | トラックバック (1)

クルム伊達、全豪に。

 ニュース(スポーツ)より。

 テニス全豪オープンの予選。
クルム伊達公子は、3連勝で全豪オープンの本戦出場を決めた。
実に、13年ぶりだそうな。

 去年、全日本を制した時は16年ぶりだったかな?
そのときに、来年の(つまり、今年の)全豪を目指すと言っていたけど、
見事に、有言実行したわけだ。強いなぁ。

 予選でも、自分の半分の年齢の子を相手に勝ってたし。
なんというか、年齢を感じさせないなぁ。
どこまでいけるか見てみたい。

 ・・・にしても、クルム伊達以外に全豪予選に出場した選手は、
全員予選敗退。もうちょっとがんばれよ。。

あ、杉山(森田も?)は本戦からの出場ね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

養老の星、幸ちゃん

 仕事中、有線から変な歌が聞こえてきた。

いや、曲自体はしっている。シャ乱Qの「いいわけ」なんだが、
明らかに別人が歌っている。歌い方がおかしい・・・。

 でも、なんとなく覚えがあった。探偵ナイトスクープでやってた、
あの人じゃないのか、これは??

 元々は、NHKののど自慢に出ていた人で、あまりにも強烈なインパクトを
残したために、もう一度聞きたい、という依頼がナイトスクープに持ち込まれた。
・・・という話だったような気がする。
でも、なんで有線から聞こえてくるんだ?有名人になったのか?w

 調べてみると、どうもそうらしい。ウィキペディアにあった。



その後、バラエティ番組にも呼ばれることがあり、
さらにシャ乱Qとも共演を果たしている。

 なんと、着うたでデビューしており、ダウンロードチャートで1位を獲得している。

http://www.barks.jp/news/?id=1000044815

 歌がうまいとはいえないんだけど・・・とにかく個性的、か。w
合法的に聞くには着うたをダウンロードするしかないんだけど、
(あるいは、ナイトスクープのDVDでも見れる)

ニコニコやyoutubeなら、どっかに転がってるだろうな。w

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ホットミルクを与えるべからず

 子供にホットミルクを与えるべからず。
はまってしまうと、非常に面倒くさいことになる。

娘「牛乳ちょうだい!」
私「はい」

娘「あったかいのがいい」
私「・・・。」

 ま、実際は電子レンジですぐにできるんだけどね。

 寝起きに牛乳を要求するのは昔からあった。
で、対応するためには、枕元に牛乳をおいておけばいいわけで。
実際、それで対応できたんだけど・・・

「温めてくれないとイヤ」と言われると面倒くさいことこの上ない。

・・・魔法瓶でも使うか?w

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クレームにはまず謝罪から

 クレーム対応は、まず謝罪から入るべきである。
実はこれ、クレーム対応の基礎中の基礎。
まずは、「相手に不愉快な気持ちを与えたこと」に対するお詫びが必要である、と。

 以前に受けたクレーム対応の研修でこう教わった。
これは、99%(あるいはそれ以上)の確率で正しい対応である。
問題は、とんでもない地雷を踏んでしまう可能性のあることだ。

 このクレームに対する最初の謝罪を、
「責任を認めた」と相手にみなされる危険がある。(一応)逃げ道がある。
「いえ、責任を認めたというわけではございません。
 ただ、お客様(患者様もあり)のご気分を害したことに対するお詫びでございます。」
こういえば、逃げられるんだけれども・・・

 これが通用するのは、相手がまともな場合に限る。
たとえば、クレームのその場で「それは過失、責任を認めたということか?」と
聞かれたのであれば、この対応で誤解を解くことができるだろう。

 でも、その場ではなく、後になって「いや、あの時謝ったじゃないか!」
と当事者相手ではなく、裁判所(あるいはマスコミ相手)にやられた場合、
非常に不利な立場に立たされる。ある意味、裁判所よりもマスコミの方がやっかいだ。
裁判なら、まだ反論する余地はあるんだけどね。

 ここで「まともでない場合」というのは、そもそも悪意のあるクレーマーもそうだし、
悪意はなくとも、あまりの激情により周りが見えなくなる場合も同様だ。

 日本では、何かあったときにとりあえず「謝る」文化がある。
これは責任を認める「謝罪」とは意味が違う。
近い言葉で言うならば「遺憾の意を表す」ってとこだろうか。
 自分に責任がなくとも「謝る」ことは、相手の感情を和らげる意味で有効である、
というより、謝らない場合の方が相手を激情させる危険が高い。
「クレームにはまず謝罪から」といわれる所以だろう。

 ところが、相手に(とりあえずの)謝罪を求めておいて、
謝罪したところで、本来の意味の(責任を認めた)謝罪であるとみなして
攻撃してくる相手に対しては、非常に分が悪い。

 ミスを認めないように、そしてミスを認めていないことを相手に明らかに伝わるように、
しかも相手の感情を刺激しないように、謝罪することが求められるわけだ。
だれか、どうすればいいのか教えて欲しい。

 私の職場の場合はそこまで重大なクレームに発展することはあまりないんだけど、
可能性はゼロではない。

http://tsujiyoshitaka.spaces.live.com/blog/cns!ED30C85C44D4F589!1893.entry

 たぶん、この件はそういうことだろうと想像されるんだけどな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

飛び石連休?

 世間では3連休だったらしい。
私?連休?なにそれ?土曜日も月曜日も仕事だったって。

でも、金曜日と火曜日が休みだったりする。w

つまり、一応3日休みはあったわけで。連休じゃなかったけどね。

 さて、懸案事項が・・・。
まだ、年明けてから一回も実家に顔を出していない。w
連休が連休じゃなかった関係もあって、うまいこと都合が合わないんだよな。
来週の日曜日・・・が休みであってくれればいいけど。
 実は、まだシフトが決まってないから、最悪仕事の可能性もあったりして。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

内閣支持率急落

 ニュースより。

 内閣支持率が急落している。新聞社によって数字は違うけど、
おおむね20%前後に落ちているようだ。

 なんというか、デッドラインを超えてしまった気がする。
ここまで落ち込んでしまうと、もうあがることはないような気がする。
ある程度までなら、復活もありえるかもしれないんだけれども・・・

 もう、「やることなすことすべてダメ」って目で見られるようになると、
支持率の回復は難しいと思う。ジリ貧かな。
でも、ここで耐えて、なんとか失策のないようにしのいで、
野党の失策を待ってれば、あるいは・・・ってくらいか。

 衆議院の解散は、だいぶ先の話になりそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

タミフルはどうなる?

 学校も始まり、いよいよインフルエンザの季節だ。
いや、去年からぼつぼつ出てたけど、やっぱり年明けからが本番だろう。
学校が休みの間は、インフルエンザも一緒に休んでくれるみたいだし。

 さて、タミフルはどうなるんだろう。

 異常行動の副作用をうけて、10代への原則禁忌を決めたのが2年前か。
去年は、10代には吸入薬のリレンザが処方されるケースが目立った。
リレンザが在庫切れをおこすんじゃないかといわれたが、
幸い、インフルエンザ自体がそれほど流行らなかった。。

 タミフルによる異常行動の副作用については、厚生労働省の研究班(かな?)が
1万人規模の追跡調査を行った。

 その結果が去年発表され、結論としては、
「異常行動はインフルエンザそのもので発生するものであり、
 タミフルとの因果関係は認められない」というものだった。

 ただし、発表当初からそもそもデータの解析がおかしいという指摘があった。

・・・というところまでは、このブログでも書いてきていた。

 その後の話。
日本臨床薬理学会でその辺のことが話し合われた。
学会としてのコンセンサスは「厚生労働省のこのデータ解析はおかしい」というもの。
元データを公表して、解析をやり直した方がよい、という結論になったようだ。

 この学会は、某氏のような「とにかくタミフルをつぶせ」のような人物しか
いないわけではない。まっとうな(?)学会である。

 ただ、全体として「だからタミフルは危険である」という結論にもなっていない。
「厚生労働省の今回の研究結果(解析)は誤りである」というだけ。
つまり、正しく解析すれば「タミフルはやはり安全である」になるかも知れないし、
「タミフルは異常行動を起こす薬である」になるかも知れない。

 さらに言うなら、「今回の試験はタミフルについて判断できるデータではない」
っていう、笑えない結論が出る可能性すらある

 一応、今後の展開も(可能なら)追っておこうと思う。

 さて、タミフルの話では私がいつも書くことは変わらない。

どっちにしたって、「インフルエンザだけで異常行動が起こりうる」ことは確かだ。
タミフル服用で起こりやすくなるのか、起こりにくくなるのか、という問題はあるが、、

インフルエンザにかかった場合は、薬の服用の有無に関わらず、
2日間は目を離さないほうが良い。

 これ、最初からわかっていることで、話がどう転んでもかわらないんだよね。
学術的にはまだまだ問題が残っているタミフルだけれども、
現場では、それほど問題は残っていない。どっちにしても注意することに変わりなし。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

風邪をどうやって治すか。

 まず、原則として風邪薬は対症療法である。
根本から治療するような薬じゃないから、効果が切れれば元に戻る。
たとえば、解熱作用のある薬は、薬が効いている間は熱が下がるけれども、
効果が切れればまた熱は上がる。

 風邪の原因はほとんどウイルスなので、効く薬はほぼない。
ってことは、自力の免疫でウイルスを撃退する必要がある。

 まずは、エネルギーだ。腹が減っては戦ができぬ。
ウイルスと戦うにもエネルギーが必要。
あまり胃腸に負担をかけないことも必要だから、消化のよいものの方がよい。
食欲がなくても、何か食べないといけない。

 今回は、消化酵素の入った胃薬を使ってみた。
基本は、食べすぎ、飲みすぎに使う薬なんだけどね。

風邪引いて食欲がないときに、少々無理目に食べて消化薬を使う。
一歩間違うと裏目に出る可能性もあるんだけれども。w

 あとは、安静。できれば休むのが一番だ。

 熱を下げすぎないのもポイントになる。
熱を出すのは、体の防衛反応。少々の熱は、下げないほうがよい。

・・・とはいえ、高すぎるとさすがに体が厳しいので、その辺のバランスが難しい。
今回は、「あえて」薬の効果を切らせて熱を上げることにより、
ウイルスと戦ってみたのだけれども、、
予想以上に熱が上がり、、十分な睡眠がとれずにかえってまずかったようだ。
普通に薬を飲んで、しっかり寝たほうが結果としてはよかった。

 子供の風邪薬も同じかな?
熱が高くても元気であれば薬は必要ない。
咳止めとか鼻水の薬もあるけれども、睡眠の妨げにならないのであれば、
少々の咳や鼻は放っておいてよい。

 逆に、それで眠れないのであれば薬があった方がいいだろうな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

CM

 年末年始は、レンタルビデオ・・・というかDVDのかきいれ時なんだろう。
「ネットでかりて、自宅に届き・・・」のDMM.COMのCMが流れまくってた。
おかげで、娘も口ずさむ始末。

 嫁の実家では、結婚式場のCMが多いなぁと思った。
さすがは愛知県、か。

 そういえば、娘がチョコレートの歌を歌う。

「ちょっこれーと、ちょっこれーと、ちょこれーとは、明治」
・・・いつの間に覚えたんだろう。
しかし、こんな若い子供にまで覚えられるとは、明治、やるな。w

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ほぼ回復?

 今回の風邪は長かったが、ようやく回復した。
年末、年始と風邪にたたられたなぁ。

 一番最初にかかったのは娘。次に嫁。最後に私。
結構な高熱が出て大変だった。
もっとも、娘と嫁は1日で熱が引いたらしい。
私は・・・意外に長引いているなぁ。

 一昨日と昨日の記事は、例によってストック記事。
風邪でしんどいときに長文書いてるわけないわな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

医薬品のネット販売規制

 これは、去年から騒がれている。
医薬品のネット販売の規制の話。このままだと、改正薬事法が施行される
6月から、医薬品のネット販売は大幅に規制されることになる。

 今まで、医薬品のネット販売に関しては、全く規制がない状態だった。
そもそも、法律がそんな事態を想定していなかった、というのが正しい。
規制がないので、今までは黙認状態で販売が続けられていたわけだ。

 ところが、今度の薬事法の改正で、「登録販売者」なる資格が出来た。
さらに、医薬品の分類方法が変わる。(というか、新たにできる。)

リスクの高い順番から、一類、二類、三類と分けられる。
最もリスクのたかい一類医薬品は、薬剤師しか売ってはいけない。
主に、スイッチOTC(医療用から一般用になったもの。)。
有名どころでは、ガスターとか、あ、リアップもそうだ。あと、ニコチンパッチも。

二類医薬品(風邪薬、漢方薬など)は、登録販売者でも販売可能。
三類医薬品は、さらにリスクの低いもので、ビタミン剤など。

 余談だが、死亡例まで出た酸化マグネシウムはなぜか三類だ・・・。
ちなみに、コンドロイチンも三類になっているな。

 で、いまのままだと、ネット通販が可能なのは「三類だけ」になりそうだ。

 ただ、現状としては二類どころか、一類すらネット販売されている。
規制なかったし。でも、そりゃ消費者保護の観点からみてまずいだろう、となり、
(実際、薬害被害者なんかは規制賛成派だ)
三類までしか販売してはいけない、と決められた。

 もともと、この薬事法の改正は薬剤師しか売ってはいけない薬を、
登録販売者にも一部認める、という「規制緩和」なわけだ。
ところが、ネット販売が今まで無法状態であったために、
ネット販売側からみれば、(強力な)「規制強化」となった。

 消費者の利便性をとるか、安全性をとるか。

 私は、もう5年以上も前になるドンキホーテの騒ぎを思い出した。
ドンキホーテが24時間の医薬品販売を行う為に、
薬剤師をテレビ電話で応対させて販売しようとした一件だ。
 結局どうなったのかは思い出せないんだけれども。w

 当時も、ネットの規制はなかったはずだよね。ってことは・・・
薬剤師を常駐させてテレビ電話による24時間対応の体制はダメで、
ネットの通販というかたちを取れば可能だったってこと??

 じゃぁさ、テレビ電話ではなく店頭にパソコンの端末をおいて、
ネットでお申込みいただいて、店の外(裏口とか)で「お届け」という
かたちを取れば、問題なかったってことにならないか??

 そこまで考えれば、さすがにこの「無法状態」はないだろうと思った。
ある程度の規制は必要。少なくとも、一類の販売はまず無理にしておかないと、
登録販売者とのバランスが取れない。
登録販売者がダメで、ネット通販ならOKってことはありえない。

 おそらく、ここまでは規制賛成派も反対派も同意できるだろう。
問題は、風邪薬や漢方薬が含まれる二類の扱いだろう。

 消費者の利便性を求めるならOKにすべきだと思う。
ただし、何らかの情報提供というか、規制を設けておかないと、とも思うな。

ただ、登録販売者っていうのもまだ制度自体が始まっていない。
力量のほどもわからない。登録販売者による販売でも安全性がいまひとつ、なら
ネット通販でもいいじゃないか、という論調になってもおかしくない。
もっとも、薬剤師による対面販売でもどうよ、って話になりそうなんだが。(苦笑)

 私の考えとしては、一類は原則規制。二類もある程度の規制は必要と思う。
風邪薬だって、ものによっては一類より危険なものもある。
ただし、二類を完全に規制するのはさすがに問題かなぁ、とも思うな。

 現状で、ネット販売業者は例えば一度に買える個数を制限したり、
説明をきちんと読んだ、とボタンを押さなければ買えなくしているけれども、
正直、それではまだ生ぬるいんじゃないか。
 例えば、電話での注文に限る、とか。
一度目は必ず対面販売で、二回目以降はネット販売も可、とか。

 規制がいやだっていうんなら、全部消費者の自己責任でやってもらうか?
今までもそれで問題なかった、といえばその通りなんだけど。
問題なかった、というか問題が表面化してないだけかも知れないが。

 うーん、なんだろうこの感じは。
おそらく、(理想の)薬剤師としては薬を売るだけで終わらせたくないんだな。
その奥に潜んでいる別の原因がないか、とか生活上の注意点とか、
そういった情報を伝えたいという気持ちがある。
 そこを「そんなもんはいらんから薬だけくれ!」と言われると、
自分たちの存在意義が問われてくるような気がするんだろうな。
多くの薬剤師がネット販売に反対する理由はそれだろう。

 さて、どうなるか。二類のネット販売を認めるかどうか。
現状のままで、無条件に二類の販売を認めるわけにもいかないと思うが、
無条件でダメってのもよくない。どこか、着地点を探っていくような
話になるといいのだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

なぜ今回の新型はニュースになるのか

 新型インフルエンザの話。
最近、立て続けに報道されることもあり、関心が高まっているように感じる。

 さて、新型インフルエンザは、スペインインフルエンザ以降、
アジアインフルエンザ、香港インフルエンザ、と度々起こっている。
当時のことを覚えている人がそもそも少ないということもあるが、
おそらく、前回や前々回の「新型」のときは、
今回(というか、次回)の「新型」ほどニュースになっていないのではないか。
「なんで今回はニュースになるの?」という疑問を考えてみたい。
(実は、ぷいぷいの角さんの疑問だ。w)

 答えは「医学、科学の進歩の結果」だと思う。
つまり、前回までの「新型インフルエンザ」はわけのわからんうちに発生して、
わけのわからんうちに被害を出し、わけのわからんうちに収束したんだろう。

 鳥インフルエンザが人間に感染することがわかったのも、最近の話。
まして、遺伝子解析なんて技術は当時存在していなかった。

 つまり、科学技術の進歩により「ある程度の精度で予想できるようになった」
その結果として、対策を考えられるようになったってことだ。
予想できるからこそ対策をたてられるわけ。だからニュースになるんだ。

 例えば、地震なんかもそうなるかも知れない。
今のところ、メカニズムはともかくいつ発生するかはわかっていない。
でも、これがもっと高い精度でわかるようになれば、事情は変わってくる。
「東海大地震が年内に起こる確率は50%」とかね。
そうなると、ものすごいニュースになると思う。
 過去の例を考えると、常に不意打ちに近かったはずだけど、
科学の進歩により対策を考える時間ができたってわけだ。

 今回の新型インフルエンザがニュースになる理由としては、
もちろん、予想される毒性の高さとかもあるんだけれども、、
それにしたって、科学技術が進歩したからわかることであって。w

 あとは、その対策をしっかりと立てる力があれば万全なんだが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いきなり風邪

 昨日、大阪に帰ってきたが、いきなり風邪を引いた。

 正確に言うと、すでに向こうで風邪を引いていた。
ちょっと風邪気味、のレベルじゃない本格的な風邪。
なんとか、薬で押さえ込んでいるけれども。

 ・・・明日、仕事いけるかな?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年12月 | トップページ | 2009年2月 »