なぜ今回の新型はニュースになるのか
新型インフルエンザの話。
最近、立て続けに報道されることもあり、関心が高まっているように感じる。
さて、新型インフルエンザは、スペインインフルエンザ以降、
アジアインフルエンザ、香港インフルエンザ、と度々起こっている。
当時のことを覚えている人がそもそも少ないということもあるが、
おそらく、前回や前々回の「新型」のときは、
今回(というか、次回)の「新型」ほどニュースになっていないのではないか。
「なんで今回はニュースになるの?」という疑問を考えてみたい。
(実は、ぷいぷいの角さんの疑問だ。w)
答えは「医学、科学の進歩の結果」だと思う。
つまり、前回までの「新型インフルエンザ」はわけのわからんうちに発生して、
わけのわからんうちに被害を出し、わけのわからんうちに収束したんだろう。
鳥インフルエンザが人間に感染することがわかったのも、最近の話。
まして、遺伝子解析なんて技術は当時存在していなかった。
つまり、科学技術の進歩により「ある程度の精度で予想できるようになった」
その結果として、対策を考えられるようになったってことだ。
予想できるからこそ対策をたてられるわけ。だからニュースになるんだ。
例えば、地震なんかもそうなるかも知れない。
今のところ、メカニズムはともかくいつ発生するかはわかっていない。
でも、これがもっと高い精度でわかるようになれば、事情は変わってくる。
「東海大地震が年内に起こる確率は50%」とかね。
そうなると、ものすごいニュースになると思う。
過去の例を考えると、常に不意打ちに近かったはずだけど、
科学の進歩により対策を考える時間ができたってわけだ。
今回の新型インフルエンザがニュースになる理由としては、
もちろん、予想される毒性の高さとかもあるんだけれども、、
それにしたって、科学技術が進歩したからわかることであって。w
あとは、その対策をしっかりと立てる力があれば万全なんだが。
| 固定リンク
「新型インフルエンザ」カテゴリの記事
- 新型インフル終結宣言(2010.03.02)
- 季節性インフルは来ないの?(2010.01.15)
- ワクチン、健康な成人にも接種へ。(2009.12.16)
- インフル患者減少へ(2009.12.10)
- ピークは過ぎているはずなのに(2009.12.07)
コメント