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うがいはインフルエンザ予防に無意味

 そろそろ、インフルエンザの流行もピークを超えたように思う。
今年は本当にひどかった。

 インフルエンザの予防には、うがい、手洗い、マスク・・・と言われるが、
実は、うがいはそれほど意味がないという情報。

情報元は、新型インフルエンザ対策の達人、さんより。
http://newinfluenza.blog62.fc2.com/blog-entry-368.html

 中身を抜粋すると、

・海外では風邪やインフル対策のためにうがいを推奨しているという話はない。
・うがいで洗浄できる範囲は限られており、鼻からの進入は防げない。
・うがいによる予防効果はエビデンス(根拠)がない。
・手洗いは重要、マスクはしないよりはした方がよい。

 ・・・とまぁ、こういう内容だ。

 日本では昔からの「慣習」で、うがいしなさいと言われているだけで、
医学的な根拠はあまりない。ま、しないよりはした方がいいと思うけど。
というのは、のどを潤す効果とか、湿度の問題とか、ね。

 というわけで、うがい、手洗い、マスクの優先順位は、

手洗い>>(高い壁)>>マスク>>(越えられない壁)>>うがい

 手洗いは必須。マスクはできればどうぞ。うがいは、無意味に近い、と。

 もっとも、季節性インフルエンザ(つまり、通常)の場合は、
一番にワクチンが来るとは思うが。

 ただし、対策としては咳エチケットの方が上位になる。
つまり、「他人から移されない対策」ではなくて、
「他人に移さない対策」の方が重要というわけ。

 実は、なんとなくではあるけどこの情報は(私は)知っていた。
その上で、「インフルバリア飴の効果はうがい程度と思う」と書いた。w
それって、「ほとんど無意味」と同義なんだが。

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コメント

結局は薬が一番と言うことなのかも。

投稿: 結局はタミフル・リレンザ | 2009-03-16 02:37

 この記事では「予防」をメインで考えていますので、
一番は「ワクチン」です。

 もっとも、新型相手だと確実なワクチンが存在しないから厳しいんですけどね。

投稿: kitten | 2009-03-18 00:02

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