コンピューターの進化
コンピュータに対して、思っていること。
私は、多分世間一般の平均よりは、コンピュータに詳しい。
だが、専門家ではない、ただの一ユーザーに過ぎないので、
このエントリに書くことは、単なる「感想」だ。
多分、専門家が見たら、「素人が何をアホなことを」を
笑うようなことなんだろうけど。
今、私が使っているパソコンは、結婚した時に買ったもの。
もう、6年前くらいになるか。いろいろと怪しいところはあるが、
何とか現役として活躍している。
そろそろ買い替えを検討しているんだけれども、
どうも、vistaの評判が悪すぎてvistaにかえる気がしない。
できれば、次のOSが出るのを待ちたいところ。
でも、今のパソコンの性能は多分、6年前とは比べ物にならないだろう。
ネット技術の進化もあるけれども、私は記録媒体の進化がすごいと思う。
ネット上に膨大な情報があるけれども、それは結局のところは、
どこかのサーバーやあるいは個人のパソコンかも知れないが、
どこかのハードに記録されているものであるからして。
もう、いまどきのパソコンでフロッピーディスクドライブは、
あえてつけようとしない限りは存在しないだろう。
20年前では、フロッピーディスクですら、最先端だった。
実は、私はその一つ前、「テープ」の存在を知っている。
従兄弟の家にパソコンがあり、そこで遊ばせてもらっていた。
当時、もちろんROMもあったんだけれども、
古いゲーム(といっても、80年代半ばだ)はテープだった。
とはいえ、テープと書いても何のことかわからん人もいるか。
すでに、音楽のカセットテープすら知らない世代が増えていそうだ。w
パソコンの記録媒体として存在していた「テープ」は、
実はこの音楽用カセットテープと同じもの。
あのテープに磁気情報を記録して、読み出すという代物。
この読み込みスピードがまたすさまじく遅い。w
当時の簡単なゲームのプログラムで、普通に2,3分はかかった。
情報量にして、多分数十~数百kバイトくらいに、2,3分。
(もっとも、ROMならもっと早かった。当たり前だが。)
フロッピーディスク(FD)になり、この速度が劇的に改善する。
同じサイズのファイルを読むのに、数秒だ。
このスピードに、当時は衝撃を感じたものだ。
さらに、フロッピー1枚あたりの記憶容量も大きくなっていく。
ハードディスクの登場で、また世界が変わった。90年代前半かな。
とはいえ、ハードディスクもパソコンに搭載されはじめた頃は、
せいぜい、数十メガバイト。今だと、数百ギガバイト?
下手すれば、テラバイトもあるか。
この記事も、数年後に呼んでみたら時代遅れになるんだろうが。w
もっとも、当時はその程度の記憶容量でよかったこともある。
CD-ROMやMOが出始めたのもこの頃か。
DVDはまぁCDを発展させたものとして、
USBメモリ(フラッシュメモリ)にもまたびっくりした。
このサイズで、しかも超お手軽で、FDをはるかに超える容量とは。
しかも、この容量がすさまじい勢いで増えていった。
当初のものは、せいぜい数十Mだったが、現在ではG単位になっているし。
「理系がんばりすぎ」だ。
それだけの情報量を、おそろしく省スペースで蓄えることができる。
しかも、ネット上に存在していれば、誰でも見ることができる。。
さらに(バックアップさえとっていれば)劣化することがない。
おそらく、人類が滅びるまでこのデータは存在し続けるのではないか。
人類の残してきたありとあらゆる書物、古文書といわれるものの情報量より、
今現在ネット上に存在する情報量の方がはるかに多いと思う。
(重要かどうかは別として。w)
たった10年やそこらで、人類の歴史が変わってしまった。
IT革命という言葉がもてはやされた時代があったが、
その当時、これだけのことを認識できている人がどれだけいただろうか。
いや、今でも認識できている人の方がごくわずかだろうな。
私も、完全に認識しているとは思えないし。
ドラえもんに出てくる22世紀の世界、道具。
あれは、20世紀の人間が考えた「未来の道具」だけれども。
子供の夢がつまっているもんだから、どうやっても実現不可能なものも多い。
実際に22世紀になった時に、あれだけの技術があるとは思えないが・・・
こと情報技術に関して言えば、ドラえもんの描く「22世紀の技術」は、
すでに追い抜いているんじゃないだろうか。
誰もが想像のできないスピードで、進化が進んでしまったんだなぁ・・・。
さすがに、この勢いで進化が進むとは考えにくいんだけど、
そう思いながらすでに数年が過ぎていて、まだ進化は進んでいる。
全く、どこまで行ってしまうのやら。。
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