「超」おすすめサイト
健康情報について。
ネット上にはいろんな情報が転がっているが、
しっかりした根拠のある情報は、それほど多くはない。
そんな中、とりあえずここだけは押さえておけ、というところがある。
独立行政法人「国立健康・栄養研究所」のサイトだ。
このブログでも、何度か情報源として出したことがある。
その当時は、「おすすめサイト」の一つ、くらいだったんだけど、
このサイトはその後も進化を続けている。
今では、健康情報を調べるならここをはずしちゃダメ、というレベルだと思う。
数あるサイトの中でも、「超」おすすめだ。
ここさえ知っていれば、他には何もいらんのじゃないか、とさえ思う。
特に、私のような薬剤師にとっては「宝の山」だ。
栄養士にとってもそうだと思うけど。
メタボ対策が山のようにのっているし。
運動やエクササイズの話は、今後絶対に必要になるし。
さて、このサイトで一番のメインは、
「健康食品の安全性・有効性情報」だった。
ありとあらゆる健康食品の素材の情報が、
しっかりとした根拠(ものによっては、論文まで引っ張れる)
に基づき掲載されている。
たとえば、今テレビCMの入っているアラキドン酸は、といえば
http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail555lite.html
以下引用
ヒトでの有効性については、胃粘膜障害の改善、乳児の異常行動低減、
視覚機能の向上、精神発達指標の向上効果について検討した報告はあるが、
信頼できるデータは充分ではない。
引用終わり
まだまだ調査段階であり、はっきりしたことは何もいえない、とわかる。
(実は、この表現はまだマシな方だ。)
詳細情報では、PubMedにリンクしていて、論文の概要まで読める。
もちろん、英語だけれども。
もし、「いやアラキドン酸には効果があるんだ!」という主張を見つけたら、
とりあえず、認めてもらえるだけのデータを集めて、論文を出しなさい、
と言うしかないな。
このサイトがあれば、サプリメント辞典みたいなものは必要ないかも。
ただし、全体として夢がない。w
しっかりと論文として出して認められたデータしか掲載されないので、
「これからの可能性がある」ものの評価は、概して低めだ。
逆に、サプリメント辞典みたいな書籍は、売ることを原則としている。
つまり、サプリメントに不利な情報は少なめになっている。
その分、期待できて夢はあるんだけれども、情報の正確さには劣る。
現在、サプリメントを評価するような書籍や(まともな)サイトで、
この「健康食品の安全性・有効性情報」を紹介していないのは
モグリだと言っていい。
もっとも、積極的に紹介すると自分の仕事がなくなってしまうのだが。w
それくらい、優秀なサイトだ。
以下、続く。
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