酒に奪われる命の数
春は、新人が入る季節。
大学でもそうだけど、会社でも、歓迎パーティーはあるだろう。
そんな席で、無茶な飲ませ方をして急性アルコール中毒で亡くなる命がある。
http://www.ask.or.jp/ikkialhara_campaign.html
イッキのみは、私が成人になったころにはすでに廃れていた、
というか、危険性がかなり認識されていたように思う。
私自身、たぶん、イッキのみした経験はない。
それでも、毎年確実に、数人の命が奪われているという状況がある。
たいていの場合、新人だろうな。人生の門出とも言える状況で亡くなってしまう。
もう、悲惨としか言いようがない。
簡単に防げる行為であるだけに、このような啓発活動は重要だと思う。
もう一つ、酒がらみで死亡する例としては、飲酒運転がある。
これは、運転手も被害者も、どっちも悲惨だ。
ここ数年の流れで、だいぶ減ったんじゃないかとは思いたいけれども。。
で、ここからが本題。
お酒で亡くなる人って、そんなもんじゃないと思うよ。
一番多いのは、たぶんガンだ。
アルコールは、立派な発ガン性物質である。
アルコールが原因のガンで亡くなっている人は、年間数人や数十人じゃきかない。
イッキのみや飲酒運転なんかとは比べ物にならない人数が死んでいるはずだ。
そこまでいかなくても、糖尿とか、肝炎とか、依存症とか。
アルコールに関わる病気も結構ある。
もちろん、世の中の全てが、健康を中心に回っているわけではない。
喫煙ですら「文化」だという人がいる。飲酒だって「文化」だろう。
禁酒なんてできるわけない、なんて人も多いだろうし。
でもね、せめて体に悪いんだと自覚して欲しい。
タバコだって、みんな健康に悪いことはわかっているんでしょう?
それでいて止められないんだったら、それはもう自己責任だ。
ただ、自己責任論が成り立つためには、正しい情報が提供されないといけない。
そう思うと、飲酒リスクに関する情報って、あまりにも少なすぎると思う。
誰も、絶対に酒をやめろなんて言わないし、言えないと思う。
でも、情報提供を怠るべきではないんじゃないかな・・・、と
国やメディアに対して思ってみたり。。
でも、昔から「酒は百薬の長」とか言うもんなぁ。(苦笑)
今となっては、これも本当かどうかは怪しいんだが・・・。
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