新型インフル、対応見直し
新型インフルエンザ関係のニュース。昨日だけど。
久々に、一面トップだった。ヤフーニュースでもトップにきた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090618-00000056-yom-soci
以下、一部引用
厚生労働省は、秋以降に大流行が懸念される新型インフルエンザ
(豚インフルエンザ)について、国内対応を見直し、患者は原則入院せずに
自宅療養とする方針を固めた。
(中略)
患者の急増が予想される冬以降は、各医療機関で病床が不足しかねない
ため、新しい指針案では地域分けを廃止し、すべての医療機関で発熱者の
診察を行うことにし、糖尿病やぜんそくなど重症化が懸念される患者以外は
自宅で療養させる。
引用終わり
今のところ、日本は小康状態にある(と思われている)。
少なくとも、マスコミ報道は小康状態にある。(苦笑)
第2波がやってくる前に、態勢を立て直す必要があるわけで。
さて、ここに書かれてある「見直し案」だけど・・・
どこが見直されているのか意味不明なんだよな。
もうちょっと、正しい情報が落ちてくるのを待つほうがよい。
というのは、「全ての医療機関で発熱者の診察を行う」ってのは当たり前。
今までの指針でも、「第3段階まん延期」に入れば、そうなることになってる。
神戸では先取りしてたし。
すなわち、国として「第3段階まん延期」と宣言すれば、
見直す必要はなかったと思われる。(これだけの情報なら、ね)
たぶん、宣言したくないから見直すんだろうな。
宣言した場合に、他の要素が絡み合ってくるから。
.
はっきり書くと、国は強毒性の新型インフル対策しか考えてなくて、
弱毒性の新型インフルはあまり考えていなかった。
そこで、弱毒性の発生でも強毒性の新型インフル対策を強行した。
とりあえず落ち着くまで、強行せざるをえなかった、とも言える。
最初から考えとけよ、という批判はあるけど、とりあえずおいておく。
そんなもん、今から言ったって後の祭りだし。
むしろ、この程度の話で済んでよかったんだ。
万一、国の想定よりも毒性が強い新型インフルが発生していたら、
批判はこんなもんじゃすまなかったはずだし。
新たな指針はどうなるか。
今回の「新型」ウイルスをどう位置づけるのか。
発熱外来や発熱相談センターは、廃止すべきだろう。
いや、やる前からパンクするのは目に見えていたけど、
実際にやってみて実証されたわけで。
検疫もそうだけど・・・やる前から「負け戦」が決まっているような
戦いになると、キツいと思う。
.
では、かわりにどうすればいいか??というと難しい。
もう、思い切って「季節性インフルと同じ対応で!」とやってしまいたいが、
それだと第2波で病原性が高まってきた場合にエライことになるし。
どうなってもいいように、「弾力的に運用できる」指針を用意すべきだな。
もっともその場合、行政が臨機応変に的確な指示を出す必要がある。
国の、地方自治体の実力がもろに出ることになるのだが。
全体としてこの話は・・・
「まだまだ検討途中であり、最終的な指針が出るまで注目を続ける」
しかないよなぁ。できれば、マスコミのフィルターなしで情報を取りたい。
そういえば、新型のワクチンの数がどんどん増えているし。w
数はあっても、「誰に、どうやって接種するか」が一番の問題だけど。
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