ワクチンは2千万人分
ヤフーニュースより。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090605-00000018-yom-soci
以下、引用
厚生労働省は4日、年内に2000万人分の新型インフルエンザ
(豚インフルエンザ)用ワクチンを製造する方針を固めた。
米国から入手したウイルス株を、近くワクチンメーカーに配布する。
メーカー側は7月上旬にも製造を開始し、11月ごろからワクチンの
接種が可能になる見通しだ。
引用終わり
というわけで、新型インフルのワクチンは2000万人分、と。
他の情報によると、最終決定ではない様子だけれども。
季節性インフルのワクチンは、というと・・・
以下、引用
毎年1500万人程度が感染する季節性インフルエンザ用ワクチンは、
「今月中に3000万~4000万人分を確保できる見通し」
(厚労省幹部)とされる。例年の製造量(約5000万人分)よりは
少ないものの、同省は一定量は確保できたと判断し、新型用ワクチン
の製造に切り替えることにした。
引用終わり
例年の6~8割の量だけど、これで切り替える方針だ、と。
まぁ、妥当な判断だとは思う。
新型のインフルエンザAは、予想通り南半球で感染拡大している。
むしろ、季節性インフルを追いやってしまう可能性もありそう。
消えてなくなる可能性は、むしろ少なくなっている。
ならば、季節性を少なくしても新型に力を入れるべき、という判断だろう。
最終決定は、WHOの判断を待つっぽいけど。
どうせ、すぐに生産に取りかかれるわけでもないし。
全く作らないという判断はあり得ないだろうから、さほど問題はない。
.
とはいえ、余力もなさそうだ。
つまり、今から全力で新型インフルのワクチンを作っても、
その程度しかできないということなんだろう。
国民の6人に1人の計算だが・・・。
以下、引用
2000万人分のワクチンがあれば、国民の6人に1人が接種できる。
厚労省は持病があるなど、感染した場合、重症化しやすく、優先的な
ワクチン接種が必要な人には十分行き渡ると見ている。
引用終わり
他社の記事も見てみたが、大体同じような冷静な論調だ。
私は、普通に考えたら「6人に1人しか接種できない」
と考えるかと思ったんだけど。(苦笑)
ここのところ、新型インフルの国内報道はめっきり減っている。
もう、ブームは終わった、ってことなのかな。w
この発表に関して言えば、報道機関は落ち着いてくれた方が有難い。
ワクチンに関しては、少し前に私も記事を書いている。
「史上最大の賭け」
この記事の情報元はNHKだったけど、かなり情報が違うなぁ。(苦笑)
もっとも、想定の範囲内ではあったけれども。
予想通り、新型ワクチンは6人に1人。
季節性のワクチンは3人に1人。どっちも受ける人がいることを考えれば、
どっちも受けられない人の方が多数派だな。
後は、パニックにならないように・・・。
インフルエンザAの病原性が高まらないように、願うだけだ。
あと、当然のことだけど予防接種で副反応はでてくるし、問題にもなる。
当たり前の話だけど、100%安全なものなんてないから。
仮に、99.99%安全だとしても、2000万人も接種すれば、
数百人は副反応が起こる。それは、確率の問題だから。
あと、まだ未確認なのはワクチン接種の方法。
予想通り、2回接種だとすれば、どれくらいの期間を空ける必要があるのか。
効果が出てくるのはどれくらいか?
たとえば、11月1日から接種が始まったとして、2回接種が必要だとして、
2週間の間が必要で、効果がでてくるのが1ヶ月先だとすれば?
12月中旬くらいまで効果がないってことになりそう。
それまでに流行しなければいいんだけど・・・。
むしろ、間に合わない可能性の方が高そうだな。
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