1500人突破
久々に、新型インフルの話。
散発的には、発生が報告されているものの・・・
ローカルニュースにしか載らなくなってしまっている。
全国ネットのニュースにならない。
なので、全体的に落ち着いているかのような印象を受ける。
実態は、そうでもないのにね。
国内1000人を突破したのが、6/25.
10日もたたないうちに、1500人突破。
ちなみに、国内500人は、6/11だ。
時系列で並べてみよう。
5/5 国内1例目(発症日)
6/11 累計500人
6/25 累計1000人
7/3 累計1500人
このデータからは、「感染拡大のスピードは速まっている」と読める。
とても、感染が収束に向かう雰囲気ではないぞ。
500人→1000人が14日。1000人→1500人が8日。
7/3の時点での、発症日別報告数のグラフにリンクをはっておく。
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/epi2009/090703epi.html
ま、これを見れば一目瞭然だな。(汗)
5月の流行のピークは、神戸、大阪のものだけど。
神戸、大阪のピークがおさまったあと、散発的に全国で感染が拡大している。
あ、グラフの最後を見れば収束しているように見えるかも知れないけど、
これはそうじゃない。報告日と発症日にズレがあるためにそう見えるだけだ。
つまり、7/2に発症して、7/6に報告が入ると、7/6の時点で、
「7/2に+1」と処理されるから、最後がへこんで見えるだけ。
.
さて、こうなると読みが外れている。
普通、インフルエンザウイルスは、高温、多湿に弱い。
なので、夏、しかも梅雨に入る日本では収束すると思っていた。
が、とてもそうはなっていない。
もちろん、南半球で感染拡大は続いているが、
北半球でも感染拡大は止まってない。
予想修正だ。
おそらく、夏の間も感染拡大は止まらないだろう。
日本国民が気づかない間に、じわりじわりと感染拡大は進む、と思う。
ただ、大爆発することはないので、なかなか気づかない。
第2波は、秋か冬か、と言われているけれども、、どうだろう?
感染力の強さが、よくわからない。人によって言ってることが違うし。
ひょっとしたら、第2波なんか来ないかも知れない。w
だらだらとじわじわと感染拡大して終わりってことはないのか?
もしそうなら、どれだけ嬉しいことか。
.
それにしても、報道の少なさは逆に怖いぞ。
もちろん、今のところ新型インフルは軽微だから問題ないんだけれども。
一般市民は、きれいさっぱり忘れてもらってかまわないんだが、
行政、医療機関、企業の対策は、しっかりとやってもらわないと困るんだ。
「もう報道されないから忘れてました」じゃ、後から困るぞ。
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