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「もったいない」の限界

 二酸化炭素排出量を削減するために、
省エネ家電の普及が進みつつある。

 ウチも、引っ越してきてから6年以上ってことは、
家電もほとんどは6年以上経ってるんだよなぁ。

 いい商品が出ても、当然、「もったいない」から買い換えない。
だって、まだまだ使えるし。
新しい商品を作るのだって、環境負荷があるもんだ。

 この「もったいない」という感覚は、省エネ、環境にとっては
「すばらしい」感覚だと思われてきた。

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 ところが、省エネ技術が進んだ今となっては、
むしろ「もったいない」が障害になっている面もある。

「まだ使えるからもったいない」として、昔の家電を使い続けることは、
二酸化炭素排出量が上がり、むしろ環境に良くない。
最新の家電に買い換えた方が、環境にとっては良い、という。

 ある程度、バランス感覚が必要なのは言うまでもないが。。

 そう考えると、「まだ使える」家電を、中古として売るのはどうなんだろう。
使える部品、素材だけを回収した方が、環境によくないか。
古い、環境性能の良くない商品を売るってのは、ある意味問題じゃないか?

.

 環境税みたいなのをつけて、電気代を高くすれば、
そういう意識は進むのかも知れないなぁ。
年間の電気代削減額が、目に見えるほどの差になれば、
「もったいない」だけではいけないことが分かると思う。

 もちろん、素材、部品のリサイクルはしっかりして欲しい。
逆に、常に最新のモノに買い替えなんてすると、
かえって環境負荷が高くなることも考えられるし。

 そう考えると、家電の寿命ってもう少し短くてもいいのかも。

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