国内4000人
新型インフルエンザ、国内の感染拡大は止まらない。
国内最後の砦(苦笑)だった山形県でも、ついに患者が見つかっている。
これで、すべての都道府県に患者が出たことになる。
国内最大の感染拡大地、大阪では、7/14日の1日70人をピークに、
徐々に感染報告は減少に向かっている。・・・ように見える。表向きは。
実際は、ちょうど14日に発熱相談センター、発熱外来の中止など、
大幅に体制の変更があったため、どうなっているのかはわからない。
つまり、近くの診療所で受診できる。そして、簡易検査でA型陽性でも、
PCR検査まで実施しない。つまり、新型かどうかを確定しない。
そのため、感染情報が減っているんじゃないか、とも推測される。
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現場の話を書いておこう。
先週末にうちの薬局から、リレンザが一人、タミフルが一人に調剤されている。
この時期でA型インフルなら、まず状況からしても新型だろうな。
とある高校が、学年閉鎖になっている、という情報もある。
近くの薬局でも、リレンザがでたという話を聞いている。
ところが、その患者さんの性別や年齢が、大阪府発表のデータと合致しない。
ようするに、うちに来た患者さんは、明らかにカウントされていない。
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もっとも、ちょうどいいタイミングで夏休みに入ってくれた。
今週からは、さすがに感染拡大のペースは落ちるんじゃないかと思う。
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さて、全国的にはどうか。7/15に国内3000人を突破。
先週は、1日に200人を超えるハイペースで感染が進んでいる。
ってことは、週明けの発表で国内4000人を超えるのは間違いないだろう。
6/25 国内1000人
7/8 国内2000人
7/15 国内3000人
7/21 国内4000人(予想)
もっとも、WHOはすでに、全例報告は意味が薄いとして打ち切っている。
アメリカやイギリスも、全例報告なんてかなり初期の段階で放棄してるし。
日本でも、同様になると思う。
実際、身近なところで「もれている」人はいるわけだし。
もっと以前から、「もれている」人はいただろうし。
ようは、「感染拡大は続いている」とだけわかっていればよい。
アメリカ、ニューヨークの流れとよく似ているように思う。
ニューヨークでも、一旦は収まりかけてから急増したし。
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あとは、マスコミの動きである。
うちでは朝日新聞を取っているが、先日、ようやく地方面以外に
「感染拡大は止まっていない」とする大きめの記事が出た。
テレビでも、少しは言われているのかな?
国民の関心は薄くなっているが。
おそらく、大多数の人は感染してもそれほど問題ない。ただの風邪だ。
ただし、一部のハイリスクの人は注意が必要になる。
糖尿病、心臓病、喘息などの慢性疾患の人、それに妊婦だ。
仮に自分がかかるのは問題ないとしても、
ハイリスクな人に感染させない注意が必要になってくる。
そのためには、「咳エチケット」「マスク」「手洗い」
さらに、体調の悪いときは外出禁止。
自分は平気でも、平気じゃない人がいるんだから。
簡単にできる感染対策は、行うべきだろう。
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追記
7/19で4000人を超えたらしい。4日で1000人増。
国内発生に限れば、超えるのは7/20だと思う。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090720k0000m040050000c.html
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