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岸和田にインフル警報

 インフルエンザが猛威を振るっている。
タイトルに「警報」と出したけど、まだ公的機関からは警報は出ていない

 私が個人的に言っているだけだ。w
えっと、公的には今のところ10/5~10/11の週で「注意報」だ。
個人的な感覚では、今週は「警報」クラスでもおかしくないと思う。

 岸和田、と書いたけど、和泉市他も、似たような状況じゃないかと思う。
(ちなみに、堺市は今日付けで「警報」レベルにあがった。)

 原因は明らかで「だんじり」だ。(苦笑)

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 岸和田では、9月のだんじりの後も、かなり感染が広がったと聞いている。
10月のだんじり(つまり、先週末)の後にあたる今週は、もっとひどい。

 だんじりは、実際に引くのは2日(試験引き入れても3日)だが、
その準備期間がある。「寄り合い」は毎日のように行われる。
若い衆は、練習、というか、体力トレーニングに余念がない。
練習に公道でトラックを引くような地域もある。(苦笑)
 つまり、「体育会系のつきあい」が長い間続くわけで。
そうなると、感染する機会も多い。

 さらに、本番ともなると、祭り好きの人間は少々体調が悪くても、
意地でも参加する。ちょっとくらい熱があっても参加するし、
逆に、インフルにかかってすぐでも、熱が下がればすぐにでも
参加したりする。

 公衆衛生から言うと、今年のだんじりは中止した方がよかったかも
少なくとも、5月に中止になった神戸祭りよりは、はるかに危険な状況だ。
実際、それを裏付ける結果となりつつある。

 もっとも、私も本気でだんじりを中止できるとは考えていない。w

そんなこと、できるわけがない。

・・・だんじりで死んでも本望、なんて人間も一定数いるからな。
特に若い衆は、何があっても引きたいだろうし。

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 そんな訳で、今週に入って患者さんがあいついでいる。
ウチの薬局は、そもそもインフルエンザが来ることが少ない。
周りに「内科」や「小児科」をメインで見る医療機関がないからだ。
そんなウチの薬局でも、毎日のように複数のインフル患者さんが来る。

 現場の感覚としては、真冬の流行期と同様の感覚である。
すなわち、「大流行」であり、警報レベルである、と。

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 だんじり直後の月曜日、休日診療所はすさまじい人であふれかえった、
と聞いている。(実際は、日曜日もすごい人だったらしい。)
いわく、1日200人以上受診。大半がインフルエンザ。
タミフルが飛ぶようになくなっていった、と。

 その状況も、やっぱり本来なら真冬の流行期に見られるもの。
これはもう、大流行に突入したと考えてよさそうだ。

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 ワクチン接種が始まる前の大流行入り。
特に、ハイリスクな人たちは厳重に注意してもらいたい。
たとえワクチンを接種できたとしても、効果が現れるまでには
少なくとも3週間はかかる。ワクチンは間に合わないな、これは。

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 手洗い、マスク、うがい。
人ごみを避ける。不要な外出を控える。
体調が悪い時は、外出を控える。

 あとは、、安易に医療機関を受診しない
それこそ、病気をもらって帰るのがオチだ。
病院に行くのであれば、「かなりの確率でインフル」と思われる場合に、
万全の感染対策を行って、受診してもらいたい。

 

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