ピークは過ぎているはずなのに
インフルエンザの流行のピークは、もう過ぎている。
私がそう書いたのは、11/14だ。
峠はこえた(09/11/14)
もっとも、これは大阪府での話。さらに言うなら岸和田の話だ。
もっと言うなら、うちの薬局での話でもあるが。。
全国では、10/25~(第44週)の一週間がピークではないか、と書いた。
・・・ところが、11/23~29(第48週)でも、まだ全国的にはまっかっかだ。
全都道府県で警報が出ているし、定点あたり患者数はまだ増加している。
つまり、全国的には、まだピークを超えていない。
この感覚との違いは何??と思い、調べてみた。
大阪府だけのデータを発見したので、見てみたところ・・・
http://www.iph.pref.osaka.jp/infection/influ/shingata.html
なるほど。大阪では第44週をピークに下がりつつある。
さらに言うなら、泉州地域は第42週がピークだ。
やっぱり、だんじり明けに爆発したことは間違いない。w
少なくとも、大阪ではピークを超えている。
他の情報によると、他にも東京や神奈川などの大都市圏では、
流行のピークを超えているようだ。
ただし、地方ではまだまだ流行が続いている。
おそらく、「定点あたり」の患者数と、実際の患者数で違うんだろうな、と。
つまり、「定点あたり」の患者数は、全国的には増えているけれども、
実際の患者数は減少にむかっている、と。
地方で流行していても、都市部で流行が引きつつある。
地域数でカウントすれば、増えていても、実際の人口を考えたときには、
人口の多い都市部でピークをこえているんだから、、ということか。
.
ただし・・・11/23~29(48週)のデータが少し気になっている。
大阪府では、44週をピークに下がりつつあった。
具体的には、定点あたりの人数で、
44週の34.77から、29.87、27.19、25.52と3週連続で下がっていたのだが、
48週で、27.42と再び上昇に転じている。
これは何?ひょっとして、もう一山くるんだろうか?あくまで噂だが、
感染する年齢層が上がってきているんじゃないか?という話もある。
厚生労働省の推計では、累計で、日本人の10人に1人くらいはかかっている。
感染者の8割が子供、ということは・・・
子供だけに限れば、2人に1人はもう感染した、くらいの計算になる。
逆に言うと、2人に1人はもう免疫を持っているってことだ。
にもかかわらず、感染者がまだ伸びるってことは・・・
ひょっとして、変異したか?
少なくとも、その可能性は考える必要があると思う。
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ちなみに、私の勤務している薬局では、インフルエンザ患者は減少している。
もともと、小児科の先生が近くにいないということもあって、ほとんど来ない。
ある程度は流行してくれないと、定点観測としては使えないな。w
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