2009年を振り返る(その2)
今年を振り返ってみて。
当然、一番アレだったのは新型インフルエンザだ。
4月末にアメリカ、メキシコで発見されて、
5月には日本に上陸。この時の騒ぎは大変だった。
・・・今になって考えれば、どう考えても騒ぎすぎである。w
特に、最初の頃に海外渡航歴があって、「感染者」とされた人は。
今かかっていれば、全くニュースにもならん。むしろ、日常なのに。w
海外で最初にかかった人たちが、日本に持ち込まなければよかった、
なーんて考えも成立しない。
水際で食い止めるのは、どうやっても不可能だから。
実際に、食い止められた国って、ないし。
神戸、大阪は風評被害まで発生したなぁ。
他の地域で新型インフルエンザを疑われるためには、
「神戸や大阪で高校生と接触したか?」みたいな質問があったりして。
げんなり。でも、その後急速に話題に上らなくなった。
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報道されないけれども、感染拡大はじわりじわりと続いていた。
6月末には、この辺でも感染者が報告され始めているし。
夏休みでも、結局感染は広がり続けた。
甲子園に暗い影を落とした、って側面もあるな。
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泉州地域では、だんじりにあわせて大流行。
都市部では流行の立ち上がりが早かったけれども、
その後も地方都市で流行は続いている。
今でも、ほとんどの都道府県で警報レベル。
といっても、感染者数は明らかに減ってきている。
ピークは超えているんだけどね。
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そろそろ気になってきたのが、季節性インフルエンザがどうなるか?
どうも、今のところはまだ、季節性がほとんど見つかっていないらしい。
去年は、これくらいの時期でも普通に流行していたけどな。
「新型」に追いやられて、季節性がどっかに行ったのかも知れない?
もし、そうだとしたら、幸運だと思う。新型の方が症状が軽いし。
あ、でも今年打った季節性のワクチンは無駄になるか。w
今までの季節性インフルエンザが、消えてなくなる可能性はありそうだ。
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あとは、ワクチンの問題か。
あれだけ足りない、足りないと言われていたけれども・・・
今後はどうやっても「余る」ことが目に見えている。
つーか、接種回数が2回から1回になった時点で、余るのは確定だった。w
大量に余るであろう、輸入ワクチンをどうするか。
そろそろ、本気で考える必要があると思うぞ。
私的には、、途上国にごっそり援助してやればいいと思っているが。
財政的にどう、っていうなら、格安で売りつけてもいいでしょ。
医療体制の整っている日本なんかより、
もっとワクチンが必要な国はあるんじゃないのかな??と。
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あとは、、責任問題かな。輸入を決めた人の。
もっとも、決断の時点ではワクチンは足りないと言われていたし、
将来どうなるかわからないから、難しい側面もある。
こういう場合は、「安全側に」ふっておくのが危機管理の基本。
「余ったじゃないか、もったいない」という批判は、まぁいいだろう。
「足りなくて、大量に死者がでる」なんて状況にならなかったことを、
よしとすべきだと思う。
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