疑義照会
疑義照会とは何ぞや?
薬剤師が、処方箋に疑義(疑わしい点、不明な点)があった場合に、
処方元の医師に照会すること、である。
もし、処方箋に疑義があった場合、疑義が解消しない限り、
薬剤師は調剤してはならない。
そういう決まりになっている。
なので、薬剤師が「おかしい」と感じたら、必ず照会しなくてはならない。
.
でも、個々の薬剤師のレベルにより、おかしいと思うことは違う、という
厳然とした事実もある。そこが難しいところ。
つまり、レベルの低い薬剤師が、医師の処方意図を見抜けなかった場合、
「必ず」疑義照会しなくてはならない、ということだ。
少し「変?」と思うような処方箋であっても、医師の処方意図がわかれば、
疑義照会なしで調剤できる。
ということは、レベルの低い薬剤師であればあるほど、疑義照会は増える。
・・・わけでもない。そうであれば、まだいいんだけど。
薬剤師にとっては、医師に疑義照会するってのは、ある程度勇気がいる。
医師と一対一で、専門家としての意見を述べる必要があるわけで。
これまた、レベルの低い薬剤師にはハードルが高い。
(もっとも、もっとしょうもない疑義照会も多々あるんだが)
結果として、本来、疑義照会しなければならないケースでありながら、
疑義照会なしで調剤してしまう、という問題もおこってしまったり。
.
で、実際にどういう疑義照会を行うか。
ちょっと、このブログに書き残していこうと思う。
ちょっとどころでなく、専門的な話になるので、
一般の読者はおいてけぼりになるかも知れないが。
まぁ、何かの資料になるかも知れない・・・と思っている。
「疑義照会」のカテゴリで、ちょくちょく書いていくつもり。
・・・というか、このテーマをこのブログのメインの一つにするつもり。
幸い、ネタは豊富にあるし・・・。1週間に1記事くらいは書ける。
ちょっと薬剤師色を出してみようと考えている、今日この頃・・・。
| 固定リンク
「疑義照会」カテゴリの記事
- ロキソプロフェン、食前投与(2017.04.16)
- 堺市立総合医療センターの対応(2017.03.09)
- 医師に直接(2017.02.12)
- 自分を信じろ(2016.10.30)
- 処方箋のフリーコメント(2016.10.09)
コメント
ブランクがあり働き始めた薬剤師です。
日々の業務で疑義紹介がとても多い薬局で新規の薬が処方されるたびに知識不足の私は怖くてたまりません。
そんな中、このブログを見つけ少しずつ肉付けしながら学びました。そのおかげで仕事中助けられた事が何度かありました。どんな参考書よりも現場であるあるが載っていました。本当に助かりました。ありがとうございます。
ブランク薬剤師
投稿: | 2019-07-06 21:32
>ブランク薬剤師さま
コメントありがとうございます。
こんなブログでも、業務の役に立ったのなら何よりです。
でも、ちょっと内容が古くなってるかなと感じます。
今は一般名処方の方が主流ですしね。
かといって書き直すのも手間ですし・・・。
誰かもっと勉強になるブログやってくれませんかね。w
投稿: kitten | 2019-07-12 23:19
返信ありがとうございます。
kitten先生の負担にならなければ疑義照会シリーズ続けて頂けたら嬉しいです。
疑似体験出来る貴重なブログなので。
投稿: ブランク薬剤師 | 2019-07-13 21:26