抗酸化活性が生理的に有用であるという根拠がない
元ネタは食品安全情報blog。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20100226#p2
EFSA(なんて訳したらいいだろう。ヨーロッパ食品安全機関?)が、
健康強調表示を行うための意見を発表した。
「健康強調表示」とは、わかりやすくいうならば、
「○○によい」と、商品に表示できること。
思い切りぶっちゃけていうと、日本の「トクホ」のヨーロッパ版。
ただし、健康強調表示を行うためには、きちんとした根拠が必要になる。
その厳しさは、日本のトクホの比ではない。(苦笑)
で、多くの企業の商品で、「これこれこういう風に、抗酸化作用がある」
というデータをもって、身体に良いという表示をしたいと申請が多数あった。
それに対する、EFSAの回答が・・・
「抗酸化作用が、生理的に有用であるという根拠がない」
これで、バッサリ斬られた。w
「抗酸化作用がある」というデータをがんばって集めたのに・・・。
そもそも、抗酸化作用が身体によいという根拠がないから、まるで無駄、と。
この制度は、確かまだ始まったばかりだと記憶してるんだけど、
EFSAのあまりの厳しさ(よく言えば、科学的厳密さ)に
申請を取り下げる企業が続出しているそうだ。
商品のイメージアップのために強調表示したいのに、
バッサリ斬られるとイメージダウンになりかねない、と。w
.
一時(今もか?)もてはやされた「抗酸化作用」だけれども、
少なくともEFSAから見れば、身体によいという根拠はないんだそうな。
未だにセールストークに使ってる業者は多そうだけどな、これ。
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