鳩山首相が辞任
今朝、政界に激震が走った。
これは、そう表現してもよいだろう。
社民党の連立離脱なんかとは、訳が違う。
鳩山総理大臣が、まさかの辞職だ。
いや、ひょっとしたら辞めるかも、とは思っていたし、
辞めたほうがいいのに、とも思ってはいたけれども、
それでもびっくりした。
.
批判するなら、まさかの「政権放り出し」だし。
選挙対策にしか見えない。実際、それ以外のなにものでもないし。
両院議員総会でも、
「国民が聞く耳をもたなくなった」って、こっちが耳を疑う発言をやらかした。
いや、そりゃ鳩山さんからしたらそう見えるだろうけれども、
国民、特に、社民党や沖縄の人たちから見れば、
「鳩山さんが、聞く耳をもたなくなった」ってことなんだけれども。
支持率の低迷。言っていることが伝わらないもどかしさがあったんだろう。
ま、全て鳩山さんの「不徳のいたす所」であるから、しょうがないだろう。
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さて、同じように政権を放り出した訳であるけれども、
自民党でやらかした二人(福田さん、安倍さん)よりは、わかりやすい。
自分の書いた記事を見直してみても、そう思う。
福田総理も電撃辞任(2008/09/02)
意味不明(2007/09/13)
↑これは、安倍さんが辞任した時の記事
.
鳩山さんは、自分が辞任に至った理由をわかりやすく説明した。
普天間の問題で、国民の(沖縄の)期待に沿えなかったこと。
結果として、社民党の連立離脱を招いたこと。
さらに、自身の政治と金の問題だ。
十分に、辞任に値すると思う。
まぁ、政治と金の問題は、政権発足時からわかっていたことなんだが。
(特に、小沢幹事長に関しては。)
なんで、早急になんとかしなかったのかは理解に苦しむ。
企業、団体献金をとっとと禁止すればいいだけじゃないのか?
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批判は色々あるだろうけれども、私はそれなりに評価する。
小沢幹事長まで道連れにしたってのも、大きなポイントだろう。
民主党はもう一度生まれ変わるんだ。そういう大きなメッセージを
わかりやすい形で国民にアピールしていると思う。
去年の5月に、小沢さんが民主党代表を辞任した時を思い出した。
あの時、小沢さんは、「民主党のために」身を引くといった。
政権交代するために、民主党が選挙で勝つために、あえて身を引く、と。
結果として、政権交代は成ったが、小沢さんは全然身を引いてなかった。w
さて、今回はどうだろう。構図としては、去年と同じだ。
民主党のために、選挙のために、鳩山、小沢で身を引く、と。
去年と同じように、流れが変わるかどうか・・・。面白いところだな。
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さて、次は民主党代表選挙だ。
実質、次の総理を決める選挙なんだけど、これが超スピードで行われる。
ゆっくりとしてられるような時間的余裕はないから仕方ないけどね。
さて、次の総理は誰になるんだろう?
つーか、そんな人材が民主党に残っているのか?
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