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2010年7月

てくてく

 下の息子が、ようやく歩き出した。

 うまくバランスをとって、てくてく歩いているようだ。
もっとも、はいはいの方が早い、という根本的な問題があるので、
なかなか、歩く気になってくれない、というのはあるが。w

.

 上の娘に比べれば、やや遅いかな??とは思うが。
まぁ、上の娘は何をやらせても早かったし。
何よりも、体重が違うし。

.

 ちゃんと外でも歩けるようになるには・・・もう少し時間がかかるか。
秋には、みんなで散歩とかできるかも知れない。

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デジカメの進化と、データ量

 少し前に、娘にデジカメを壊された。
修理するよりも、新しいものを買った方が安かったので、
仕方なく買い替えた。

 前に使っていたデジカメは、娘が生まれる前に購入したもの。
だいたい、4年前のものか。使い勝手もよく、重宝していた。

.

 今回購入したのは、前のものと同じメーカー、同じブランド。
前のがよかったから、引き続き使ってみることにした。
もちろん、性能は大幅に上昇している。

.

 ただ・・・ここで少し問題が。
性能、画素数が上がったことで、写真1枚あたりのデータ量が多くなっている。
SDカードは前のものを使っているので、データが一杯になるスピードが
早くなっている。特に、動画を取るとすごい勢いでなくなる。

 いや、そりゃ画素数が大きければ大きいほど、きれいな写真になるんだけどさ。
でも、前まででもそれなりに十分きれいだった訳で。
これ以上、性能あげる必要あるのか??と疑問に思ったりする。

.

 いまのところ、写真データは全てパソコンに保存している。
本当は、DVDに焼いた方がいいんだろうけれども、ほったらかしている。

 DVD1枚が約4G。これだけあれば、十分と思っていたんだが・・・。
どうも、そうはいかなくなってきているようだ。
1枚あたりのデータ量がどんどん増えてきているので、
DVD1枚あたりに入る枚数はかなり減ってしまうことになる。

 データバックアップ用のHDDを購入したのは、そういう事情もある。
DVDで管理するのが、この先面倒になりそうだから。w
にしても、320G。まぁ、しばらくは困らないと思うけれども。

 一体、どこまで画素数を増やせば気が済むんだろう、、とか思う。
まぁ、記録媒体の方も容量はどんどん大きくなっているから、
つりあっているんだろうとは思うけれども。

.

 なんか、うまいこと乗せられているような気がしなくもない。
SDカードなどの記録媒体の売り上げを伸ばすために、
画素数を増やしているんじゃないの?とか穿った見方をしてみたり。

 私の目では、もはや画素数の違いはわからないんだけれども。。

 

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夏休みは疲れる

 上の娘は、夏休み中。
幼稚園に通うようになって、初めての長期休暇だ。

 世のお母さん方から、「夏休み早く終わってくれ」という
愚痴をいやというほど聞いてきたが、その気持ちが少しわかる。w

.

 直接、しんどいのはもちろん嫁のほうだろう。
私は、基本仕事だし。w
まぁ、ほんの4ヶ月も前は幼稚園に行ってなかったんだから、
そのころに戻ったと思えば・・・。

 ・・・思えないんだろうな。w

.

 さて、父親はそんなに関係ないだろうと思うかもしれないが、
父親だって、夏休みは(少しは)しんどいぞ。

 仕事が休みの日に、ゆっくりできない・・・。
とりあえず、何か予定をいれてやらなきゃ、
「退屈ー退屈ー」とうるさいし。

 今までは、平日の休みであれば昼間はゆっくりできたんだけど、
夏休み中は平日の休みでも関係ないもんなぁ。

.

 ま、それでも嫁に比べりゃぜんぜん楽なもんなんだろう。w

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不思議な「おとぎ話」

 絵本の話ではなく、音楽の話。
最近、よく有線でかかっている曲が気になった。
調べてみると、Over The Dogs「おとぎ話」

 歌詞が面白いんだけれども、
検索しても出てこない。(ま、著作権とかあるし)
耳で確認したところ、1番はこんな感じ
(いつもより、長めに紹介する。)

.

誰かのために 生きるのは
僕にはきっと 退屈で
それを押し付けられるのは
僕には絶対 耐えられないよ

けれど君と いたいなと
思う僕の 感情は
不思議です

君がきれいに 笑うのも
夕日が空に 沈むのも
たまねぎが 刻まれるのも
じっとみていると 涙がでるよ

ご飯がうまく たけたのも
花が咲いて 枯れるのも
不思議です

この地球こそ おとぎ話だ
君とすごせる 最後の星だ
開いてみよう 壊してみよう
君のため してみよう

そして私は ボタンを押した
君と二人で ボタンを押した

 
.

 基本、七・五調の繰り返し。
それに、哲学的な歌詞をちりばめている感じがする。
歌詞もそうだけど、歌声も「不思議」な感じだ。

 まぁ、一回聞いてみてほしい。

http://www.youtube.com/watch?v=RfcS1HXdpg8

.

 なんとなく、だけど、思い出したのは・・・
アンダーグラフの「ツバサ」だなぁ。
あれは、七・七の繰り返しだったけど。
単に、私の知識、記憶がその程度しかないだけかも知れないけど。
 あ、モンパチの「小さな恋のうた」もそうか。

.

 さて、この二人が最後に押したボタンは一体なんだろう?
いや、どう解釈しても聞く人の勝手だとは思うけれども・・・。
私は、破滅的なボタンに思えてならない。
 というか、この二人、気は確かか?と。(汗)
歌詞だけではわかりにくいかも知れないが、
どうも、歌の「不思議な感じ」がねぇ・・・。

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両親の影響

 父親の育児参加について。
あくまで私見だけれども、父親の両親の影響が大きいと思う。

 つまり、「父親」自体がどう育てられてきたか。

.

 私の場合、父は(当時)あまり仕事に熱心でなかった。w
なので、残業することなどほとんどなかった。
5時半には、ほぼ確実に家に帰ってきていたし、
早いときは、5時前に帰ってきていることすらあった。(早退w)

 小学校を卒業するくらいまでは、よく遊んでもらったと思う。
さすがに中学校くらいになると、塾に行きはじめたこともあるが、
少し父親とは距離ができたが。ま、当たり前だわな。

.

 なので、私には父に遊んでもらった記憶がはっきりと残っている。
まぁ、子どもと遊ぶのが好きな人だったんだろう。(今でもそうだが。)
それでいて、それが可能な仕事をしていたわけで。

.

 私は、父親がそういう人だったので、子育てには積極的に関わっている。
そして、子どもとの接し方も、父に似ていると思う。w
父親の威厳とかはないけど、いざという時は頼りになる。そういう人だ。

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エクアとアクトスの併用

 疑義照会実例。
たぶん、この例は長期的に見たときに、意味がなくなると思うが。(汗)

さっそく、処方実例

<処方実例>

エクア錠50mg   2錠
アマリール錠3mg 2錠

分2 朝夕食後 14日分

アクトス錠30mg  1錠

分1 朝食後  14日分

以上

 実際は、他にも血圧やら尿酸やらコレステロールやら薬が出ているが、
本質とは関係ないので省略。

 エクアという薬は、今年発売されたばかりの新薬である。
DPP-4阻害薬という(比較的)新しい作用機序をもつ。
副作用が少なく、使いやすい、、という宣伝がされていた。

.

 では、この処方の何が問題か?
まず、エクアとアマリールの併用についてである。
他薬ではあるが、同じDPP-4阻害薬であるジャヌビアで、
「SU剤との併用による低血糖に注意!」という注意喚起が出ている。

 もともと、低血糖を起こしにくい薬剤として開発されていたはずなのに、
実際に使ってみると、SU剤との併用で重篤な低血糖を起こすことが
結構あったらしい。
 アマリールはSU剤。しかも、1日6mgという高用量(極量)なので、
これは注意が必要である。

.

 まぁ、併用禁忌ではない。患者さんに注意はするが、
絶対に処方変更しなければならないほどではない。

 問題は、もう片方。アクトスとの併用だ。

.

 エクアの効能、効果は、

2型糖尿病で、下記の治療法で十分な効果が得られない場合に限る。 
1.食事療法、運動療法のみ
2.1に加えて、SU剤を使用。

 となっている。
アマリールはSU剤だから(副作用はあるが)問題はない。
問題は、アクトスだ。
 エクアの効能、効果だと、アクトスと併用はできないことになる。
保険適応がないわけだ

 なので、これは疑義照会すべき事例である。

.

 実は、この辺のところ非常にややこしい事情がある。
というのは、DPP-4阻害薬。2010年7月現在で、3成分が
承認されているが、それぞれ併用できる範囲が異なるのである。

 ジャヌビア(orグラクティブ)は、SU剤、ビグアナイト、アクトスとの併用OK。
エクアは、SU剤のみ併用OK。
ネシーナは、αGIのみ、併用OK。

 とまぁ、見事にバラバラである。
しかも、これは製剤の特徴によるもの、、ではない。
(いや、少しはあるのかも知れないけれども。基本、同類の薬だし)

 単に、承認をとるときに、「どの臨床試験を優先したか」を
あらわしているだけにすぎない。
早晩、臨床試験が進めばどの薬も全ての薬と併用OKになる可能性が高い。
でも、「今のところ」併用できる保険適応がバラバラ、と。

 多分、来年の今頃ならそんなに問題なくなってると思うんだけど。

.

 でもまぁ、保険適応外になるんで、一応医師に問い合わせてみたが・・・
「そのまま、エクアでいってください」と予想通り無視された。

 医師がエクアにこだわる必要はよくわからないんだけれども、
この保険適応の問題が、副作用なんかとは全然関係ないっつーのも、
医師もわかっている。
 むしろ、副作用で見るなら気をつけるのはSU剤との併用だ。

.

 この場合、一応疑義照会はした訳で。
保険適応が違うから、と保険で削られるとすれば医師の方だな。
今のところ、処方が続いているところをみると、
まだ保険者からは何も言ってこないんだろう。(苦笑)

 しっかし、基本的に同じ類薬なのに、
ここまでバラバラに適応を取られると、現場は非常に困る。
しかも、患者さんのことを考えているわけでもない。
単に、「審査の都合」とかだったりする訳で。
 お役所仕事だから仕方ないんだろうけれども、
もう少し何とかならんかなぁ、、と考えてしまったり、する。

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いくつになっても、苦手は苦手?

 今日は、平日休み。
少しだけ、娘と散歩してみた。

 そろそろ、マンション内の噴水が稼動しているはずだから、
それを見に行った。途中で、水たまり(これもマンションの施設)で
少し遊んでから。

 で、いよいよお目当ての噴水の時間。
水が勢いよくあがったところで・・・

.

娘「おなかすいたから帰る!」

.

 へ??
あぁ、そうか。そういえば、この子は噴水が苦手だったようだ。
去年のことだから、ころっと忘れていたけれども。

 いや、楽しく遊んでいた時期もあったはずなんだけどなぁ。
確かに、去年も嫌がって近づかなかった時期もあったわ。
音がいやなのかも知れない。

.

 いったん、離れたところで、少し気が変わったらしく、、

娘「もういっぺん、噴水みにいこうよ」

 と態度が変わった。何だったんだろう?
どうも、心の葛藤があるらしい。
嫌いではない。たぶん、好きなんだとは思う。でも、怖い。
そんなところかも知れない。

 最終的には・・・

娘「おしっこいきたいから帰る!」

 で帰ってしまったわけだが。w
昔から嫌いだったものは、いきなり好きになったりはしないらしい。

.

 そういえば、今年も扇風機を一瞬怖がったらしいし。
扇風機も、毎年のように娘を怖がらせている。w
去年の記事をリンクしておく。

やっぱり扇風機はこわい」(09/6/22)

.

 もっとも、今年は下の息子もいるからな。
彼は、(当たり前だが)扇風機を嫌がったりしない。
むしろ、興味津々で遊びに行くほうだ。(危険だw)

 さすがに、弟の前で弱みを見せられない、
とがんばっているのどうか・・・。
今では、扇風機に積極的にかかわっている娘。
ま、慣れただけだとは思うが。w

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配合錠がいっぱい。

 新薬のはなし。

 日本の製薬メーカー大手、タケダは、今年の夏、
新たに4種類もの新薬を発売してきた。
ひとつのメーカーが、1シーズンに4つの新薬って、
最近ではちょっと記憶にない。

.

 ただし・・・。そのなかに配合錠が2種類。
最近の流れだから、しょうがないとはいえ。

 ユニシア配合錠は、カンデサルタン(ブロプレス)+アムロジピンの合剤。
ARB+Ca拮抗の組み合わせ。他社からも似たようなのが出ている。

 メタクト配合錠は、ピオグリタゾン(アクトス)+メトホルミンの合剤。
糖尿病の薬で合剤ってのは珍しいと思う。
一緒に使うことも多い薬だから、ありっちゃありだけど。

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 もっとも、ブロプレスもアクトスも、タケダの主力商品のひとつ。
まだ、特許は切れていないけれども、特許切れ後をにらんでの戦略かも。

 さて、新薬の薬価なんだが・・・実は、元の薬と同じになっている。
ユニシアは、ブロプレスと同じ薬価。メタクトはアクトスと同じ薬価だ。

 ってことは、例えばブロプレスを服用している人が、アムロジピンも
服用している場合、アムロジピンをジェネリックにするよりも、
ユニシアに切り替えた方が確実に安くなる。

 メタクトの場合は・・・もともとメトホルミンの薬価が低すぎるので、
大差ないと思うが。w

.

 職場での会話。

「なんていうか、スーパーのセット販売みたいね。セットでいくらって。」

「それを言うなら、ジャパ○ットタカ○でしょ。

 ブロプレスに、アムロジピンがついて、
 なんと、、お値段そのまま!」
(タ○タ社長風に。w)

「まぁ、タケダも生き残るのに必死なんよ。w」

.

 ちなみに、新薬の場合投与制限14日縛りがついている。
発売後1年までは、14日を超えて調剤することができないんだ。
どっちの薬にしても、長期処方されることが多い薬だから、
しばらくは、使いにくいな。
 安くなっても、2週間に1回通院となると、かえって高くなるし。

.

 ちなみに、タケダからは他にも新薬が出ている。
ネシーナは、インクレチン関連薬。
まぁ、これは似たような薬がすでに他社から発売されているけれども。

ロゼレムは、久々の「全く新しい作用」の薬。
メラトニン受容体アゴニスト。副作用や依存の少なそうな入眠剤。
ちょっと、面白そうだ。

 こっちの二つだけでもよかったんだけどなぁ。w

 

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新PCの使い心地。

 昨日に引き続き、新しいDELL製パソコンの話。

 まず、基本性能は前のものよりも格段に上がっている。
そりゃ、7年前の商品と比べれば、当たり前だけど。

CPUが、Cerelon 2.0GからCore i-3 540に。
メモリが、768Mから、4Gに。

 ちょっとソフトやネットサーフィンをした感じでは、
処理能力では全くストレスを感じなくなった。当たり前だが。w

 前のパソコンでは、ちょっとしたソフトを動かすだけで、
すぐにファンが回り出すような状況だったんだけれど。
あっという間にCPU利用率が100%になってしまっていたし。

.

 あとは、セキュリティソフトの問題もあった。
前のPCでは無料のKingSoftを使っていたんだけれども、
こいつがかなり負担になっていたようだ。
 いや、普通は負担にならないのかも知れないが、旧式のパソコンには
きつかったのかも知れない。

.

 前のパソコンでは全く動かなかったようなソフトも、
さくさく動くようになった。処理面では全く問題なし。

 そんなに、大したことをさせているつもりはないんだけれども、
どうも、「大したことではない」ことのレベルが上がりつつあり、
7年前の旧式では追いつかなくなっていたようだ。

 ま、これで処理面はしばらく問題ないだろう。

.

 あとは、サイズの問題か。
モニタは、21.5インチ。今までのものよりも横に長く大きい。
これはこれで、使いやすいと思う。
私がデスクトップにこだわるのは、画面が大きいから、という理由だからな。

 ただ、パソコン本体のサイズは、かなり大きい。
inspiron580sは、DELL製の中ではスリムな方なんだが・・・
それでも、前のパソコンよりも十分大きい。w
 これ、スリムでないタイプならどんだけ大きいんだろうか。(汗)

 なので、パソコンラックの横幅がぎりぎりになってしまっている。
本体を下におくのが正しいのかも知れないけれど・・・
基本、座椅子に座って使うような私の使い方だと、下におくスペースはない。

.

 あとは・・・キーボードとマウスか。
キーボードが今まで使っていたものよりも、若干小さくなっているようだ。
どうも、うまくブラインドタッチできないことが増えている。
まぁ、慣れの問題だとは思うけれども。

 マウスは・・・まぁ、多くを求めなければこれでもいいだろう。

.

 何よりも戸惑っているのが、Windows7そのものだな。
XPで慣れてしまっているので、いまいち使いづらい。
これも、慣れてくればどうってないとは思うんだけれども。(苦笑)

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DELLのパソコンセッティング

 実は、先週末にはすでに新しいパソコンが届いていたんだが、
仕事が忙しかったこともあり、なかなかセットアップできてなかった。

 この連休(といっても、私は1日しか休みがなかったが)で、
ようやく、前のパソコンとの入れ替え作業が(一応)終わった。

.

 今回は、DELLのinspiron580sを購入した。
DELLで買うのは、私は初めて。
嫁は、ノートPCをDELLで購入していた。
コストパフォーマンスに優れていて、不必要な機能が入っていないから、
結構やりやすいかと思ったんだけれども・・・。

 ノートとデスクトップでは、また少し事情が違った。(苦笑)

.

 まず、マニュアルの類が、非常にあっさりしている。
たぶん、パソコン初心者が手を出したら、途方にくれると思う。w
経験者でなきゃ、手を出しちゃいけないな、これ。

.

 最初に詰まったのが、リカバリディスクの作成。
DELLでは、どうも最初に自分で作るのが一般的なようだけど、
そのメディアが、「5G以上のUSBメモリ」か、「DVD-R」だ。
 5G以上ってなると、新たに買わなきゃいけない・・・。
実は、パソコンのデータ移行用(兼、データバックアップ用)に、
ポータブルのHDDを購入していたんだけれども、それではダメ。
うーん。

 DVDも、DVD-Rでないといけないと分かったのは、最後だ。w
だって、説明では「ディスク」としか書いていないんだもん。
わざわざ、DVD-RWのメディアを新規購入したのに、無駄になった。
どうも、「書き換え不可」であることが求められるらしいな。

.

 次に詰まったのが、無線LANの構築。
我が家の無線LANは7年くらい前に使っているが・・・
実は、なぜつながっているのかよくわからん状態でつながっている。

.

 ただ、設定はあまり悩む必要がない。
最初のプロバイダの設定を(ほぼ)そのままにしてあるのに、
プロバイダが変わっても普通に使えている。
 はっきり書くと、セキュリティがない設定になっているので、
電波を受信できさえすれば、設定なしでつながる
。w

.

 で、今までのPCで使っていたカード式の無線LANの子機を
そのまま使う気でいたら・・・カードの差込口がないことに気づく。
 どうも、知らない間にカード式は時代遅れになっていたようだ。
嫁のノートPC(DELL製)には、無線LAN受信機が内臓されていたから、
全く問題なかったが、デスクトップでは無線LANは内臓されていない

 ・・・仕方なく、新しく無線LAN子機を購入。USBになってるのね、現代は。

.

 最後に残った問題は・・・スピーカーがないということだ。w
モニタセットで購入したのだが、モニタはあくまでモニタであり、音は出ない。
そっか、こだわりのある人なら、モニタ内臓のスピーカーではなくて、
独自にスピーカーを使っている人もいるだろう。

 逆に、ビジネスメインで使う人なら、そもそも音なんていらん、という人もいる。
なるほど、そう考えるとスピーカーは基本セットじゃないわな・・・。

 でも、私はゲームをすることもあるし、動画を見ることもあるから、
音がないとちょっと困る。これも、追加購入、と。やれやれ。

.

 とりあえず、応急処置としてイヤホンを使っている。w

 電気機器にはいまいち詳しくないので、結構失敗しているなぁ。
端子を見る限り、スピーカーはどんなものでもなんとかなりそう。
音にこだわる訳ではない。音が出さえすればいいので、
なんか適当に買ってくるしかないな。

.

 結局、パソコン本体は安上がりだったけど、その他もろもろで
お金がかかってしまっている。
もうちょっと勉強してから、買えってことか。

 ノートPCでは全く問題なかったから、油断していた。
ノートでは、スピーカーも無線LANも標準装備だからなぁ。

.

 あとは、まだグラフィックボードの設定がうまくいってないらしく、
起動時にエラーメッセージが出てくる。これもどうにかしないと。

.

 不満点はいろいろあるが、とりあえずデータ移行も(だいたい)終わった。
まぁ、ゆっくり使いこなしていけば、なんとかなるだろう。

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「みかんの花咲く丘」

 今月の童謡。もう月末に近いけど。
「みかんの花咲く丘」で。

みかんの花が 咲いている
思い出の道 丘の道
はるかに見える 青い海
お船がとおく かすんでる

 私は、なんとなく夏っぽいイメージで選んだんだけれども、
みかんの花って、季節的にはいつなんだろう?
夏じゃない可能性が高いか。w

.

 昔、手遊びした記憶がある・・・。難しかったような。
同じような手遊び系の歌に、アルプス一万尺があるな。
こっちは、娘はもう覚えているだろう。
 ちょっと手遊びをしたこともあるんだけれども、
難しくてまだまだちゃんとはできない。

 もっとも、私がアルプス一万尺を歌うときは、
娘を「スーパー高い高い(注:私の肩の上に立たせて、手で支える)」の状態で、
私がステップを踏み、最後に、娘を一回転させて着地させる、
という遊びをやっていたので、娘にとってはあんまり手遊びのイメージは
ないかも知れないが。w

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今週は休載(2回目)

 日曜日恒例となっておりました、疑義照会実例は、
今週はお休みさせていただきます。

.

 えーと、原因としては、
記事のストックが尽きていること。これに尽きる。
いや、完全にネタ切れではないんだけれども、
ネタを記事にふくらませる時間がなかったもので。(苦笑)

.

 とはいえ、ネタ切れの恐怖からは逃れられそうもない。
実は、近いうちに人事異動があり、私は今の店舗から、
比較的処方枚数の少ない店へ異動することになっている。

 そうなると、今までのように、ネタを集めることが難しくなる・・・よなぁ。

.

 はい、はっきり言います。
あと2回くらいで、週刊連載は打ち切るつもりでいます。(汗)

 以後は、面白そうな事例があるたびに、不定期に掲載する予定。
もうちょっと続けたかったのだが、仕方ないだろう。
ブログの一本の柱を失くしてしまうことにもなるけれども、
完全に書かなくなるわけでもないし、その分、薬局関連の記事を
やや多めに書いていくつもりなので、なにとぞよろしく。

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ホメオパシーによる被害

 少し前の事件だけれども、こちらでも言及しておくことにする。
なにせ、私の見ているニセ科学系、医療系ブログのほぼ全てで言及された
大事件であるからして。(苦笑)

.

 以下、ニュースからの引用

.

生後2か月の女児が死亡したのは、出生後の投与が常識になっている
ビタミンKを与えなかったためビタミンK欠乏性出血症になったこと
が原因として、母親(33)が山口市の助産師(43)を相手取り、
損害賠償請求訴訟を山口地裁に起こしていることがわかった。
 助産師は、ビタミンKの代わりに「自然治癒力を促す」という錠剤
を与えていた。錠剤は、助産師が所属する自然療法普及の団体が推奨
するものだった。
.......
 しかし、母親によると、助産師は最初の2回、ビタミンKを投与せず
に錠剤を与え、母親にこれを伝えていなかった。3回目の時に
「ビタミンKの代わりに(錠剤を)飲ませる」と説明したという。
 助産師が所属する団体は「自らの力で治癒に導く自然療法」をうたい、
錠剤について「植物や鉱物などを希釈した液体を小さな砂糖の玉にしみ
こませたもの。適合すれば自然治癒力が揺り動かされ、体が良い方向へ
と向かう」と説明している。

.

 引用終わり

 このニュースには直接言葉は出てきていないが、
この助産師の所属する団体は、ホメオパシー関係であろう。
希釈した液体を砂糖玉にしみこませる、というのはホメオパシーの
レメディの作り方であるからして。

.

 一番、議論が白熱しているところは、kikulogなので、
リンクをはっておく。

http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1278636524

.

 私の感想。信じられない。あってはならない事故だと思う。
この母親は、特にホメオパシーの信者という訳ではないようだ。
たまたま、ホメオパシーを信じている助産師にあたってしまい
特に最初の2回は何の説明もなくビタミンKを与えていなかった。

 ビタミンK欠乏症は、生後間もない乳児にごく稀におこるらしい。
おこることは稀だが、おこってしまうとかなり危険で、死亡することもある。
ただし、ビタミンKを投与すれば、100%防ぐことができる
 なので、新生児には必ずビタミンK(K2シロップ)を投与する。

 この助産師は、ホメオパシーへの傾倒から、
そのビタミンKを与えずに、同じ効果がある(とされている)レメディを与えた。

 詳しい説明は省くが、ホメオパシーのレメディというのは、
単なる砂糖玉である。それ以上でもそれ以下でもない。
よって、ビタミンKと同じ効果なんざ、あるわけはない。

 なんとも、痛ましい結果になってしまった。

.

 ホメオパシー自体は、代替療法の中では非常に安全な部類に入る。
なんせ、レメディ自体に全く薬効がないんだから。
通常の治療のジャマをすることもないし、
西洋薬との飲み合わせも、全く気にする必要はない。

 それでいて、手順をしっかり踏めば、抜群のプラセボ効果を発揮する。

 しかし、ホメオパシーを信じるあまり、通常の医療を否定してしまうと、
非常に問題である。今回のような悲劇がおこってしまうことになる。
通常の医療を否定する必要など、全くないんだが。

 薬剤師の目からみると、ホメオパシーのレメディは、
相互作用など気にする必要がない、優れたプラセボ」である。
通常の医療と併用してくれたら、全く問題ないのに・・・。

.

 助産師の間で、ホメオパシーが広まっている、という話もある。
なるほど、ホメオパシーとの親和性が高そうな領域だと思う。

 まず、対象。妊婦にしても、乳児の母親にしても、
心理的ストレスは非常に大きい。ホルモンバランスの乱れもあるだろうが、
心身ともに、色々な不定愁訴がでることは多いだろう。

 偏見かも知れないが、そういう女性に必要なのは、薬ではない。
むしろ、「ちゃんと話を聞いてくれて、悩みを受け止めてくれる人」が必要。
助産師さんが、その役割を担うことは、十分にある。

 それに、プラスアルファとして、ホメオパシーのレメディ、というのは、
なんというか・・・理にかなっている。(苦笑)
 この時期の女性に、普通の薬は使えないんだから。
何の薬効もないレメディ、という利点を最大限に活かせるよなぁ。

.

 にしても、プラセボ効果は心理的な効果であるからして、
当然、赤ちゃんに効く訳はない・・・。そこんとこ、わかってくれよ。(汗)

 もちろん、これは、薬剤師(私)から見た、ホメオパシーであって、
実際にホメオパシーを信じている人は、ちゃんと効果があると信じて
レメディを与えているんだから、わかってもらえなくても仕方ないが。

.

 こんな事故で娘を亡くしてしまったご両親のことを思うとやりきれない。
しかし難しいのは、この助産師も、悪意があってやった訳ではない、という。
ただ、愚かだっただけだ。
 医療に関わる人間であるならば、最低限の科学的なものの考え方を
みにつける必要がある。
これは、助産師に限った話ではない。薬剤師だって、似たようなことをやる
可能性はある。

 何よりも、医師であってもおかしなことを言う人もいる・・・。
なんだろう。ある一定以上の人数が集まると、必ずおかしなのが混ざってくる。
これはもう防げないんだろう。

 あとは、おかしなものは「おかしい」と言い続けること。
ささいなことではあるが、みんなが批判することによって、
騙される人が少なくなるだろうし、被害に遭う人も減るだろうから。

.

 こんな事件、二度とあってはならない。

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ボーナスの使い道

 今回も、無事にボーナスがでた。
家計にはそんなに余裕がないので、買い物するのも気がひけるのだが、
今回は、大物。パソコンを買うことにした。

.

 思えば、どれくらい前からだろうか。
Windows7が出る前くらいから、パソコン買い替えのタイミングを計っていた。

 Windows7が出てから、1年後の夏のボーナス、で買い換える予定だった。
そこまで今のパソコンがもつか、という問題はあったけれども。
なんとかごまかしながら、使ってきた。

 一応、パソコンを買ってもなんとかなるくらいのボーナスが出たので、
即日、デルのオンラインショップで購入した。

.

 届くまでは、1週間はかかるかな。

.

 実は、いまのぞいてみたら、同型のパソコンがさらに5000円オフになってた。
ま、しょうがないけどさ・・・。

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一票の格差

 こないだの参議院選挙。

自民党と民主党だけに注目すると、
自民党が51議席、民主党が44議席。これは、改選120議席で考えると、
自民党が42.5%、民主党が36,7%という結果になる。

では、実際の得票数はどうか、というと。

 比例区では、自民党が得票率24.1%。民主党が31.6%。民主党の方が多いんだ。
実際、比例区の議席は、民主16議席に対し、自民は12議席しかとっていない。

 つまり、民主党が過半数を取るほどではないが、
政党支持率から考えると、民主党の方が自民党よりも大きい、と言える。
まあ、自民党は「比例は公明に」という選挙協力の影響もあるかも知れないが。

.

 では、選挙区での得票率は?実は、これも民主党の方が大きい。
自民党が33.4%に対して、民主党は39%
でも、選挙区の結果は、自民39議席、民主28議席。
総得票数ではリードしているはずの民主党が、議席数で11も差をつけられている。

.

 もちろん、色々な原因がある。
まず、民主党はムダになった死票が多い。
複数候補擁立で、片方の候補者が落選したケースが多数ある。

 あと、東京選挙区の蓮舫行政刷新担当大臣が、171万票という、
ぶっちぎりの票を集めているのも、結構大きい。w
もう100万ほど少なくても十分当選できたわけで。

 簡単に言うと、民主党は無駄になってしまった票が大量にある。
一方の自民党は、僅差の勝利も多くあり、実に効率的に議席を獲得しているわけ。

.

 ・・・にしても、この結果、民意を反映していると言えるのか?
衆議院選挙の小選挙区制も、大量に死票が出るけど。
例えば、政党支持率51%対49%で、議席数が391対89、ってことはありえる。

 にしても、支持率が上回っている方が勝っているわけで。勝ちすぎだけど。

 今回の、明らかに民主党の方が総票数が多いのに、自民党が勝っている
それも、僅差ではなく結構な差がついてしまっているのは問題じゃないか??

.

 こうなってしまった大きな原因は、「一票の格差」である。

 自民党勝利、民主党敗北の決め手になったのは、一人区の勝敗だ。
二人区以上では、ほとんど差がついていない。比例区ではむしろ民主の方が上。
でも、一人区で、自民21に民主8.大差をつけられている。

.

 一人区は、当たり前だが有権者の人数は少ない。
つまり、一票の価値が非常に高い地域である。
今回の参議院選挙、選挙区当選者での最小得票は、高知の広田氏(民主党)
たった13万7千票。実に、蓮舫氏の12分の1である。

 今回の選挙、一票の格差は最大で5倍。

 それも、当たり前だが一人区は全体的に一票の価値が高めである。
つまり、都市部の人間の票は、地方に比べて非常に軽い

 そして、自民党の今回の勝利の原因は、
この「価値の高い票を集めた」、ということになる。
複数区の価値の低い票は、それほど必要ない。価値の高い票を集めればよい。
 都市部に強い民主、地方に強い自民。
一票の価値の高い地方を押さえている自民党は、
国民全体からの支持が低くても勝てる、と。

.

 これは、不公平とは言わないのか??

 結果として、都市部の人間は軽んじられる。
地方の人間に有利な政策を推し進めれば、選挙で勝てるんだから。

.

 参議院選挙は、地方の一人区を制した方が勝つ。
都市部の票はほとんど影響しない。
そうであるならば、政党としては、地方を重視せざるを得ない。
もっと言うなら、都市部を軽視した方がよいってことだ。
当たり前。予算は有限であるからして。

.

 参議院不要論は、さすがに飛びすぎだと思うけれども、
でも、このいびつな参議院の選挙制度は、抜本的改革が必要だ。
小手先の変更でなんとかなるような状態ではないし、
政治そのものにも、大きな影響を与えてしまっている。

.

 念のため、まとめておく。
今回の選挙、民主党は負けて当然。民意はそう読める。
与党で過半数取れないのは、現状の民意がそうであるからだ。

 しかし、選挙区得票率、比例得票率で共に民主党を下回っている自民党が、
改選第一党になるのは、ちょっとおかしくないか?という主張だ。
そこには、最大5倍となっている一票の格差の問題があり、
また、参議院選挙自体の構造的な問題がある。

 そして、この問題は、あからさまな地方優遇につながっていないか?
そのことが、政治を歪めている可能性はないか?
そういう問題提起である。

.

 立場を逆にしても、私は同じことを主張するだろう。
すなわち、民主党が自民党よりも得票率が低いにも関わらず、
第一党を取ることがあるならば、そんな選挙制度はおかしいと主張する。

 つまり、右や左だ、政策がどうの、という話ではなくて、
選挙制度として、今回の結果はおかしい、ということ。

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11ヶ月

 下の息子は、今日で11ヶ月になる。

 最近の記録。

1.もう少しで歩ける。

 直立不動で、10秒くらいなら立っていられるようになっている。
ただ、足がなかなか前に出ない。
2歩、3歩、4歩くらいまでは確認できているが、そこで前に倒れるな。w

 立たせた上で呼んでみると、歩こうとはするんだけれども、、
やっぱり、はいはいの方が楽だし、早いし。
なかなか難しいわ。

 ただ、つたい歩きはもう完璧だし、つかまり立ちにしても、
それほど支えを必要としない。あと少しなんだけどなぁ。

.

2.体重は変わらず。

 体重は10kgから増えていないようだ。
色々病気をすることもあるけれども、
運動能力が上がっていることも大きいと思う。
この辺で、落ち着いていくんだろう。

.

3.離乳食

 順調に進んでいるように見えるなぁ。
少なくとも、上の娘の時よりは、はるかに順調だ。
なんだろう。性格の問題のような気もする。w

.

4、突進

 ひとつ目標となる物体を見つけると、突進する。
ちょっとやそっとの段差ならものともしない。

 小さなテーブルの上なら、這い上がることが可能。
ダイニングテーブルの上においても、手を伸ばして取れる。

.

 もっとも問題なのは、夜明けの徘徊だが。w
大人のガードをものともせず、ベッドの上を自由に動き回る。
そして、落ちる。w

.

5.手を振る。

 私が仕事にいくときに、手を振ってくれることが多くなった。
100%とはいかないが、半分以上の確率では手を振ってくれる。

 あと、食事の前の「いただきます。」
拍手に近いけれども、一応手を合わせている。

.

 さて、あと1ヶ月で1歳かぁ。
1歳までに歩けるかどうか。結構微妙なところだと思う。
ハイハイでも十分に行動できているから。

 一人であちこちと動き回ったりもするけれども、
人が集まっているところにやってきたりもするなぁ。
自由自在に遊んでいるようにみえる。w

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民主党が敗北

 参議院選挙は、与党が過半数割れを起こした。
一方、自民党は議席を増やして、復調を印象付けた。

.

 民主党の方が厳しいとは思っていたが、予想よりもさらに下だった。
勝負の一人区で、軒並み自民党に敗れたのが大きいな。
これは、「自民党が勝った」といってもいいのではなかろうか?

.

 とりあえず、菅さんは続投の方向で進んでいるようだ。
連立工作がうまくいく、とは思えないので、
「ねじれ」状態で国会運営せざるをえなくなるだろう。

 しかも、去年までの「ねじれ」とは、また少し違う。
自・公政権時の「ねじれ」なら、衆議院2/3の再可決という
強力な武器があったからなんとかなったが、
 現在の民主党には、2/3がない。
自民党がころころと首相を変えたあの頃よりも、
さらに厳しい政権運営、となるわけで。

.

 ただし、「ねじれ」はこれから先も必ずあることだ。
国会がねじれたら、何も決まらないってんじゃ、
そりゃ制度として大いに問題だと言わざるを得ないわけで。

 菅さんは、野党とも十分に協議した上で、進めていく必要がある。

.

 今回の参議院選挙。消費税増税が争点?と言われたが、
そういうわけでもないだろう。
自民党だって消費税増税を明言している。
民主党は、将来の消費税増税を公言している。
 これで、自民党が勝って民主党が負けた。
消費税に関しては、似たり寄ったりな訳だから、争点ではありえないだろう。

 ただし、菅さんの消費税増税の発言が、選挙の流れを変えたのも間違いない。
このへん、選挙はよくわからないなぁ、としか言いようがないな。
民主党にとって最大の敵は、自民党であったわけで。
その自民党と消費税について足並みをそろえて、負けるってのは。w

 たぶん、菅さん(というか民主党上層部)から見れば、
自分の発言を「うまく」敵に利用された、と感じているのではなかろうか。

.

 私は、消費税増税は避けられないと思っているし、
そのために、低所得者に厳しい消費税の制度自体を、
見直す必要がある、というのもわかっているが・・・。
 それを、自分達だけで決めるのではなく、超党派で議論したい。
また、少なくとも次の総選挙までは、税率を上げないことも公言している。

 正直、たったこれだけのことでそこまで風が変わるとは思わなかった。
実は、ここには「みんなの党」のような第三局の勢力が大きく関わっている。
 自民党は、自分からは「消費税反対」とは言いにくい。
そこを、政権担当能力のないw第三局の政党に激しく非難してもらうことで、
結果的に民主党の支持率を落としている。

.

 さて、その「みんなの党」は大躍進となった。
正直、なんでこんな党がそこまで受けるのか私には理解できない。w
とりあえず、「非自民、非民主」といった人たちの受け皿になった、んだろう。
 別に、新党改革だって、立ち上がれ日本だってよかったはずなんだが。
それはもう、先行のメリットとイメージ勝ちだわな。

 ただ、直接は選挙結果に大きな影響を与えていない。
やっぱり、直接的に勝敗を決定付けたのは、一人区であるからして。

 民主党が複数候補を立てた選挙区で、民主党をつぶす役割はしているが。
例えば、大阪選挙区。これ、みんなの党がいなければ、無党派層の多くは
岡部氏に流れたんじゃないだろうか?
 そうなると、結果が変わっていた可能性は高いと思う。
ただ、二人区ではほとんど影響ないな。今の民主党なら、みんなの党がいなくても
議席独占できるだけの力はなかったから。

.

 小沢前幹事長の「複数候補擁立路線」は、表向きはそれほど影響がなかった。
二人区で共倒れしたところはなかったわけだから。(危なかったとこはあったが。)
 ただし、二人区にも力を入れた分、肝心の一人区に力が足りなかった、
そういう影響はあったと思う。
もっとも、候補者は大変だっただろうが。w

.

 さて、これからどうなることやら。先行きは不透明である。

 あくまで私の希望だが、菅さんは首相をやめるべきではない。
ここでトップを変えても、さらに状況が悪くなるだけだ。
ここは、悪いながらも菅さんにやってもらうしかないだろう。

 ねじれ国会をなんとか運営する技術。
これは、二大政党制の現状なら、与野党ともに必ず必要になる。
最長で、あと3年は続く訳だから、ずっと混乱させたままじゃ
みんなが困るぞ。w


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先生は忙しい

 疑義照会実例。番外編。
なんか、番外編がやたら多いような気もするが。w

今回は、処方内容自体は大した内容ではないので、記載しない。

.

 インシュリンの注射と、内服薬が56日分の処方で出ていた。
この処方自体に、何の問題もない。

 ところが、投薬時に問題が発生する。

「え、飲み薬でてんの?余ってるから、今回はいらんって先生に言ってんけど」
こう、患者さんに言われてしまった。

 処方元は、市立の総合病院。疑義照会はFAXになるので、正直面倒くさい。
しかも、処方している医師は「疑義照会嫌い」という噂のある医師。(苦笑)

 薬局のスタッフ一同、「頼むから次回、調節してもらってくれ」と思った。
・・・できるだけそういう風に話を進めたが、
先生に聞いてみてよ」と言われてしまった。仕方ない、これも仕事だ。

 時間がかかることは、あらかじめ患者さんに伝えた。
「それじゃ、一回帰って、後でまた来るわ。それまでに聞いといて」
うん、正しい選択だと思う。

.

 正直、疑義照会はしたくないが、それはこっちの都合であるからして。
普通の病院、普通の医師相手であれば、間違いなく疑義照会するケースだ。
先生が、「出さない」といった薬が処方されているわけだから。
 それでも、相手があの医師と思うと、気がひける。w

.

 病院の薬剤部から、返答があった。
先生は忙しいので・・・そのまま出してください。
 お薬の調節は次回、もう一度患者さんから言ってもらってください」

 電話を受けたのは私ではないので、又聞き。正確ではないかも知れないが。

 薬剤部から、医師まで連絡がいったかどうかすらわからんな、これ。(汗)
まぁ、うちらが疑義照会を一瞬躊躇するような医師相手なんだから、
直接、話をする必要がある病院薬剤部はもっと腰がひけるのはよくわかるが。w

 まぁ、先生には連絡した上での結果、として話を進める。

 薬が余ってるから調節、ってのは、緊急性は全くないわけで。
症状が変わって薬が変更にならない限り、余っている薬が無駄になることもないし。
さらに言うなら、薬を余らせる患者さんにも問題はあるし・・・。

 ってのが、医師(薬剤部?)の本心なんだろう。理解できなくもない。

.

 にしても、その返事を患者さんにどう伝えればいいのさ?
先生は忙しいって言うけどな、患者さんだって忙しいかも知れないじゃないか。
忙しい患者さんを30分待たせたあげくに、そんな答えってひどくないか?

 もっとも、今回の場合は時間がかかることを見こして、
あらかじめ患者さんに伝えていたから問題なかったけどさ。
そのもの言いは、もうちょっと何とかならんか、と問い詰めたい。

.

 患者さんには、私から(かなりオブラートに包んだ表現で)伝えた。
「なんじゃそりゃ!」と言われたが、怒っているというより呆れている様子だった。
立場上、患者さんの前で医師を悪く言うことはできないが、
今回ばかりは共感しておいた。w
 そりゃそうだろ。患者さんから見れば、
「医師が処方をミスした上に、時間かかって待たされた上に、
 訂正もされなかった」訳で。

.

 だいたい、この医師、こういうしょうもない処方ミスが多いんだ。
仕事が忙しい、疑義照会が嫌いっていうんなら、そもそも、
疑義照会にならないように、しっかり処方すればいいだけの話だろうが。

 ・・・疑義照会が多いから忙しいのか、
忙しいから(ミスが出て)疑義照会が多くなるのか。
あるいは、その両方か。(苦笑)

 患者さんとの間に挟まれた、薬局薬剤師、病院薬剤師、ともに迷惑な話である。
 

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見事なツッコミ

 娘が幼稚園に通うようになって3ヶ月が過ぎた。
いまのところ、それほど汚い言葉を使うようなことはない。
嫁によると、「少し関西弁が入りつつある」ようだが。

 まぁ、うんちとかちんちんとかはよく言うけど、
それは今に始まったことではないし。この年頃の子なら仕方ないかと。

.

 言葉で一番変わったところは、「○○かよ!」という
ツッコミが入るようになったところだろうか。

.

 さて。娘にはよく絵本を読んでやっている。
その中に、「はなのみち」という絵本があった。

 くまさんが道の途中で、何かわからない袋を拾う。
くまさんは、それを友達のリスさんに見せに行くんだけれども、
リスさんの家についた時には、袋の中は空っぽ。

.

「しまった あながあいていた」

.

 実に文字の少ない絵本だった。
見開き2ページで「しまった あながあいていた」とは・・・。
なんというか、シュールだなぁ、と。
 まぁ、私の読み方にも問題はあるかもしれないが、
娘はだいたい、ここで笑ってくれた。

 もちろん、「はなのみち」の話はこれで終わらないんだけど、
まぁそっから先はおいておくとして。

.

 日常でもこのセリフをボケに使うことがある。
娘は、私との散歩ではたいてい、何かを拾って嫁へのおみやげにする。
どんぐりだったり、花だったり。

 で、それを私が預かるということが多い。
こないだは、どんぐりを私の胸ポケットに入れていた。

 娘に「どんぐり、ある?」と聞かれて・・・
ちょっとあわてたフリをしてボケてみる。

「しまった あながあいていた」

 ここで娘は間髪いれず

「はなのみちかよ!」

 うーん、ナイス突っ込みだ。w

.

 ついこないだ、もう一度試してみた。
砂場で見つけた貝殻を、私にあずけていた。
ところが、この時は薄着だったので胸ポケットなどない。
ちゃんと、手で握ってもっていた。

娘「父、ちゃんと持ってる?」

「しまった あながあいていた」

 これに対して、、

「おててにあなはあきません!」

 あまりにも正しい突っ込みに、吹き出してしまった。w

.

娘「だって、袋やポケットだったら穴が開くこともあるかも知れないけど、
  おててに穴があくわけないじゃん!!

.

 はいはい、あなたはいつも正しいよ。
しかし、ほれぼれするほど見事に返してくれた。
こうして、大阪人のDNAは受け継がれていくんだろうか?(違)

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減塩への道は厳しい

 久々の健康情報。
今回のテーマは、「減塩」について。

 食塩の摂取は、血圧を上昇させ、腎臓にも悪い。
結果として、心臓病の原因ともなる。
したがって、普段から減塩を心がけることが、健康のためには大事である。

.

 さて、ここで問題。
2010年現在、日本の厚生労働省は、健康な成人で、
1日の食塩摂取量をどれくらいにするように求めているだろうか?

.

 答えは、男性9g、女性7.5g未満

 10gと答えた人は間違い。ちょっと前まではそうだったんだが。
実は、2010年度食事摂取基準で、従来の10g/8gから減らされている。

 少し前のデータだが、平成17年くらいで、1日あたりの食塩の摂取量は、
だいたい10g~12gというデータがある。
つまり、もともとの男性10gでも達成できていなかったんだけれども、
それがさらに厳しくされた、と。

.

 高血圧の人は、もっと厳しくて1日6g未満にする必要がある。
これは、JSH2009(日本高血圧学会のガイドライン)に書いてある。
世界的には、WHOも1日6g未満を推奨している。

 血圧を上昇させない、1日あたりの食塩の量というのが、3~5gと言われている。
6gじゃなくて、3gくらいを推奨にしよう、という動きもある
世界(主に欧米)は、減塩に向かって進んでいる。

 実際、食塩の必要量ってのはかなり少ない。
1日に3gもあれば、まったく問題ない、、らしい。
ナトリウムは、身体の中では非常に重要な働きをするミネラルだ。
 だから、簡単に不足するようでは困るわけ。
逆に言うと、簡単には不足しないような仕組みが出来上がっている、とも言える。
少なくとも、日本において、塩分が不足して体調がおかしくなる、
なんてことは、まずおきない。

.

 アメリカでは、塩分摂取量を25%カットしようというキャンペーンが
進められている。さすがに、トランス脂肪酸を規制して減少させた国だ。

 実は、ニューヨークでは、「塩を規制しよう」という話も持ち上がったが、
多くの人達の反対により、却下された。(そりゃそうだろ。w)
で、規制するかわりに業者の自発的な努力を求めていくようだ。

 もっとも、炭酸水に税金をかける、なんてすごい話もある国だからな。
なんというか・・・極端だな、あの国は。w

.

 話がずれた。アメリカをはじめ、ヨーロッパでは減塩にかじをきっている。
塩分の取りすぎが健康に悪いことは明らかで、それが医療費となって
跳ね返ってくることもわかっているからだ。

.

 さて・・・。そんな欧米よりも明らかに食塩を多く取っている日本では?
まだまだ、対策もなにもあったもんじゃないと思う。
国の目標値が、WHO推奨の1.5倍だもんな。
 ただ、これは本当に難しい。

 以前にも書いたが、日本においては、トランス脂肪酸の危険なんて
たいしたことはない。欧米とは食生活が異なるからだ。
ただ、逆に塩分に関しては、日本は非常に厳しい。

 パン食の欧米人は、脂肪の摂取量が増える。
そりゃ、パンには油の方が合うからね。

 米食の日本人は、、脂肪の摂取量は欧米人よりも明らかに少ないけれども、
食塩の摂取量は・・・どうしてもおおくなる。

.

 日本食は、非常にバランスのとれた食事である。
日本人の長寿は、この日本食と大いに関係があるだろう。
ただ、その日本食にも、ひとつだけ大きな欠点がある。
それが、食塩の多さである。日本食から食塩を抜けば、ベストなんだが。

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 どうも、世界の論調をみると、食塩による被害はかなり大きそうだ。
少なくとも、日本においては、トランス脂肪酸なんかよりも、
食塩の方がよっぽど問題であることは、間違いないと思う。

 でも、そんな状況にも関わらず、「塩分規制を!」という声はあがらんな。
日本よりも摂取量が少ないであろうニューヨークでそんな声があがっているのに。

 人は、健康のためだけに生きているのではない。
タバコや酒でもそう思うけれども、塩では本当にそう思う。w
また、減塩って難しいんだよな・・・。
砂糖なら、「合成甘味料」みたいな逃げ道があるけれども、
塩は厳しい。結局、塩味の元は塩化ナトリウムであるからして。

胡椒などの香辛料でごまかす、という手はあるけれども、
どうやったって、塩味になるわけはない。

 私にできることと言えば、食塩の危険性を客観的に紹介する、くらいか。
とても、強制できるものでないからして。

.

 最後に、小話。

 私は、減塩の観点から、お味噌汁は具しか食べないことが多い。
少なくとも、汁を全て飲むことはほとんどないんだけれども・・・

 上の娘から「残しちゃだめでしょ」と言われてしまった。w
これ、どう説明したらわかってもらえるかな??

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医師と薬剤師と後発品

 政府は、ジェネリック医薬品(後発品)の普及を進めている。
医療費を削減するためだから仕方がない。
私も、毎日のように患者様(と国)の医療費削減のために
働いている。(そして、薬局の売り上げは下がる。)

 薬局では、患者様に後発品の希望を聞く。
後発品に変更できるものがあれば、変更したいかどうか。
一概にどうとは言えないけれども、傾向としては、、
年配の方よりも、若い人の方が後発品を希望する傾向がある。
まぁ、負担割合の差(1割と3割)が大きいと思う。

 あとは、年配の方はなかなか理解してもらえないこともある。
「薬局とは、先生の処方した通りの薬を出してくれるところ」という
固定概念があるため。薬局で変更する、なんてこと自体が
考えられない、、という人も多い。
 こちらも、理解が難しい人には、強くは勧めないが。

 もうひとつの傾向としては、
医療従事者は、先発品を希望する傾向が強い。w
つまり、自分たちは後発品なんか信用していない、と。ひどいもんだ。
(私は、それなりに信用しているぞ)

.

 薬局は、なんでジェネリックへの変更を勧めるのか?という声もあった。
それは、、みんなのため、、だ。
ジェネリックに変更することは、国、患者さん、そして薬局にとっても利点がある。
後発品を一定以上の割合で調剤した薬局は、調剤基本料にボーナスがつく。
売り上げは減るけれども、利益を出すためには、後発品を推進する方が、
薬局の経営上はよい、、という判断だろう。

 しっかりわかってくれている人もいて、
「国からの締め付けがきついんか?」と聞いてくれる人もいた。
自己負担金がかからない人でも、「国の医療費削減のために」
後発品に変更する人は何人もいる。

.

 薬剤師は、このように後発品を進めている。では、医師は??
医師の場合、処方権までがっちり握っているんだから、もっとやりやすい。
患者さんの希望なんか関係なく、最初からジェネリックで書いてしまえば、
薬局は後発品を出すしかなくなる。
 また、院内の注射や投薬もそうだ。
わざわざ、「後発品にしますか?」なんて聞くところはほとんどないんじゃないか?
つまり、医師は患者さんに聞くことなく、後発品を使える立場だ

.

 たまにだが、薬局のインタビューでは、「後発品を希望しない。」
でも、医師からの処方箋が、後発品をバンバン使っているケース。
薬剤師からみると、「おいおい」と思う。
 先発品を書いて、「代替可能」にしてくれれば、患者さんの希望通りにできるのに。
後発品が嫌いな患者さんにまで、容赦なく後発品を使うなんてしなくても。

 ただ、うらやましくもある。
患者さんの希望なんか無視して、ずばずばと変更できれば、
業務がどれだけ楽になるか。ウチの薬局では、後発品のあるほとんどの薬で、
先発品と後発品を両方在庫している。
こっちの判断で変更していいのなら、在庫調整もはるかに楽なんだが。

 今回の診療報酬改訂で、薬局での後発品への取り組みは間違いなく進んだ。
次は、医師が頑張る番だと思う。薬局では、これ以上は難しい。
そもそも、「後発品変更不可」で処方する医師がいる限り、
薬局ではどうにもならないんだから。

.

 そうだなぁ・・・。2年後の改定でこんなのはどうかな?
処方箋の「後発医薬品への変更不可」の欄は削除する。
医師が後発品に変更して欲しくない医薬品は、個々の薬品毎に
「変更不可」の文字と押印を義務付ける。

 こうすれば、「全て変更不可」の処方箋は、事務作業量が増大するので、
ちょっとは医師も考えてくれるんじゃないかな?

 実際、全ての後発品が信用できない!!なんて医師は少数派だと思うんだが。
自分のこだわりのある医薬品に関しては、もちろん先発品限定でかまわない。
でも、「どうでもよい」こだわりのない医薬品もあると思うんだけどなぁ。

 現状、少しでも後発品に不安のある医師は、「全て変更不可」としてるよね。
そうじゃなくて、不安のあるところだけ「変更不可」として欲しい。

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イクメンという言葉

  「イクメン」という言葉を、最近目にする機会が増えた。

男性が育児休暇をとりやすくなったのとあわせて、
テレビや新聞で取りざたされている言葉だ。

「イクメン」とは、育児する男性のこと、だと思う。
言葉の響きがイケメンと似ていることもあってか、
メディアでは結構出てきているように思うが・・・
日常ではまだまだじゃないか、と。

.

 まずはじめに。
私は、育児する男性自体を否定するつもりは毛頭ないので。
むしろ、この流れをどうやって進めるかを考えてもいるが・・・
現時点での「イクメン」の問題点を書いていこうと思う。

.

 まず、「私はイクメンである」と自ら言える男性が、
果たしてどれぐらいの人数、存在するだろうか??
これが問題である。
 少なくとも、私は自分をイクメンだとは言いづらい。

 最初に、「育児する男性はすばらしい」という前提がある。
これは逆に言うと、育児に関わらない男性は、よろしくない、と。
まぁ、そりゃそうなんだけれども、、ね。

 でも、全く育児に関わらない父親なんて、少数派じゃないか?
多くの父親は、育児に関わろうとしているし、できる範囲で関わっている。
ただ、その「できる範囲」が個人の事情によって異なるだけだろう。

 もっとも、そもそも育児に関わろうとしていない父親も、いるかも。
それはそれで、また別の問題なんだけれども。

.

「育児に関わろうとしている父親」ならまだともかく、
「育児している父親」というのは、自分から宣言しにくいもんなんだ。
よいイメージの言葉を、自分では使わないだろう?

「ラーメン、つけめん、ぼくイケメン」って言ってた芸人がいたけど、
あれは、自ら「イケメン」であると名乗るから面白い。
まぁ、微妙なイケメンだから成立するギャグなんだが。

 私は、自ら「イクメン」であると宣言するのも、同じことだと思う。
自ら「イクメン」と名乗ることは、
「あの人、イクメンって言ってるけど、そんなに育児手伝ってないよね」
という、目に見えないプレッシャーと戦う羽目になるわけだ。
 いや、実際はそうじゃなくても、本人にはそういうプレッシャーがある。

「イケメン」と同じように、他人から評価される分にはうれしい。
でも、自分から名乗るのは、ちょっと厳しい。そういう言葉だ。

.

 実際にメディアで「イクメン」と取り上げているとき、
「自分とは関係ない」という感覚で記事が書かれていると思うのは、気のせいか?
何の臆面もなく「イクメン」と書けるってのは、
よほどの自信家か、あるいは、自分は「イクメンじゃないから」と
安全圏から書いているんじゃないのか?

.

 まぁぶっちゃけ、
「イクメン」といってしまうと、変なプレッシャーがかかってしまう。
私は、自然体で育児に関わりたい。w
そういう意味で、この言葉はあまりよく思っていない。

.

 まだ、言葉のイメージだけが先行している状態だからなぁ。
しっかり定義できるならば、こう定義したいと思う。
「イクメン」=「育児に関わろうとしている男性」
これくらいの定義にしてもらえれば、大いに賛同できるんだけど。
・・・世の女性たち、それくらいで勘弁してもらえないだろうか?(苦笑)

甘いかな?

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正解ルートあるのか?

 つい先日。娘とかくれんぼをしたときの話。
実話だが、ネタっぽくアドベンチャーゲーム風に書いてみる。

.

娘「父、かくれんぼしようよ!」
私「いいよ。どっちが隠れる?」

娘「私がお布団の下に隠れるから、父、探しに来て!」
私「(・・・なんで隠れる場所を言うんだろう?意味わかってる?)」

.

選択肢

   「隠れる場所を言っちゃダメでしょ」と突っ込む。
→「(そこは突っ込んじゃいかんのだろう。)」スルーする。

.

娘「U君、邪魔」(注:0歳10ヶ月の弟のこと)
私「はいはい、U君は父と一緒におねえちゃんを探そうか。」

私は、息子と一緒に脱衣所に移動した。

私「もーいーかい?」
娘「まーだだよー」

・・・3回くらい繰り返す。

娘「もーいいよー」

 早速、部屋に戻ってみる。
うん、予告どおりタオルケットの下に隠れている。
さて、どうするか?

.

選択肢

   「みいつけた」といきなり見つけてしまう
→「あれ、どこだろ」と気づかないふりをする。

.

私「いないねー。ねぇ、U君どこかなぁ?」
息子は当然、答えない。まぁ、何のことかわかってないだろうが。
 しかし、娘も見事なもの。
こちらの会話に、何の反応も示さずに、じっと動かずにいる。
成長したなぁ。。

 さて、どうするか?

.

選択肢

   部屋を出て行ってしまう。
   あっさりみつける。

→息子に、娘の上を移動させて遊んでみる。

.

私「U君、この辺かなぁ?」そういいながら、布団の近くに息子を下ろす。
そして、不自然に盛り上がっているタオルケットの反対側から、息子をよぶ。

私「U君、こっちおいで!」

 息子はうれしそうに、私めがけて突進。
(隠れている)娘を踏みつぶして、私の元まで移動してきた。w
しかし、そこまでやっても娘は反応しない。

 どうする?

.

選択肢

   さらに息子に攻撃させる。
→タオルケットをめくって見つけてしまう。

.

 私は、ついにタオルケットを取った。当然のように、娘がいる。
しかし、ここまでよく耐えて声を出さないものだなぁ・・・。
と思っていると・・・

娘「あーーーーーーー、なんで見つけるのーーーー!!!」

 いきなり、泣き出してしまった。何が悪かったんだろう?
いじめすぎたかな?

娘「父のバカーーーー。わーーーーーん!!!」

 娘は、一向に泣き止んでくれない。どうやら、何か失敗したようだ。
うーん、どこを間違えたんだろう。

<Bad End>

.

 さて、このあと攻守交替。私が娘と全く同じ場所に隠れて発見されることで、
娘も機嫌を取り戻したようだ。そうして、もう一回チャレンジ。

.

選択肢

→セーブしたところから
  はじめから

.

娘「私がお布団の下に隠れるから、父、探しに来て!」
私「(・・・なんで隠れる場所を言うんだろう?意味わかってる?)」

.

以下、途中まで全く同じなので省略。w

.

娘「もーいいよー」

 早速、部屋に戻ってみる。
うん、予告どおりタオルケットの下に隠れている。
さて、どうするか?

.

選択肢

   「みいつけた」といきなり見つけてしまう。
→「あれ、どこだろ」と気づかないふりをする。

.

 ここは、この選択肢で間違いないはずだよなぁ・・・。
全く同じ展開だけれども、どこで変えればいいかなぁ?
さて、どうしよう。

.

選択肢

→部屋を出て行ってしまう。
   あっさりみつける。
   息子に、娘の上を移動させて遊んでみる。

.

 見つからないふりをして、一度部屋をでることにした。
「U君、お姉ちゃんどこにいったのかなぁ?」
すると・・・

.

娘「うわーーーーーーん」
え、泣いてる。どういうことだ???

娘「なんで、見つけてくれないの?父のバカー」

な、なにーーー。こっちのルートもダメなのか。
っつーか、これ、正解ルートあるのか??

<Bad End>

.

 以上。ネタだけど実話だ。
ちなみに、文中の私の感想は、ほぼ事実に忠実に書いてある。w

これ以上やりたくないから、正解ルートは探していない。

 こうなった原因も、ある程度わかっている。
単に・・・眠くて、機嫌が悪かっただけではないかと。(苦笑)
そうなると、正解は、「なんとかして寝かせる」になるのかな?

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初診で配合剤

 日曜日恒例の、疑義照会実例。
かなりネタがかぶりつつあるが、実例なんだからしょうがない。
(開き直ってみた。)

<処方実例>

プレミネント配合錠 1錠
朝食後 7日分

以上。

 問題は、この患者さんが新患さんということだ。
実は、プレミネントのような「ARB+利尿薬」の合剤は、
第一選択薬としては使わないこと」という縛りがある。

 分かりやすく言えば、新患さんにいきなり使うな、ってことだ。
理由は、効果が強すぎて血圧が下がりすぎる可能性があるので。

 ただし、この制限がついてるのは「配合錠」だけ。
例えばプレミネントの場合、ヒドロクロロチアジドとロサルタンの合剤だが、
配合錠じゃなくて、別剤にすればいきなり両方出しても問題ない。
よくわからんルールである。
 たぶん、配合錠を認める、認めないの駆け引きの中で
こんなルールができてしまったんだと思う。

.

 さて、こちらでは新患さんだけれども、
病院でも新患さんかどうかは、わからない。
他の薬局に処方箋を持っていっていたのかも知れないし、
もっと言えば、他の病院で処方されたことがあるかもしれない。

 なので、患者さんに聞いてみた。
「血圧の薬をもらうのは、今回が初めてです。」

・・・というわけで、(一応)疑義照会となった。
ただ、医師が処方を変えるとは思わなかった。
ルールを知らないで出しているか、知っていて無視しているかわからないし。
知らないにしても、合理的に説明できないルールでもあるし。

 ただ、こっちとしても「一応」医師に照会しておく必要がある。

 結果、もちろん「そのまま出してください」

 患者さんに聞いてみたところ、現在の血圧が(上)200超。
院内でも薬を服用した、とのこと。(たぶん、即効性のアダラートかなんかだろ)

 ・・・うん、そんなに高ければいきなり配合錠でもよさそう。

.

 さて、疑義照会では結構こういう例もある。
「たぶん、医師は変更しないけれども、念のため聞いておく」というもの。
悪く言えば、薬剤師のアリバイ作りでもある。
 万一、疑義照会なしで調剤して何か問題がおきた場合、薬剤師にも責任はある。
しかし、疑義照会した結果、それでも処方が変わらなかった場合は、
薬剤師の責任は、ほとんどなくなる。医師にちゃんと注意したし。

 もっとも、処方が変わらなくても、患者さんに対する注意喚起は必要。
そこは手を抜いちゃいけないが。

 薬局からの疑義照会を受けても、同じ処方を出し続ける医師にも、
(一応)デメリットはある。
そんな処方を出すと、常に疑義照会がかかってきてもおかしくない。
そうなると、その処理が面倒くさい、という。w
 いや、一番近くの薬局だけだったら、言いくるめられるだろうけど、
患者さんがどの薬局に行くかわからないわけで。
そうなると、あちこちの薬局から疑義照会がかかることになるな。

.

 さて、この患者さんは、1週間後に再び来局された。
血圧は、上が160くらいまで下がってきた、とのことだった。
いい感じに下がっていると思う。
 いや、まだ高いことに変わりはないが、いきなり下げすぎるのも問題だし。
結果論として、今回の処方は正解だった、ということになるか。

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決めろと言われても困る

 人は、自由にしてよいと言われると、困る。
まぁ、いろんなとこで出てくる話だと思うが。
ただ、いろいろ考え中なので、この文章はまとまらないと思うが。

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 後発品代替調剤の話だ。

 医師は、処方箋に代替不可の指示を出さないことで、
「患者さんと薬剤師が好きに決めてよい」という意思表示をしている。

 薬剤師は、業務としては「患者さんと相談して」または、
「患者さんの意志を尊重して」、後発品にするかどうかを決める。

.

 薬剤師としては、医師のように勝手に決めることはできない。
あくまで、患者さんの意志を尊重する必要がある。

 でも、これは患者さんにとってはどうなんだろう??
説明した後、よくあるのが

「薬は全てお医者さんに任せてあるから」

 いや、だからそのお医者さんの意志が「自由に選んで」なんだって。
でも、患者さんとしてそこまでの自由を求めていない人も多い。
何の情報もなく選べ、と言われても困る、と。

 もちろん、こちらから情報提供はするが、
最終決断は、原則として患者さんに任せる。
でも、そうしても決められない人はかなり多い。

.

 また、逆に薬剤師にまる投げする人も多い。
「あなたのいいと思うようにして」
これも、「自分の意志では決めない」という点で、同じだ。

.

 さて、どうするか。
実は、薬剤師の側としても、「自分で決めたくない」という想いは
少なからずあると思う。簡単に言うと、
「何かあったときに、自分に全責任がかかるのはイヤ」なんだ。

 なので、患者さんに選択を委ねる訳で。
「いや、あくまで患者さんの意志を尊重する」なんて言い訳は立つけど、
実際のところ、薬剤師も「自分で決められない」だけじゃないのか?

.

 今までは、医師が全責任をもって処方していた。
「後発品に変更可能」という選択肢を、医師から提供されて、
薬剤師も患者も、主体的に関わろうとしない、と。

 こういう場合、結局代替しないケースも多いと思う。
すなわち、誰も責任を取りたくないので、医師に乗っかる、と。

.

 でも、それでいいのか?という想いもある。
患者さんが「自分で決められない」というのは、
代替したくない、ジェネリックに変更したくない、という意味ではない。

 それを、薬剤師が及び腰になってどうするよ。
自分の責任でもって、それこそ好きなようにすればいいんだ。

.

 すなわち、この人ならジェネリックの方がいいだろう、とか。
この薬なら、先発を使ったほうがいい、とか。
薬剤師の判断でもって、患者さんを誘導してあげられるかどうか。
 もちろん、それには薬剤師としての責任もついてくる話だ。

 どういう理由で、後発品を勧めたか。先発品のままにしたのか。
患者さんに、明確に説明できる必要があるだろうな。
後発品調剤体制加算のため、、というのではなくて。(汗)

.

 患者さんが「決められない」のは仕方ないが、
薬剤師は仕事なんだから、「決められない」なんて思っちゃいけないだろう。

 

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ワールドカップベスト8

 いよいよ、ベスト8が出揃った。

南米勢が4.ヨーロッパが3.アフリカが1.
決勝トーナメント1回戦では、波乱らしい波乱もなかったので、
ベスト8以降はもう、どうなってもおかしくない。

 ガーナvsウルグアイ

 これ、どっちから見ても(比較的)楽なとこだと思う。
互角だと思うけど、ガーナにはアフリカ勢の意地を見せて欲しいな。

 ブラジルvsオランダ

 どちらも、ここまで危なげなく戦ってきている。
優勝候補同士の一戦。これ、勝ったら次は(比較的)楽だからなぁ。
ややブラジル優位と見るけれども、ロッベンが戻ってきているオランダも十分。

 ドイツvsアルゼンチン

 前回大会も、ベスト8で当たっているな。
その時は、ドイツが勝っているわけで。今回はどうなるか。
ドイツの方が、やや優位かな、と思うけど。
やってみなわからん。

 スペインvsパラグアイ

 ここは、スペインの勝ち・・・と思いたいけれども。
番狂わせもありそうな気もする。

.

 優勝予想は、本命ブラジル。対抗オランダ・・・って次当たるし。
ここの勝者が一番優勝に近いんじゃないかと。
ヨーロッパ勢では、スペインよりもドイツかなぁ?

 ま、ド素人の予想だから、まず外れるだろうけど。

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