« AMSC(大人の乗り物酔い対策協議会) | トップページ | ベスト8 »

身内は信用されない。

 薬剤師であっても、身内には信用されない。
まぁ、わからんではないけれどもね。w

 子どもが熱を出した時に、特にそう思う。
嫁は、私の言葉では信用しない。
そんなもん、放っておいてもどうってことない、って言っても、
心配は心配なんだよなぁ。
 薬を使いたがるし、病院にいきたがる。

 まぁ、私は薬のプロではあるけれども、
医者じゃないから、そこまで信頼されても困るんだけれど。
あとは、夫婦のバランスという点でも、私がいい加減(放っておけば治る)
な分、嫁が心配性なくらいがちょうどよい、というのはある。

.

 ただ、私の直感は(医師ではないにしろ)、素人よりは当たるぞ。
「これくらいなら、放っておいてよい」
「これは、医者に診せた方がよい」
 少なくとも、今までのところ自分の直感が外れたことはない。
(あったら、大事になってるかも知れないが。w)

 とはいえ、医師ではないので、「絶対」とは言えない。
根拠がないわけではないんだけれども、どちらかというと「勘」に近い。
まぁ、それで「信用しろ」ってのは無理があるか。

.

 そういう話を職場でしていたら、先輩から面白い話を聞いた。
そりゃ、医師でも一緒だよ、と。

 医師であっても、自分の子どもに対する診断を、嫁から疑われるんだそうな。w

 ある医師は、自分の子どもに対しては、徹底して風邪薬を使わなかったらしい。
熱が出ようが、咳がでようが、鼻がでようがお構いなし。
(まぁ、本当に必要な薬は使ったと思うけど。)
 あまりに徹底していて、またそれがほかの患児と全然対応が違ったので
(普通の患者さんには、薬を出していたんだろうな)、
奥さんは「旦那(医師)は、この子が嫌いなのでは?」との疑念まであったと。。
つまり、「父親から嫌われているから、きちんとした医療が受けられない子」と。

.

 普通の風邪には対症療法しかない。
その対症療法にしても、それほど効果はない。
解熱剤は効果あるけど、効き目が切れたらまた熱は上がる。
また、「発熱」そのものがウイルスをやっつける防衛反応なわけで、
これを抑えてしまうと、感染自体が長くなってしまう可能性がある。
 鼻水や咳にしても、しんどいかも知れないけれども、
それを抑えることで、「風邪」という病気自体に効くわけではない。

.

 風邪薬は、「症状緩和のためだけに」使うもの。
その症状も、本人が気にしてないのなら別に構わない
(熱があっても元気な子供には、解熱剤は必要ない。)

 むしろ、薬を服用することによるリスクも考えるならば、
まったく薬を服用させない、、という選択肢はありうる
 私も、それに近い考えをもっているけれども、
精神的に弱いのでw、ついつい薬を使ってしまうが。
(子供の辛そうな状態をみて、何もしないって強靭な精神力が必要だ)

.

 でも、自分の子はいいけれども、その理想はまだまだ一般人には
理解してもらえない。つーか、「ヤブ医者」扱いされかねない。
たいした病気でもないのに、大量に無駄な薬を出すほうが、
よっぽど「ヤブ」なんだが。ただ、理想を押し付けるだけでは
病院経営上よろしくないので、自分の理念と折り合う範囲内で、
薬を出すという選択になるだろうな。
(一通り出すけど、抗生剤だけは絶対に出さない、とか。)

.

 しかし、身内(特に、子供の心配する母親)から見れば、
無慈悲に見える・・・と。
 子供を心配していない訳ではないんだよ。
むしろ、子供のことをしっかり考えているからこその、
「わが子だけの特別扱い」なんだけどね。

 この溝は、永遠にうまらないだろうなぁ。
子供を心配するお母さんの気持ちも、よくわかるから。

|

« AMSC(大人の乗り物酔い対策協議会) | トップページ | ベスト8 »

('10~)コラム」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173091/49164369

この記事へのトラックバック一覧です: 身内は信用されない。:

« AMSC(大人の乗り物酔い対策協議会) | トップページ | ベスト8 »