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リパーゼ阻害薬について

 こないだ書いた、畝山先生の本から、気になったところを。

 肥満に効く薬について、書いてある部分があった。
肥満に悩んでいる人は、世界中で数多くいる。画期的な薬があれば、
それはもう絶大な売れ行きが期待されるため、
大手の製薬メーカーでも、かなりの研究資金をつぎ込んでいる。

 それでも、たいした薬はでてきていない、、と。

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 ここで、逆に考えてみる。
世界的な規模の大企業が、血眼になって開発しているのにできていない。

 ということは、
ちゃんとした効果のある薬が、もしあるのならば、ネット上や口コミだけでなく、
必ず表の世界で、爆発的な売れ行きになるはずである。
 そうなっていない、ということは・・・その情報は眉唾モンってことだな。

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 apjさんだったと思うが、インチキの見分け方としてやっていたな。
「巷で売られている燃費改良グッズが、本当に効果があるのであれば、
 燃費改良が至上命題である自動車メーカーが使わない訳がない。」

 実際には、オプションですらついていないんだから、効果ある訳ない、と。w

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 さて、畝山先生の本には、実際に効果がある抗肥満薬として、
リパーゼ阻害薬がある、と紹介されていた。

 脂肪を分解して、体内に吸収するリパーゼの邪魔をすれば、
それは確実に減量効果はあるだろう、と。

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 ただし、この薬には当たり前だが避けて通れない副作用がある。
吸収されなかった脂肪分が、そのまま便に排出される結果・・・
制御不能の下痢が発生する、と。
 それがいやならば、食事の段階から脂肪を避けるほうがよい。

・・・って、それができるなら、そもそも薬いらないんじゃ??

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 ネット上で調べてみたが、はっきりとそう書いてある情報は少なかった。
ただまぁ、その手の薬の説明書で、「トイレの掃除がとても大変」とあったが。
健康に直接影響はないが、生活の質はかなり低下しそうな話である。

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 ただ、これは薬効薬理を考えると当たり前の話である。
脂肪の吸収を阻害する、本当にそんなことをやると、
そういう結果が待っている、と。ダイエットはできるだろうけどね。

 では、巷にあふれている「脂肪の吸収を抑制する」なるサプリメントは??
畝山先生は、「もし、本当に効果があるならば、同様の副作用が必ずあるはず」と。
で、そんな副作用がないのであれば・・・

 それは、100%脂肪が吸収されているんじゃないの??

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 当たり前の結論を書いておこう。

薬のむだけで、簡単にやせられるなんてことは、ない。
もちろん、将来的にはどうなるかわかんないけど。。

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 少し前(去年だったかな?)、どっかの大手製薬メーカーが、
抗肥満薬の治験結果を発表したことがあった。
たしか、効果はあったけど思っていたほどではない、とかで、
株価が暴落した、とか。w

 大手のメーカーが真剣に取り組んでも、なかなかうまくいかない。
もちろん、中小のメーカーやベンチャーが絶対にうまくいかないとは
言えないけれども、本当に効果があるのであれば、必ず大手が
抱え込みにいくんじゃないか、とも思う。

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('10~)健康情報」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
リパーゼ阻害薬というのを、実際に使ってみました。

使ってみた感触は、「夕食に揚げ物食べすぎちゃったから飲んだ」というような、たまに服用する程度だったら、副作用ってほどでもないです。食べすぎの保険的な役割だったらOK。

ですが、毎日服用すると、確かに大変かもしれません。
先日アメリカ旅行に行ったんですが、その食事が油っぽいだろうと思って、毎食後飲んでみましたところ、3日目位から、副作用的な症状が出ました。これは・・・確かに大変かもしれないですね。
毎食後飲むのは控えた方が良さそうです。

ただ、アメリカの食事は本当に油が多かったので、これが全部消化されて脂肪になるかと思うと、ぞっとします。

結論から言えば、使い勝手を知った上で、食べすぎた時などに使うのは良いけれど、ダイエットとして常用するのは向かないようです。

投稿: min | 2011-05-06 21:55

>minさん

 貴重な情報ありがとうございます。
副作用と効果のバランスがどの程度か、難しいですね。

リパーゼ阻害薬は、作用の仕方から考えて、
「効果がない訳はない」んですけど、
そうそう、うまい話はないですね。

投稿: kitten | 2011-05-08 08:37

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