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2010年9月

仏の顔も三度まで

 上の娘(4歳)の話。

 この娘は、夜(というか明け方)に起きることがよくある。
どうも、のどが渇くらしい。暑いから仕方ないのかも知れないが。

娘「牛乳ちょうだい。あったかいの

 こう言って、私を起こしてくれる。
(今のところ、私は娘と二人で寝ている。嫁と息子は別室)
私は、たいていのことでは起きないはずなんだけれども、
どうも、娘の「牛乳攻撃」にはあっさり起きてしまう。w

 なんであったかいのがいいんだろう?
これは、昔からの娘の好みだな。

ホットミルクを与えるべからず」(09/01/15)

 これ、1年8ヶ月前の記事。娘はまだ2歳だった頃だな。

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 もっとも、必ずしも「あったかいの」だけではなくて、最近は
「つめたい牛乳ちょうだい」とか「お茶ちょうだい」とか
バリエーションは増えている。w

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 ところが・・・問題はこちらを起こす時間と回数だ。
起こす頻度としては、、起こさない日もあるかも知れないが、
起こしてくる日の方が多い。
というか、起こさない日よりも、「二回以上」起こしてくる日が多い。

 喉の渇きを潤して満足すると、わずか数秒で眠りにつく。
それは、起こされたこっちも同じ話。w
だから、起こされると言っても、一回あたり3分も起きてない。

 ところが、かなりの頻度で、二回目、三回目と起こしてくるのである。
時間は、だいたい1時間とちょっと、といったところ。

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 3時、4時、5時、6時と起こされると、さすがに厳しい。
というか、4回目になると私はもうすぐには起きない。

娘「牛乳ちょうだいー」
私「嫌だ。」

 だって、もう起こされるの嫌。もうちょっと寝ていたい。
でも、こんなこと言ったって、娘は聞いてくれない。

娘「牛乳ちょうだいって言ってるでしょ!!

 といって、暴力行為に出る。
私もひたすら渋るけれども、最後には怒りながら牛乳をあげるんだが。w

 どうも、私の限界は「3回まで」らしい。
4回目になると、切れてしまう。w
「仏の顔も三度まで」とはよく言ったものだ。

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 一回あたりの牛乳の量を増やすとかで対応して、
少しは起こされる回数も減ったと思うけれども。

 でも、ようやく眠れたと思うと、
今度は、我が家で一番早起きの息子がこっちにやってきて・・・
という展開になることも多い。

 もはや、ゆっくり眠ることはかなわぬ夢なのか?
つーか、夜もっと早く寝ればいいという説もあるが。w
それでも、帰宅が遅いとそういうわけにもいかないんだよな。

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日中関係が悪化している。

 尖閣諸島での衝突事件について。

 船長は、地検の判断(??)で釈放されたが、
中国からの攻勢は、収まりそうにない。

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 私は、別に右翼でもなんでもないんだけれども。
最近の中国の反応は、

不快以外のなにものでもない。

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 一般の中国人が盲目的に反日に近いのはしかたないだろう。
そういう教育を受けてきているんだから。
ただ、真実を知っているはずの上層部まであの態度ってのは・・・。

 日本は、中国への依存を考え直すべきにきているんじゃないか?

自分たちの「反日」の盛り上がりが、日本国内でどうとられているか。
ちょっと落ち着いて考えるべきだと思う。
このままだと、日本でかつてない規模での「反中」が出現する。

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 日本は、これ以上は絶対に妥協しない。というか妥協できない。
中国が態度を改めないのであれば、今後日中関係は悪化するばかりだな。

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がんと健康食品

 がんの補完代替医療として、健康食品があるが・・・
正直、効果はあまり期待できない。

というか、まともな根拠のあるものはないのが実情である。

 そんな状況について、朝日新聞が記事にまとめている。

がんの補完代替医療 健康食品の効果、乏しい根拠

 これは、ほぼそのままの状態で新聞に掲載された。
なかなか、よい記事だと思う。素直にGJ。
(めっちゃ上から目線だけど。w)

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 まず、気になっているのが「どうして健康食品を始めたか?」
「家族や友人からの勧め」が78%らしい。

 私も立場が微妙ではあるけれども・・・。
医療従事者としては、正直困る問題である。
科学的には、全く根拠のないものも多い。

 効果がある、というデータがあるものは、何一つない。
(あれば、普通に医薬品になるはずだ。)

 それどころか、「効果がない」というデータのあるものもある。

 ただ、ほとんどの健康食品は、そもそも検証すらしていないのが実情。
なので、可能性としては「効果のあるもの」が潜んでいることもありえる
よくいえば、「玉石混交」の状態、と言える。

 ただし「可能性としては」の話。限りなく0に近いと思うが。

これは、抗肥満薬についてでも書いたことがあるが・・・
本当に癌を治すことができる可能性のある物質があれば、
まず間違いなく大手の製薬会社が抱え込みに行くはずだ

 抗がん剤は、まだまだ発展途上。さらに、当たれば莫大な利益を生む。
効果のある物質、どころか、可能性のある物質は、手当たり次第に
調べつくされているはずだ。

 大手の製薬企業でないメーカーが、健康食品としてがんに効果がある?
食品を売っている時点で、もう効果がないと断言してよいくらいだ。

(そもそも、癌に対する効能をうたった時点で薬事法違反になるんだが。)

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 なので、医療従事者としては、勧めることはありえない。
(ほぼ)効果がないことはわかっているから。

 ところが、それをがんの患者さんに勧める人が大勢いるってことだ。
しかも、悪意ではなく、善意で

 「家族や友人」は、その患者さんのことが心配でならない。
だから、少しでもよくなって欲しい。生きていて欲しい。
それで、「効果のある」と言われている健康食品を勧める。

 その行為を否定するってのはなぁ・・・。
また、どんなものであれ、効果のある可能性は0ではないし。
あとは、患者さん本人の判断になるだろうが・・・。

 正直、本人が困っている例もたくさんあると思う。
むげに断るわけにもいかんだろうし。

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 現在では、癌は告知するほうが一般的である。
また、医療者には「正しい情報」を患者さんに伝えることが求められている。
そして、癌というのはまだまだ克服されていない病気でもある。

 結果として、
「あなたは、もう助かりません」と言うしかなくなることがありえる
その場合の、患者さんに対するケアが非常に難しい。
結果として、健康食品に流れ、何百万とお金をつぎ込む人が出てきてしまう。

 癌をなおす魔法の薬など、どこにもない。
いや、可能性は0ではないが・・・限りなく0に近い。

でも、さすがにその事実を突きつけるのは厳しすぎるのではないか?
結局、医学、科学の両方から「見放された」患者は、
代替医療や健康食品に流れるしかなくなる。
 悪くいえば、食い物にされる、とも言える。

 見放すな、と言うかもしれないが、
「できないことはできない」と言うのが、いまの医学のルールである。

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 では、どうするか?
末期がんについては、話が変わってくるのでここでは触れない。

そうでない場合。まだ、通常の医療で何とかなる場合。
私は、健康食品は、「通常医療の邪魔をしない範囲で」認める。
薬の飲み合わせ等で問題なければ、目をつぶることにしている。
一律で「やめなさい」と言うことはない。

 あとは・・・やめたい人に対しては、背中を押すこともある。
特に、経済的負担の大きいものに関しては。
普通の治療でも相当負担が大きいのに、さらにそれ以上ってのは、ね。

 記事では、「医師と相談すること」となっていた。
医師と相談することが「怖い」とか「悪い」と思っている人もいるかも知れない。

 大丈夫。がんになって健康食品を使うのは、みんながやっていることだ。
医師も、相談されることに慣れているはず。
頭ごなしに否定する医師は、まずいないと思う。

 それよりも怖いのが、医師から離れていってしまうことだな。
(この辺、現代医療を否定して問題になったホメオパシーと似てる。)
健康食品も、はまりすぎると通常の医療から遠ざかる結果になるかも知れない。
こと、癌に関しては勝手な自己判断は厳禁だ。
医師が気に入らないなら、セカンドオピニオンを求めよう。

 あとは、その辺の本の内容を鵜呑みにしないこと。(苦笑)
健康食品に関しては、バイブル本みたいなのも、まぁ、危ないな。

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 補完代替療法の、日本における特徴として、
「直接、癌に対する効果を期待する」人の割合が多いことがあげられる。
欧米では、痛みや症状の緩和などを期待する人の方が多い。
ようするに、「あくまで代替療法である」と社会に浸透しているわけだ。
直接癌に効果を期待するのは、通常医療に任せておいて、
代替療法は、QOL(生活の質)の向上に用いる、と。
 この辺、日本とは大きく状況が違う。

 医学は大きく進歩しているが、がんはまだ克服できていない。
当たり前だが、「医学には限界がある。」
また、人はいつかは死ぬ。その事実も、忘れてはいけない。

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 また、相手の弱みにつけこんで(無駄に)高い健康食品を売りつける。
そんな業者は、駆逐されるべきだと私は考える
効果がないとわかってやっているのなら、明らかな詐欺であるし、
効果があると思っているのなら・・・無知であり、愚かであるからして。

 

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10年連続200本安打

 スポーツから。

 イチローが、今年もやってくれた。
昨日(現地時間では一昨日か)、シーズン200安打に到達。
これで、10年連続というとんでもない記録になった。

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 イチローがメジャーに渡った当初、
ここまで活躍できると予想した人がどれくらいいただろうか?

日本にいた時も、他の人とはレベルが違ったけれども。
にしても、メジャーリーグで10年間、一流であり続けるなんて。
すでに、メジャーでもベテランの域。
 イチローのプレーをみて、あこがれて入ってきた若手、なんてのが
わらわらいるんじゃないかな。10年もいると。

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 日本人野手として、10年も活躍を続けているのはイチローだけ。
他には、松井(秀)もがんばっているが、さすがに衰えもみえてきたし。
数年程度なら活躍できた選手もいるが、10年ってのは・・・すごいな。

 もう、破れそうな記録はだいたい破ったんじゃないだろうか?w
「日米通算」の記録ならまだしも、それは向こうでは認められないだろうし。
さすがに、メジャーだけで4000本とかは無理じゃないか?
1年200本のペースなら、あと10年近くかかる。

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 あとは、どこまで一流でいられるか、現役でいられるか。
なんか、まだまだ十分いけそうな気はするが。
スポーツ医学やトレーニング技術の進化により、
スポーツ選手の寿命は延びていると思うし。

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 でも、これだけすごいプレイヤーがいるのに、
なんでマリナーズはずっと下位に低迷しているんだろうね??
もう、記録はだいたいやりきっただろうから、、
あとは、優勝。マリナーズ最後の地区優勝は、イチローのルーキーイヤー。
引退するまで、、というかマリナーズを離れるまでに、
もう一回くらい優勝して欲しい。もう、200本安打にはこだわらなくてもいいから。

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関節痛に対するサプリメントは効かない?

 ネタ元は、食品安全情報blog

関節痛によく使われているサプリメントに効果はない

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 リンク先には、大本となっている論文へのリンクも張っているので、
英語が読める人は、そちらも確認して欲しい。
オープンアクセスになっているので、全文読める。

 この「サプリメント」は具体的にはコンドロイチンとグルコサミン。
または、両者の併用を意味する。

 今までに発表されている論文のメタアナリシスで、
エビデンスレベルとしては、かなり高いものになる。
(ようするに、過去の研究の「総括」「まとめ」と思ってもらえばよい)

.

 そこでの結果は、コンドロイチン、グルコサミン、もしくはその複合は、
プラセボと同程度の効果しかない。
という結果になった。

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 私はこれまでにもコンドロイチンについては記事を書いているが、
「効かないという説が多い」が、「まだよくわからない」という立場だった。

コンドロイチンの是非」(2008/06/25)

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 今回の研究では、そこからさらに踏み込んで、
やっぱり効果がない可能性が高い」ということだろうな。

 プラセボ程度には効果があるんだろうけれども・・・。
うーん、やっぱり厳しい結果だなぁ、と思う。
いや、売るほうになってみれば、、ね。w

 気持ちよく売るためには、サプリメントメーカーに
この結果に真っ向から反論して欲しいんだけど・・・
正直、荷が重過ぎるな、これ。
 まともな科学者なら、もう撤退したくなるかも知れない。(汗)

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バスの運ちゃんに感謝

 先日のこと。

 仕事からの帰りにバスに乗ることにした。
行きは、時間が合わないので乗らないことが多いが、
帰りは時間さえ合えば、バスを利用することにしている。

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 まだ、通勤を始めたばかりで回数券を買っていなかった。
乗り込んで、財布の中を確認したところ・・・
千円札がなし。五千円札一枚。小銭は、50円しかなかった。

 両替できないか聞いてみたけれども、
五千円札の両替は不可能、とのこと。

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私「しかたないので、降ります。」

 歩いて帰ることができないわけでもないし。

そうすると、

運転手「どこまで乗るの??」

私「え、○○○ですけど。」

運転手「それやったら、乗っていき。お金はあるだけでいいから。
    足りない分は、また次の時に、別のバスでもええから払って」

.

 まぁ、乗る区間も短くて、運賃が安いってのもあるだろうけど、
これは素直にうれしかったなぁ。
そんなマニュアルがあるとは思えないし。

 このとき、足りなかったお金は、すでに払い済み。
約束はしっかり、守った。

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福井旅行記(後半)

 福井旅行記、二日目。

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 うちの実家でも、旅行はたいがい無計画なんだが・・・
嫁の実家でも、たいしてかわらないということを思い知った。w

 とりあえず永平寺に行くことが決まっていただけ。
(それも、決めたのは前日の夜。w)

 他に、ぴんとくる観光地がないという事情はあるが。
もうちょっと子供たちが大きければ、いろいろとあるんだけど。

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 なので、今回は大人優先で。

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 ところが、その場になって永平寺だけでは物足りないということになり、
急遽、近くにあった丸岡城によってみることに。
古い城だったけれども、結構よかった。
天守閣は現存しているが・・・おそろしく急な階段を上る必要があった。
というか、子供を抱っこして上るのはかなりきつい。w

 ここは、「一筆啓上」という、「日本一短い手紙」を募集している。
いろいろあって、面白かった。w

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 さて、永平寺。ここは曹洞宗大本山。
実際に修行しているお坊さんたちもいるなかで、
しかも観光地にもなっている、、という・・・。

 ちょっとよくわからん雰囲気であった。
観光地に特化するわけにもいかんだろうし。
まぁ、難しいところだろうな。

. 完全に観光地になっている寺とは違う雰囲気があった。

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 さて、帰り道も同じルートで帰ったわけだが。
予想通り、混んでいた。しょうがないね。
滋賀県に入ったあたりから混み始め、
彦根以降は、栗東までほぼ渋滞。
結局、帰りは5時間半くらいかかった。

.

 突然の参加だったわけだけど、
むこうの両親は喜んでくれたみたい。
なら、ま、いっか。

 子供たちの相手は正直大変なんだけど。
たまに相手する分にはいいらしい。

 また、もう少し大きくなったらもう一度いってもいいかな。

 

 

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福井旅行記(前半)

 実は、19日、20日と旅行に行っていた。

 行き先は、福井県。なんか、半年前にも行った気がするが。w

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 この旅行は、前もって決まっていたわけではない。
というか、決まったのが3日前??とかそんなレベル。

 もともとは、嫁の両親(愛知県在住)が旅行に行く予定にしていた。
行き先が福井県なのも、娘が、半年前に行った「あわら温泉」
を宣伝しまくったからだ。w

 そこに、先日の白浜旅行。
うちの両親と姉夫婦と一緒に、旅行。

 嫁の両親(というか、主に母)としては
じゃぁ、私たちと一緒にも旅行!という気になったようだ。w

.

 幸い、19,20と私は休み。
(というか、日・祝は基本的に休みになってる。)
特に用事があるわけでもないし。

 あとは、ホテルを押さえる。
むこうは、ネット予約でコースを押さえていたんだけれども、
それにこっちがあわせられるかどうか?

 普通にネット予約では無理っぽかったので、
直接、ホテルに電話して聞いてみた。

 これが正解。うまいことこっちの要望を聞いてくれて、
ネット予約と同じ格安の料金で、一家族追加してくれた。

 あとは旅費の問題だけど・・・まぁ、これは義父の財布に期待する。w
(一応、自分たちでも用意はしておいたけど。)

 義父としても、孫たちとの旅行は大歓迎だったようで、
快く出してくれた。まぁ、めったにない機会だし、ご一緒させてもらうか、と。

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 問題は、3連休中という日程。
道は混んでいるだろうなぁ・・・しょうがないけど。

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 初日。道は前回と同じ。
近畿道から、第二京阪に入って、京滋バイパスを通り名神に入るルート。
予想通り、混雑していた。(汗)
京滋バイパスで20kmくらい渋滞。ここ抜けるのに1時間以上かかった。

 向こうの方が遅く出たにも関わらず、米原を抜けた時間はほぼ同じ。
もっとも、米原からは全く問題なく進んだ。

 今回は、先にソースカツ丼から入る。
前回、「定休日」に阻まれて、ちゃんとした店で食べられなかったため。
もっとも、前回同様時間が遅くなってしまっているんだけれども。
それはもう気合で。w

 ソースカツ丼、単品で頼んだが・・・本当に野菜ないな、これ。w
カツとご飯とソース。(あとは漬物)
いや、うまいことはうまいんだけどね。ちょっと、栄養バランスが。
素直に、定食にしておけばよかった。

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 今回も、東尋坊に。宿泊が三国だから、外すわけにはいかん。
つーか、他に見るところがない。。w

 今回はスポンサーつきなので、東尋坊クルージング。船にのってみる。
ひょっとすると、娘はまともな船にのるのはこれが初めてかも知れない。
ちょっと記憶にないし。

 船から見るのもいいもんだ。怪しい(?)解説付きだった。

 ここにはいろいろ海産物もあるんだけれども・・・
宿泊を東尋坊の近くにしているもんで、どうも食べにくい。
この後、宿でカニ尽くしが待っているわけだし、
次の日の朝にしても、、ねぇ。朝食がっつり食べるわけだし。

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 そんなわけで、夕食はカニ尽くし。季節はずれだけれども。
もっとも、旬である甘エビも出てきた。たしかにおいしかった。

 ただ、カニはどうしても食べるのが面倒くさい。w

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 メインはやっぱりお風呂だろう。
私は、息子と一緒に入る。
ただ、こういうところって、結構熱い・・・。息子にはきついんだよね。
眠いのか、いまいちテンションあがってこないし。

 娘は、たぶん目いっぱい楽しんだと思うんだけど・・・
私は一緒に入れないしなぁ。w
んー、たまには家族風呂を希望したい。

 長くなったので後半に続く。

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菅改造内閣、発足

 代表選の結果を受けて、菅さんが内閣改造を行った。

 もともと、最初の組閣は「選挙管理内閣」の側面があり、
また、鳩山さんの辞任も電撃的だったもので、
多くの閣僚を鳩山内閣から引き継いで発足していた。
ゆっくりと選ぶ余裕もなかったし。

 顔ぶれをみて気になるのは、片山総務大臣くらいかなぁ。
あとは、あまりぱっとしない顔ぶれだ。w

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 個人的には、厚生労働大臣が変わったことが大きい。
長妻さん、ろくに仕事してなかったように見えるし。
事前の期待が高かった割に、成果は上がってなかった。

 問題は、閣内よりも党内だろうな。
小沢さんを支持した人間を何人か閣内に入れたとはいえ、
小沢グループからは一人もいれてないそうだ。

 党内最大勢力の小沢グループが、それで納得するかなぁ?
下手すると、政界再編の伏線になる可能性があるぞ。

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 とりあえず、どの程度の支持率があるかが注目かな。
少しは上向くとは思うけど、ちゃんと仕事しないと、またジリ貧になるぞ。

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コレステロール論争

 先日、日本脂質栄養学会が「コレステロール値は高いほうが死亡率が低い」
という研究結果をまとめた。

 日本動脈硬化学会は、「高コレステロールは動脈硬化が起こり、心筋梗塞の
リスクになるとして、LDL(悪玉コレステロール)140mg以下、
総コレステロール220mg以下にすべき」というガイドラインを出している。

.

 ぱっと見には、この二つの意見は矛盾しているように見える
日本脂質栄養学会の方が、従来とは異なる(ように見える)だけに、
マスコミが報道して、話題になっている。

 とりあえず、まとまった記事として、ひとつ紹介しておく。

Jcastニュースより。

コレステロール高いほうがいい 医学界を二分する衝撃新説が登場

.

 ま、上記の記事は典型的な記事だな。悪いとは言わないが、よい記事とも言えない。

 普通にこのニュースを読めば、「今までは、だまされていたのか?」とか、
「結局、コレステロールは高いほうがいいのか低いほうがいいのかどっち??」
みたいな反応になるのかも知れない。

 そこで、(一応)医療従事者の端くれである私が、少し見解を述べておく。

.

 まず、上記の記事を読んで、私が「そうかな?」と思った点。

 コレステロールが高いほうがいい、という日本脂質栄養学会の説は、
別に「衝撃新説」というほどのことはないぞ。w
昔から、普通にあった話だろう。
 今回、脂質栄養学会がガイドラインを発表したから注目されただけで、
この学会の人たちは昔からそういう主張をしていたと思う。

 対する動脈硬化学会は、大して反応を示していないように見える。
まぁ、もともと動脈硬化学会は、「自分たちの方が格上」と思ってるのかも
知れないけれども。w
 そうだとしても、別に「定説を覆された」とは思ってないんじゃないかな

 実は、この両学会の主張は、ほとんど矛盾していない。
一部、検査基準値をもって対立しているかも知れないけれども。

.

 コレステロール、高いほうがいい?低いほうがいい?という問いには
ものすごく簡単に答えられる。

「高すぎるのもダメだし、低すぎるのもダメ」

 単に、それだけの話。これこそ、「定説」でしょう。
今回の脂質栄養学会のデータは、
「コレステロールが低すぎる人は、高すぎる人よりも死亡率が高い」というもの。

 コレステロールが低いってことは、言い換えると栄養状態が悪いってことでもある。
コレステロールは身体にとって、大事な成分。免疫なんかにも関わってくる。
だから、足りないと身体に悪いのは当たり前の話。

 いや、原因と結果を履き違えてるんじゃないの?という人もいるくらい。
即ち、「コレステロールが低いから、死亡率が高い」んじゃなくて、
「死亡率が高い人は、(栄養が悪いから)コレステロールが低い」という。
(ちょっと乱暴な話だけど、まぁそういう話だ。)

.

 一方、高コレステロールが動脈硬化から心筋梗塞になることも、立証されている。
だから、高すぎるコレステロールは下げる必要がある。
これは、脂質栄養学会も反論しないんじゃないの?

.

 そもそも、コレステロールを「総コレステロール」の数字だけで語るのが、
今の主流から言うと外れている。
今の主流は、悪玉コレステロール(LDL)が高いことよりも、
善玉コレステロール(HDL)が低いことの方が問題じゃないの?という説。
いや、LDLとHDLの比が大事なんだよ、という説とか。
 総コレステロール(TC)だけでは、それほど問題にしないと思う。

.

 そもそも論でいうと、動脈硬化をコレステロールだけで語るのも無理がある
いや、動脈硬化学会はコレステロールだけで語っているわけではないんだけど、
脂質栄養学会が、そう見せているような感覚がある。

 動脈硬化はメタボリックシンドロームとも密接にからみついた話である。
例えば、同じコレステロール値であっても、患者さん個々の背景によって、
薬を使うかどうかはぜんぜん異なる。
 糖尿病や高血圧を併発しているような人なら、かなり早い段階から投薬するし、
逆にコレステロール「だけ」高い人なら、生活指導だけでも十分じゃない?

.

 もちろん、脂質栄養学会にしてもその辺の話もちゃんとわかっているはずで。
それでも、動脈硬化学会の決めた「基準値」をその辺のバックグラウンド無視して
一般人が使おうとすると、問題だよね、という意識があるんだと思う。
 例えば健康診断とかで、コレステロールの数値「だけ」では何も判断できない。
まぁ、その辺を総合的に判断しようってのが「メタボ検診」な訳だけど。

 動脈硬化学会としては、基準値が低めなのはわかっているけれども、
基準値をオーバーしたからといってすぐに薬という訳ではなくて。
動脈硬化学会の基準値は、「他に危険因子をいっぱい持っていた場合に」
治療が必要となる最低値、という位置づけ。
 つまり、「基準値超えたからどんな人でも即治療」とは思っていない。

 まぁ、本音と建前みたいな話もあるのかも知れない。
動脈硬化学会はそう言っていても、現場の医師はどうなのよ?といえば、
うーん、難しいところではあるんじゃないか、、とか。

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 というわけで、私の見解としてはこの両学会は、
根本的には対立してないよ
コレステロールのもつ、それぞれの側面に別々の方向から光を当てているだけで、
その「光の当て方」について、対立しているだけだ。

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 ただ、脂質栄養学会の主張には、(まだ私の勉強が足りてなくて)
一部、よくわからないところもあったりするが。(汗)
私の感触としては、「どっちも(それなりに)正しい」と感じている。

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民主党代表選は、菅首相が圧勝

 昨日おこなわれた、民主党代表選。

 結果は、菅首相が721ポイントに対し、小沢氏が491ポイント。
200ポイント以上の差をつけて、菅さんの圧勝となった。

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 圧勝とはいえ、大差がついたのは「党員・サポーター票」の部分。
国会議員の投票では、わずかに菅さんが勝ったものの、ほぼ互角だった。

 最終的には「勝ち馬に乗る」行動にでた議員もいたと思われる。
党員、サポーター票では菅さん有利がわかっていたからこそ、
菅さんに入れた国会議員もいたんじゃないか、と予想される。

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 たぶん、国会議員だけの戦いだったら、小沢さんが勝ったはずだ。
政治の世界はよくわからんが、あの状況から善戦できる小沢さんは、
本当にすごい。普通の政治家だったら、惨敗して終わりだと思うが。

 まぁ、それでもまがりなりにも国会議員票でも菅さんが上回った。
これは、世論の声(と党員サポーター票)をバックにつけた菅さんが、
国会議員票でも巻き返した成果だろう。
 これで、国会議員票で負けたりしたら、菅さんが勝てたとしても
民主党が何を言われるかわからんからな。

.

 これで、菅さんは(自分でやめない限り)少なくともあと1年は首相ができる。
これまでのところ、あまり何も仕事をしていないように見えるからな。
「何もできずにやめさせられた首相」という最悪の事態だけは避けられたわけで。

 ・・・といっても、今後もいばらの道であるのは変わらないと思う。
とりあえず、代表選後の党の立て直しから。
それができれば、今度はねじれ国会の運営、と。
次々と難題が待ち構えているが。

.

 ここからが、本番ともいえるし、ここからが大事なところでもある。
代表選で堂々と小沢さんに勝って首相続投。さらに、党の人事に、
内閣改造。ここで、なんとか支持率を上向かせたいだろうな。
 一区切りついて、悪い流れを断ち切ることができるかも知れないが・・・
また、すぐに泥沼にはまっていきそうな気がしてならないな。

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ホメオパシーと薬剤師

 このところ、立て続けにホメオパシーの記事を書いているけれども。
その一方で、自分たち薬剤師はどうだ、と言う話。
まとまらないとは思うが、書けるだけ書いてみる。

.

 ホメオパシーは、プラセボ効果を目いっぱい利用している。
・・・というか、プラセボ効果しかない。
でも、手順をいろいろ踏むこと、科学的(に思える)説明、
何よりもホメオパスへの信頼が抜群のプラセボ効果を発揮する。

 その問題点は、今までにも触れてきたので今回はスルーする。

.

 でも、似たようなことをやっている薬剤師もいるんじゃないかなぁ、と。
特に、OTCや健康食品を売る薬剤師は。
お客さんとのコミュニケーション、信頼、科学的(に思える)説明でもって、
プラセボ効果を利用して、薬を効かせる。

 いや、本当に効いている薬もあるんだけどさ。。

エビデンスのなさで言うなら、ホメオパシーでも健康食品でも、
医療用の医薬品にはとうてい及ばないわけで。
まぁ、健康食品の方が全体的にはマシだと思うが・・・。

 仮に、エビデンスのまったくない健康食品をお客さんに売ったとする。
それって、ホメオパシーと何が違うの?って話になる。

 効果?プラセボ効果なら、十分に出ると思うぞ。

.

 いやいや、それを知っていてやっている薬剤師もいると思うが、
自覚ないまま、やっている薬剤師もいるかもしれない。
メーカーのそれっぽい説明を信じ込んでしまっている薬剤師とか。

 薬剤師でも、メーカーの嘘(いや、説明する側も信じてる場合があるが)に
だまされてしまうこともあるだろうし・・・。
そうなると、やってることホメオパシーと変わらんのよね。

 さすがに、現代医療批判にまで突っ込まない・・・と信じたいが、
そうもいかないだろう。。
変なもんにひっかかるのは、医師ですらありえる話だ。
(そして、変な医師にかかるのが一番最悪だ。)

.

 ぶっちゃけ、ホメオパシーをやってる薬剤師だっていると思う。
プラセボだと知っていてやっている薬剤師もいれば、
本気で信じちゃってる薬剤師がいても、おかしくない・・・。

 まぁ、薬剤師の資格とるのには、物理化学の素養も必要だし、
統計の勉強も必要なはずなんだけど・・・
その辺、きれいに忘れ去ってしまう人間もいるだろうしな。

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 うーん。考えれば考えるほど、なんともならないなぁ、、と。
科学的におかしいものを、おかしいと判断できる力が必要なんだが。

 でも、それを全員が身につけるのは無理だし。
なら、せめて医療に携わる国家資格をもつ人間には、
何とかして欲しいとは思う。それでも厳しいが。

.

「だましてやろう」と思って近づいてくる奴相手なら、まだ簡単だけど。
「それが真実だ」と信じ込んでしまっている人間相手ってのは・・・
また、難しくもある。

.

 うん、予想通りまとまらんな、これ。w
もちろん、自然賛美、科学音痴な各種メディアの力も大きいし。

 だいたい、「いや、それは科学的にはおかしい」とか言うと、
場の空気が冷たくなるんだよなぁ。w
私から言うと、その空気自体が問題なんだよ。
雰囲気、感情を優先させている、というか。
それでいい場面もあるけれども、そうじゃないとこもあるだろう?

.

 つまり、私が問題だと感じていることが、すべて複雑に絡み合っている、と。
これを解決するには、ひとつずつ解きほぐしていくしかないんだけれども、
やっている端から、さらに絡めていく奴もいるし・・・。

 結局は、地道にやっていくしかないのかな??

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子供の話

 えっと、この記事のタイトルは「子供の話」だけれども、
内容は子供の話ではなくて、「子供の話」についての話。
(書いててもわけわからんな。w)

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 世の中のお父さんたちは、子供の話をどれくらいするのだろう?
いや、それは家ではもちろんするけどさ、職場とか友達相手で。

 家での、わが子の成長ぶりはいろいろ面白いので、
私は、世間話ででも話したいと思うんだけど・・・。

 どうも、男同士だとそういう雰囲気にならんのだ。w
まぁ、今のところ職場の男性は独身だから、というのも大きいが。
でも、仮に結婚していたとしても、あまり子供の話ができる雰囲気はないな。

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 と言うわけで、私が「子供の話」をする相手は、もっぱらパートさん達。
現役の主婦な訳で、子育てに関しては先輩でもあるし。

実際、こっちの方が話が合う。

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 逆に、主婦が集まれば、とりあえず子供の話じゃないのかなぁ?
それか、旦那の悪口か。w

 まぁ、子供中心で生活していれば、そうなるか。

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 もうちょっと、男だけでも子供の話がしたいなぁ、と思ってみたり。
職場でできない分は、ここで書いているんだけれども。

でも、この「子供の話をしずらい感覚」自体が、
男性の育児参加に対する壁とも関係があるように思う。

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ボルタレンとアスピリン喘息

 久々の疑義照会実例。
今回は、歯科からの処方箋。

<処方実例>

ケフラールカプセル250mg 3カプセル
レフトーゼ錠50mg 3錠
分3 毎食後 3日分

ボルタレン錠 2錠
頓服 痛いとき 5回分

 以上

 まぁ、典型的な歯科の処方である。
この処方箋だけなら、まったく問題はない。

 問題は、この患者さんがアスピリン喘息であったこと。

 アスピリン喘息の患者さんに対して、ボルタレンは禁忌である。
それくらい、確認しろよ・・・。
もっとも、患者さんも「アスピリンで、アレルギーが出たことがある」
といった曖昧な言い方をしたらしいけれども。

 もちろん、疑義照会となった。

私「患者さんに伺いましたところ、アスピリン喘息のようです。
  アスピリン喘息の方には、ボルタレンは禁忌となっていますが・・・」

歯科医「え、でも、ボルタレンはアスピリンじゃないよね??」

・・・おぃ。(汗)
大丈夫か、このセンセイは・・・。

まぁ、普通のアレルギーなら成分が違えば問題ないんだけど、
アスピリン喘息はそうはいかない。

私「アスピリン喘息は、アスピリンだけでおこるのではなく、
  いわゆるNSAIDS(注:ようするに痛み止め)全てで起こる可能性があります。」

歯科医「そしたら、何をつかったらいいの?」

・・・当然、そうくるわな。ところが、この質問は結構厳しい
薬剤師としては、こう答えざるを得ないのである。

私「痛み止めで、アスピリン喘息に禁忌でないものはありません。」

 結局のところ、これで処方削除になった。

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 実際のところを言うと、カロナール(アセトアミノフェン)や、
ソランタール(チアラミド塩酸塩)は、比較的安全とは言われているんだけれども。
それでも、「禁忌」は「禁忌」なので、かなり重みがある。
薬剤師としては、出せない。

「禁忌」となっている理由は、リスクとベネフィットの問題だろう。
実のところ、カロナールくらいであれば、まず99.9%問題ないと思う。
でも、万が一(本当にそれくらいの確率だと思うが)があるとまずい。
アスピリン喘息は、死ぬことすらありえる病気だ。
それに対して、痛み止めは服用しなくても死ぬことはない

 ベネフィットに比べて、リスクが大きすぎるので「禁忌」になっているんだ。

 アスピリン喘息の患者さんに痛み止めをのませても、
必ず発作を起こすわけでもない。
悪く言えば、ロシアンルーレットみたいなもんだけれども。
でも、発作を起こしてしまうと、命にかかわる可能性も出てくる。
なら、どれだけ確率が低かろうが、「やめておいてください」と言うしかない。

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 ちなみに、アスピリン喘息の禁忌は、痛み止めのシップ薬にまでついている。
これも、可能性は少ないと思うんだけれども、ま、やめとく方が無難だな。
シップ使わなくても、死ぬことはないから。

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多剤耐性アシネトバクター

 最近、ニュースを騒がせている多剤耐性菌について。

 まぁ、どの記事でもしっかり読めば問題は理解できると思うが、
斜め読みしたりすると、誤解してしまうかも知れないところもあるので、
この「耐性菌」について、基本を書いておく。

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 まずは、耐性菌について。
細菌による感染症には、抗生物質による治療が非常に有効である。
抗生物質とは、病原菌(細菌)にダメージを与えるが、宿主(人間)には
ダメージを与えない物質。
 ようは、細菌感染症に対する特効薬と思ってもらえばよい。

 ところが、そのうちに抗生物質が効かない細菌が現れはじめた。
有名なのは、MRSA。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。
これは、ストレートに読むと「メチシリンに耐性の黄色ブドウ球菌」だけど、
実態は、メチシリンだけでなく、一部例外(バンコマイシンなど)を除き、
ほぼ全ての抗生物質が効かない細菌

 VREなんてのも出てきたな。これは、バンコマイシン耐性腸球菌。
でも、こう書くと「バンコマイシン以外に効く薬がある」みたいに見えてしまうが、
これも多剤耐性菌である。
 もちろん、バンコマイシン以外の抗生剤も(ほぼ)効かない

 ようは、昔から言われているMRSAも、VREも「多剤耐性」である。
変な誤解を招かないように、最初から「多剤耐性」と言っておけばいいのに。

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 ということで出てきたのが、多剤耐性緑膿菌であり、
今回の多剤耐性アシネトバクター・・・というわけ。

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 ちなみに、この多剤耐性の細菌であるが、病原性はそれほど強くない
MRSAなんかは、その辺の一般人でも普通に持っていることがある。
人間の身体は、抗生物質なんかなくても病原菌をやっつける免疫機能があるし、
そもそも健康な人間相手には、それほど悪さをしない。

 アシネトバクターも、このあたりは変わらないようだ。
一般の人がかかるということは、まずない
この辺、インフルエンザのような感染症とはまったく違う。

 ところが、免疫の弱い人、抵抗力の落ちている人相手には、話が変わってくる。

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 抵抗力の落ちている人は、自前で細菌をやっつけることができない。
しかも、このアシネトバクターは弱っている人に対しては悪さをする。
悪さをするんだけれども、ありとあらゆる抗生物質が効かないので、
治療のしようがないわけだ。あとは、患者本人の抵抗力に任せるしかない。

 ここで「院内感染」が問題になってくる。
入院患者というのは、当たり前だけど病気の人である。抵抗力は落ちている。
しかも、お年寄りだったりすると、なおさら厳しい。

 アシネトバクターは、感染力はそれほど強くないが・・・
生命力(毒性じゃない)が強いという特徴がある
具体的には、乾燥に強い。通常の環境(その辺の床の上とか)で、
数週間生存する、と。
 この生命力の強さが、最大の問題になっているようだ。
生命力が強すぎて、除菌が行き届かないんだろう。

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 健常人なら保菌はしても、症状は発生しない。でも、感染力はある。
そして、もともと抵抗力の弱い重症の患者に感染させてしまうと、
今度は治療法がない、という事態に陥る。

 対策としては、、とにかく気をつけるしかない・・・のかな。
簡単に、「こうすれば大丈夫」みたいな対策はないと思う。
基本的には、今までの対策を強化徹底するしかないな。

 病棟関係者は、今まで以上に院内感染に気をつける必要がある。
大変だけど、やらなくちゃもっと大変なことになるからなぁ・・・。
管理者や責任者は、頭が痛いんじゃないかな。

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お買い物

 昨日は、お休みだったので買い物に。

 通勤に必要なものがいくつかあったので。
1ヶ月くらい我慢したけど、やっぱり毎日のことだからなぁ。

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 一つ目は、水筒。特に、夏場は必須だと思う。
歩いてる時間が長いと、結構汗をかいてしまう。
水分を補給したいけど、お金は使いたくないからなぁ。w

 特に、帰り道を歩くときは結構つらかったので。
まぁ、他にもなんぼでも使い道はあるだろう。
子供たちと散歩に出たときとか、ね。

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 二つ目は、靴。
スーツと言うほどしっかりした格好で出勤するわけではないが、
それに近い格好ではある。今はクールビズだからネクタイしないけど。

 となると、革靴だよなぁ・・・と昔からの革靴をはいていたが、
どうも足が小さくなったのか、少し歩きにくかった。
もっとはっきり書くと、全力で走れない。w

 いや、そんな際どい時間に出ることはめったにないんだけど、
いざと言うときに走れないのは、ちょっと困るし。
そうでなくても、歩くのに疲れる靴ってのは、通勤には向かない。

 かといって、めっちゃスニーカーというのはさすがにアレなので、
地味目で、遠めから見たらスニーカーには見えないような靴にした。
(でも、ビジネスシューズではないな。)
 まぁ、そんなにお堅い職場でもないから、それくらいは良いだろう。

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 最後に、折りたたみ傘。
そもそも、私は通勤で傘を持ち歩くことがなかった。
ずっと、原付で通勤してたし、雨でも原付で通してたから。

 ところが、電車通勤してみて、にわか雨に降られて、初めて困った。w
こりゃ、念のため折りたたみ傘くらい持っていた方がいいわ、と。
天気予報が必ず当たるとも限らないし。.

 雨降ったら迎えにきてもらう・・・なんてことは、まぁ無理だし。

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 これで、今までよりも快適に通勤できる・・・といいんだけれども。w

 

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健康食品は薬の代わりにはなりません

 久々の健康情報。
今回は、久しぶりに、基礎の基礎とも言える事実から。

健康食品は、薬の代わりにはなりません

 当たり前なんだけれども。

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 えっと、参考文献として国立健康・栄養研究所の中にある
「健康食品の基礎知識」をあげておく。

 ホントは、直リンクは控えて欲しいみたいなんだが。
面倒くさいので直リンクしておく。

http://hfnet.nih.go.jp/contents/detail1456.html

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 正直、上のリンクを読んでもらう方が確実で早いんだけど。w
それだけじゃあれなので、少し解説を加えてみる。

 とりあえず、結論が一番先に示されている。

「健康食品は薬の代わりにはなりません。」

 すごく当たり前。 
原則として、健康食品は「健康な人」を対象にしている
すでに病気になっている人は、薬を使ったほうがよい。

 健康な人が、健康を維持するために使うのが「健康食品」だ。
健康食品と医薬品の違いについては、原文を読んでもらう方がよいので、
ここで詳しくは触れない。

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 ただ、こう思っている人がいませんか?というのがあるので、
それに対して、解説しておく。

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薬は副作用が怖いけど、健康食品なら副作用はない

 これに対する解説。
健康食品も、摂取方法によっては、副作用がおこることもありえるが、
副作用とは言わないかな。単に「健康被害」と言うかも知れない。

 主作用と副作用は、表と裏の関係になっていることが多い。
つまり、副作用がないってことは、効果もないってこと

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薬は合成物だけど、健康食品は天然物だから、健康食品の方が安全

 合成だから危険、天然だから安全ということはない。
天然でも危険なものもいっぱいあるよ。
それに、医薬品だって天然物から作られているものの方が多い。

 医薬品は、厳密な品質管理を行って作られている。
健康食品の場合、含有成分からして書いてないものもある
ようは、何が入っているかわからない。いいものもあるだろうが、
粗悪品をつかまされる可能性も十分ある。

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健康食品なら、医師の処方箋がなくても簡単に手に入る

 そりゃそうだけどさ。
お値段としてみた場合、保険が利く分だけ医師の方が安くないか?w

 それは冗談として、そもそも薬と健康食品はぜんぜん違うものですから。
健康食品を使うなとは言わないけど、医師、薬剤師などに相談すべき。

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薬の代わりに健康食品を摂取してみよう

 危険だから、絶対にやめてくれ。

 以前にも、血液サラサラのサプリかなんかで、
「薬の代わりに、このサプリをどうですか?」みたいな記事があって、
抗議したことがある。

 それ、下手したら命にかかわるから
医師の治療は、必ず続けてもらいたい。

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 ホメオパシー云々でも、似たようなことを書いている気がするが。
現代医療から遠ざけるような商品は、問題外である。
もし、それで万一のことがあっても、業者は責任を取れない。
すべて自己責任ってことになるな。

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 全部まとめると、やっぱりタイトルどおり。
「健康食品は、薬の代わりにはなりません」
これが、一番大事なことなんだろう

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白浜旅行記(後半)

 旅行二日目。この日は、アドベンチャーワールドで終わり。

 事前に分かっていた訳ではないんだけれども、
たまたま、この週末は「8月に生まれたばかりの双子のパンダ初公開」だった。
9/4が初日という・・・。

 なので、すさまじい人だった。
特に、双子パンダは見られる時間が限られているので、ものすごい人に。
待っている時間で、娘はすでに不平たらたら。
「暑いー、もう出たいー」そんなこと言われてもな。

 双子のパンダは生まれて1ヶ月。すでに白黒のパンダになってた。
まだまだ800g前後と、めっちゃ小さい。でもパンダ。
いやー、かぁいいわ。長いこと日本にいてくれればいいけど。

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 日本でパンダがいるのは、ここ、白浜と王子動物園のみ。
白浜は、現在パンダが8頭もいる。これ、日本最多のみならず、
世界でも(中国除く)最多じゃないのか?

 スーパーお母さんパンダ、梅梅(めいめい)はもう亡くなってしまったけど、
良浜(らうひん)がその後をついで、すでに4頭を出産している。
ちなみに、父親は全部永明(えいめい)で、梅梅と良浜は確か親子のはずだが。
ま、あまり深いことを気にしてはいけないんだろう。w
 永明と良浜は血のつながりはなかったはずだし。

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 ちなみに、双子パンダ以外にもパンダはいたけど・・・
めっちゃだらだらしていた。時間帯の問題かも知れないけど、
まぁ、暑いし。パンダに限らず、この日はほぼすべての動物が
ぐったりと日陰で寝ていた。しょうがないな。

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 超巨大カキ氷で娘の機嫌を直してから、アシカショーに。
アドベンチャーワールドには3,4回来ているけれども・・・
アシカショーを見たのは初めてかも知れない。
 まぁ、今回もすべて見られたわけではない(途中から)が。

 引き続いてイルカショーに。
この辺で、またしても集中力が切れてきた娘。まったく。
まぁ、不満も言わずに最後まで見てくれたからまだマシか。

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 とはいえ、この後は(この前もたいがいだったが)基本抱っこでの移動。
腕が疲れるけど、しょうがないねぇ。誕生日だし。

 あとは適当に動物を見て回り、4時くらいに切り上げて帰路に。
ちょっと迷子未遂になったこともあり、やっぱり機嫌の悪い娘を
なんとか寝かしつけたまではよかったんだけれども・・・

 この後、大渋滞に巻き込まれる。
双子パンダ効果か?(汗)

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 結局、4時間くらいかかって帰宅。
渋滞で2時間はまったもんなぁ。
夕食は、サービスエリアで買ったおにぎりになってしまった。

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 まぁ、全体としてよかったんじゃないかと思う。
息子は息子で、あちこち歩き回って遊んでたし。
うちの両親も、動物というよりは孫とのふれあいを楽しんでもらえた?
まぁ、こっちが楽をしただけという話もあるが。w

 

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白浜旅行記(前半)

 9/4、5で白浜に家族旅行にいってきた。
意味合いとしては、「両親の還暦祝い兼娘の4歳誕生日祝い」

 いや、せっかく還暦を迎えたことだし、
一家そろって、どこか旅行にでも、、と思っていた。
どこに行くかを決めたのは娘だな。
 みんなで、アドベンチャーワールドに行きたかったそうな。

 話としては、今年の6月の父の還暦から。
(いや、案だけなら、去年の母の還暦からかも。)
姉夫婦も誘って、と。

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 予定は、二日目はアドベンチャーワールドを堪能するつもりだった。
アドベンチャーワールドは何度か行っているけれども、
これまでは、毎回日帰りだったので、少し時間が足りなかった。
せっかく泊りなら、朝から目いっぱい回りたい、と。

 ところが、初日に何をするかは当日まで未定だった。w
この辺がウチらしさ、とも言える。
いや、親や姉夫婦なしでも、私の旅行はたいていノープランだ。
メインで行く場所だけを決めておいて、あとは適当。

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 とりあえず早めに出て、2時間で白浜着。
とれとれ市場の向かいで昼食。結構いいとこだった。

 前日までの案としては、いっそのこと海でもいいんじゃないか、と
思っていたが、姉から反対されたので却下。w
まぁ、面倒くさいっちゃ面倒くさいな。

 白浜エネルギーランド、、という手もあった。

娘なら、かろうじて理解できるんじゃないか、、と。
迷路とかもあったはずだし。

 で、昼食後、娘の希望を聞いてみたところ、

娘「はやく温泉に入りたい」

 と言われても、チェックインまでまだまだ時間がある。
そこで、その場のノリで、「崎の湯」に行くことになった。
事前に、かぐら氏ほかから、情報を得ていたので。

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 ただし、当日は波が高すぎたため、
海側のお風呂は入浴禁止になっていた。
ただ、この高い波があまりにも豪快で、お風呂に入らなかった面々
も十分に楽しめた様子。

 私は父と息子と男湯に入ったが・・・なんともオープンな風呂だ。w
つーか、隠す気ないだろ、ここ。
岩場なので、息子を一人で歩かせるのは危険。お湯の温度も熱めなので、
息子にはちょっときつかったかも知れない。

 ただ、風も強かったので、お湯に濡れた身体で風に当たると以外に涼しかったり。
つーか、素直に水着持ってきて海入れよ・・・という説も。w

 海側の風呂は入浴禁止になっていた・・・。理由も明らか。
波が高すぎて、海側のお風呂は、ほぼ海だった。w
(つーか、温泉そのものも海なんじゃないの?)

 娘も、ハイテンションではしゃぎまくっていたそうな。

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 宿泊は、エクシブ白浜アネックス。ここは、父のツテで。

 立地条件として、アドベンチャーワールドの隣。
つーか、普通に動物が見える距離だ。象の鳴き声とか聞こえる。w
今まで泊った、どこよりも広かったなぁ・・・。

 お風呂は温泉じゃなかったみたいだけど。w
いろんな種類があるから、お風呂好きの娘にはよかったんじゃないか、と。
もっとも、やっぱり少し熱めなので息子にはあれだったが。

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 ただ、食事は残念ながら娘がろくに食べないうちに力尽きて寝てしまう。
息子は、たらふく食べた後で、やっぱり寝てしまった。
今回、一番金をかけたのが食事だったのに。(たぶん、宿泊料金より高い。)

 まだまだ、子供だからしょうがないかな。。

レストランで力尽きた子供たちは、そのまま部屋に放り込んでも起きず。
朝までぐっすり・・・。

 長くなったので、後半に続く。

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祝・4歳

 上の娘は、昨日で4歳になった。

 すっかり大きくなったなぁ・・・と思う。
もっとも、問題点はまだまだたくさんたくさんあるが。

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 まずは、幼稚園に行き始めた。
あまり心配はしていなかったけれども、予想通り幼稚園ではいい子っぽい。
何よりも、本人が幼稚園を楽しんでいる。

 今までも、「楽しいことがあるかも知れないから」で
幼稚園を休むのを拒否したこともあったかけど。
夏休み終盤、「幼稚園、早く行きたいなー」とのこと。
新学期に入っても、順調に通っている。

 うん、ホントに楽しんでいるみたいだね。
どう楽しいのかは、相変わらず父には教えてくれないが。

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 この夏の成長で言うと、プールかな。
幼稚園での水泳教室は、5日間、病気もせずに皆勤。
顔を水につけても平気。まだまだ初歩の初歩だけれども、
本人が「少しずつ泳げるようになっていく」のを楽しんでいるようだった。

 ちょっと、まじめに水泳をやらしてみようか、と思ったほど。w

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 ただ、問題もやっぱり多い。
この夏で困ったのは、「どうしようもないこと」をアピールして泣き喚く。
「暑いー」とか「眠れないー」とかで騒がれても、何もできんのだけれども。

 ちなみに、「暑いー」はどれだけ涼しくしても言ったりする。
単に、こっちを困らせたいだけか?そんな訳はないんだろうけど。
まぁ、何か「暑い」以外の不満があるんだろう、、と思う。

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 食事量は増えてきているけれども、相変わらず集中力がもたない。
食事の途中に、席を立って遊び始めるし。
戻ってきて食べることも多くなってきたけれども。
とりあえず、ずっと席に座ったままで食べて欲しいんだけどな。
幼稚園で出来ているはずのことが、家では出来ない、と。

 まだまだ、本人の中でも葛藤があるのだろう。
幼稚園でしっかりやっている分、家では遊びたいのかも知れない。
にしても、家でももう少しがんばって欲しい今日この頃。

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 ちなみに、食事の量で言うと、下の息子が迫ってきつつある。
彼はよく食べる。食に対して、貪欲だ。
逆に言うと、娘は食に対して、関心がなさすぎるのかも知れない。
息子に自分の食べ物を奪われると怒ったりするけれども、
食べたいわけではなく、「奪われた」という事実に対して怒る。

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 語彙も少しずつ増えてきている。しり取りができるようになってきたし。
数字も、(時々飛んだりするが)20までは数えられるし。
文字は、相変わらずだな。読む能力は上がっているけど、
まだまだ書くことは難しいな。

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 外遊びも好きだけど、中で遊ぶのも好き。
私のパソコンのパスワードロックを外したところ、勝手に遊んでいるようだ。
勝手に、(ウィンドウズ7付属の)チェスとかやっていたりする。
いや、ルールわかるわけないから、適当に動かしているだけだろうが。w
チェスできるなら、動物将棋できるだろ・・・。

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 まぁ、いろいろと難しい年頃でもあるから、大変かも知れない。
これまでは、散歩に行くのはほぼ娘だけだったけれども、
息子も歩けるようになってくると、「私と子供二人」での散歩という
新たなシチュエーションがでてくる。
 そうすると、私を独り占めする時間がまたなくなるわけで。
この辺、娘がどうやって息子と折り合いをつけていくのか。
ちょっと見もの。w

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