ゴーストハント完結
珍しくマンガの話。
小野不由美原作、いなだ詩穂作のマンガ、「ゴーストハント」に
ついに最終巻が出た。完結する日が来るとは思ってなかったので、
本屋で見つけて即買ってしまった。w
開始から完結まで、色々あって12年もかかってしまった。
何があったか詳しくは知らないけれども・・・。
もう、完結しないんじゃないか、とも思っていたので
終わりまで描いてくれた作者に感謝。
.
というのも、原作の「悪霊シリーズ」ってのが、
もうほとんど手に入らないんだ。絶版になっている。
なのに、最後の(最大の)謎を残したままで
漫画の方が長期休止になるという・・・。
7巻くらいまでは、ぽんぽんと出ていたんだけどな。
実は、アニメ化もされていた。見た記憶がある。
この時点で、もう完結しないもんだ、と諦めた。w
だって、明らかに原作が「あと1作」残っているはずなのに、
アニメ化しちゃうんだもん。文庫化もそうだし。
もうそこまでいったら、続き描かないんじゃ?って思うわな。
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で、ようやく謎が全て解き明かされた訳だけれども。
うーん、なんというか、このレベルの話を少女向けでやるってのは、、
ちょっとすごいな、と。
なんというか、伏線の張り方がハンパない。
ラノベでも、当時(1990年前後)の少女向けってのは・・・
なんというか、そんなに複雑な話はいらんのだけれども。w
実は、1巻だけ原作を読んだことがある。(図書館で見つけた)
読んでて頭が痛くなった。w
漫画が非常に原作に忠実なのはよくわかったが。
(今の)小野不由美のイメージからはかけ離れている。
女子高生の一人称小説だからなぁ。
ホラーはホラーなんだけれども。
「十二国記」や「屍鬼」から入ったファンとしてはついていけないぞ。w
逆に、悪霊シリーズから入ったファンは、その変化についていけなかったようだが。
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内容は詳しく書くとどうやってもネタバレになるので伏せる。
ただ、当たり前だけれども、どうしても時代の変化ってのはあるなぁと思った。
このシリーズに限らないけどね。
携帯電話の普及が1990年代半ば以降だからな。
それ以前の物語は、当たり前だが携帯電話が出てこない。
ぼーさんが電話番号の有無を問いただすシーンに、ものすごい違和感感じた。
そりゃ、当時は固定電話しかなかったもんなぁ。
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そういえば、マリみて(知らん人はググれ。)も携帯が出てこない。
あのシリーズも、固定電話で友達と連絡をとるところに違和感がある。
まぁ、古き良き時代なんだろうが。w
むかーし、電話がプッシュホンになったおかげで、
電話をかける音が「ジーコ、ジーコ」から「ピ、ポ、パ」に変ってしまい、
それ(昔の電話)を話のネタにしていた小説
(星進一のショートショートだったかな?)の意味を理解できない若者が出てくる、
なんて話を聞いた覚えがあるんだけれども。
今となっては、そもそも固定電話を使うことの方が少ないという・・・。
今の若い子は、「携帯なしで待ち合わせなんて考えられない」という認識らしい。
便利な世の中になったもんだ。w
.
ちょっと話がずれた。
そういえば、小野不由美の代表作、「屍鬼」も漫画化されてるな。
こっちは読んだことがないんだけれども、見てみたいと思う。
もっとも、描いてるのがあの藤崎竜だからなぁ。
あくまで原作に忠実だった「ゴーストハント」とは、また違った面白さがありそうだ。
「原作クラッシャー」なる異名をもつらしいし。w
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