確定拠出年金の最大のメリット
水曜日恒例の、確定拠出年金ネタ。
確定拠出年金の最大の時限爆弾は、「特別法人税」
現在は課税が凍結されているが、解除されれば
掛金に毎年税金をかけることができる、というステキな税金。
この時限爆弾が爆発することのないように願っているが・・・
実は、確定拠出年金における最大のメリットは、
拠出金に税金がかからないことである。
時限爆弾と正反対なのが、笑える・・・笑えないか。(汗)
これは、選択の余地がある場合は企業型でもそうだけれども、
個人型では特に大きいメリットだ。
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例えば、確定拠出年金、企業型で、従業員が加入するかどうかを
選べるタイプとして考えてみよう。
確定拠出年金に加入した場合、会社が出してくれる掛金は非課税である。
例えば1万円とすれば、そのまま1万円が口座に入る。
加入しなかった場合、給与に上乗せされるのが一般的だと思う。
そうすると、そこから住民税や所得税、社会保険料が引かれてしまう。
そうなると、会社は1万円出してくれても、目減りしてしまう。
おそらく、9000円もらえることもないのではないか?と。
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受け取るのを(ものすごく)後回しにすることで、税金がかからなくなる。
これが、確定拠出年金の最大のメリットである。
よっぽどじゃない限り、この節税(社会保険料含)は、
運用面での利益を上回る額になるんじゃないかと・・・。
例えば毎月1万円拠出するとして、年間12万円。
年利5%で運用したとして、+6千円?これでもかなりいい成績だが。
所得税率は・・・最低でも5%、だよね。10%や20%になるサラリーマンもいる。
さらに、それに社会保険料まで考えると・・・相当節約できることになる。
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なので、たとえ全く運用しないとしても、
お金に余裕のある人は、確定拠出年金に加入しておくべきである。
「定年間際だし、運用なんて興味ないから」で加入しないのはもったいない。
むしろ、定年間際だからこそ、入っておくべきだろう。
(定年になったら、すぐにお金が引き出せる、と考えるとメリットの方がでかい)
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確定拠出年金(個人型)でも、この節税効果は強力だ。
まぁ、国民年金基金でも同様といえば同様だけど。
生命保険のような「年間5万円控除」なんてけち臭いことはなくて、
掛金が全部所得控除されるわけだから。
個人型の場合は、運用益は本当に「おまけ」くらいかも知れない。
所得控除の効果の方がはるかにでかい。
ま、企業型の場合は、企業が拠出するお金であるからして・・・
節税効果ってのは見えにくいけれども。(苦笑)
理屈の上では、それだけ節約できたことになっている、と。
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この確定拠出年金についての連載は、今回が今年最後。
次回は・・・年明けかな?
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