投資信託とは(その1)
確定拠出年金を運用するには、投資信託を使う必要がある。
では、投資信託とはなんぞや??
投資信託は、小口の投資家から資金を集めて、
プロが資金を運用して、運用益を投資家に分配する、そういう仕組みだ。
個人投資家が本気でやると、常日頃から経済情報をチェックする必要がある。
デイトレーダーだと、パソコンや携帯を手放せないんじゃないかと思う。
でも、確定拠出年金の場合、そんなことしたら本業の仕事に影響する。w
なので、お金だけ投資信託に預けて、ある意味「放っておく」わけ。
そうすれば、プロがうまいことやってくれる。
まぁ、プロがやっても失敗することは多々ありそうだが。
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投資信託の一番のメリットは、投資先を分散させられることだ。
たくさんの顧客から巨額の金を任されているわけだから、
いろんなところに分散して投資することができる。
結果として、リスクは抑えられる。
例えば、とある会社の株、一銘柄に全財産かけたとしよう。
その会社が急成長して株価が二倍になれば、財産は一気に二倍になるが、
その会社が倒産すれば、一巻の終わりだ。
ところが、投資信託だと・・・少なくとも百以上。
多いものだと、千以上の銘柄に分けて分散投資してくれている。
たとえば千社の中の一社がつぶれたとしても、直接的には影響は千分の一だ。
逆に、儲けたときも影響は千分の一だけど。w
全体として経済が成長すれば、それなりの収益をあげることができる。
投資信託による一番のメリットは、分散投資によるリスクの低下だと思う。
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もちろん、投資信託を選ぶ必要性は出てくるが、
投資対象(株なら個別の銘柄)を気にする必要は(そんなに)ない。
全体として成長してくれれば、よし、とするわけ。
一攫千金を狙わずに、ゆっくりと殖えてくれればよい。
年金の運用という目的には、ぴったりと合っているな。
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投資信託は、一部は普通に銀行でも買える。
もちろん、証券会社でも買える。
ただ、確定拠出年金で投資信託を使う場合は、税制優遇もそうだけれども、
投資信託自体にかかる費用も、かなり安く抑えられている。
同じような投資信託でも、確定拠出年金の制度の中で買えばかなり有利だ。
購入手数料がないものもあるし、売却するときの手数料もないか、あっても少ない。
管理費用としての信託報酬(これが、投資信託側の収入)も、
普通に買うよりは安く設定されている。だいたい、半額くらいかな。
つまり、一般の投資家よりも有利な条件で運用できるってことだ。
投資信託をやるのであれば、確定拠出年金の枠内でやる方がよさそうだ。
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