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ロキソニンS、新発売

 薬局で買える一般用医薬品の話。

 医療用で非常によく使われている鎮痛解熱薬、ロキソニン。
これが、スイッチOTC(一般用にも販売できるようになること)になる。

・・・って最初に書いたのは、実に1年以上前の話である。

ロキソニンがスイッチOTCに」(2009/12/02)

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 これが、ようやく明日(1/21)発売される。

 医療用の痛み止めでは、ボルタレンとロキソニン、
一、二を争う知名度を誇る。
ボルタレンはテープやゲルといった外用剤でスイッチOTCになったが、
ロキソニンは、内服薬での登場である。
 このために、わざわざ劇薬指定を外すということまでしている。

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 さて、一般用では「ロキソニンS」という名前で、発売される。
中身は・・・医療用と全く同じにみえる。
1錠あたりロキソプロフェン60mg。含有量も同じ。

 さすがに用法は「1日2回まで」が基本になっているが、
これも症状に応じて3回まで服用可能、と。
医療用とほぼ同じだな。

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 問題はお値段だが、正直びっくりした。
12錠で税込み680円ときた。
一般用医薬品とは思えないほど、良心的な価格設定だ。
1錠あたり、56.7円。医療用の薬価が1錠22.3円なので、
たったの2.5倍だ。

 ちなみに、ガスター10は、一般用12錠で1659円(1錠あたり138.25円)
医療用の薬価31.1円なので、4,4倍

.

 これは、、おそらく、他に類似薬があるかどうかだろう。
ガスターの場合、H2ブロッカーという種類の胃薬は、
薬剤師しか販売できない「一類医薬品」でしかない。

 ロキソニンの場合、もちろん「一類」なんだけれども、
痛み止めの薬であれば、すでに「イブ」のような類似薬もある。
そして、それらの類似薬は、薬剤師なしでも販売できる。

 ぶっちゃけ、高すぎると他の痛み止めに勝てないから。w
第一三共ヘルスケアは、かなり本気で売りにくる気だろう。

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 問題は、薬剤師が対応し切れるかどうか、、だが。

 個人的には、ロキソニンのスイッチOTCはとてもうれしい。
「薬剤師」の存在価値があがるから。

 一類医薬品も、いつまでもガスターとリアップだけじゃ、面白くない。
(いや、他にもあるんだけど、あんまり売れてないから)

 いろいろと注意することもある薬だから、
対面販売は必須。ちゃんと説明して売る必要があるだろう。
他の薬でももちろん、ちゃんと説明しているけれども、
正直、ガスターやリアップで問題になるような副作用は少ないからな。

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('10~13)仕事(薬局)」カテゴリの記事

コメント

ちゃんと説明って何?
ロキソニンに関しては、「胃が荒れやすくなりますよ」ってこと?

一類医薬品の説明を、売り上げの多少で「面白い」と「面白くない」に(内心で)分けられては、その商品を本気で買おうか買うまいか悩んでいるお客さんにとって失礼では???

結局は添付文書の内容を伝えるだけでは?
あなたの自己満足にしか思えません。

投稿: | 2011-01-28 01:17

厳しいご指摘をありがとうございます。

>ちゃんと説明って何?
>ロキソニンに関しては、「胃が荒れやすくなりますよ」ってこと?

 それだけってことはもちろんないですよ。
それすらもしない薬剤師(や登録販売員)は、いるかも知れませんが。

>一類医薬品の説明を、売り上げの多少で「面白い」と「面白くない」に(内心で)分けられては、その商品を本気で買おうか買うまいか悩んでいるお客さんにとって失礼では???


 お客さんを分けていることは全くありませんし、
売り上げの多少で分けていることもありません。
ちょっと誤解を招く表現だったかも知れませんね。

 薬剤師の対面販売必須である一類医薬品の種類が少ない状況を「面白くない」と表現しているだけです。
 仕事の状況を「面白い」「面白くない」と表現するのは、ダメですか?

 まぁ正直、ダメといわれても仕方ないんですが、
ここは匿名のブログなんで、少々は勘弁してください。(苦笑)


>結局は添付文書の内容を伝えるだけでは?

 私の危惧しているところは、これすらしない奴がいるんじゃないか、というところです。

 だから、本文では「ちゃんと説明」というレヴェルの低い言葉で書いています。
ようは、「ちゃんと説明」すらしない薬剤師に対する警告です。
 

投稿: kitten | 2011-01-28 23:04

買いましたけど『病院のと同じですから』『1日2回まで4時間以上空けるのだけは守ってくださいね』だけで終わり・・・あっけなかったなぁ。

投稿: そう | 2011-02-17 15:25

>そうさん

 コメントありがとうございます。
やっぱり、そういう薬剤師もいますよね・・・。

 一類医薬品という分類を作り、薬剤師の対面販売を義務づけてはいるんですけれども、
それがどれほど機能しているのかは、疑問です。
(薬剤師が疑問に思っちゃいかんのですが。)

 その程度の仕事しかできないのであれば、
「薬剤師なんていらんわ」と言われかねませんね。
自戒もこめて、考えていきたいと思います。

投稿: kitten | 2011-02-18 00:05

ロキソニンはネームバリューも大きく、1度は飲んだことのあるという人が多いので、添付文書なんか見ない可能性が高いのでしっかり説明してもらいたいもんですね。

自分は
初回購入者には
持病・併用薬の有無、胃の調子、何の痛みに使うのか、
用法・用量、胃の不調を感じたら中止する旨

継続使用者には
胃の不調、便の変色がないか、尿量の減少がなかったか、長期連用して何か副作用が起きても保証されないよ(ちょっと正確じゃないですけど)

これ位は確認するように心がけてはいますが。

全部添付文書に載っていることの確認ですけど、
OTC買う人で添付文書きちんと読む人ってどれくらいいるんでしょ?

投稿: ゲン | 2011-03-17 18:00

 医療用をずっと使っているという人が、
ロキソニンSを買いに来るケースが多いですね。

 こういう人たちは、まず添付文書読まないでしょう。
説明しようとしても「わかっているからいい」っていう
感じで・・・。

 もっとも、これはロキソニンSに限った話じゃないですね。
自分としても、力不足を感じています。

投稿: kitten | 2011-03-17 20:29

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