Yahoo知恵袋にて
Yahoo知恵袋で、このブログの内容について投稿があった。
海洋深層水のネタだ。
元になった、私のブログのエントリとあわせて、
URLをはっておく。
Yahoo!知恵袋
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1355261968
海洋深層水の使い方(07/09/02)
えっと、知恵袋の質問内容は、
「脱塩の過程で豊富なミネラルが全て除去されてしまうのですか?」
ベストアンサーが結構な長文だ。
答えは「そんなことないですよ」という内容なんだけれども。
もうちょっと根拠を示して欲しかったなぁ。
知恵袋って、後から回答足すわけにもいかないし・・・。
なので、こっちのブログで「ベストアンサー」に反論しておく。
.
ポイントを2つに絞る。
まず一つ目。塩化ナトリウムだけを除去する方法があるのかどうか?
ベストアンサーでは、
「また濃縮分離過程は塩分だけが除去出来るような方法もあります。」
の一言でこれに答えている。できれば、根拠を書いて欲しかった。
ただ、私の感覚としては、おそらくこれはこれで正しいんじゃないかと思っている。
(ようは、私の最初の記事が不十分だということだ。)
一応、記事を書く前に一通りは調べたはずだけど、
所詮、素人の検索だから、漏れがあってもおかしくはない。
ただ、それって簡単にできるのかな?という疑問点はあるけれども。
海水から、有用なミネラル分を残した上で塩分(塩化ナトリウム)を
除去する方法かぁ・・・。やり方を知っていたら、誰か教えて欲しい。
.
もう一つのポイント。
「ええとそのブログは海洋深層水でなくとも簡単に純水が作れるしミネラルも
添加できると言ってますが、コストの問題などを忘れています。」
この指摘に関しては、しっかりと反論したい。
ようは、この「コスト」とは、ミネラル分の原料費に関しての話だ。
簡単に脱塩処理(塩化ナトリウムのみ除去)できるのであれば、
カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分の原料費に関して言えば、
そりゃ海洋深層水の方が安くなるだろう。(原料が海水だから)
でもさ、深海から海水をくみ上げるのに使うエネルギーのコストは?
そこから、脱塩処理にかかるエネルギーのコストはどうなの?
言っちゃなんだが、「たかが飲み水」にそこまでエネルギー使っていいの?
.
「陸上の水を飲料水にするにはさまざまな毒性化学物質や微生物を取り除き、
ダメを押さねばならず、工程は複雑となります。」
海水を純水にするのに必要なエネルギーに比べれば、微々たるものだと思うが。
陸上の水を飲料水にする場合は、脱塩処理なんて必要ないから。
ちょっと強引にたとえると・・・
理科の実験で、「ろ過」するのと「蒸留」するの、どっちが手間ヒマかかる?
「塩化ナトリウムだけを除く脱塩処理」なんてことの方が、
よっぽど工程は複雑だろうし、エネルギーもかかるだろうに。
(実際の工程は知らないけれども、エントロピーから考えてまぁそうだろ。)
だいたい、世にあるミネラルウォーターと海洋深層水(飲料用)の値段を
比べてみれば、どっちがコストがかかっているかわかりそうなもんだが。
そんなに低コストで海水から塩分を抜けるのであれば、
世界各地にある「水不足」問題など、あっという間に解決する。
.
あとは、そういう陸上のミネラルウォーターと、海洋深層水の「効能」に
どれだけの差があるか、という話になるだろうが・・・。
どっちもどっち、大差ない、というのが私の見解だ。
まともな論文、見たことないし。
私?ミネラルウォーターも海洋深層水もいらん。水道水で十分。
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