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2011年3月

なかなか進まないけど

 福島第一原発は、発生から20日たった今でさえ、
事態収束のメドが立っていない状況である。

 さすがに、どうにかしてくれ、とは思うが、
各方面が知恵を集結させて、事態収拾に全力を尽くしているのだから、
それを信じるしかない、という私の意見にかわりはない。

.

 さて、現時点で各地点の放射能はどうなっているのか?
どうにも、情報が報道されなくなっているように思う
作業員が被曝したとか、建屋内の水にとんでもない量の放射能があるとか、
そういう情報はガンガン流れてくるんだけれども。

.

 仕方がないので、自分で調べてみたが・・・
東電、文部科学省のデータを見る限りは、
検出される放射能は、徐々に減ってきているようだ。

文部科学省のデータによると周辺で一番高い測定地点32(原発から北西30km)は、

3月16日 35.0(μSv/h)
3月20日 110.0
3月25日 65.0
3月29日 43.0

 3月20日に高い値を示しているが、その後は下がる傾向にある。
(一部データが見つからなかったので、近いところのデータを流用している)

.

東京電力のデータから、福島第一原発の正門前での線量データ。

3月21日 1932(μSv/h)・・・たぶん最大値
3月22日 331
3月24日 222
3月30日 180

 風向きによって、いきなり倍近くに跳ねあがることもあるけれども、
こちらも、徐々に下がっている、という認識で間違いなさそうだ。

 もっとも、データ的にはより原子炉に近い事務本館北の方が危険。
3月18日には、5000(μSv/h)を超えるような数字だから。
それでも、最近のデータではせいぜい1000程度まで落ち着いている。

 全体として、3月20日あたりをピークにして下がってきつつある。

まぁ、そうだろうと予想はついていたが。理由?
今の日本では、「報道されないことは安全」な傾向があるから。
(危険なデータが出れば、各社競って報道しようとするから)

 30km内に「自主避難」をよびかけているようだが、
まだ「避難指示」は出ていない。
これだけ事態が長期化すると、避難指示もありえるかも知れないが。

 以前のエントリで100μSv/hであっても、24時間外に出ていたとしても
42日目で「健康に影響が有るかもしれない」100mSvと書いた。
(当時の)私の予想よりも長期化しそうなので、
 ひょっとしたら、避難指示もありえるかも知れないが・・・
ただ、検出される放射能は徐々に減っているから、それとの兼ね合いになるな。

,

 放射能の身体影響を調べるには、時間経過に伴う放射線量の数値が
必要なんだけれども・・・誰か、見やすいデータ作ってくれないかな。
文部科学省や東電のデータは、一日毎に発表されるもんで・・・
時間変化を追うのはかなり苦労する。

 もっとも、ここに書いたのはあくまで放射能による直接的な影響について。
農産物や水などは、まだ考慮に入れていないので注意が必要。
出荷規制がかかっているので、健康被害どうこうは全くないけれども、
経済的に問題になりそう。

 その辺の話は、またいずれ書きたいと思う。

 

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大震災の影響

 いつまでも放置しておくわけにもいかないので、

確定拠出年金(401k)についての連載も再開することにする。
いままで、毎週水曜日に書いてきたんだけれども、
震災があってから、とてもそんなもん書く気分じゃないと休載してきた。

 だが、実は私の会社は来月から制度がスタートする。
他にもそんな企業はあるだろうな。
いつまでも休載しておくわけにもいかないので、とりあえず復活する。

.

 まずは、この大震災の影響について。

 非常に心苦しく申し訳ないが、
4月スタートの私はこの震災の影響をさほど受けずに済んだことになる
これ、もう少し前から始まっていたら、いきなり大幅なマイナススタートになるところだ。

 日経平均株価が一気に1000円以上も下がった上に、
なぜか円高にふれてしまった。これ、日本の投資家にとっては最悪だ。

 日本株が下がるってのは、もちろん直接ダメージがでかいし、
円高が進んだってことは、海外への投資もマイナスってことだから。

 正直、全額定期にしておいた人が(現時点では)一番ラッキーだ。
ただ、こればっかりは予測不可能としか言いようがない。
いろんな情報を見ながら投資していて、完璧に備えていた人でも、
震災による暴落は到底考え付かなかっただろうし。

.

 さて、今後の見通しについて・・・。
原発の動向を気にする必要が少しだけあるんだけれども、
まずは「悪い情報は出揃った」と考えるべきだろう

 今後、日本の復興が進めば、損は取り返せると思うべき。
(逆に、このまま日本が沈んでいけば、さらに損は増える。)

 また、円高は地震直後の一時的なものであるはずだ。
おそらく、「日本企業が手持ち資金を円に換える」という圧力に、
それを期待した投資筋の金が流れ込んだ結果。
 長期的に見ると、日本の産業が落ち込むことを考えれば
円は安くなっていく・・・と考えるんだけど。甘いかな。
不幸なことではあるが、結果として内需が増えることになるだろうし。

.

 私は、恐れずに投資するべき、と考える。
最悪の事態を避けることができたからこそ、とも言えるけれども。(汗)
今回の震災を受けて、特に計画を変更することは考えていない。

 やっぱり、ここでも「日本の力を信じる」しかないのかな。

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節電の効果は?

 関東のほうでは、計画停電が続いている。
不自由な生活を余儀なくされていると思う。

 ところが、実は西日本でも「節電」の動きは出ている。

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 コンビニなんかで、「節電」しているところは多い。
関東かああいう状況だから、こっちでも節電しないと、ってことか。

ただ、以前も書いたけれども周波数の問題もあり、
西日本で節電しても直接的には東日本に影響はない。
 もちろん、それはみんな知っていてやっているんだろうけど。

.

 電力不足は東日本だけ。西日本では関係ないーと言いながら、
まったく節電意識なしにガンガン使うのは、やっぱり気がひける

 それはそうだけれども、なんか「便乗節電」みたいなのがないか?
今なら、「節電」しても許されるから、という理由で、
これ幸いと「経費節約」のために節電していないか??>西日本の企業

 実際のところは、「両方」だろうけどさ。
少なくとも、西日本の企業が節電して浮かした経費は、
復興のための義捐金にすべきだろう
できれば、そこまで明記した上で節電して欲しい。

・・・うーん、私が辛く考えすぎているだけか??

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実は一人暮らし中

 実は、現在一人暮らし中。

 嫁の父親が日本に帰ってきているとかで、私以外の家族は帰省中。
毎回書いているような気がするが、一人暮らしはつまらない。

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 特に、今回は食生活がひどい。w
今のところ、まともなもん食ってない。どうも、作る気がしない・・・。
3日間で1回しか米炊いてないし。

 食生活以外は、割としっかりしてるんだけどなぁ。
無駄に早寝早起きだし。w

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肺炎ワクチン、Hibワクチンの接種再開へ

 もはや、すっかり忘れ去られている可能性は高いが、(苦笑)
一応、情報が出てきたので書いておく。

 肺炎球菌ワクチン、Hibワクチン接種後に死亡した例が相次いだ問題で、
国は、当面の間、両ワクチンの接種を控えていた。

 これって、今月上旬の話だったんだなぁ・・・。
3/8に最初の会議が開かれた時点で、「とりあえず接種中止」にして、
もう一度、後日会議を開くことになっていた。

 で、3/24にちゃんと(苦笑)会議は開かれた、と。

 厚生労働省のHPに報道発表の資料があるので、リンクしておく。

小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの安全性の評価結果について

.

 結論からいうと、
「7例の死亡例は、いずれもワクチンとの因果関係が認められない
ということだ。

 諸外国のデータも示されていた。
海外での死亡例の報告頻度は、10万接種に対し0.1~1程度。
(これは、因果関係が定かではないものも含めての数字)

今回の日本の死亡報告の頻度も、10万接種に対し0.1~0.2。
海外と比べて突出して高いとは言えない

 同時接種についても「重篤な副反応の増加は認められない」としている。
せいぜい「気になるなら、単独接種も考慮すべき」程度の意見だ。

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 海外において、予防接種後の死亡例の大半が、
「感染症」または「乳幼児突然死症候群」によるもの、らしい。
それは、今回の日本の事例でもおそらくかわらないだろう。

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 もっとはっきり書くならば、
ワクチン接種の有無に関わらず、乳幼児は突然に亡くなることがある。
今回のケースも、有意に死亡率が高いとは言えないのではないか?
ということなんだろう。

 個人的な感想としては、予想通りではあるものの・・・。
かなり踏み込んだな、という印象が無い訳でもない。
 邪推すると、これも、地震の影響かも知れない。
この時期なら、誰もこんなニュース気にしないだろうから、
世論の動向を気にせずに、学術的正しさだけで押し通したんじゃ?
まぁ、たわごとだが。

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 ただ、現状でのデータ(ワクチン接種後の死亡例7例)が全てとは限らない。
報告されていないだけで、他にもある可能性は大いにある。

 そこで、今後も情報を収集し、「10万接種あたり死亡例0.5」を超えるようなら、
もう一度検討する、としている。

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 資料には書いていないけれども、各社の報道を見ると、
早ければ来月にも接種再開」なんだそうな。

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 現時点では、副反応と認められない。
もしくは、副反応としても、ごくごく稀な事例であるってことだ。
さて、これを受けてどう対応するか・・・。

 とりあえず、私の方針。(嫁と話し合ってもないが。w)

1.上の娘には、肺炎ワクチン、Hib共に受けさせない。

 細菌性髄膜炎による死亡例が多いのは2歳まで
すでに4歳半であれば、ワクチン受けなくてもそれほど問題ないだろう。
予防接種のリスクは低いと思うが、ベネフィットもそう大きくないので見送り。

2.下の息子のHibの追加接種は受ける。

 すでに、去年2回接種している。
どうせなら、最後まで接種した方がいいだろう。

.

 残る問題は、下の息子に肺炎球菌ワクチンを接種するかどうか。
おそらく、受けたほうがいいだろうとは思うけれども・・・。
絶対に接種したほうがよい、と言い切れるほどでもない。微妙なライン。

 子どもが0歳であれば、まず間違いなく受けさせるけど。
1歳7ヶ月って微妙だな。嫁と相談して決める。w

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日本の力を信じよう

 福島第一原発の状態は、一進一退・・・。
予断を許さない状況が続いている。

一歩一歩進んでいる、とは思うんだけれども。

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 世の中には、東電や日本政府が情報を隠蔽していると言う人がいる。
私には、その情報の真偽を確かめる術はない。
これだけ情報が出ていれば、隠蔽しようがないだろう、と思っている。

 でも、極論すれば、別に情報を隠蔽していてもかまわない
この事故を誰よりも解決したがっているのは、東電であり、日本政府だ。

 情報を隠蔽するといっても、解決してもいないのに「解決した」と言えるわけはない。
(さすがに、そのレベルの隠蔽は無理だろ。)
それなら、全身全霊をかけて問題解決に取り組んでいるはずだ。

 素人がぐだぐだ言っても仕方ない。
日本の力を信じよう

.

 昨今報道されている、放射線の暫定基準値を超えている野菜や水。

 これらはすべて、「摂取し続けるとよくないかもしれない」というものだ。
このレベルの放射線が今後ずっと続くとなると、問題だ。

逆に言うと、「一時的に摂取する分には問題ない」んだ。
ってことは、大本の原発さえ抑えてしまえばいい
原発から継続的に放射能が漏れているから問題なんであって、
一過性であれば、まず問題にならないので。

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あすか製薬いわき工場について(第3報)

 先日から話題にしている、あすか製薬の話。

 コメント欄にも少し書いたけれども・・・。
チラーヂンSの供給は、4月中旬を目処に再開される。

 公的なソースがなかったんだけれども、
日刊薬業Webが一番詳しいので。

チラーヂン、4月中旬に供給再開

以下、引用

.

あすか製薬によると、余震の影響で遅れていた工場内の被災調査が
先週に入り可能となった結果、チラーヂンを製造する「第1製剤棟」の
被害が軽微だったことが判明。また、工場内に同剤の原料が確保さ
れていることや、製造に必要な重油や水についても調達の見込みが
立ったことから、4月中旬をめどに供給再開ができる見通しとなった。

(中略)

製造委託では国内企業1社と合意しており、現在は技術移転を含む
具体的な調整に入っている。緊急輸入についても調整中。同社では、
いわき工場からの供給再開が最も早いと見通しており、
「ある程度のロットは出せるのではないか」としている。

.

引用終わり

 あすか製薬のHPの情報では、
「供給再開の見込み」とは書いてあったけれども、
時期までは書いていなかった。
それが、「4月中旬をめどに」とわかったことは大きい。

 おそらく、情報源は同じだろうが、日本甲状腺学会、日本内分泌学会からの
お知らせの情報がある。

甲状腺ホルモン薬供給再開の取り組み等について

.

 内容はほぼ同じ。3/19時点の情報として、
「4月中旬を目処に」供給が可能としている。

市場には約1ヶ月分の在庫がある。
あとは、処方日数を1ヶ月以内に抑えることでなんとかなるはずだ。
常に90日処方を出す先生が30日処方にすると、残り1ヶ月の調剤量は
単純に考えて3分の1になるので。
 チラーヂンは長期処方する先生も多いので、これで大体いけるはず。

 それでも、薬局によっては品切れをおこすところもあるかも知れないが、
全体としては足りるはずなので、うまく融通しあってなんとかするしかない。

.

 ただ、この情報は正規ルートから入ってきたわけではないのが、
少し気になっているんだが・・・。
甲状腺学会が誤報を流すようなことはないとは思うんだが。
できれば、あすか製薬さんは自身のHPで情報を提供して欲しい。

 「供給再開の見込み」とは書いてあるけれども、具体的な日程は書いていないし。

.

 また、昨日の時点では卸がこの情報をもっていなかった。
ひょっとしたら、現場のMRが知らない可能性すらある。(汗)
なので、直接あすか製薬(あるいは武田、卸)から聞いたわけではないので、
まだ少し注意が必要ではある。

.

 さて、私は3/18の記事(「あすか製薬の件(続報)」)で、
東洋経済の記事を引用し、あすか製薬を厳しく批判したのだが・・・

どうも、この東洋経済の記事自体が誤報、あるいは事実を正確には
反映していなかったようだ。

 あすか製薬から、各学会に送られた資料の中に、

「尚、いわき工場の社員が逃げたかのような風評があるようですが、
 上記のように調査と必要な物資の調達に奔走しておりましたと
 ご理解いただければ幸いです。」

.

 との一文が付け加えられている。
事実はどうあれ、あすか製薬が工場の操業再開に全力を尽くしていたのは
確かだと思われる。

 東洋経済の記事にひきずられたとはいえ、私自身もこのような風評を
広めるのに一役買ってしまったのは事実であるので、
あすか製薬さんには、非常に申し訳なく思っている。

 このような時期であるからこそ、記事を書くときは慎重になるべき
と反省した。

.

 なにはともあれ、チラーヂンについては供給再開のめどがつき、
ほっと一安心している。

 実は、他にも供給が不安定になっている薬、メーカーはあるけれども、
チラーヂンほどクリティカルな話にはなっていない。
(たいがいの場合、かわりの薬が存在するので)

 エンシュアリキッドという栄養剤が出荷停止されているのが少し気になるが、
まぁ、これも代替が効かないわけではないし。

.

 チラーヂンの話は、もう一回くらい、情報が出揃ってから書くかも知れない。

.

 追記(2011/3/26)

 あすか製薬さんが、HP上にお知らせを出している。

「東北太平洋沖地震」の影響に関するお知らせ(第2報)

.

 上記リンクによると、

「本日よりチラーヂンS錠の生産および出荷を開始いたしました」

とのこと。(注・本日とは3/25のこと)

 卸からも、割り当てではあるが少しは手に入ると聞いている。
いちおう、緊急輸入や製造委託会社による生産も進めているようだ。

 なお、あすか製薬さんのほかの薬については、もう少しかかるっぽい。
とりあえず、チラーヂンに全力を傾けた結果だろう。

.

 さらに追記(2011/4/2)

 もう少し情報が出てきたので、追加で記事を書きました。
チラーヂンの供給について」(2011/4/2)

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放射能のリスクとメディア

 震災により、深刻なダメージを受けた福島第一原発から、
放射性物質がもれていることがわかっている。

現状(3/21、午前0時現在)で、私の考え、思っていることを書いておく。
私は、原発の専門家ではない。せいぜい、4年生の理系の大学を出た者、
としての知識で書いている。

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 まず私が思うこと。以前にも書いたけれども。
第一には、「政府の発表を全面的に信用することが必要」だ。
これができないので、ここまでの大混乱がおこっていると言える。

 なぜ、政府の発表を信用できないのか?については、双方に問題があると思う。
政府の発表の仕方に問題がなかったとは言えない。
ただ、メディアの報道姿勢にも、問題のあるものが散見されるように思う。
結果として、必要以上に放射能を恐れることになってしまっている。

.

 私が危機感を覚えたのは、一つにはいわき市がヨウ素剤を勝手に配ったこと。
ヨウ素剤に関しては、必要があれば国が指示するはずである。
いわき市が国の判断をまたずに配ったということは、
いわき市は国を信用していないということなんだろう

.

 現時点で、健康被害が生じる可能性のある放射線は、
福島第一原発の敷地内のみだ
そこで作業している人たちは、全員がどれくらいの放射線をあびているか、
線量を計算されているはず。
累計で100mSvを超えた人がいると報道されていたな。
厚生労働省は、急遽、上限を250mSvに上げたりしている。

.

 まず、健康被害が問題になるのは、100mSvを超えた場合。
それも、100mSvを超えてもすぐに問題になるわけではない。
むしろ、100mSvを超えなければ問題ない、という方が近い。

 また、一度に100mSvをあびるのと、長期間の累計が100mSvに
なってしまうのも、また危険度が異なる。後者の方が安全だ。

 例えば、0.1mSv/h(100μSv/h)の地域があったとする。
とりあえず、累計100mSvになるには、1000時間が必要になる。
仮に、24時間外に立っているとしよう。
(屋内にいれば、放射線量は劇的に下がる。)

 累計100mSvを超えるのは、42日目になる。

.

 外に出ている時間を、1日の3分の1の仮定すると、4ヶ月くらいで100mSv。
さすがに、これだけ長時間この数字が続くとまずいかも知れないな。

 でも、この状態が4ヶ月も続くとは思えない。というか、1ヶ月続くとも思えないが。
万一、そういう状態が続くようであれば、避難区域が広がる可能性はあるかも。

.

 現在の避難区域でも、相当「安全側」にふって設定してある。
朝日新聞に、「30km以内は危険で、30kmを少しでも超えると安全」なんて
ありえるのか?という話がのっていた。
 もちろん、ある一定の距離からいきなり安全になる訳はない。
こういう場合は、本当の境界線はもっと内側にあるんだ。

 30km以内でも安全だけど、念のため「屋内退避」になっているだけ。
現状で、明らかに安全でないのは原発敷地内くらいのもんだ。
 ただ、現状がどう変るかが予測できないので、
それに備えて大きめの避難区域が設定されているだけ。
そのときは、そのときに政府の指示に従えば問題ない。

.

 外国からは、自国民に対してもっと大き目の避難区域を設定している。
そりゃ、各国には各国の事情ってもんがある。日本とは違う。
あまり過剰に気にする必要はない。
外国が、避難区域を広めにとっている理由を3つあげておく。

 日本政府は、この問題に対して最も多くの情報をもっている。
ところが、外国はそういう訳ではない。
極端な話、日本政府のことを信用していない可能性もある。
ならば、大きめにしておく方がより安全だろう。

 外国人は、日本政府の指示に迅速に対応できない可能性がある。
日本政府の指示は、日本語で行われるし。
日本政府はこの状況で「現地にいる外国人」まで考慮する余裕はない。
となれば、外国の政府は「とりあえず近寄るな」と言うだろう。

 最後に。外国人は普通、母国があるだろう。
帰るところがあるのであれば、とりあえず帰ってきてくれるほうが、
外国としてもありがたい。安否情報に気をつかわずにすむし。

 イギリスは、「ここから事態が最も悪い方向に進んだとしても、
50kmも離れれば問題はない」としている。
できれば、この情報は日本政府に言って欲しかったが。

.

 新聞でも、それほど間違った報道が行われているわけではない。
私は朝日新聞を読んでいるけれども、誤解しやすくはあるけれども、
間違っているわけではない、という絶妙のラインである。

「健康に影響が出るレベルではない」という情報は、ちゃんと書いてある。
三流タブロイド紙ならともかく、まともな報道機関で「健康被害が懸念」
という報道は存在しないと思う。

 ただ、「健康被害を心配している市民」の様子が大々的に報道されている。
そりゃ、健康被害を心配している市民がいるのは正しい情報だろうさ。
一方で、健康被害は心配ないという情報も載せているが、
その分量に問題がある・・・。

 結果として、国民が政府を信用しない状況が生まれているのではないか?

.

 今回の原発事故の直接的な被害として、一番大きいのは、
関東地域の電力不足だと思っていた。
これは、しばらく(少なくとも数週間)は改善されない。

 でも、ひょっとして風評被害の方が大きくなるのではないか?
風評被害を最小限に抑えるために、努力する必要がある。

 実際の放射線による健康被害は、上記2つと比べると
それこそ無視できる程度の被害でしかないだろう。

.

 風評被害を抑えるにはどうするか?
デマを流さないことはもちろんだけれども。
正しい情報を発信することも大事。

 でも、情報の真偽を判別するのは非常に難しいことである。
ではどうするか?
とりあえず、政府の言うことを信用していれば大丈夫!
というのが、一番わかりやすいと思うんだが。

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スケートにいってみた。

 いろんなところで逼迫している状況で、
あえてこんな記事をあげると、下手すれば非難されるかもしれないが、
ここは、あくまで私が自由に書くブログであるからして。

 気に入らない人は読み飛ばしてください。(汗)

.

 昨日、アイススケートに行ってきた。
1月くらいから、今シーズン一回くらい行ってみたいなぁ、と思っていたが、
いろいろとあって(行事やら、病気やら)でなかなか行けなかった。

 せっかくの連休。お天気も悪そう、と条件は揃っていたので、行ってみた。

 スケートリンクはいくつかあるけれども、
高師浜のリンスポ(臨海スポーツセンター)に。
私が小さかった頃に行った記憶がある。(何年前からあるんだ?)

 調べてみると、ここは1年中スケートができるようだ。
橋下さんにつぶされそうになったけれども、なんとか存続できているよう。
(バンクーバー銅メダリストの高橋大輔もここで練習していたことがあるとのこと)

.

 当然、息子は滑れない。嫁も見てるだけ。
私と娘だけがリンクに入る。娘は初めてのスケートになる。

.

 おそらくは、難しいだろうと思っていた。
でも、それなりに興味があるみたいだったし。
こけまくるから、泣いて帰るんじゃないか、とか思っていたけれども。

 最初のうちは、その場に立っていることすら難しい。
歩くことを教えようかとも思ったけれども、無理だ。
私が引っ張って、娘は何もしない状態でスピードを出そうと思っても、
今の娘では「何もしない」ことが不可能なので、必ずこける。

 でも、しだいになれてきたのか、少しずつバランスをとるのがうまくなってきた。
(とはいえ、5mに1回くらいの割合でこける。w)
あ、もちろん一人で滑っているわけではない。
私がずっと手をつないでいるんだけれども、とても支えきれるもんじゃない。

.

 こんなに疲れるとは思わなかった。w

.

 案の定、難しかったけれども、娘はめげることなくがんばっていた。
あえて難しいことにチャレンジさせてみたけれども、
それなりに楽しかったようで、よかったよかった。

 ただ、息子は歩き回っているだけなのでちょっと退屈だったかも。
少なくともあと2年は無理だろう。w

 次回はいつになるかなぁ・・・。来年かな?

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ただの勘だけど

 今日は、原発の話題を・・・書くつもりだったけど、もう少し先延ばしにする。
月曜日くらいになれば、状況は好転していそうな気がするから。

 何の根拠もない、ただの勘だけど。

.

 一昨日から、あすか製薬のチラーヂンの問題を取り上げている。
これも、週明けにはもう少し状況が変ってくるのではないかと思う。

 報道によると、あすか製薬は1ヶ月の流通在庫がある、とのこと。
この「流通在庫」の意味がいまひとつわからないが。(汗)
卸や、病院、薬局がもっている在庫、という意味かなぁ?

 ただし、この在庫は偏在している可能性がある。
あまり在庫を抱えたくない薬局では、1ヶ月もたないところもあるだろう。
なかには、直前に大量の買いをいれたふとどきな薬局もあるかも知れない。

言語道断だ。

.

 こういう非常事態で、「自分のことだけ」、「自分の薬局のことだけ」を
考えるというのは、あまりにも周りがみえていない。
ある薬局だけ、在庫が大量にあっても、だれも得をしない。
薬が手に入らなくて困る患者さんが増えるだけ。
 こういうときこそ、みんなで助け合わなければならないのに。

 私は、地域の薬局でチラーヂンの在庫状況を共有すればよいと思う。
在庫がなくなった薬局は、在庫のある薬局から薬を譲り受ける。
全体としてフラットな状態にしておくことが、すべての患者さんに取って望ましい。

 一番問題なのは、
「ある薬局の患者さんは困っているのに、別の薬局では薬が余っている」
という状態だ。これは、あってはならない。

.

 だいたい、在庫を抱えた薬局が「うちは在庫をたくさんもってます!」と
宣言できる状況でないと在庫を抱える意味がないと思うんだが・・・。
買い占めてどうする気だろう。。
 不自然な発注をした薬局があれば、薬局名を公開して晒す方がいいんじゃないか?

.

 まぁ、この問題も、たぶん大きな問題ではなく解決できると思う。
これも根拠はない、ただの勘だけど。

 でも、私の勘は結構あたるぞ。w

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あすか製薬の件(続報)

 昨日のあすか製薬の記事。
少し動きが出てきたので、もう一本記事を書いておくことにする。

 まず、チラーヂンの供給不足について。
これは14日、月曜日の時点でわかっていたことである。
私は、15日に発注していたチラーヂンが入荷しなかったことでわかった。

 昨日の記事に(自分で)コメントをつけたけれども、
今日の記事にも再掲しておく。

あすか製薬は、昨日(3/17)に第2報として情報を出している。

弊社医療用医薬品の供給について(第2報)

.

 この中で、あすか製薬は特にチラーヂンSについて言及し、
「製造委託会社による生産や、海外製品の緊急輸入、
 または、いわき工場の操業再開などのあらゆる方策により、
 供給再開が可能な見込みです」

 と発表している。
残念ながら、供給再開の時期については書いていないが、
まぁ、そこはスルーするのが正しいだろう。
全力を尽くすに決まっているんだから。

.

 ところが、こんな記事をみつけてしまった。
東洋経済の記事だ。(3/16)

 深刻化し始めた医薬品供給。
チラーヂン生産停止で甲状腺機能低下症患者60万人に深刻な影響も。

 以下、一部引用する。

 (チラーヂンSは)あすか製薬のいわき工場で生産しており、国内シェアは98%。

(中略)

 原発火災による放射能漏れや停電などで工場の被害状況もきちんと
把握できていない。従業員全員の無事が確認されたものの、
放射能被害を防ぐために、従業員および家族がバスで非難を開始している
(あすか製薬広報部)という。

 引用終わり

.

 私は、これを見てあすか製薬への同情が怒りにかわった
なんで従業員が逃げ出しているんだ?これが事実だとすれば、
60万人にも及ぶ患者のことをどう考えているんだ?

 あすか製薬のいわき工場と、福島第一原発の間の距離は・・・。
地図で見る限り、かるく40kmはあるぞ
近いといっても、避難勧告も屋内退避指示もでていない

 原発関係の記事は、そのうちにもう少し書く気でいるけれども、
現時点での30km圏内屋内退避指示は、妥当な処置である。
逆に言うと、それ以上の避難は現時点では全く必要がない

 それ以上の避難が必要になる可能性は、私の感覚ではあるが、
どんなに大きく見積もっても10%もないのではないか?
あすか製薬は、仮にも医療に携わる企業であるならば、
放射線による健康被害が、実際にはどの程度のものかわかっているだろう?

 現時点で放射線の健康被害が問題になっているのは、
現場で必死に作業している東京電力や自衛隊、警察などの人間だけだ。
それにしても、問題にならないように慎重にやっているわけで。
(だから、作業が遅々として進まないんだ)

 現時点だけで問題にするならば、
正直なところ原発の敷地内に入らなければ健康被害は生じようがない
この先、もっと深刻な事態になる可能性が0ではないので、
20kmという避難区域を設定しているだけだ。

.

 ようするに、逃げる必要のない距離にいながら、
あすか製薬の従業員は仕事を放り出して逃げていることになる。
もう復旧する気はないだろ??

.

 という訳で、あすか製薬は全くあてにならない。
元の東洋経済の記事に戻って、もう少し引用する。

(以下引用)

神奈川県保険医協会は。「チラーヂンSの緊急輸入・海外支援要請を緊急に」
と題した声明を発表。「海外からの緊急輸入と海外への支援要請が喫緊。
一刻も早く政府の行動が必要。その際、関税や薬事承認緩和など超法規的措置
が肝要」と指摘している。

(引用終わり)

 海外からの緊急輸入しか手はないだろうな。
でも、通常はそんなことは簡単に出来ない。
新型インフルのワクチンを海外から輸入したときのような、
特別な(超法規的)措置が必要になるだろう。

 でもこれは、何とかしてもらうしかない。
そうでないと、多くの人が治療に困る事態になるんだから。

.

3/24 追記

 さらに続報を書きました。

http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-cb5b.html

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あすか製薬が大変。

 あすか製薬という製薬会社がある。

 おそらく、一般にはほとんど知られていないと思う・・・。
発足したのは2005年。帝国臓器とグレランが合併してできた会社だ。

年間の売上は、300~400億円ほど。武田の系列になるのかな。
製薬会社としては、中堅・・・にも届かないか。
製薬会社ランキングで、トップ30に入るかどうか、ってとこじゃないかと。

 この会社が、今、ちょっと大変である。

.

東北地方太平洋沖地震の影響に関するお知らせ

.

 あすか製薬の工場は、福島県いわき市にある。
今度の地震の影響をもろに受けてしまい、現在、全商品が出荷停止状態に。
津波による被害はなかったようだけれども・・・。

 原発の30km圏内には入っていないけれども、それなりに近い場所でもある。

しかも、どうやらあすか製薬の工場がここだけのような・・・。

 まだ、詳しい情報は分かっていない。
分かっているのは、「卸に発注してもまず入荷されない」ということだけだ。
工場に被害が出たのは間違いないんだけれども、
どれほどの被害なのかは情報が入っていない。

 たとえ、被害が軽微なものであったとしても、
現在のかの地の状況を考えると、そもそも物流がスムーズにいくような
状況ではないと思う。
 案外、燃料事情が改善されれば復旧するかな、とも思うけれども。

.

 あすか製薬の医療医薬品は、ジェネリック医薬品が多い。
(イメージとしても、武田傘下のジェネリックメーカーのイメージが強いし)
ジェネリック医薬品は、供給が滞ったところでそれほど困らない。
 別のメーカーのジェネリック医薬品を使えばいいだけだ。
それもなければ、元の先発品に戻す方法もある。

 ところが、ただ一つ、「チラーヂン」という甲状腺ホルモンの薬だけは、
非常に困ったことになっている。
患者さんにとっては、必ず必要な薬であること。
さらに、かわりとなるような薬が、存在しないに等しいことだ

 甲状腺機能が低下している人に使う。
甲状腺ホルモンの薬なんだけれども・・・。
非常に安価なこともあり、ジェネリック医薬品のシェアが少ない。
(値段差がないので、ジェネリックに変えるメリットが全くないから。)

 類薬はあるんだけれども、ほとんど使われていない。
おそらく、チラーヂンが優秀な薬であるから、だろうが。
シェアは99%を超えるんじゃないかと。
そんな薬の供給が止まった。

.

 1週間くらいで回復してくれれば、それほど問題にはならない。
が、なにぶん状況が全くわからないからなぁ。
もし、出荷できない状況が一ヶ月を超えるようなことになれば、、
治療に支障が出る患者さんが出てくる可能性が高い。

 この薬を使っている患者さんは、かなり多いだけに、
社会問題になる可能性まである。

.

 とある筋の情報によると、
某ジェネリックメーカーが、緊急輸入に動いているという話がある。
国内で生産できないのであれば、そうするしかないと思うが・・・、
厚生労働省が認めるかどうか。
 あすか製薬が生産、流通を再開させてくれれば全く問題ないけど。

 もっとも、言われるまでもなく全力を尽くしているだろう。
チラーヂン以外のあすか製薬の薬は、ライバルとなりうる類薬が存在する。
特に、ジェネリック医薬品は。

 あすか製薬のジェネリック医薬品は、他のメーカーに比べると、
やや値段が高いものが多い。(武田の威光?)
供給不足を理由に他のメーカーに変えられてしまうと、
供給を再開しても患者さんは戻ってこないんじゃないかと・・・。
 薬を変更して安くなった場合、文句を言う人は少ないけれども、
「元に戻すと高くなる」となると、患者さんがどういう選択をするか。

 ジェネリック医薬品にメーカーによる価格差があることは、
一般にはあまり知られていないと思うし・・・。

.

 下手すれば、あすか製薬さんはいわき工場だけでなく、
会社自体もだめになってしまう可能性があるな。。

.

 もっとも、こういう話はあすか製薬さんだけではないだろう。
震災の影響を受けて、流通が困難になっているものは多いと思う。
(医薬品に限った話でもなさそうだ。)

 震災に負けずに、がんばって欲しいけど・・・。

3/18 追記。

続報を書いています。

http://tukutteha-mitamonono.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-5711.html

 

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休載

 毎週水曜日は、確定拠出年金(401k)の連載・・・

だったんだけれども、しばらく休載します。
お金の話を書く気になれない、というのが一番の理由。

.

 この大震災で、株価がどう動いて、円相場がどうなっているから、
それにあわせた投資法は・・・・ 

そんな話、考えるだけで嫌になる。

.

 とはいえ、制度スタートが迫りつつあるので、いつまでも休載はしない。
今週、来週くらいは休む・・・かな?

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原発と節電

 福島の原発が大変なことになっている。

福島第一原発は、昨日の時点で1号機と3号機が水素爆発。
2号機も、よくわからないが不具合があるらしい。

 幸いにして、大事には至っていない。
1号機の爆発のシーンは、衝撃的だったけれども。
でも、おそらく致命的な状況にはなっていないと思われる。

.

 世の中には、「政府の発表を信じるな」という人もいる。
じゃぁ、誰の言うことを信じろと?そんな人の言うことは信じられるのか?
根拠のないデマを流すことは、たとえ善意であったとしても罪だ。

 現場では、東京電力のスタッフをはじめ、専門家が必死にやっている。
最悪の事態を避けるべく、全力を尽くしているはずだ。
もう、信じるしかないだろう。

 現時点で、致命的な放射能汚染はない。
ロシアも、おそらく韓国も、放射線レベルの測定はしているはずだ。
万が一日本政府が汚染の事実を隠蔽しても、すぐにばれるだろう。
そんな陰謀は存在しない。

.

 「被爆」というショッキングな言葉が出てきているが、程度はみな軽微だ。
すぐに健康被害がおこるような線量ではない。
せいぜい、X線検査の数倍程度の量でしかない。
それで問題があるのなら、X線検査なんて怖くて受けられないだろう。

 まだ、ヨウ素が必要になるような段階ではない。
おそらく、必要になることはないだろうと思う。
イソジンのうがい液を薄めて、なんて馬鹿な話を広めるべきではない。

.

 東京電力は、昨日から計画停電を実施した。
というか、実施してないところも多かったみたいだが。

 西日本の電力を送れればいいんだけれども、周波数が違う
中部電力、関西電力は60Hz、東日本は50Hz。
全く送れない訳ではないらしいが、周波数の変換能力に限界がある。
すでに、限界まで電力を送っているが、それでも全然足りない。

 どうも、各地でチェーンメールがあったようだ。
「少しでも節電して、東日本の停電を防ごう」という内容だ。
残念ながら、西日本で節電しても効果は薄い・・・
(むしろ、チェーンメール自体が迷惑である。)

 ただ、「少しでも何かの役に立ちたい」という気持ちは痛いほどわかる。
被災地のために、少しでもできることはないか?
みんな、その気持ちでいっぱいだから。

 

 

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書く気がしないけど

 東北、太平洋沖地震は、被害がかなり明らかになってきた。

 というか、地震そのものは震度7とはいえほとんど問題になってない。
津波は、場所によっては10mを超えたようで、こっちの方が深刻だった・・・。

.

 マグニチュードは現時点で9.0に修正された。
もう、どうでもいいが。8.5だろうが、8.8だろうが9.0だろうが、
被害は甚大であることにかわりはない。

 土曜日の時点での自分の認識が、まだ甘かった。
希望的観測だったとはいえ、希望は打ち砕かれた、とも言える。
そんなレベルの地震(というか津波)ではなかった。

.

 正直、ブログを書く気がしないけど。

 大阪では、全くいつもとかわらない日常。
その日常に、なんともいえない罪悪感を感じる。

 こんなとこで、ブログ書いてていいのか?と。
書かなかったところで、何が出来るわけでもないが・・・。
そういう気持ちも、書いて残すことにしよう。

.

 おそらく、日本中の人たちが(いや、世界中かもしれない)
「何か、自分に出来ることはないか?」と考えているだろう。
どうにかして、その想いを、現実の力に変えることができないだろうか??

 被災者もがんばっているし、避難所を運営する側の行政も、
自衛隊も、救助隊も、みんながんばっている。
不満や改善点を言うのは、もう少し後でいいだろう。
素人がそんなこと言っても、邪魔にしかならない。

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大地震、大津波

 昨日の午後、東北、宮城県沖でM8.8(推定)の大地震が発生した。

 現時点で、まだ被害の全容ははっきりしていない・・・。
大変なことになっているのはわかっているが、
どうか、大したことがありませんように・・・。

 関東から東北にかけて、広い範囲で余震が続いている。
余震でもM7クラスって、普通に大地震のレベル。
津波もひどい。

.

 日本は、地震大国。
特に、阪神大震災以降で考えても、何度も地震災害に見舞われている。
よく言えばある程度「慣れている」

 地震の対策、対応は、世界で最も優れているはずだ。
願わくば、その実力を見せつけてほしい。。

.

 被害に遭われた方に、心よりお見舞い申し上げます。
少しでも、被害が少なくすみますように・・・。

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会議の資料

 厚生労働省のHPに、先日の予防接種後副反応検討会の資料がある。

 小児用肺炎球菌ワクチンとHibワクチンの安全性についての資料だ。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000141ko.html

.

 一応、ひととおり目は通したけど・・・。ちょっときつかった。
死亡例5例の経過概要が全てアップされているんだけどね。

 私はこれをみて、医学的にどうこう考えるよりも、
亡くなった子どもさんを思うと、またその親の気持ちを思うと
ただただ、悲しいだけだ。

 私では、感情抜きで医学的に検証するのは不可能だ。
やっぱり、専門家に任せるしかないな。

 まぁ、それでもなんとか感想を言うならば、
確かにワクチンと死亡との因果関係は肯定も否定もできない。
資料からは、どちらかというと否定的な印象を受けた。

.

 新聞を見る限りでは、マスコミ報道はそれほど激しくない。
「ワクチン憎し」でこりかたまっているものは、あまり見られないと思う。

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マウス切断

 少し前の話。

 嫁のパソコンのマウスを交換した。
前に使っていたマウスが、使えなくなったため。

嫁の話によると・・・

気が付けば、娘はマウスのコードにセロテープをぐるぐる巻いていたらしい
そこで、「何してるの?」と聞いてみたところ。

娘「大丈夫だよ。ちょっと、ハサミで(コードを)切っちゃったんだけど、
  テープでちゃんとくっつけたから、大丈夫!

 ・・・大丈夫な訳ない。w

 まったくなんでそんなことをしようと思ったのやら。
しかも、自分で直そうとするくらいなんだから、悪いことしたのは分かってる訳で。
散々怒られただろうから、私からは特に何も言ってない。

 この娘の特徴として、自分で「やってしまった」と思ったときは、
できるだけ現状復帰しようとするようだ。以前にもそんなことはあった。
そのうち、きれいに「証拠隠滅」される可能性があるな。
今はまだ、所詮4歳児の知恵だからバレバレだけど・・・。

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投資信託の短期売買はありか?

 確定拠出年金(401k)に関する話。

 投資信託には、「基準価額」という数値がある。
これは、株でいう「株価」に相当する。
ようは、基準価格が安い時に買って、基準価格が高いときに売れば儲かる、と。

 ただ、一般的には投資信託は「長期で持ち続けるもの」という位置づけだ。

 特に、継続して購入し続けた場合、「ドル・コスト平均法」という
(比較的優秀な)投資方法になるため、あせって売却しなくてもよい、と。
どうせ、売却したお金もどこかの投資に回すことになるわけで、
それなら持ち続けていてもいいんじゃない?ということだ。

 なので、投資信託を売るときっていうのは・・・
1.定年間際になって利益確定したい時。
2.ポートフォリオを見直す時
それくらいでいいんじゃないか、という話だ。

.

 投資信託は、右肩上がりで基準価額が上がり続けるのか??
そうでなければ、そうそう悠然とは構えていられないだろう。

 これについては、私の勉強が足りていないのでよくわからないが・・・
例えば、国内株式の投資信託であれば、
株価が一定であっても基準価額は上がり続けると思う。

 その理由は、「株式には配当が付くから」

.

 例えば、A社の株を持っているとする。
その株価は1000円のまま、ずーーーっと動かないとする。
その株を30年間持っていて、損か得か?

 これは、株の売買による利益は出ないけれども、
配当が出る分だけ、利益が出ているはずである

.

 確定拠出年金による投資信託の場合、
「株の配当」は、そのまま再投資に回るのが一般的である。
なので、「配当」という目に見える形でお金は発生しないけれども、
その分を再投資に回した結果、「基準価額」が上昇するはず・・・。
 素人考えだけれども、たぶん間違ってないと思う。

 そう考えると、短期間で投資信託を売買するのはあまり好ましくない。
売買に手数料がかかることを考えると、かえって損
・・・と、投資信託の本には書いてあった。

.

 でも、私はあえて短期売買に挑戦してみたい。
「売買に手数料がかかる」のは一般的な投資信託の場合だ。
確定拠出年金の場合、売買に全く手数料のかからない投資信託がある。
 もちろん、失敗する可能性もあるし、塩漬けになる可能性もあるが。
それにしても、「基本的に右肩上がり」で基準価額が増えていくのなら、
長期的には取り戻せる可能性が高いんじゃないかな?甘いかな?

 投資信託の短期売買を行うとどうなるか、私が実証してやろうじゃないか。w

 もっとも「短期」といっても数ヶ月~1年単位での話
確定拠出年金では、投資信託の売買に時間がかかる。(3日くらい?)
なので、ピンポイントで相場を読むのは不可能だ。
大雑把に「上がった」時に売ることになるのかな。

.

 もちろん、全額でそういう遊びをするつもりはさらさらない。危険すぎ。
そうだなぁ、最大でも資産評価額全体の20%くらい。
その程度を、よりハイリスクな「短期売買」でやってみようか。
もっとも、すぐに「回せる」資金が尽きる可能性もあるが。それはそれで仕方ない。
損切りはまずしないから、相場を読み違えると3年寝かせることも十分ありえるし。

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肺炎球菌、Hibワクチンの接種見合わせ

 先週末のニュース。

 肺炎球菌ワクチン(小児用)、Hibワクチンの接種が、
一時的に見合わされることになった。
厚生労働省のページにリンクをはっておく。

http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/2r98520000013zrz.html

.

 これらのワクチンを接種した幼児が死亡するという事例が、
先月下旬から今月にかけ、4件発生したことを受けてのもの。

 今のところ、死亡とワクチンとの因果関係はわかっていない。
また、これらのワクチンを複数同時に接種したことと、
死亡との因果関係も、当然わかっていない。

.

 いくらなんでも、1ヶ月の間に4件ってのは多い。
肺炎球菌ワクチンも、Hibワクチンも、まだ認可されて1-2年であり、
この国では歴史が浅いこともあり、接種見合わせ、となった。
 実は、死亡例の中にはDPT(3種混合)ワクチンとの同時接種もあったが、
DPTは歴史が長いこともあり、接種見合わせにはなっていない。

 ただ、この問題は残念ながら長引きそうな気がする。
というか、答えが出そうにないというか・・・。

.

 まず、ワクチン接種と死亡との因果関係であるが、
たぶん、わからないと思う。「ふざけんな!」って声が出るだろうが、
どれだけ医学が進歩しても、わからないものはわからないんだ。
 タミフルと異常行動の因果関係だって、未だにわかっていない。
あれから何年も経っているのに。
発生頻度の著しく低い事象の因果関係は、はっきりさせるのが極めて困難だ。

 一応、どちらのワクチンも100万~200万くらいの接種者がいる。
そのうち、表に出てきただけで死亡例が4例。
表に出てきていないだけで、死亡例があるかもしれないが。

.

 なぜ、この時期に立て続けに・・・というのは、ある。
初期の情報では、生産LOTによる違いではないかと言われていたが、
調べてみると、生産LOTは結構ばらばらだったりする。

 おそらく、今年から接種に公費補助がつくようになった自治体が多いので、
接種した人数自体が今年から急増したため、と思う。

 ただ、この状況で接種を一時中止にしたのは、やむを得ないだろう。
客観的にみても、因果関係が否定できる人数ではないと思うし。
亡くなられた4人の子供のうち、心臓病などの基礎疾患があったのが、
(少なくとも)2人。全くの基礎疾患なし、といってもなぁ。

 たとえば、予防接種とは全く関係ない死亡の可能性もあるわけで。
年齢的には、乳幼児突然死症候群とかも考えられないわけじゃない。

 まぁ、疾患概念として、そもそもどうよ、という話もあるが、
年間150人くらいは乳幼児が原因不明で亡くなっているという
バックグラウンドがあったりする・・・。

.

 また、同時接種が問題なのでは?という意見もあったりする。
亡くなられた4例は、全て複数のワクチンの予防接種だ。
肺炎ワクチン+Hib+DPTという3種同時例まである。
 こういうことを始めたのも最近の話だろうから、評価が定まっていない。

 同時接種自体は、ワクチン接種スケジュールの都合上、というのもある。
この辺の話は、お母さんたちの方がわかるんじゃないだろうか。
肺炎球菌ワクチンもHibも、0歳児3回+追加1回というワクチンだ。
別々に接種すると、かなりハードなスケジュールになる上に、
子どもの体調によっては受けられなかったりもするわけで。

.

 ただ、私自身は「それほど重大な問題はないのでは?」と予想している。
日本では1,2年しか実績はないが、どちらのワクチンも
海外では長い実績がある。日本人特有の事情でもあれば話は別だが・・・。

 ただし、予防接種の副反応でありえない、という訳ではない。
予防接種の副反応かも知れない。
たとえば、「100万分の1の確率で死亡します」という事かもしれない。
その場合、予防接種を受けるかどうか?リスクとベネフィットの問題になる。

 Hibや肺炎球菌による髄膜炎は・・・正確な数字をもっていないが、
Hibでは、年間数百人が罹患し、数十人が死亡すると言われている。
予防接種の副反応と比べてどうか?

.

 これはもう、一般市民ではわかりようがない。
私でもわからん。専門家の判断を信じるしかないだろう。
素人判断は危険だ。
 予防接種を受けて、(まだわからないけど)副反応によって死亡するのと、
予防接種を受けないで、Hib髄膜炎で死亡する・・・。どっちが多いか?
そういう話になってくるからして。

 もう一つ。ゼロリスクは存在しないとも言っておく。
100%安全な予防接種など、ありえない
これは、医学がどれだけ進歩しようがまず不可能だと思う。
 存在しないものを求めても、無駄である。
そうなると、予防接種のリスクと、病気そのもののリスク、どちらを取るか?
子どもの親が、しっかりと判断するしかないだろう。

.

 2011.3.26追記

 結局因果関係は認められず、接種再開となるようです。

肺炎ワクチン、Hibワクチンの接種再開へ

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疑義照会にクレーム(その2)

 日曜日不定期連載の疑義照会シリーズ。

 前回に引き続き、疑義照会でクレームを受けたという例を紹介する。

<処方実例>

バイアスピリン錠100mg 1錠
アムロジピン錠5mg   1錠
クレストール錠2.5mg  1錠

分1朝食後 14日分

ユーロジン錠2mg 1錠

不眠時 14回分

以上

 患者さんは80歳の女性。近くの内科の医院からの処方箋。
実は、この処方実例は、正確ではない。(おぃ)
朝食後以外にもいくつか薬は出ていたと思うが思い出せないので。
ポイントは、最後の部分。

「ユーロジン錠2mg 不眠時」だけだ。

.

 もちろん、これだけでも全然問題にならない。

 問題なのは、この患者さん、他のクリニック(心療内科)にも通っている。
そちらの処方は・・・

 ユーロジン錠2mg 1錠
 ハルシオン錠0.25mg 1錠

分1 寝る前 14日分。

 この処方が、7日前に出ていること。
ユーロジンもハルシオンも、睡眠薬である。
一目みてわかるのは、ユーロジンが重複していることだ。

 片方が寝る前、もう片方が頓服の「不眠時」だから、
厳密に言うとありえない訳ではないんだけれども・・・。
両方とも同じ先生から出ているのであればともかく、
別々の先生から、全く同じ薬が出されるのは問題だろう。

 さらに、薬歴を確認してみると、事情がわかってきた。

.

もともと、この患者さんは内科の方だけにかかってきたが、
最近、睡眠薬を服用しても眠れないことが多くなってきた。
内科の先生も、色々と薬を変えて試してみたんだけれども、
どうもうまくいかない。
 そこで、内科の先生が、心療内科の先生を紹介したらしい。
その流れで、心療内科の先生を受診したのが7日前で、
ユーロジンにハルシオンが追加された、と。

.

 そういう状況なら、内科の先生が継続して睡眠薬を出す理由はない。
この患者さんの不眠に関しては、心療内科の先生が専門で診るべきだろう。

 というわけで疑義照会。薬が重複していることを内科の医師に伝えると、
すぐに、「じゃ、削除で」となった。
たぶん、「前回の処方をそのままコピーしちゃって、ユーロジン消し忘れた。」
ってのが真相なんじゃないかと思っている。

.

 ところが、問題はここからだった。
当の患者さんから、「なんで医師に連絡したのか?」と言われた。
患者さんは、そのままユーロジンを両方から欲しかったそうだ。

「でも、同じ薬を別の先生から出してもらうのはややこしくなりますし。
 両方服用すると、ユーロジンの量が多すぎます。
 不眠の症状については、心療内科の先生が専門なので、そちらで言ってください」

 と説明したんだけれども・・・

この薬局は、患者の意向を無視するのか!」と激怒された。

 でも、それで何かおこったら、確実に私の責任問題になる。
患者の意向よりも、安全を優先する。当たり前だ。
実はこの患者さんは、最近少しおかしいかな、というところがあった。
もっとはっきり書くと、認知症を疑っている。
 おそらく、内科の医師もわざわざ心療内科に紹介したのは、
その辺もあるんじゃないかな?と思っている。

患者さんには、「薬を安全に使っていただくために、必要なんです」で
押し通したけれども、納得していただけたかどうか。

.

 それでも、この患者さんのよかったところは、
ちゃんと両方ともウチの薬局に処方箋をもってきてくれたところだ。

これ、別々の薬局に行かれると、チェックをすり抜ける可能性がある。
お薬手帳をちゃんと活用できていれば、防げる可能性は高まるけれども、
手帳を活用していない人だと、そのまま重複してしまう可能性は高いな。

.

 ま、なかにはそれを知っていてあえて手帳をもたない人もいるんだが。

 以前、同じように睡眠薬が重複していた人に注意したところ、
「うん、こっちの薬は、お父ちゃんの分やねん。」と堂々と言われた。(苦笑)
いや、それでも重複だから疑義照会で削除してもらう必要がある、と言うと

「わかった。じゃぁ、そっちの処方箋は別の薬局に持っていくわ。」

 ・・・・・。通報してやろうか。

.

 それはさておき。
このケースでは、いくら患者さんに恨まれようが疑義照会すべきである。
ぶっちゃけ、疑義照会しなかったら医師に怒られる。(苦笑)
保険薬剤師としても問題だし。
 トラブルになることもあるし、面倒なこともあるんだけれども、、
「それが薬剤師の仕事」なんだから。

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いつの間に??

 娘の話。

 娘は、ひらがなは、ほぼ完璧に読めるようになっている。
書くことは・・・8割がたOK.
ときどき、左右反転した変な字を書くこともあるが。

.

 娘の(同い年の)友達は、もうカタカナも読めるらしい・・・。
また、別の友達は現在カタカナ勉強中とか。

 そんな話を聞いて、嫁は「そろそろウチも勉強させるか」という
話をしていた。私は生返事で聞いていたが。

 まぁ、本人が興味を持っていれば勉強させてもいいかな?くらいに
思っていたんだけれども・・・。

.

 と、こ、ろ、が・・・

 私がパソコンで動画を見ているとき。娘がそばにやってきて・・・
絶対に知っているはずがないカタカナ単語をすらすらと読んだ

私「あれ、カタカナ読めるの??」

娘「まだ、全部は読めないよー

.

 他の単語で確認してみたところ、どうも7割くらいは読めるようだ
間違い方にしても「イ」と「ト」とか、「シ」と「ツ」とか、
まぁ、難しいよね、というもの・・・。

 この娘は、親に教わるまでもなくカタカナを読める・・・。
小さい頃から色々と親を驚かせてくれる娘だけれども、
これは久々にびっくりした。w

.

 家、というか親の目の届く範囲で勉強した形跡はない。
ってことは、幼稚園に行っている間しかないけれども、
幼稚園で教えていることもないだろうし。(まだ、年少だし)

 推測するに、幼稚園で(自主的に)覚えたんじゃないかと
カタカナを勉強している友達と一緒に勉強した・・・
としか考えられないな。

 幼稚園の生活をあまり話してくれないのでわからないけれども。
誰か「先生」が教えてくれているのかも知れない。
年中さんや年長さんのお友達から教わっているのかも。

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大学入試カンニング?事件

 ニュースより。

 入試の内容を、試験時間中にYahoo知恵袋に投稿していた問題で、
偽計業務妨害容疑で、予備校生が逮捕された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110303-00000121-mai-soci

 どうも、現時点でわかることは本気で、ただの「カンニング」らしい。
なんでただのカンニングでここまでの騒ぎになるのか・・・。

.

 しかも、やり方としては巧妙というより、むしろ稚拙だろう。
実際、問題になってから1週間で逮捕されてしまった訳で。w
それでも、すでに「やられた」後の大学もあったらしいから、
成功する可能性もあったってことか。

 これ、インターネットや掲示板は問題ではない。
むしろ、そんなもんを使ったから、足がついてしまった、というべき。

例えば、妨害電波を流して携帯がネットに接続できなくしたところで、
「携帯電話」という端末が生きていれば、簡単なカンニングは可能だ。

.

 例えば、「漢字の変換」なんてどう?
国語の問題で、どうしても漢字が出てこない。ど忘れ、ってこともある。
そんな時、私は日常でも携帯を使うことがあるぞ。

 もっと計画的にやるならば、前もって携帯の中にデータを隠し持っていれば、
ネットに接続するまでもなく見ることは可能だろう。
無尽蔵にデータが入る「カンニングペーパー」として使える。

.

 もちろん、そんなことに手を染めるような人間はごくごく一部だろうけど。
結局、ネットなんかなくたって携帯電話さえあれば、
そして、それを試験監督に見つからずに操作できるのであれば、
カンニングなんか簡単だってこと。
 実際、今までにも見つかっていない例があってもおかしくないよ。
今回、逮捕された人間は、やり方が稚拙すぎただけだ。
もっと本気でやろうと思えば、知恵袋なんて使わずに
信用できる人間にメールで聞けばいい訳だから。

.

 完全に防ごうと思うのであれば、携帯をなんとかするしかないだろう。
難しいとは思うけれども。

 どうしても難しいのであれば、カンニングしても有利にならないような
問題を設定するしかないな。
 わかりやすいのは、試験形式を小論文にしてしまう、とか。
入試ではなく、大学内の試験であれば、「何でも持込OK」な試験もある。
知識ではなく、考え方を問うような問題にしておけばよい。
・・・採点は大変だろうけど。w

.

 今回の予備校生が、どこまでの罪に問われるかはわからないけど。
業務妨害、ってのはちょっとやりすぎじゃないか、と思う。

 ただ、カンニングが見つかった場合の罪をド派手にしておくってのも、
カンニングに対する抑止力にはなるんじゃないかと思う。
 高校ではどうだろうなぁ?
大学の場合では、見つかったら全単位没収くらいは普通にある。
その場合は大学にもよるけど、ほぼ留年確定だろう。w
一年分の授業料(ウン十万)が罰金、ともいえるな。

.

 でもねぇ・・・。そこまで危ない橋を渡ってまで入る価値のあるとこか?w
一流大学に入ったところで、卒業しても就職できない人間はいるんだぞ。

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前期高齢者の負担割合(平成23年以降)

 過去2年間、この時期にこの話題を書いているような・・・。

 今年は、あまり書く気はなかった。
去年の秋に、ニュースで「方向性」だけは発表されていたからだ。

 厚生労働省は、前期高齢者(70歳~74歳)の負担割合に関して、
平成25年度から段階的に2割に引き上げる方針、と言われている。

 段階的に、というのは、平成25年度までに70歳になっている人については、
原則ずっと1割負担。(もちろん、現役並所得があれば3割負担)
それ以降に70歳になる人については、原則2割負担、とするという方法。

 ようは、いったん「一割負担」になった人が「二割」になることはない、ということ。
まぁ、反発を起こさない方法としては賢いと思うが。

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 ところが、あらためてこの記事を書こうと調べてみると・・・
やっぱり(案の定?)しっかりした根拠がないんだよなぁ。
「70歳 2割」くらいで検索をかけると、
上で紹介したような内容のニュース記事はひっかかるんだけれども、
これは「厚労省が方針を決定した」というニュースであって、
「そのように決まった」というニュースではない。

 となると、やっぱり公的な情報に乏しいなぁ、と思うわけで。
まぁ、前述の「方針決定」を信じるならば、(ニュース記事を信じるなら)
平成25年まではずっと原則1割据え置きっとことで問題ないと思うが

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 しかし、この問題も迷走しているよなぁ・・・。
なんですぱっと2割負担に踏み切らなかったんだ。
もともとは、平成20年から引き上げる予定だったはずだ
それを延期、延期で引き伸ばしている。
 その間の医療費は、いったい誰が穴埋めしているのか。
保険料や税金。もっと分かりやすく言えば、
「若い世代」に負担を押し付けているに過ぎない。
なんで、若い世代は怒らないんだろうね?無知だからか、政治に関心がないのか。

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スイッチングと利益確定

 水曜日なので、確定拠出年金(401K)に関する連載。
私の会社で実際に制度が動き出すのは4月だから、あと一ヶ月か。

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 確定拠出年金での重要なキーワードとして、「スイッチング」がある。
これは、資産の割合を変更すること。

 例えば、資産の20%を海外債券でもっていたとして、
それを全て売却して国内債券に投資する、とか。
預け換え」とも言えるな。

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 これは、毎月の掛け金で何を買うかとは、また別物だから注意が必要だけど。
今までにたまった資産を別の商品に移動させるのがスイッチング
掛け金を何に投資するかは、また別の操作になる。

 運営会社によってはスイッチングの回数に制限があったりするかも知れないが、
私の場合は、スイッチング無制限である。

 ただし、運用商品によっては、手数料がかかったり元本割れすることもある。

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 例えば、販売手数料のかかる商品に変更する場合はお金を取られるし、
商品を売却する際に手数料がかかる商品もある。

 定期預金の場合は途中で解約しても、利率が下がるだけで元本は保証だけど、
保険商品の場合は、状況によっては元本割れする可能性はある

 なので、無制限だからといってばんばんやると、どんどんお金が減るってことも。

 どのパターンで手数料がかかるかは、しっかり抑えておいた方がいい。

 私の場合は・・・
使用する予定の4つの投資信託は、全て販売手数料はかからない
ようするに、買う時は気にしなくてよい。

 ただ、債券の投資信託2つは、売却時に0.1%の手数料がかかる。
なので、債券に関しては売るのは少し損ってことになるな。

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 もうひとつ、「利益確定」というキーワードがある。
例えば、株式の投資信託の価値が上がり続けて、相当な利益が出ている時。
ここで売ってしまえば、(定期預金などにスイッチすれば)利益が確定する。
 もちろん、売らずに値段が上がり続ければ、利益はどんどん増えるわけだが、
万一、大暴落して半値になったりしたら、利益がふっとんでしまう

 これは、終戦間近の50代になると大事になってくるな。
少しずつ、リスクの高い資産からリスクの低い資産にスイッチングをして
「利益確定」させる訳だ。
 別に「損失確定」させてもいいけど、あんまりメリットない。w
例えば、10000円だった基準価格が8000円になった投資信託があったとする。

 株だったら「損切り」といって売ることもありえるけれども
長い目で見る投資信託なら、10000円に回復するのを待つという手がある。
ひたすら落ち続けたら成す術はないけど、
今までの歴史上でそういうことはない・・・。
いつかそのうち、上がってくるさ。たぶん。w

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左利き疑惑

  どうも、息子は左利きじゃなかろうか?
食事を食べるときは、左手・・・というよりは、両手を使う二刀流だから
わかりにくいけれども。

 エンピツを持つのは、左の方が多い気がするんだよなぁ・・・。
まだ、確信を持つまでには至っていないが。

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 左利きって遺伝するのかな?

 嫁は、基本的には左利きだ。小さいうちに矯正されているので、
エンピツやお箸を持つのは右手になっているけど。(でも、包丁は左)

 身近なところでは、私の姉もそうだし。

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 仮に左利きとして、矯正するかどうか・・・?
現代ではどうなんだろう?あえて矯正しない方が多いかもしれない。

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