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ドル・コスト平均法

 毎週水曜日の確定拠出年金(401k)についての連載。

 今回は、用語解説として、ドルコスト平均法について。
これは、確定拠出年金に限った話ではなく、
積立タイプの投資全般に出てくる用語であるが。

 毎月、同じ商品を、あらかじめ決めてある一定の金額分だけ購入し続ける方法
のことを、ドル・コスト平均法(DCAと略すこともある)というらしい。

 こうすることで、価格変動のリスクを減らすことができる。

 もちろん、投資対象の商品は値動きするが、
「毎月一定額」を買い続けると、その基準価額が安い時ほど多く、
高い時ほど少なく購入することになる。
 結果として、平均すると平均よりも格安で購入できる、という方法。

 確定拠出年金は、その仕組み上ほぼ自動的にドル・コスト平均法がおこなわれる。

 デメリットとしては、相場が一直線に上昇したり、下降したりする局面では
ドルコスト平均法は不利である。
ずーっと相場が上がり続けるなら、最初にどかんと購入した方がよいに決まっているし、
相場が下がり続けても、購入し続けることになるため被害がどんどん大きくなる。

 だが、確定拠出年金の場合は10年以上の長期投資であるために、
このデメリットはそんなにない。何十年も相場が下がり続けるようなことは、
ちょっと考えられない。絶対におきないとは言えないけれども、
まぁそんな事態が発生すればそもそも、投資に手を出すこと自体が間違いだ。w

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 これさえあれば万能、という投資法ではないけれども。
(というか、そんな投資法は世の中に存在しないだろうよ。)
素人がやりやすく、かつそれなりに効果があるのだろう。

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