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2011年6月

暑すぎる・・・。

 今日で6月も最後。

 というか、まだ6月と言うのにビックリだ。
今年は梅雨入りも早かったが、梅雨明けも早い。

 先週くらいから、まともに雨降っていない気がするぞ。
もっとも、それ以前には降りまくっていたから、帳尻はあっているが。
この、「少し早い夏」は、色々と問題が・・・。

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 クソ暑いけど、プール開きはまだ・・・。
学校や幼稚園ではもう始まっているだろうけどさ。
6月のプールって、少し寒いようなイメージがあるけれども、
今年に限って言えば全然そんなことないだろ。w

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 雨が多くて、子どもと外に遊びに行けない、と嘆いていたのがついこないだ。
今となっては、暑すぎて外に出る気がしない。w
水遊びできるような場所があればいいんだけれども、
そこに「まだ6月」という壁が立ちはだかる。(苦笑)

.

 今年の夏も暑くなりそうだ。熱中症には注意が必要。
節電でエアコンをつけられないのなら、
涼しい場所に避難すべきだと思う。

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ぐりとぐら

 水曜日は絵本の話。

「絵本」と聞いて、私が真っ先に思い出したのは「ぐりとぐら」だ。
もちろん、私が子どもの頃に読んだ絵本だけれども、
今でもバリバリ現役である。

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 やっぱり、大きなカステラを作る話は強烈に印象に残っている。
そりゃ、ねずみから見たら大きなカステラになるよなぁ・・・。

 絵も話も好きなんだけれども、
言葉自体にリズムがある。意外にリズム系だったりする。

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 ぼくらのなまえは ぐりとぐら
 このよでいちばん すきなのは
 おりょうりすること たべること
 ぐり ぐら ぐり ぐら

 うーん、きれいに8音+5音。この、耳に心地よい感じもすばらしい。

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 あとは細かい話。

 ぐりとぐらシリーズを読むときに気をつけるのは、
絵をみて、「どっちがぐりでどっちがぐらか」を考えることだ。
実は、色を見れば一発でわかるんだけれども。w

 服や帽子が青いのがぐり、赤いのがぐら。

でも、本文中で明示されていることはない。
もっともタイトルでは「ぐりぐら」のように色分けしてあるんだが。

基本的には、本文を読めばどっちがぐり、どっちがぐら、とわかるようになっている。

.

 ところで・・・あの手順でカステラってできるんだろうか?
そんなに簡単にいくとは思えないんだけれど。

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さすがに薬剤師の娘

 小ネタ。

 医療用医薬品にも、イメージキャラクターがいる。
版権モノ(なんかこういうと、別のイメージがあるがw)も多いんだけど。

例えば、アルツハイマー治療薬のアリセプトは「ちびまる子ちゃん」
(というより、ともぞうだろ、という声の方が・・・。w)

 鉄腕アトム(これもエーザイだなぁ・・・)もあったなぁ。

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 オリジナルキャラで言うなら、やっぱり「ケロちゃん」だろう。
でも、こっちは医療用というよりも、OTC(市販薬)のイメージの方が強い。

 医療用のオリジナルキャラクターで、もっとも有名なのは、
おそらく「セフ美」と「ゾン太」ではないかと思われる。

 町の小児科でカレンダーを探してみよう。
セフ美とゾン太の入っているカレンダーが見つかる・・・んじゃないかと。

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 何の薬かというと、抗生物質。「セフゾン」である。
セフゾンだから、セフ美とゾン太。ああ、なんて安直なネーミング。
元々は、藤沢薬品の薬だったんだけれども、山之内と合併してアステラス製薬になった。
二人(?)とも、そのままアステラスに移籍して活躍している。

 色々と、販促用のグッズもあったりして・・・。
かなり昔のものだと思うが(最近はそんなとこに金かける企業少ないから。)
身体を洗う用のスポンジがあったので、子ども達に使ってみた。

 娘に聞いてみる。
「このキツネさんの名前知ってる?」

「ゾン太くん」

・・・知ってるか。さすがに薬剤師の娘だ・・・。

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 さて、元々のセフゾンという薬についても触れておこう。
第三世代セフェム系の抗生物質。カプセルと小児用細粒があるんだけれども。
特に、子どもに対してよく使われたように思う。

 それは、薬効そのものはさておき、、味がおいしい、というその一点に尽きる。
「ウチの子は、セフゾンなら喜んでのむんです」という声を何度か聞いたことがある。

 子どもに薬を飲ませるのは・・・結構大変なこともある。
「おいしい」というのは、効果がよいのと同じくらい大きいポイントだったと思う。

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 さて、なぜ過去形かというと、最近ではほとんど使われないからだ。
なぜか?大量に使われた結果として、耐性菌が増えてしまったから。
昔ならともかく、今、セフゾンが効くイメージが全くなかったりする。

 全く何の根拠もない話ではあるが、セフゾンがもう少しマズければ、
薬としての寿命はもっと長くなったのではないか?とも思ったりする。
味がよいのは、本来いいことなんだけれどもなぁ。

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35万ヒット

 このブログの記録。
気がつけば、総アクセス数が35万を超えている。
このところは、5万ヒットごとに記録を残しているので、
一応、ここに書いておく。

2006/04 ブログ開始
2008/09 5万ヒット
2009/10 10万ヒット
2010/05 15万ヒット
2010/11  20万ヒット
2011/02 25万ヒット
2011/04 30万ヒット
2011/06 35万ヒット

 25万から30万と、ほぼ変わらないペース。(2ヶ月で5万)
アクセス数の増加はほぼ収まっている。むしろ下がり気味かも。
ただ、時々スマッシュヒットな記事があると跳ね上がる。
(最近では、チラーヂンとかアクトスとか)

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 なぜか、googleの検索順位が高い傾向にある。
たとえば、別のブログの記事を参考にして、似たような記事を書いても、
こっちの方が検索順位が高かったりする。(苦笑)
パクっている訳ではないけど、ちょっと申し訳ないような。

 最近の傾向として、一回あたりの閲覧ページ数が異様に多い(3桁!)人がいる。
たぶん、何かの拍子で着てくれた人が、隅々まで読んでくれているんだろう。
記事の数は異様に多いからな。(苦笑)
 そういうのも、アクセス数の増加につながっているんだろう。

 このペース(2ヶ月で5万)が続けば、年内に50万いくけど・・・
まずそんなことにはならないと予想する。w

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アクトスと膀胱がん(続報)

 先日、当ブログでもアクトスと膀胱がんのリスクについて。

アクトスと膀胱がん」(2011.6.14)

その後の情報を少しまとめておく。

 まずは、朝日新聞から。

糖尿病治療薬アクトス、膀胱がん患者への使用制限求める

以下、一部引用

武田薬品工業の糖尿病治療薬アクトスが長期服用で膀胱がんの危険性が
高まる可能性があると米仏で指摘された問題で、厚生労働省の調査会は
23日、膀胱がん患者への使用を控えるよう医師らに求めることを決めた。

.

引用終わり(強調は引用者)

 なぜ新聞報道の方が早いのかは謎だが・・・。
一応、武田薬品からもニュースリリースが出ている。

欧州におけるピオグリタゾンに対する措置について

.

一部引用

欧州医薬品庁(EMA)は、6月20日から24日まで開催中の欧州医薬品
評価委員会(CHMP)の月次会議の結果、2型糖尿病治療剤ピオグリタ
ゾン塩酸塩(一般名、以下「ピオグリタゾン」)を含有する製剤による
膀胱癌の発症リスク増加の有無について、継続検討していく旨を公表し
ました。従いまして、従来のピオグリタゾン製剤の使用方法について、
現時点ではEMAの方針に変更はありません

引用終わり(強調は引用者)

.

 当初は、今月の時点で結論が出るんだと思っていたが、
なぜか結論は先送りにされたらしい。(理由は不明)

 とりあえず、ヨーロッパとしては、フランス、ドイツを除いて
これまでどおりの状態が続く、というわけだ。

日本では、膀胱がん、またはその既往がある患者さんに対しては、
原則として投与しない方向にすすんでいる。
実はこれ、アメリカFDAの決定とほぼ同じである
アメリカも、それほど厳しい規制はかけなかった訳だ。

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 以下、武田のMRから聞いた言い訳。

「そもそも、膀胱がんのリスクは10万人あたり7人程度。
リスクがあるとしても、その7人が8人になるくらいである。
アクトス服用によるメリットは、明らかにリスクを上回る。」

.

 ほんまかいな?と思ったので、自分で調べてみた。
国立癌研究センターのHPの中に、最新がん統計というページがある。

.

 調べてみたところ・・・

  うーん。10万人あたり7人ってのは、死亡リスクのみだろ。
罹患リスクで言うならば、男性のみで10万人中20人だ。
ちなみに、女性のリスクは10万人中6人。もともと、膀胱がんは男性に多い。
女性に関しては、アクトスによる膀胱がん増加は認められていない。

 男性のみ、10万人あたり20人を採用するならば、ハザード比1.2を採用すると、
20人が24人になる。男性10万人当たり、アクトスでがんが(増えるとして)4人。
これが多いか少ないか・・・。

.

 肺がんや消化器系のがんに比べれば圧倒的に少ないけれども。
男性では、肺がんの罹患は10万人中93.4人。胃がんで128.5人だ。
マクロな視点から考えれば、それほど気にする必要はないのかも知れないが、
それでも気になる人は気になると思う。
 私の感覚では、少なくとも放射線被害よりは発がん率は上がりそう。

 気になるのであれば、アクトスを使わないという選択肢もありだろう
ただ、アクトスを使い続けるという選択肢も残すべきだと思う。

.

 私の周りの医療機関では、さほど気にすることなくアクトスを使っている。
ただ、患者さんが気にされる場合は変更する、、らしいけど。

 武田のMRさんに聞いたところでは、何に変更するか?
やっぱり難しい問題になるらしい。そりゃそうだろうな・・・。
アクトスのみでコントロールしているような人であれば、
まだ何とかなるかもしれないけれども、
 アクトスの他にBG系やSU系も併用しているような人であれば、
ひどい場合だと「アクトスやめてもいいけど、インスリン注射にする?
なんて言われる可能性もない訳ではないし。

 結局、リスクとベネフィットを天秤にかけるしかないだろうな。

.

 今のところ、公式には武田さんはリスクを認めてはいないけれども、
私の感想としては、おそらく膀胱がん増加リスクは少しはあるだろうと
思っている。

 なぜ膀胱がんリスクが高まるのか、作用機序はわからないが、
作用機序がわからなくても、統計的に有意差があるのであれば
「リスクがない」とは言えないだろう。

.

 さて、こんな状況ではあるが、アクトスのジェネリック医薬品が、
続々と発売されている。(苦笑)
訴訟問題もあるけれども、現場はそんなもん知ったこっちゃ無い。
メーカー同士でやりあってくれればいいさ。こっちは善意の第三者だ。

 

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不規則な睡眠時間

 最近、睡眠時間がまちまちである。
日によって寝る時間がかなり異なる。

これは、主に勤務シフトの影響による。

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 もっとも、勤務シフトによって寝る時間を変えるのはいつものこと。
というのは、翌朝、早く起きる必要があれば、早めに寝る。
それだけのことだった。

 ところが、最近の傾向は・・・
帰宅が遅い(午後9時を過ぎる)日は、遅くまで起きているが、
そうでない日は、異様に早く(9時くらいに)寝てしまう、というもの。w

 ようするに、子どもと一緒にベッドに入ることができる状況だと、
そのまま子どもと朝まで寝てしまうことが多くなっているってことだ。

.

 体力に余裕があれば、子どもだけ先に寝かした後で、
自分だけ起きて、パソコンいじる、なんてことも可能なんだけど。
体力に余裕がない=疲れている状況だと、一緒に寝てしまう。

 日曜日、子どもといっぱい遊んだような日は特にそうだな。
日曜日にも関わらず夜9時前に就寝、とか。w
もったいないよなぁ・・・。

.

 ようするに、仕事するよりも子どもと遊ぶほうが、
(身体的には)よっぽど疲れる、ということなんだろう。w

.

 あまりにももったいないので、翌朝、一人早起きしてパソコンに向かうと、
たいてい、同じくらいの時間に息子が起きてきて、ゆっくりはできない。

まぁ、健康的でいいんだけどね。

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虫さされには・・・

 虫さされには、ムヒ・・・。

 いや、別にウナコーワでもいいんだけれども。

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 前の夜中、大量に蚊にさされて目が覚めた。
ものすごくかゆい。でも、どこを探してもかゆみ止めがない。
去年使ったやつがあるはずなのに。

.

 実は、市販薬ではない医療用の塗り薬なら色々ある。
何かの時に処方してもらったものの残り。

 しょうがないので、リンデロンV軟膏を使ったけれども・・・。
すぐにはかゆみがおさまるわけもなく。。

.

 虫刺され、特に蚊に刺された場合は、市販薬の方がよいと思う。
かゆみや炎症を鎮める成分としては、医療用の薬(ステロイド)の方が
よっぽど効果があるんだけれども・・・

 即効性に劣る。

 「かゆみにムヒ」のムヒの何がいいかっていうと、
メントール、カンフルが入っているところだ。

 とりあえずスーッとするので、かゆみがごまかせる。w
かゆみ止め成分自体は大したことはないんだが。

 虫刺されの場合、この「とりあえずごまかす」の力は強いぞ。
スーっとしないかゆみ止めだと、効いてくるまでがまんできない。

.

 医療用でも、メントール、カンフルを配合している薬もあるんだが、
一般的には肩こりに使用されることが多いな。

「スチックゼノール」だ。

 サロメチール、メントール、カンフル・・・。スーッとする成分しか入ってない。
抗炎症作用がないわけじゃないけど。

 ちなみに、この薬の効能には、

下記における鎮痛・消炎
打撲、捻挫、筋肉痛、関節痛、骨折痛、虫さされ

.

 と書かれてある。虫さされにも効くんだ。w
対症療法というか、ほとんどごまかしみたいな薬なんだけど。

 同じような薬で「スミルスチック」という薬があるが、
こっちはちゃんと「フェルビナク」という消炎鎮痛剤が配合されている。

・・・でも、スチックゼノールの方が好きって人、絶対いると思うぞ。

スミルスチックは、虫刺されには効かない。
(いや、スチックゼノールも根本的には効かないと思うが。w)

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絵本の読み方

 水曜日の絵本連載第2回目。
だけど、今回も絵本の紹介じゃなくて、読み方について。

 正直、絵本の読み方なんて好き好きだと思うんだけれども、
いろいろとやり方などはあるらしい。
まぁ、気になる人は自分で調べるがよし。

.

 よく言われるのに「あまり感情を入れない」というのがある。
実際問題、感情を入れて読んであげた方が、子どもの受けはいいんだが、
これをやると、次のステップに進みずらくなる。

 ようは、絵本を「読む人」の方を面白いと思ってしまって、
「絵本」そのものを楽しめなくなってしまうんじゃないか?と。

 私としても、最終目標は子どもたちが自分で絵本を読んでくれること、
なので、そういう傾向はよくないよなぁ、と。
ただ、あまりにも棒読みだとこっちもつらいので、それなりに。w

.

 あと、私が変に悩んでしまったのが、
「原作に忠実にあるべきかどうか」という問題。
絵本だって、一つの作品である以上、勝手に改変するのはどうだろう?と。

 でも、どうしてもわかりにくい部分とかはあるんだよなぁ。。
そういう場合は、解説を入れるのも面倒くさいので、
言葉自体を変えて読んでしまうこともしばしば。
 これってどうなんだろう?
絵本作家からみたら、ちゃんと言葉まで考えているんだから
忠実に読んでほしい、と思うだろうか??

.

 ただ、対象年齢の問題もあるし、何よりも時代が違うのもあるから。
(過去の名作絵本なんて、30年前の作品とかザラだ。)
その時代の子にはわかりやすくても、今の子にはわかりにくい表現も
あるだろうし、ね。

 まあ、あまり深く考えずに楽しく読むのがいいんじゃないだろうか?
大人も楽しく読むのが、一つのポイントだとも思うし。

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父の日は何もなし・・・。

 昨日は父の日だったんだけれども・・・。

 特に何もなし。

.

 ここのところ、娘の体調がよろしくない。
おなかが痛くなったり、熱が出たりを繰り返している。

昨日も、本当は幼稚園で行事があったんだけれども、
朝の時点でもまだ熱が高そうだったので、お休み。

.

 もっとも、熱はあるんだけれども、本人は至って元気。

 とはいえ、先週からずっと何やかやと体調不良が続いている。

・・・というか、2,3週間前から、誰かしら調子悪いな。
今年もホタルは見に行けず。
天気も悪いけど、体調も悪い、うまくかみあわないな。

.

 幼稚園で作ったらしき工作はもらったけど。。

 どうせなら、一緒に幼稚園の行事に行きたかったなぁ。
一年に一度しかない、父の日なんだから。

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やりがちな失敗

 久しぶりの疑義照会シリーズ。

 ・・・といっても、大した内容ではなくて、
疑義照会の時の心構えというか・・・。
まぁ、やりがちな失敗を紹介する。

 さっそく処方実例

 患者さんは10歳の男の子。

<処方実例>

アタラックスP散(10%)       2.5g
1日1回 夕食後 1日分

ジルテックドライシロップ1.25%  0.4g
1日2回 朝食後と寝る前 3日分

 以上。

.

 答えなしで考えたい人のために、
少しスペースをとっておくことにする。w

 たわいもない話でも書いておこう。

.

 だいたい・・・

.

 実際の疑義照会って

.

 こういうさ・・・

.

 なんというか・・・

.

 しょーもない

.

 としか

.

 いいようがないような

.

 初歩的な、、

.

 ミスが

.

 多いんだよね・・・。

.

.

 でも、、

.

 油断してると・・・

.

 足元をすくわれる

.

 ってことも

.

 ないわけではないので・・・

.

 やっぱり、、

.

 注意が必要。

.

 スペースのための

 無駄話は、、

 これくらいでいいかな??

.

 というわけで、本題

 まず、この患者さんがこられたのは夜7時くらいである。
一目見て、「何じゃこれ??

 なんだけど、一番目を引いたのは・・・

 アタラックスP散が1日分ってどういうことさ?

.

 あんまり、薬を1日分だけ出す先生っていないんだけど。

 これは、もう調剤に入る前に患者さん(というかお母さん)に、
確認を取った。先生からどう聞いてますか?と。

 すると、

「アタラックスは、今日帰ってすぐに服用。
 ジルテックは明日から服用」とのことだった。

 症状は・・・勘のいい人なら気づくだろうけれども、
じんましんである。

 なるほど、そういうことならありえんことはないか・・・。
とりあえず、今は強めのアタラックスを使って、
翌日からジルテックってのは、わからなくもない。

 併用するってのはちょっときつすぎるしなぁ。
できれば、処方箋に書いておいてくれるとありがたいけど、
まぁ、それは聞けばわかる話だから、それはよしとしよう。

.

 で、実際に調剤をしようと思って、ふと気づく。

・・・アタラックスP散って、こんな量で出るか??

あんまり使わない薬だから、ちょっと気づくのが遅かった。(苦笑)

.

 アタラックスP散(10%)の2.5gってことは・・・
力価で言うと・・・250mg

 うん、明らかにおかしいな。
添付文書を読むまでもない

.

 小児薬用量を考えるときに、ひとつの目安となるのが大人量。
もちろん、大人は散剤使うことはめったにない。
アタラックスPはカプセルで・・・25mgだよなぁ。50mgもあるけど。

 どう考えても、10カプセル分の薬を子どもが服用することはありえない。
年齢から考えると、25mgでも多いかな?と思うくらいだ。(大人量だから。)

 ここで、疑義照会となった。

結果、ドクターが一桁間違えていたことが判った。
25mg出したかったようなので、「それなら、0.25gです」
で一件落着。

.

 ・・・と思ったら甘かった。w

.

 ジルテックドライシロップ、0.4gってのは・・・
10歳の子どもにしては少ない・・・。

.

 まぁ、少なくてもそんなに問題はないとは思うんだけれども、
10歳であれば1日0.8gが普通。半分しか出てない計算だ。
一桁間違えて10倍いくよりも、はるかに安全だとは思うが、
これもやっぱり、疑義照会必要だわな。

 結果、1日0.8gに変更。

.

 というわけで、一人の患者さんで2回疑義照会してしまった。
待ち時間が異様に長くなってしまった・・・。これは、失敗。

 もちろん、医師のミスではあるんだけれども、
こっちだって一回目で両方とも聞いておけば
時間短縮になっているわけで。

.

 教訓としては、
間違いは一つとは限らない」ってことだ。
なので、疑義照会するときは、処方をくまなく見て、
他に問題がないことを確認してから、というのがセオリーだろう。

.

 用量の間違いはあまりないけれども、
先生が薬を出し間違える(と、患者さんが言う)ことはよくある。

「お願いした薬が出ていない」とか「これは今回はいらない」とか。

 こういう場合も、最初に言われたときにすぐに電話するのはよくない。

「いやぁ、その薬ださへんって先生言ってたのに、ちょっと確認して。」

 と言われて、電話して削除してもらった後に、追加で、

「あ、あの薬が出てへんわ、も1回確認して。」

 ・・・となることもある。(苦笑)
なので、最初に電話する前に「他に問題がないか」を確認するほうが、
お互いのためである。

.

 さて、もう一つ教訓。

 これは、疑義照会というよりは、調剤過誤にもつながることなんだが。
一つのことに気をとられると、失敗する」というのがある。

 たいがい、ミスと言うのは連動しておこる。
ミスの原因になるのは、「他のミスに気をとられる」ことが多い。

 こういうことがあったから、そっちに注意をしていたら、
実は同時にこういうミスもあって・・・というパターン。
 統計を取った訳ではないけれども、このパターンは結構多いと思う。

 一つのミスをカバーして安心してしまう、その隙をつかれる、という・・・。
常に集中力を切らしてはいけない。
薬剤師はある意味、最後の砦だから、
失敗は許されない。。

.

 今回のケースでは、そこまでの大失敗ではないけれども。
でも、失敗する典型的なパターンだと思った。

 ヘタな薬剤師なら、そもそも「1日分」に気をとられて
アタP2.5gを出してしまう可能性は・・・ないと信じたいが。

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安心のためのコスト

 ニュースより。

 福島第一原発の事故を受けての放射線の問題で、
首都圏でも、条件を変えての放射線測定のニュースが相次いでいる。
文部科学省が測定しているのだけれども、自治体独自でやるケースだ。

一つだけニュースにリンクしておく。

放射線量が最大3倍

以下、一部引用

福島第1原発事故を受け、川崎市は今月10日から放射線量を独自に測定し
始めたが、14、15日に公表した速報値は通常の大気調査の最大約3倍とな
った。新たな調査は地表により近い場所で測定しているだけに、幼い子ども
を持つ保護者からは「子どもが遊ぶ高さで継続的に測定してほしい」といった
声が上がっている。

引用終わり

.

 とりあえずの私の感想。

首都圏がやばいことになってたら、福島はどうなるのよ??

 なんで、自分のことしか考えられないんだろう・・・。

.

 ここまでの経緯をかいつまんで書くと、
文部科学省が毎日のように発表していた放射線量のデータ。
実は、測定する高さがバラバラという問題があった。

 地表1mで測定しているところもあれば、
もっと高いところで測定しているところもあった。
 放射性物質が降下して、地表に積もっている・・・と考えるなら、
地面に近いほど放射線量は高くなるはず。
また、実際に生活しているのはどこかっていうと、
地面に近いところな訳で。
地上12mのデータって何よ?っていうのはわからんでもない。

.

 引用したニュースでは、地面に近いところでは、3倍の数値がでていた、
ってことなんだけれども・・・。
それでも、0.14μSv/h。健康に影響のあるわけはない。

 ちなみに、世界平均で0.27μSv/hだ。やれやれ。
世界平均よりも低いってことは、放射線が怖い人は
むしろ日本に集まるべきじゃないか?

 もっとも、上記リンクではこの数値を「安全」とは見れないようだけど。

.

 なんというか・・・。地表で計測しても大したことはないってのは、
十分に予測できると思うんだが。
もっと原発に近い地域のことを考えてみればわかるだろうに
これはもう、「安全のため」というよりは「安心のため」だな。
理屈じゃないんだろう。

 しかし、これらの計測にしてもコストがかかっていることを
忘れないでもらいたいと思う。
新規に測定器を購入したような自治体もあるかも知れない。
そうでなくても、間違いなく人手は割いているわけで・・・。

.

 個人(あるいは団体で)測定器を新たに購入して、
子ども達の安全を守る・・・みたいな話もあるけどさ。いやはや。

.

 そんな金があるなら、被災地に送れ!

.

 いや、原発に近い地域でやる分にはこんなこと書かないけど。
首都圏でやるのって、どうなの?
そのコストを、ぜひ、ほかのことに使ってもらいたいと思うけど・・・

.

 結局のところは、国や文部科学省が信用されてないことが
原因のひとつとして考えられる訳で。
もはや、ため息しか出ないな・・・。

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がんが治った?と言っても。。

 世の中には、「○○でがんが治った!?」というような宣伝文句をよくある。
実際には、どんなもんなんだろう??

 全くの捏造なら論外として、そうでなくてもどこまで信用していいやら・・・。
そういう研究が発表された。

.

国立がん研究所の調査報告なんだが・・・

がんの自己申告の正確さについて

がんの患者さんに対して、アンケートを行ったらどうなるか?
自己申告がどれくらいあてになるのか?という話だ。
近年は、がんは告知するのが一般的だけれども、
実際にアンケートをとるとどうなるのか?

以下、一部引用

何らかのがんにかかった人全体のうち、アンケート調査でも「がん」にかかった
と自己申告していた人は、53%でした。また、「がん」にかかったと自己申告し
ていた人のうち、本当にがんにかかっていた人は60%でした。
これを言い換えれば、47%の人はがんにかかってもそれを知らないか
言いたくないなど、何らかの理由で「がん」にかかったことを自己申告しない

また、40%の人はがんではなかったのに「がん」にかかったと誤って申告した
ことになります。

引用終わり。

 ようは、アンケート側は実は追跡調査ができるので、
「本当にガンにかかったかどうか」がわかるんだけれども、
それを知らない患者さん側が、どのように答えるか?という話だ。

 本当はがんにかかっているのに、そう答えない人もいるし、
がんにかかっていないのに、「がんにかかった」と言う人もいる。
それも、相当な数にのぼる、と。

.

 理由は色々あってわからないんだけれども、
この結果から考えるに、

「がんに対する自己申告なんざ、ほとんどあてにならない」ということが判る。
自己申告を元にしている研究も、あてにならんってことだな。

 そう考えると、

「○○を摂取してがんが治った!」なんて話は、
そもそも、本当にがんになっていたのか、から疑う必要が出てくる訳で。
他人の体験談なんて、もともとあてにならないもんだけれどもね。

 捏造ではなくても、本人が(勝手に)がんだと信じ込んでいるケースが
かなりの割合である、となると、もはや何を信じていいのかわからんな。(苦笑)

 体験談ではなく、ちゃんとした症例報告が必要ってことか。
本当に効果があるものがあったとしても、これは一筋縄ではいきそうにない。

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絵本について

 水曜日の確定拠出年金の連載が、とりあえず一息ついたところで、
水曜日に何を書こうか・・・、と考えていた。

 で、ネタとしてあるのは「絵本」かなぁ・・・。
水曜日の不定期連載は、「絵本」と「確定拠出年金」の二本立てで。
(えらくテーマが飛びまくっているが、今に始まったことじゃない。)
確定拠出年金のほうは、月に1回の定期報告、プラスアルファくらい。
たぶん、絵本ネタの方が多くなると思う。

 以後、絵本の話は「絵本」カテゴリーでまとめる。

.

 娘に絵本を読みだしたのはいつくらいからだろうか?
覚えていないけれども、結構な量の絵本を読んでいると思う。
つーか、そろそろ息子にも読み聞かせないといけないと思うんだが、
そっちはおざなりになっているような。w

 絵本は、基本的に市の図書館で借りている。
だいたい、3週間で返しているけれども、
返す時に次の絵本を借りてくる。これを繰り返している。

.

 絵本の選択は、基本は親。時々、娘本人。
選ぶのも結構難しいもんだ。何が受けるかもわかんないし。

 絵本を読むのは、たいてい寝る間際だ。一日に、2,3冊読む。
一回に借りてくる絵本はせいぜい6冊だから、2,3日のローテーションになるが。
それどころか、同じ本を何度も借りることもあったりして。w

 少なくとも、息子が小学校に上がるまでくらいは、絵本読み続けるんだろうなぁ。

 ちなみに、絵本の読み聞かせは、私と嫁が3:2くらいの割合かな?
基本的に、娘が寝るときに私がいれば、私が読む。そうでなければ嫁。
たまに、読むまでもなく寝てしまうこともあるが。w

.

 連載1回目(っつーても、過去に絵本をネタにしたことがあるが。)は
特定の本の紹介ではなくて、絵本そのものの話を。

 絵本の選択は結構難しい。
何が子どもに受けるのかがわかんないってのが大きい。

大人が「面白い」と思う話でも、子どもは面白くないかもしれない。
また、大人と子どもで、「面白い」ポイントが違う話もある。
王様の冬のへや」はなぜか子どもも好きだけれど、
私が受けたのは別の理由だし。w

 あと、制限として「寝かせる」ことを前提として読んでいるので・・・
あんまり馬鹿笑いするような話は、困るってのもある。
そういう絵本は、ばかばかしくて面白いけど、なぜか読む回数が少ない。(苦笑)

 逆に、子どもにはあまり面白くないものも、
寝かせるには最適!」というものもあったりして。
これはこれで、便利なんだけど、あんまり乱用すると、
絵本自体から逃げる子どもになるかも知れないし。

 昔話や、教訓めいた話は、親は好きだけれども、子どもはどうなんだろう?
正直なところ、あんまり面白くないものもあるかも。

 結局は、バランスなんだと思うけれど。
「名作」といわれる童話は一通り押さえておきたいとも思うし、
寓話なんかもいいけど、たまには思いっきり馬鹿な話もいいだろうし。
寝かせるための絵本だって、ありがたいもんだ。

.

 私が好きな絵本は・・・細かいところまで描きこまれているものかな。
メインとは違う、別のストーリーが見えたりすることまであるし。
そういうのは、子どもも好きだなぁ。

 あとは、リズム感のよい絵本。
日本語の美しさを感じさせてくれるような。
また、この手の本は睡眠効果も抜群だったりして。。

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アクトスと膀胱がん


 武田薬品の主力製品のひとつであるアクトス(ピオグリタゾン)が、
膀胱がんの発症リスクを高めるかも知れない・・・という話。

 実は、一般の新聞でも出ているが・・・
一番、公式な情報にリンクしておく。

http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/file/kigyo_oshirase_201106_1.pdf

一部引用

 2011年6月9日、フランス規制当局はピオグリタゾン塩酸塩を有効成分とする
医薬品の使用患者の膀胱癌発生リスクに関する疫学調査の発表を受けて、
これらの医薬品の新規処方をしないよう通達しました。

引用終わり

 「新規処方の禁止」ってことは、今現在服用している患者さんは、
継続してもいいってことだな。もっとも、勝手にやめることは厳禁なので、
医師と相談して決めることだ。

 詳しい内容は、タケダのHPにも出ている。

http://www.info.pmda.go.jp/iyaku_info/file/kigyo_oshirase_201106_1_m.pdf

 ポイントだけまとめると、
現時点でピオグリタゾンの服用を変更することは勧めていない
・欧州レベルでは、本件の評価は継続中であり、6月下旬に検討する。

 くらいかな。今のところ、日本では表立った動きは少ない。
しばらく様子見、といったところか。

.

 ピオグリタゾン(=アクトス)は、武田薬品の稼ぎ頭である。
こないだのダーゼンとは話の規模がぜんぜん違う。
(ダーゼンは年間売上67億円。アクトスは3879億円!)
これ、万一回収なんて話になった日には、いかに武田薬品とはいえ、
つぶれるかもしれんぞ。(苦笑)

 というのは、糖尿病のこの系統の薬って、ピオグリタゾンのみ。
ようは、武田の独占状態になっている。
糖尿の薬の中では、単純に血糖値を下げるだけではなくて、
他にも副次的な効果がいろいろあるし。
一言で言うと、「すごくよい薬」なんだ。

.

 なので、ヨーロッパの(フランスの?)ライバル会社の陰謀じゃないか
なんて話も一部では囁かれていたりする。w

 現実問題として、リスク0の可能性もあるとは思うけれども、
(武田さんは、前向きコホートでは有意差が出ていないと言ってた。)
若干のリスクがある可能性は否定できないと思う。

 あとは、アクトスの有用性がリスクを上回るかどうか、ってところか。
この辺がまた、微妙なところである。
アクトスはよい薬だけれども、変更が効かないか?というと
そこまで言い切れるだけの薬でもないんだよな・・・。

 さすがに武田さんもこの問題に関しては全力で抵抗するだろう。
ダーゼンの時はあっさり撤退したけど。w

.

 さて、日本においてはアクトスという薬は・・・
ジェネリック医薬品の発売が間近に迫っていたりする
この夏、最大の目玉商品なんだが。

 たぶん、日本の動きは鈍いんじゃないか、、と予想する。
つまり、このヨーロッパの報告は黙殺に近い形で動くんじゃないかと。
ヨーロッパが「武田つぶし」に動いているのかも知れないが、
日本だって、「武田びいき」で動くだろうよ、そりゃ。

 あるかないかわかんないくらいの微妙なリスクって言うのが、
一番対応に困るような・・・。
とりあえず、月末までは静観するか。

 患者さんに対しては、とりあえずは医師と相談するように。
間違いなく言えるのは、勝手に止めるのはよくない、ってことだ。
他の薬に変える・・・か、リスクに目をつぶるか。
 難しい問題ではあるな。

.

 H23/6/25追記

 追加情報を含めて、続報を書いています。

アクトスと膀胱がん(続報)

武田さんは、このままみんなが忘れてくれるのを待つつもりだろうか?
できれば、ちゃんと情報提供して欲しいところだけれども。

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1歳10ヶ月

 下の息子は、今日で1歳10ヶ月。
最近の成長記録。

1.言葉が増えてきた

 ちょっと前に比べれば、だいぶ増えたと思う。
「だっこ」とか「かーいい」とか「こわい」とか・・・。

 どうも、名詞よりも動詞や形容詞が増えていく傾向があるような。

 特に顕著なのが「かーいい」だ。
先日、100円ショップにて、ほぼ自由に行動させていると・・・

息子「これ、かーいい」

といっては、色々なものを買い物カゴに入れてくる。
どう考えてもかわいくないものもあったが。w

 ようするに、自分の好きなもの、気に入ったものが「かーいい」んだろう。
正しくない訳でもないか。

.

2.踊りだす

 人の動きをよくみて、真似るのが上手。
上の娘のまねっこは得意だけれども、
そうでなくても、テレビで見たとおりに踊ってみようとする。
 器用にまねるなぁ・・・。

.

3.いたずらひどい。

 モノを投げるのが一番困る・・・かなぁ。
当たったら痛いものもあるし。

もっとも、最近は怒られているのを理解しているようだ。
なので、結構こっちも本気で怒ることも。

.

4.健康?

 鼻水たれてることは多いけれども、比較的健康なんじゃなかろうか。
体重は11kgくらいかな。
食事も、特に問題ない・・・と思う。

.

 うーん、順調じゃないかな?
運動能力も問題ないと思う。
階段の上り下りも問題なくこなすし。

 体力はあるほうかも知れない。
娘と同じ散歩コースを歩いても、根を上げないし。
(娘の方が早く「だっこ」と言ってくる。)

 あと2ヶ月で2歳かぁ・・・。
もうちょっと言葉が増えてくると、楽しいな。

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かたつむりはいないの?

 雨が続く梅雨の天気。

 散歩にもいきずらいんだけれども・・・。

.

 かたつむりってみないなぁ・・・と思う。
以前に、子どもと一緒に探してみたけれども、見事にいない。

 子供向けの雑誌やらなんやらでは、
アジサイの葉っぱにかたつむりがいるのが定番。
だから、子どもも存在を知っているんだけれども・・・
実際には近所では見かけないんだよなぁ。
昔はいっぱいいたと思うんだけど。

.

 そろそろホタルのシーズンでもある。
ホタルは、もう近所にはいないのはわかっているけれども、
「どこに行けば見れる」というのもわかっている。

 でも、かたつむりは「どこにいる?」という情報すらないんだよなぁ。

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じゃぁ、どうしろと?

 ニュースより。
福島第2原発から、汚染水3000トンを海に放出することを検討している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110608-00000092-mai-soci

 以下、一部引用

東京電力は8日、福島第2原発1~4号機のタービン建屋などにたまった
放射性汚染水約3000立方メートル(約3000トン)を、海へ放出す
る検討を始めたと発表した。放射性物質は計30億ベクレルに上るとみら
れる。東電は放射性物質の除去をできるだけ進めたうえで、水産庁や地元
漁協などの了解を得たいと説明しているが、水産庁は「容認できない」と
反発を強めている。

 引用終わり

 数字がでかすぎてわかりにくいので、単位をなおしてみよう。
3000トンで30億ベクレルってことは、1トンで100万ベクレル。
1kgあたり・・・100ベクレル、であってるよね。
(6/12、追記、一桁間違ってました。正しくは1000ベクレルです。
 よって、以下の記述もあまり意味のないものになります。)

放射性セシウムは飲料水や乳製品で、1kgあたり200ベクレルが
規制値なんだけれども・・・。
 放射性物質の観点だけでいえば、この汚染水は飲料水の基準すら
クリアする程度の「汚染度」だ。
(実際は、津波=海水だから飲めないけどさ。)

もっとも、現状で海に放出するのは、基準値を上回っているので、
東電はさらにきれいに処理して、基準値を下回ってから放出する予定。

.

 正直、ニュースにするような話ではないと思う。
ニュースにするとすれば、水産庁が容認できない方だろう。
汚染水を処理して、きれいにしてから放出してもよい?と聞かれて、
「ダメ」って。じゃぁどうしろと?

 水産庁の意見を引用すると、
「除去するとはいえ、放出は地元漁業者を不安に陥れ、
 消費者に不安を与えるものであり決して容認できない」

 ようは、安全だけど漁業者や消費者が不安になるから、ってことか。
地元漁業者が言うのならともかく、水産庁が言うのはなぁ・・・。
この意見そのものが風評被害の発生源といわれてもおかしくないぞ。

.

 もともと、こないだの福島第一の時とは違って、
そこまで切羽詰っている訳ではない。
(少なくとも、放射性物質を除去できるだけの時間的余裕はある。)
漁業者や消費者に不安を与えないように、ちゃんと説明すればいいだろう。

 もっとも、この報道自体が誤解を招きやすい、とも思う。
ちゃんと読めば「たいしたことじゃない」って理解できるけれども、
見出しだけで判断してしまうと、「また何事!?」って思ってしまうぞ。
 

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健康食品の正しい利用法

 厚生労働省が、「健康食品の正しい利用法」というパンフレットを
HP上で公開している。

「一般の方を対象にした、健康食品に関する情報提供用パンフレット」
だそうな。

無料ダウンロード可能。pdfファイルになっている。

http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/dl/kenkou_shokuhin00.pdf

.

 実は、内容自体は先週にここでも紹介した、
サプリメントクイズ」と、かなり内容が重複している。

 表紙には「厚生労働省医薬食品局食品案全部」となっているけれども、
一番最後には、「発行/厚生労働省、(独)国立健康・栄養研究所」となっているし。

 流用したのかな?もしくは、国立健康・栄養研究所が作ったものを、
厚生労働省の名前で発行したのか。どっちでも構わんけどさ。

.

 内容に関しては、読んでもらう方が早いけど。
全体のスタンスを知ってもらうために、「はじめに」から引用する。

引用開始

 テレビ、雑誌、新聞、インターネットなどで毎日目にする健康食品。
市場にはさまざまな健康食品が流通していますが、健康食品が原因で
体調を崩す事例などもでてきており、注意が必要です。
 あふれる情報にふりまわされず、健康食品について正しく理解できるよう、
このパンフレットを参考に、冷静に考えてみてください。

引用終わり。

.

 このパンフレットの目的は、健康食品による健康被害を防ぐこと
というのがわかる。

「おわりに」の文章からも少し引用する。

引用開始

 新成分に多くの期待が寄せられ、研究の積み重ねによって新しい知見が
蓄積されていく最先端科学の様子は、誰にとっても心躍るものです。
しかし、健康の基本である「栄養・運動・休養」の3つの柱もまた、
科学の賜物であることを忘れないでください。ここでいう「栄養」とは、
決して、特定成分を濃縮して効率的に摂取することではありません
適量をバランスよく(多種類の食品をまんべんなく)食べるということです。

引用終わり(強調は引用者)

 色々と新しいものもでてくるけど、基本は変わらないよ、ってことだろうか。
基本的に、厚生労働省が健康食品を勧めていないというスタンスが垣間見える。

.

 リンク先読んでもらう方が確実なんだけれども・・・。
食品安全情報blogの畝山先生が、非常に簡単にまとめて下さっているので、
それを紹介する。(2011/6/3の記事より)

「正しい利用法」というのは一言で言えば「利用しない」

.

 うん、きれいさっぱり。身も蓋も無いな。w
でも、私も同じような印象をもった。

 正しく利用するためには、健康食品の正しい情報が必要なんだが、
「何が正しい情報で、何が間違っている情報か?」という選別が難しい。
 一応、専門家である薬剤師でさえ「難しい」んだ。
実際に、メーカーの説明にころっと騙される薬剤師も多い。(苦笑)
一般の人が情報の選別を行うのは、非常に難しいだろう。

 情報の選別が非常に難しいということは・・・
健康食品を正しく利用するのは、非常に難しいということになる。
そんなに難しいなら、利用しないという選択肢の方が
はるかに現実的、ってことになるわな。

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一喜一憂

 確定拠出年金(401k)の話。
すでに、拠出されてから2週間ほど経過しているが、
評価額が毎日のようにくるくる変わる。

 プラスに触れたかと思えば、一つのきっかけで
いきなりマイナスに突っ込むこともしばしば。

.

 実は、はじめのうちはかなりこまめにチェックしていた。
まぁ、チェックしたくなる気持ちはわかるなぁ。
うまくいっている(お金が増えている)と、特に。w

 ただ、本来の意義から考えると、一喜一憂するのは
あまりよくない、というか意味がないと思う。
もともと、もっと超長期の投資として考えているのだから、
一日数字がよかったといっても意味がない。
 もっというなら、一年や二年ぐらいでも意味がない。

 十年、二十年を通して数字を増やす必要があるので。

毎日チェックするのであれば、こまめに売買を繰り返す株式や、
FXでもやった方がいいんじゃないか、と思う。
資金がないからやる気はないが。w

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頭を狙った蹴り

 そろそろ、暑くなってきている。

 子どもというのは寝相がよくないものだけども、
うちの二人の子ども達も、もちろん寝相が悪い。

私は、基本的に二人の子どもの間で寝るんだけれども、
ひどいときには両方から挟み撃ちの攻撃を食らうことがある。w

 まぁ、間に私が寝ている主な理由がそれなんだが。
間に私がいないと、寝相の悪いもの同士、娘と息子で
ケンカになってしまう、という。w

.

 先日のとある明け方。

 頭に強い衝撃を受けた。
もちろん、寝ているから何がなんだかわからない。
でもまぁ、息子が攻撃しているんだろう、と思って、
ほったらかして寝ていると・・・

 しつこく、頭を攻撃してくる。
かなり強い攻撃だったので、いったい何?と思って、
目をうっすらあけてみたところ、
どうも、足で蹴られているようだ。
 それにしても、強烈な蹴りだなぁ、と思って見ていると、

・・・息子の目は笑っていた。

起きてるやん・・・。

 ようするに、寝相が悪いわけではなく、
故意に、私の頭を狙って蹴っていたわけだ。
ちょっと勘弁して欲しい。
 とりあえず、布団にもぐって完全ガードしたけど。

.

 うーん、あれだな。娘が私と遊ぶときに、よく蹴るからなぁ。
(といっても、プロレスごっこみたいなもんだから、それ自体はいいんだが)
それを見てた息子が学習したんだろう。

 それにしても、頭は勘弁してほしいぞ。w

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高熱出してた。

 先週末からの話。

 実は、高熱を出してダウンしていた。
おそらく、先週の嫁の風邪が、息子経由でうつったんだと思われる。

 のどの痛みを感じたのが水曜日くらいから。
木曜日の夜にはたぶん熱が出ていたと思う。
金曜日の朝の時点で、(薬をのんで)37度9分。

 しかし、シフトの都合上どうしても仕事は休めない。
いや、本当に困ったらもう一人のスタッフ(休みの予定)と
変わってもらうつもりだったんだけれども・・・
 この人に朝電話しても、つながる気がしない。(苦笑)
(独身のオトコがシフト上休みの日の朝に起きてる訳ない。)

 どう考えても、店を開けることが出来る(=店舗の鍵をもってる)のは
私だけだったので、なんとか出勤。

 薬が効いている間はなんとかなったが、
昼になってさらに熱が上がる気配があり、
ここで早退を決意。

 前述のスタッフに連絡を入れて(昼なら起きてるだろ。w)、
交代してもらった。
無理をすると危険、という判断による。
帰れるうちに帰ったほうがよい、と。

.

 家に着いたくらいまでは、まだ体が動いていたんだけれども、
そこからさらに熱が上がり、39度を超えてきた。
まぁ、先週の嫁の様子から考えて、予想通りとも言える。
(ほぼ同じ経緯だし。)

 土曜日は、もう休むと決めていた。
最初から休む気ならば、シフト調整はなんとかなるし。
状況によっては出れたかも知れないし、
結果的には出勤できないこともなかったんだけれども、

「朝の様子をみて、出勤するかどうか決める」ってのは、
結局、応援要因のスタッフに待機を命じることになるので。
それくらいなら、最初から休みと決めちゃったほうが
お互いに楽だろう、と。

.

 土曜日の午後には熱も下がった。
のどの痛みや、体のだるさは残っているので
完全回復とはいかないが。
 まぁ、月曜日にはほぼ問題なくなっているだろう。

.

 ところで、そんな状況でありながら、
ブログはほぼ通常通りに更新していたことについて。w

 昔は、ストックを何本か用意しておいて、
そのつどアップしておく、という手法を使っていたけれども、
最近は、「前もって時間指定してアップしておく」という方法を取っている。

 子どもと一緒に夜9時に寝てしまうことがあるからだ。w

実は、先週末の記事(2日、3日、4日)の記事は、
全て木曜日(まだ余裕があった時間に)アップしてあったものだ。
公開日時をずらしてあるだけ。

 これやると、速報性の高いニュース記事は対応しずらいんだけどね。

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サプリメントクイズ

 独立行政法人 国立健康・栄養研究所の中の、
「健康食品」の安全性・有効性情報(ああ長い)のページ内に、
最近、「Mrサプリのサプリメントクイズ」なるコンテンツが加わった。

一応、リンクをはっておく。

Mr.サプリのサプリメントクイズ

.

 えっと、このコンテンツは・・・

平成21年度厚生労働科学研究費補助金、食品の安心・安全確保推進研究事業、
「健康食品の情報提供システム体制の構築と安全性確保に関する研究」の一環
として作成しました。

 ということらしい。
どれだけの予算を使ったのか、興味深いな。w

.

 まぁ「サプリメント」全般に関する○×クイズだ。
私もやってみたが・・・簡単すぎる。もちろん全問正解。

例えば、こんな感じ。

「動物に効果があったら、ヒトにも効果があるの?」

○か×か?

 答えはもちろん×。そうとは限らん、、わな。
そんな感じのクイズが、全11問ある。
ちゃんと詳しい解説も書いてあるので、しっかり読めば勉強になる。

.

 ただ、ここに書いてある内容を全部信じると、
信用に値するサプリメントなんか、ほとんど存在しない」という
結論になると思うんだが。w

 だって、体験談も動物実験も専門家も天然モノも、
それだけで信用しちゃいけない、ってんだから。

.

 このサプリメントクイズ、試みとしては評価したいんだけれども、
実際問題としてどこまで効果があるかは微妙だな。

 そもそも、このサイトまでたどり着ける人間ってのは、
その時点で一般人よりもはるかにリテラシーが高いと思うから。
このサイトを読める人間であれば、そもそも怪しげなサプリメントに
引っかかるようなことはないと思う。

.

 個人的には、ドラッグストアの店頭でやってみたいが・・・
たぶん、上層部に却下されると思う。
(だって、自分とこの商品も売れなくなるもん。w)

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内閣不信任案否決。

 ニュースより。

 内閣不信任案はごたごたの結果否決された。

「菅内閣不信任案を否決」

以下、一部引用

菅内閣に対する不信任決議案は2日午後、衆院本会議で採決され、
賛成152、反対293(投票総数445、過半数223)で否決された。
菅直人首相が民主党代議士会で自発的な退陣を表明したことを受
けて、小沢一郎元代表が「首相から今までなかった発言を引き出し
たのだから自主的判断でいい」と支持派議員に不信任案に賛成し
ないよう呼びかけたため、民主党内からの大量造反はなかった。

 引用終わり

 不信任案は否決されたけど、菅内閣は(いずれ)退陣する。
政治の世界は、私にはもはや理解不能だ。

 簡単に流れを書いておくと、

 自民・公明らが、不信任案を提出。
これに、民主党の小沢、鳩山両氏が賛成する構えを見せた。
普通に考えると与党が大多数を握っている衆院で、
不信任案が通るわけはないんだけど、民主党からの造反しだいでは
危うくなった。
 このまま採決になると・・・
内閣不信任案が可決される可能性がそれなりにあった。
(私の勝手な感想では、60%くらいじゃないか、と。)

 ここで、菅総理は追い込まれた。
このまま採決して、可決された場合、総辞職が総選挙になってしまう。

 逆に、否決されたとしても、大量の造反を出してしまうと、
処分せざるをえない、そうすると、小沢氏らは菅さんの民主党とは
袂を分かつことになる。それも、困る、と。

.

 造反する(と思われた)小沢さん、鳩山さんにしても、
総辞職ならともかく、こんな状態で選挙なんかやりたくない訳で。

そこで、お互いに激しいけん制合戦となる。

 菅さんは、「可決なら総選挙」と繰り返して造反を抑えようとする。
小沢さんは、新党立ち上げも辞さず、の構えで菅さんに対応するけれども、

どっちも、本音としてはそんなことやりたくないわけだ。
チキンレースだな。

.

 結果として、菅さんが折れて「一区切りついたら退陣するから」という
理由でもって造反を押さえ込む。
こうすれば、民主党の分裂を(とりあえずは)防ぐことができるし、
内閣不信任案も否決できるんだけれども・・・

 激しくわかりにくいぞ。w

 なんで、「退陣予告」した総理大臣を信任するんだよ。(苦笑)

.

 どうも、最初からこの「落としどころ」は決まっていたんじゃないのかな?
単なる茶番劇じゃないか、と言われてもおかしくないだろ。

ばかばかしいとしか言いようがない。

 こんなんじゃ、政治不信は募るばかりだ。
とりあえず、現職の国会議員は全員クビでよくない?
復興なんてする気ないんでしょ?

.

 まぁ、最悪のケース(解散総選挙)は避けられたと言えるけど・・・。
こんな時期に選挙やってる場合じゃないだろ。

.

 結局は、「世論」の動きによって政治の流れも変わるのかなぁ、、と。
私は、今はとりあえず菅さん支持だ。他にいないし。
菅さんがベストだとはとても思えないが、こんな時期に首相を変えたりだとか、
選挙やるなんて正気の沙汰とは思えない。

.

 少なくとも、原発対応に関しては菅さんにそれほど失策はないぞ。
菅さん以外の誰がやっていたとしても、結果はさほど変わらんよ。
この国の「犯人探し」の風潮には、少し嫌気がさしてきた。

 「情報を小出しにして」っていうけれども、
それは首相がコントロールしているわけではないだろ。
もっといえば、東電がコントロールしているわけでもない。
コントロールしてるなら、こんな馬鹿な情報の出し方しないってば。

 今の原子炉がどうなっているかなんて、誰も確認できないんだ。
いや、文字通り死ぬ覚悟があれば可能だけど。マジ死ぬから
それでちょっとずつ情報を集めるしかない。
結果として情報が小出しにされる・・・。それだけの話だ。
世の中には「不可能」ということもあるんだ。神さまじゃないんだから。
誰がやっても不可能だと思うぞ。

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携帯の電磁波に発ガンリスクの疑い

 健康情報・ニュースより。

 携帯の電磁波に発ガンリスクの疑いがあると報道があった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110601-00000672-reu-int

以下、一部引用


世界保健機関(WHO)の専門組織、国際がん研究機関(IARC)
は31日、携帯電話の頻繁な利用によって特定の脳腫瘍が引き起こ
されるリスクが高まる恐れがあるとの見解を示し、消費者に対し
影響を最小限にとどめるための措置を講じるよう促した。

 (中略)

携帯電話の使用について、5段階で示される発がんリスクの
カテゴリーで、上から3段階目となる「発がん性が疑われる
(possibly carcinogenic)」に位置づけた。
このカテゴリーには他に鉛、クロロホルム、コーヒーなどが含まれる。

調査チームは、より明確な答えを得るには長期間にわたる詳細な
研究が必要とした上で、今回の判断を受けて、WHOが携帯電話の
使用に関するガイドラインを見直す可能性があるとの見方を示した。

 引用終わり

 実は、携帯電話の電磁波による発ガンリスクについては、
ずっと前から議論になっていた。
色々なレベルの問題があるんだけれども、今回問題にされたのは、
携帯電話そのものから出ている電磁波だ。
 これが、頭に非常に近い位置で使われるために、
電磁波が頭に悪影響を与えてもおかしくない、、というもの。

 今回の結果について、簡単に解説。

 IARCは、上から3段階目のグループ2bに分類した。
5段階のうちの上から3段目だけれども、
一番上のグループ1は、「確実に発がん性があるもの」
一番下のグループ4は、「おそらく発がん性のないもの」

 私の感覚でグループ2bは、はっきりとはわからないけれども、
発がん性があってもおかしくないもの、ってとこかなぁ。

IARCの発がん性リスク一覧がウィキペディアであるから、
見たほうがよりわかりやすい。

 ちなみに、グループ1で身近にあるものとしては、
「タバコ」「酒」「日光」などがある。

.

 IARCの分類で気をつけなくてはならないのは、
あくまでリスクが「ある」か「ない」かしか分類していない点だ。
リスクがある可能性について分類しているだけで、
リスクの大きさについて分類している訳ではないのに注意が必要。

 タバコも酒も日光も、X線も全部「グループ1」
でも、これってリスクの大きさは相当な幅があると思うぞ。
タバコにしても、喫煙も受動喫煙もグループ1になっているが、
この二つのリスクはどう考えても同じではないだろう。

.

 つまり、携帯電話には脳腫瘍などを引き起こす発ガン性が
あるかも知れないけれども、その強さに関しては全く評価されていない。

 私は、携帯電話に発がん性が仮にあったとしても、
微々たるものじゃないかなぁ・・・と予想している。
そんなに大きな害があったら、もっと前に判っているはずだ。
.

 結局のところ、「更なる調査、研究が必要」なのは間違いない訳で。
無茶な使い方(例えば1日8時間通話しっぱなしとか)は
やめた方がいいと思うが、必要以上に気を使うこともないと思う。

 一応ニュースにはなっているけれども、
たぶん、みんなあまり気にしないんじゃないかな、と予想。
それだけ、みんな携帯電話に依存してしまっているから。w

 

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確定拠出年金記録

 毎月、基本的には第一水曜日に、確定拠出年金の記録を残しておくことにする。
今回は、その第一回。

 100p=一ヶ月の拠出金額として、記録する。
(先月+拠出金+収益=今月)単位はp。

        先月   拠出金   今月   収益
定期預金               4435    4435
海外株式         3199    3199
海外債券         1294    1294
国内株式           413          413
国内債券                   515          515
合計                        9856        9856

 1pがいくらか知りたい人は、個人的に聞いてください。(苦笑)

 なんで、わけわからん拠出額になっているかについて・・・。
基本的には、拠出金+制度移行金のうち、半分を定期預金に。
1/4を海外資産を中心として投資。
さらに1/4は短期売買用資金なんだが、これは全部海外株式に突っ込んだ。

 さらに、定期預金から毎月400pずつを拠出金に上乗せしていく予定なので・・・。
書いていても訳わからんな。w

まぁ、初期資金はそんな感じで分配した、ということだ。

.

 来月以降、会社から100pずつ拠出されるが、これに合わせて、
定期預金から毎月400pずつ、リスク資産に移動させていく予定。
1年後には基本的に定期預金を0にするつもりだ。

 これは、投資時期を(少し)分散させて、高い時に一気に買うことを防ぐため。
一瞬で全額突っ込んでしまうと、例えば明日大暴落したら目もあてられんからな。
まぁ、どうやってもリスクはつきものなんだけど。。
少しは減らしておきたいので。

 

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