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耳鳴りは難病である

 耳鳴りという病気がある。
一般には、難聴と同時に出現することが多い。
この場合は、難聴の治療をすることで、耳鳴りも自然に治る。

 ところが、慢性化した「耳鳴り」というのは非常にやっかいだ。

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 一見、簡単そうな病気のように思われるが、実ははっきりした治療法は存在しない。
耳鼻科の先生方は、みな苦労していると思われる。
いろいろ試してみるけれども、なかなかうまくいかず・・・。

 こないだうちにきた耳鳴りの患者さんは、
医師から「たぶん効かないと思うけど、駄目で元々で薬だします
といわれたそうだ。w
先生、それはさすがにぶっちゃけすぎ。

 でも、実際に慢性の耳鳴りの治療なんて、
「ダメモト」のオンパレード。何か効果があれば儲けもん、くらいだ。
 小林製薬の「ナリピタン」なんかも、その程度だけど・・
それでも効果のある人もいる。(効果があればラッキー!と思おう。)

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 で、たいていの場合、耳鳴りって生命に別状はない。(ごく一部の例外を除く)
でも、本人にとってはかなりのストレスになりうる。
そこが、医師の治療に対する態度と患者さんとのギャップになりうる。

 「耳鳴り」は、実は結構な「難病」だってことだ。

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 昔、私の受け持ちの患者さんも、耳鳴りに苦しんだことがある。
いろんな医師から、いろんな薬を処方されていたが、結局最後まで
よくならなかった。

 ところが、ある人に言われた言葉で、すっきりと治ってしまったそうな。
耳鳴りを知人に相談したところ・・・

「そんなん、私もそうや。あんなもん、気にしたら負けやで!」

 この一言ですっきり楽になり、自覚症状がほぼなくなったそうだ。w

「気にしたら負け!」
こと、慢性の耳鳴りに関しては真理だと思う。
けど、医師(や薬剤師)からみれば、これ言ったらそれこそ「負け」だよなぁ。

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