アレジオン10 発売
アレルギー性鼻炎に対する薬(抗ヒスタミン薬)で、
エスエス製薬から、アレジオン10が新発売された。
これは、1類のスイッチOTC。
医療用でも、同じ名前(アレジオン)の薬がある。
医師が処方する薬が、どんどん薬局で売れるようになってきた。
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希望小売価格が、6錠で1280円・・・。
まぁ、6日分と考えれば、1日200円程度と言えなくはないが。
ちょっと高いように感じてしまう。
同じスイッチOTCのザジテン(ケトチフェンフマル酸塩)は、
10カプセルで1260円。これ、5日分になるから、
そう考えると、アレジオンの値段はそれほど高くはない。
(ちなみに、アレジオン10mgの薬価は133.6円。元々高い。
ただし、ジェネリックになると、半額以下のものもあるが。)
一番のウリは、「眠くなりにくい」ことだろう。
以前、ザジテンがスイッチされた時も、「眠くなりにくい」と言われたが、
アレジオンは、さらに眠くなりにくい。
・・・というか、医療用扱ってる薬剤師としては、
そもそも「ザジテンが眠くなりにくい」ってのが、おかしいんだが。
医療用の中では、ザジテンは眠気が多いほうだと思うぞ。
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これは、「抗アレルギー薬」発展の歴史だな。
実は、効果としては初期の薬の方が強いんじゃないか、と思うこともある。
ただ、眠気・他の副作用が強いので、
この系統の薬は、「いかにして副作用を減らすか?」という方向に
進化してきている。逆に言うと、効果のほどは、あまり変わっていない。
よくいえば、「安全性を高める」方向に進んでいるわけで。
そういう意味では、進化している医療用の薬の方が、
市販されているOTCよりも安全性は高いんじゃないだろうか。
(だから、スイッチOTCになりやすい、という側面もあるかも)
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アレジオンの利点は、副作用の少なさ。1日1回でよい、という点。
(ただし、1日1回寝る前が基本ってことは、眠気はゼロではない。)
ただ、私が疑問に思うのは、10mgで効果あるのか?と。
医療用では、1日20mgで使うことの方が多いと思うんだが。
その意味では、1mgを2回服用する(医療用とほぼ同じ)ザジテンの方が、
効果は期待できると思う。
もっと言うなら、もっと古い(そして安い)抗アレルギー薬の方が
効果があるかも知れない。眠気は多くなると思うが。
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簡単に言うと、抗アレルギー薬に関して言うならば、
値段の高さ→副作用の少なさ、という関係であって、
副作用よりも効果を求める人であれば、別の選択肢でいいと思う。
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もっとも、花粉症のような季節性のアレルギー性鼻炎であれば、
病院を受診する方が、トータルでみて確実に安上がりだ。
5日や1週間しのげばいいってんならともかく、
アレジオンを1シーズンのみ続けるんなら、病院行ったほうが安い。
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もう一つの選択肢としては、漢方薬(小青竜湯)という手もあるな。
眠気もないし、値段もそれほど高くない。
ただ、効果のほどは・・・西洋薬ほどには期待できないかも。
.
<<追記>>
コメント欄にも有用な情報があります。
ぜひ、読んでください。
(本当は、本文を書き換えた方がいいのかも知れませんが。)
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コメント
いつも楽しみに読(逃げ)させていただいています病院勤務薬剤師です。アレジオン10がOTCになりましたね、ところで抗ヒの眠気と効果に関してM3.COMニュースでタイムリーに取り上げられています「共同通信社10月25日配信」です。概要は「眠気と効果は相関しない 眠気が強い⇔効果が強い と言う風評は医師や薬剤師など医療従事者が発信元」と言った趣旨です。私的にも第一世ポラ○○○は眠い効く、第二世アレ○○は眠くない効かないを体験しますが…どうなんでしょう??チビちゃんたちと孫(3歳と5歳)がオーバーラップします(^o^)/
投稿: さくら | 2011-10-27 02:01
アレジオン10に関してはアレルギー性鼻炎のみの適応で、
エスエスの商品説明によると鼻炎に関しては10mgと20mgで効果に差がないため問題ないとの事でした。
念のためアレジオンのIFで確認したところ同様の記載がありました。
眠気は脳へ移行するか(血液脳関門を通過するか)の問題なので、治療効果と相関はしないでしょう。
ただ、1世代の抗ヒス薬は抗コリン作用も併せ持つので、鼻汁分泌抑制が働き、効き目がよく感じるのかもしれません
投稿: マサ | 2011-10-27 15:39
>さくらさん
コメントありがとうございます。
理論上は、相関はないはずなんですよね。
おそらく、効き目は変わらないと思います。
でも、なんとなく第一世代、というか
眠気の強い薬の方が効く気がしてしまうんですよね。w
プラセボ効果みたいなもんかも知れませんが。
「眠気の強い薬の方が効いた気がする」ってことで、
患者さんもそう思い込むのかも知れません。
で、プラセボ効果が高めに出る、とか。
医療者としても、結果としてそっちの方が効果が
高く感じるので、そのように言ってしまう。
・・・以下、繰り返し。
医療者か患者か、どっちが先かはわかりませんが、
根拠のない風説が、効果を高めているんでしょうか。
もっとも、この研究は皮膚科領域の話のようなので、
鼻炎に関して言えば、マサさんが言われているような
抗コリン作用が関係しているのかもしれませんね。
>マサさん
情報ありがとうございます。
添付文書では、「症状に応じて適宜増減」でしたが、
IFまでいけばちゃんと情報あったんですね。
10mgでも20mgでもさほど変わらないのであれば、
10mgでいいんでしょう。ただでさえ高い薬だし。
仮に、20mg服用可、と言われても
値段が値段なので、やっぱり躊躇しますね。(苦笑)
投稿: kitten | 2011-10-27 21:28