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海外のコメの値段

 TPPへの交渉参加は、日本の国論を二分する話になっている。
これに関しては、TPP推進派=民主党=批判すべき、とはならない。

 民主党内にも、TPP反対派はいるし、
自民党も、賛成派もいれば、反対派もいる。

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 輸出しやすくなるわけだから、単純に考えて財界は賛成だろう。
電化製品や自動車の方は、メリットが大きい。

 逆に、海外の安い農産物が入ってきて困るのは農業。
なので、農業系の人たちは、もちろん反対に回る、と。

 実は医療でも色々と言われているんだけれども、
正直、混合医療が解禁されたところですぐにどうってこともない。
将来的には色々あるかも知れないけれども・・・。
TPPなんか関係なく、混合診療は解禁される可能性があるわけだし。

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 ようは、TPPに参加してメリットのある人もいれば、
デメリットのある人もいる。
個々の話ではなくて、全体としてどうなのよ、というところが
問題になるような気がするが・・・。みんな、自分とこの業界の話しか
しないから、全体像が見えにくいように思う。

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 さて、先日の読売新聞の世論調査によると、
「仮にコメの輸入が自由化された場合、価格が高くても国内産のコメを買いたい」
と答えた人が89%というデータがあった。

 ほんまかいな?w

 どれくらい海外のコメが安いか、わかっているのか?と聞きたくなった。
コメの国際価格を調べてみたところ、2011年10月で、602(米ドル/トン)
関税とか一切無視して、この数値から値段を計算すると、
10kgで6.02$。1$=80円として、482円

 コメ10kgで500円弱
そりゃ、金持ちは悩まずに国産買うだろうけどさ。
私はちょっと悩んでしまうぞ、この値段。(汗)
主食だしなぁ・・・。

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 この事実から、二つほど感想を述べる。

 一つには、日本の農業の生産効率がいかに悪いか、ということ。
この価格差を、このまま放っておいていいのか?
どうすればいいかはわからないけど、
日本の農業は、絶対にこのままじゃダメだろ

 もう一つ。「消費者」の目線からすれば、TPPは悪い話じゃないってことだ。
どうも、生産者側の主張の方が目立っているけれども、
消費者としては、選択の幅が増えるのは歓迎すべきなんじゃないかな?
その辺の議論もあってしかるべき、と思う。

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