原発事故、冷温停止状態と宣言
昨日のニュース。
野田首相が、福島第一原発の事故について、「冷温停止状態」が実現し、
事故収束に向けた工程表「ステップ2」が完了したと確認した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111216-00000079-jij-soci
野田首相、事故収束を宣言=「冷温停止状態」達成
以下、一部引用
東京電力福島第1原発事故で、政府は16日、原子力災害対策本部
(本部長・野田佳彦首相)の会議を首相官邸で開き、原子炉が安定した
「冷温停止状態」が実現し、事故収束に向けた工程表「ステップ2」が完了した
と確認した。野田首相は「原子炉は冷温停止状態に至った。不測の事態が
発生しても敷地境界の被ばく線量は十分に低い状態を維持できる。
発電所の事故そのものは収束に至ったと判断した。早く帰還できるよう
政府一丸となって取り組む」と宣言した。
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引用終わり
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「原発事故そのものは収束に至った」か。本当に長くかかったな・・・。
今年3月からだから、9ヶ月かかったことになる。
もっとも、この「冷温停止状態」という宣言にあまり意味はない。
言葉を勝手に誤解して、勝手に怒っている人もいるけれども。
私は、せいぜい「いきなり爆発したり、突然悪化したりすることはない」
という宣言にすぎないだろう、と見ている。
そういう意味では、「事故そのものは収束」でいいと思う。
現に、新たな深刻なトラブル、というのはもうかなり長いこと起きていない。
新たに分かった情報によって、深刻なトラブルであった(過去形)ことが
分かるかも知れないけれども。
もちろん、後始末は山のように残っているので、
ある意味「ここからがスタート」だし、それは政府だって承知の上だ。
誰一人として「これで終わり」なんて思っている訳はないだろう。
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しっかし、冷温停止宣言出して批判が出る理由がわからん。(苦笑)
何が何でも、「原発は危ないもの」と言いたいんだろうか?
宣言出さなくても、結局批判したい人は批判するんでしょ。
私は、今回の宣言自体は批判はしないが評価もしない。
あくまでパフォーマンスであり、宣言を元に何かが変わるわけではないので。
あ、、でも、ここまで頑張った作業員の方々には敬意を表する。
よくここまでがんばってくれたもんだ。特に初期の頃は本当にやばかったし。
彼らが頑張ってくれたおかげで、私達はこの程度の被曝量で済んでいる。
それを忘れてはいけないだろう。
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