ぼくにげちゃうよ
水曜日は絵本の話。
最近、借りてきた絵本から。「ぼくにげちゃうよ」
例によって、リンクは絵本ナビ
以下、紹介文引用
子うさぎと母さんうさぎの、追いかけっこのような会話がほほ笑ましい絵本。
愛されているからこそ逃げたい、でも最後には安心できる場所に戻りたい
――そんな幼児心理が、うさぎの親子の会話を通して描かれています。
初版は1942年。モノクロとカラーページが見開きで交互に登場する構成
は文章に弾みをつけ、次はどんな問答なのか興味をかき立てます。
特にカラーページは母さんうさぎの答えがそのまま描かれ、子うさぎと
母さんうさぎがいろいろなものに変身して登場。魚になったり、岩になったり
、このちょっぴり奇妙な変身が子供たちの目を奪うことでしょう。
引用終わり。
特に、カラーページがうまく描き込まれていて、面白い。
小魚になったうさぎを釣る餌がニンジンだったり。w
初版は1942年とあるけれども、これはもちろん海外版の話。
(日本だと戦時中になる)
日本では、1976年に発売されている。
絵本の中でも「古典」とも「定番」とも言えるものらしい。
「2世代にわたって読み継いでもらえるように」ってことなんだけど・・・
・・・私、これ子どもの頃に読んだ覚えがある。
なんだ、しっかり2世代に読み継いでいるじゃん。w
.
といっても、覚えていてこの本を借りたわけじゃない。
正直、タイトルを見ても全く覚えていなかったんだけれども、
途中のページを見て、記憶がフラッシュバックした。
母さんウサギが「木」になる絵があるんだけれども、
これがなんだか「怖かった」という印象があって、
それを見た瞬間に「見たことある!」と思い出した。
・・・怖かった印象で残るのってどうなんだろうね?w
私の子どもたちも、大きくなって自分の子どもに読ませることあるかな?
とか思ってしまった。
.
ところで、絵本ってのはあまり「流行」がないものだから、
古典的な絵本ともなると、かなり昔から読み継がれているものが多い。
子どもの興味って、今も昔もそう変わらないからなぁ。
私の中では、もちろん「ぐりとぐら」だけど。
もっと赤ちゃん向けだと、「いないいないばあ」なんかも古典中の古典。
海外だと、ピーターラビットとかは、古典なんだろうなぁ。
それを言うなら、「童話」なんてものもある訳で。
今も昔も、子どもの好きな話って、そうそう変わるもんじゃないよなぁ。
もうちょっと大きくなると、だいぶ変わってくるんだろうけど。
.
ある意味、普通の小説や文学なんかより、「後世に継がれていく」ことは
多いんじゃないかと思うけど・・・。
でも、逆に常に「過去のベストセラー」との戦いを強いられるわけで、
絵本作家さんっていうのも大変なんだろうなぁ、と思ったりした。
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