インフルエンザ注意報・その2
昨年末、個人的にインフルエンザ注意報を出したけれども、
実は、年明けは予想に反して比較的落ち着いていた。(苦笑)
学校が始まってからも、1週間ほどは平穏無事だったんだけれども、
今週からまた患者さんが増えてきている。
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聞けば、そろそろ学校や幼稚園などでも増えてきている様子。
もう、完全に流行に入りそうな勢いだ。
厳重な注意が必要。
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まず、外出後の手洗いは必須。もちろん、食事前にも。
あとは、マスクやうがいなどの防衛策もあってもよいと思うが。
個人的にやっている感染対策として、
「みんなが触るところに、指で触らない」という作戦。w
例えば、ボタン式の自動ドアであったり、ドアのノブであったり。
ヒジを使ってあける。ちょっと行儀悪く見えるかも知れないが。
ようは、指先を使ってしまうと、何かの拍子に顔や口を触ってしまって
体内に入る可能性があるけど、ヒジならそんなことはないだろう、と。
(くしゃみを抑えるのに、手のひらではなく、袖口を使った方がよいのと同じ)
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あと、抗ウイルス薬(タミフルなど)の治療の望む人は、
まず、前もってインフル検査をクリアする必要がある場合が多い。
(医師や流行状態によっては、いらんこともあるが)
そうなると、発熱してすぐに行っても検査できない。
検査に最適な時間帯は、発熱後12時間以降。
でも、発熱後48時間たってしまうと、今度は抗ウイルス薬の意味がない。
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なので、病院に行くタイミングは十分に考えたほうがよい。
また、この時期に「大したことない」病気で病院に行くのは注意。
逆に、インフルエンザをもらうようなことになれば、目もあてられない。
もちろん、判断がつかなければ受診するしかないんだけど・・・。
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まだ、流行初期だし、あくまで私の個人的主観なんだけど、
今年のインフルエンザは、去年とくらべて、症状が重い感じがする。
具体的には、熱が高い人が多い、というか・・・。
これだけだと、あくまで主観だけど、客観的な情報として、
今年流行しているタイプは、A香港型がメインとなっている。
去年、あるいは2年前のシーズンは、いわゆる「新型」がメインだった。
いわゆる「新型」の一番の特徴は「症状が軽い」こと。
熱もそれほど高く上がらなかった。(その分、胃腸症状があったけど)
今年は、「新型」は比較的少ない・・・ってことは、去年に比べて
症状が重い人が多い、ってのは言えるかもしれない。
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最後にもう一つ。
タミフルの異常行動ばかりが問題になったが、
他の抗ウイルス薬にしても、異常行動がありえない訳ではない。
また、そもそもタミフルに関係なく、異常行動はありえる。
(因果関係ははっきりしないけど)
なので、発熱後二日間は、服薬の有無に関わらず
異常行動に注意したほうがよい、ということだ。
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